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【連載第5回】ゲームライフに役立つグッズをレポート
今回の「ゲームグッズ研究所」は、株式会社コーエーから発売されているPSP用収納ケース「オール イン ガード“オーバル”」と、米SanDiskから発売されている「メモリースティック PRO Duo 1GB」を試用してみた。 ●収納力と安全性を備えたPSP用ケース「オール イン ガード“オーバル”」 今回紹介するPSP用収納ケース「オール イン ガード“オーバル”」は、元々コーエーの「真・三國無双プレミアムBOX」に同梱という形で1月6日に販売されていた製品。今回あらためて単体で発売されることになり、すでに「真・三國無双」を持っている方や、多機能なケースが欲しいという方も気軽に購入できるようになったというわけだ。
本製品は、PSP本体だけではなく、UMD、メモリースティック Duo、ヘッドホンなどPSPで利用するアイテムをすべて収納することができる。また、ケース内に液晶画面を傷から守る保護カバーを備えているというのもポイントだ。外装は黒一色の革製で、まさかこの中にゲーム機が入っているとは思えないほどスタイリッシュで落ち着いたデザインとなっている。
早速、ファスナーを開けてケースを広げてみたのだが、硬い素材でできているためか角度にして45度程度しか開かず一瞬戸惑ってしまった。ただ、馴染んでくると90度までは簡単に開くようになるので、まず始めに閉じたり開いたりを繰り返して接合部分を柔らかくすると使いやすくなるだろう。 ケースを広げてまず目にとまるのが、ケース内に取り付けられた「液晶画面カバー」だ。このカバーは傷が付きにくい素材で作られており、PSP本体を収納したときに液晶画面を含む前面を完全に覆う事ができる。ケース内とはいえ、持ち運び時の振動により液晶画面と他のアイテムