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【連載第3回】ゲームライフに役立つグッズをレポート

ニンテンドーDS&PSP収納編


当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。



 ニンテンドーDS(以下NDS)やPSPを購入した方の多くは、数本のソフトを同時に購入していることだろう。どちらも携帯ゲーム機というわけで、研究所員各メンバーもこの2機種が手元にやってきてからというもの、NDSとPSPの本体と対応ソフト各種をカバンに忍ばせて日々暮らしているわけだが、ここで頭を悩ませるのが、本体とソフトの持ち運び方法だ。今回の「ゲームグッズ研究所」では、悩みどころのNDSとPSPの本体と対応ソフトを持ち運ぶ際の収納方法について考察していこう。


●本体収納編:守れ! 本体を! 本体を包み込むケース達!

・NDS編

 まずはNDSだが、NDSを折りたたみ、そのままカバンに放り込んでも問題はないだろう。用心のために液晶保護シートを装着していれば、まずは万全だろうと思うのだが、それでも、「カバンの中に入れている他の物とぶつかって本体のどこかに少しでも傷がついたりしたらイヤだ!」という方には、インナーポーチなどのライセンス商品が多数登場しているので、活用していきたい。

 NDSの公式サイトに掲載されているライセンス商品のページでは、現在発売されているケースや保護フィルターなどの専用グッズが閲覧できる。通常、カバンを利用しているユーザーなら、NDS収納用として考えられるのは、キーズファクトリーより発売されている「3DメッシュカバーDS」やコトブキシステムの「シェルパックDS」などのインナーポーチやケースタイプのものが気になるところだろう。

ある研究所員が愛用している「シェルパックDS」は、落ち着いた外見から、“いかにも”な雰囲気が出ていなくてありがたい。シンプルに本体を包み込むだけの作りながらも、しっかりと本体を守ってくれる。購入価格1,260円

・PSP編

公式アイテムであるPSP専用ポーチは本体にジャストフィット! かさばらず、かつ確実にPSPを保護してくれる。ポーチ単体での購入価格は2,000円
 PSPの収納、と考えると、やはりなんといっても、現在発売されている「PSPバリューパック」に付属しているPSP専用ポーチをまずオススメしておきたい。このポーチはさすが専用というだけあり、本体とのフィット感や保護の度合いは折り紙つき。ケースの左端には、ヘッドホン用の端子やストラップ装着部を外に出せるスリットがあり、ヘッドホンやストラップを付けたまま収納できるため、使用感もいい。この専用ポーチは単体でも発売されている。

 また、ゲームテックからも「ゲームポーチP」というPSP専用のポーチが発売されている。カラーバリエーションは、“ブラック”、“ブルー”、“グレー”の3種類。ファスナーを開閉すると上下にケースが開く形状をしており、ケースの上側にはPSP用のUMDやメモリースティックDUOを収納するポケット、下側にはPSPを収納するスペースと落下防止用バンドが設けられている。

 PSPを収納する際は落下防止用バンドでPSP本体を固定するという方式になっており、ケースに収納したままゲームを楽しむことができる。「電車内などで、PSPをむきだしにして遊ぶのはちょっと抵抗がある」という方に向いた商品だろう。ただ、ポーチの形状的に仕方ない部分だが、プレイする際にポーチごとPSPを持つ形になるので、フィット感が変わるほか、落下防止用バンドが液晶の左右端に少し被ってしまうのは残念なところ。

ゲームテックの「ゲームポーチP」。購入価格は850円。本体をケースに入れたままでも操作が可能。だが、落下防止用バンドが画面の両端に被り、一部が見えなくなってしまう。UMDの収納は基本的に4枚まで。開口部が大きいため開けっ放しにしているとホコリが入る危険はあるが、本体とUMDを同時に収納できる点は大きなアピールポイント


・番外編

 PSP専用のグッズ以外でも流用できるケースやポーチの類は存在する。今回は特殊な番外編としてNDS用ケースをあえてPSP収納に使用してしまうものと、空気を詰めて保護できるという一風変わったケースの2種類を紹介しておこう。

ナムコ「ミスタードリラー ドリルスピリッツ」の初回購入特典の特製巾着:非売品
 まずはいきなりで何だが、NDS用ソフト「ミスタードリラー ドリルスピリッツ」の初回購入特典である特製巾着を使ってみた。本来はNDS本体の収納が想定されている巾着だが、PSPを収納したときもサイズに余裕があるため、PSP本体の出し入れがしやすく、使い心地はなかなかいい。
Bwana Gear「BWANA(ブワナ)」:購入価格3,255円
アメリカのコロラド州で開発された、収納物を入れた後、エアポンプによってポーチ全体を膨らませて収納物を固定および保護するポーチ。フタの部分にある空気取り入れ口を手で覆い、プシュプシュとフタを押し込むめばポーチ全体に空気が送り込まれる。ある研究所員は、この保護ポーチにPSPを入れて空気を詰め、ポーチごと部屋内で投げるという豪快な耐久テストを実施。見事PSPは無事だったということだ。ただし、あくまでこれは実験の範囲なので、もし読者の方々がPSPを投げても当研究所では補償できないので、あしからず


●ソフト収納編:やっぱり問題はUMDやDSカードの持ち運びだ!

UMDのパッケージおよび、UMDとDSカードの画像だが、やはりUMDソフトのパッケージサイズとUMD単体のサイズの違いは大きい。パッケージごと持ち歩くのはできれば避けたいところ
 最近、研究所に出入りするNDSやPSPユーザーがよく話題にするのが「ソフトの持ち運び、どうしてる?」というものだ。NDS用のDSカードは、コンパクトな形状が嬉しいものの、「コンパクトすぎて外出先などで紛失しそうになる」という話を耳にする。実際に研究所員にも、外出先で「スーパーマリオ64DS」を見失った者がいる。このときは必死の捜索で事無きを得たが、やはりしっかりと持ち運び用のケースを用意して、こういった事態が起こるのを避けたいと痛感した出来事だった。

 はたまたPSP用のUMDはというと、似た大きさのメディアであるMDと比較すると、読み取り部のシャッターがないため、UMDをそのまま持ち運ぶのは非常に不安。万が一露出しているディスク面からホコリが入ったり、ましてやディスクに傷がついてしまったりしたら……と考えると気が気でない人も多いだろう。

 そのための対策を考えよう、というのが今回のテーマなのだが、多く見かけるのはソフトのパッケージごと持ち運ぶ、という方法。だが、正直NDSやPSPのソフトパッケージはソフトメディア単体と比較しても大きく、複数持ち歩くのはかさばる。さらに、ソフトを入れ替えるときにパッケージをごそごそっと取り出して交換するのは、どうにも目立つので電車内などでは控えたい、というのが正直なところ。

 さて、DSカードとUMDを安全かつコンパクトに持ち歩くためのグッズを量販店などでチェックしてみたものの、まだまだ登場したてのハードであり、専用のグッズはそれほど売っていない。「ゲームポーチP」など本体用のケースにUMDを収納するスペースのあるものが登場してはいるものの、カバンのレイアウト上、本体とソフトの収納ケースは分けたい、という人もいるだろう。

 そこで専用のグッズが欲しいところではあるが、なにも専用のケースでなければ用途を満たせないというわけではない。要するに、しっかりUMDやDSカードを収納でき、コンパクトに持ち運べればいいだけだ。

 そこで、研究所員の自室の中を探してみたところ、以前購入したSONYのインナーイヤー型イヤホンに付属しているキャリングポーチが目に付いた。早速試してみると、UMD4、5枚とDSカードが収納可能なことが判明。彼はDSカードとUMDの持ち運びには、今もこのキャリングポーチを愛用している。

 「そんなちょうど良さそうなポーチ、うちには無いですよ」という方もいらっしゃると思うが、簡単に言ってしまうと、手ごろな大きさのポーチならなんでもいい(はず)。例えば、小物類を入れるポーチなどでも同じように使えるのではないだろうか。一度家の中を探してみるのもいいかもしれない。

ある研究所員愛用の「SONYのインナーイヤー型イヤホンに付属しているキャリングポーチ」。思わぬアイテムがUMD持ち運びの救世主になるかも! と思わせた一品

・UMD収納編

 さらに販売店やWebを巡回していると、UMDを収納するための手段として、MD用の収納ケースが使えることがわかってきた。MDとUMDでは細かな部分の形状こそ違うものの、厚みや大きさはほぼ同じ。ディスクの中心部分に金属の軸受けがあるところまで同じ。

 MD用のケースは種類も多く、コンパクトなものから、多くの枚数を収納できる物まで、選択肢が多いのも魅力。ただ、MDとUMDの形状の違いから、側面をホールドするハードケースは×だし、ソフトタイプの収納ケースでも、ポケットの形状によってはうまく納まらないものもあった。ここからは、研究所で確認できた収納ケースを紹介していくが、あくまでこれは一例であり、読者の方々のニーズにあったものを模索していただければ幸いである。

エクセルサウンド「MDプラケース」:購入価格609円
UMDでは周囲に隙間ができてしまうが、中心にある楕円状の突起とUMDの穴を合わせて収納することで、ディスクの暴れは低減できた。1枚だけ持ち歩きたい時などは便利だろう
エクセルサウンド「ミニディスクポケット12」:購入価格1,029円
エクセルサウンド株式会社の「ミニディスクポケット12」は12枚収容可能なソフトキャリングケース。ピッタリとは入らないものの、ポケットの形状がUMDには合っているようで、抜け落ちたりすることもなく非常に使いやすい。ソフトケースタイプのケースは他にも色々売られているので、収納したい枚数に応じて探してみて欲しい
JESTTAX「MDキャリングケース8」:購入価格1,500円
MD用のキャリングケースであるJESTTAXの「MDキャリングケース8」にUMDを投入。ファスナーで閉じる形になっているので、移動中にディスクが飛び出すことはない。ただし、ポケットの形状的にUMDにはちょっと大きいか? 激しく揺れるとポケットからUMDがこぼれてしまうのが残念
リフィル型MD入れ「MD HOLDER」:購入価格400円
販売元不明。都内量販店で発見。手帳やバインダーなどに挟み込めるリフィルにも、MDを収納するシートが販売されていたため、早速確保。試してみたところ、シート1枚あたりUMDを2枚収納できた。実際に手帳やバインダーなどに装着した際の実用性も高そうだが、ホコリ対策に多少不安が残る
カプコン「アウトモデリスタ」購入特典MDケース:非売品
ここからは番外編。株式会社カプコンのPS2「アウトモデリスタ」の初回限定MDケース。ディスクは4枚収納できる。サイズもピッタリでホールド性もよい
「ゲームボーイアドバンスSP用ポーチ」:購入価格不明
GAME Watchスタッフが海外取材時に購入したもの。UMDもしっかり収まる大きさだが、裸でUMDを入れるとこすれてしまい、傷が不安だ

・DSカード収納編

 DSカード単体を収納するには、デジカメ用品として販売されているコンパクトフラッシュなどのメディア収納用ケースが使える。こちらもメディアにぴったりとフィットするタイプではなく、多少余裕があるタイプを選ぶのがポイント。また、現在はモリガングより「NDS専用 カードポケット3」というDSカード用のケースや、キーズファクトリーより「DSカードポッド2イン」というDSカードを2枚収納できるケースも発売されている。

メモリーカードケース:購入価格714円
販売元不明。都内量販店で確認。デジタルカメラなどで利用するメモリーカード類を入れるケース。NDSのソフトが1枚入る小さいポケットが4つ、2枚入る大きいポケットが2つ付いており、計8枚を収納可
キーズファクトリー「DS Card Pod 2 in」:購入価格380円モリガング「カードポケット3」:購入価格249円
2枚収納可能。帯電防止加工によりDSカードを静電気からも保護できる。ストラップを通す穴もあるので、NDSのストラップとつなげば紛失防止にもなるだろう 1枚収納可能なケースが3枚セットになっている。1枚1枚ホコリや衝撃から守りたい、という人にオススメしたい。価格の安さがポイント。ただ、ケース自体が小さいので、持ち歩いたときの紛失には注意


●工夫次第でいろいろ……これからの専用設計品にも期待

 繰り返すが、まだ発売されて間もないハードだけに、専用の保護ケース、特にDSカードやUMDの収納を考えた専用のグッズはまだまだ少ないといえるのが現状だ。

 先日、ソニー・コンピュータエンタテイメントがPORTERとのコラボレートで「PS ピクトグラム」シリーズを立ち上げ、PSPの収納を考えたバッグ類やPSPケースの販売が決定した。また、株式会社ミヤビックスからもPSP専用レザーカバーが発売されることが明らかになっている。これからも関連グッズの登場が予想される。また新たな製品が出た際に、収納レポートをお届けできれば、と思う。


●ゲームグッズフラッシュ!(まだ仮称)

 当コーナーは、今後登場予定のゲーム関連グッズ情報をいち早く読者の皆様にお届けする。

※メーカーの皆様からの製作中の製品情報をお待ちしております。

・ミヤビックスのPSP専用保護シート「OverLay Brilliant for PSP」の試作品を入手!

 ミヤビックスで現在開発が進められている、液晶保護シート「OverLay Brilliant」のPSP対応モデル「OverLay Brilliant for PSP」の試作品が研究所に届けられた。「OverLay Brilliant for PSP」は、液晶周辺部を保護するシートと、モニター部だけではなくPSPの全面を保護するオマケのフィルターのセットで販売される予定だ。

 まず、その試作品であるフィルターをPSPの上に載せてみた。通常版の液晶保護フィルターはちょっとユニークな形をしているのがお解りいただけるだろうか? また、オマケとはいうが、PSPの全面を覆うタイプのフィルターは初めての登場となる。本体の表面を丸ごと保護できるのは、最初に貼る時の難易度が気にかかるものの、一度貼ってしまえばその後の手軽さや気軽さが嬉しいところだろう。その切り抜き精度やフィット感、そして透明度などのレポートは次回のこのコーナーでお届けする予定だ。お楽しみに。

左が通常の液晶保護フィルター。右がオマケとしてついてくる全面保護フィルター


 当研究所では、みなさんに取り上げてほしいネタなどを随時募集する。ドシドシと編集部までメールを送って下さい (編集部)

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□キーズファクトリーのホームページ
http://www.keysfactory.co.jp/
□コトブキシステムのホームページ
http://www.kemco.jp/
□プレイステーションのホームページ
http://www.playstation.jp/
□ゲームテックのホームページ
http://www.gametech.co.jp/
□モリガングのホームページ
http://www.moritoys.co.jp/
□ミヤビックスのホームページ
http://www.miyavix.co.jp/

(2005年1月20日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]


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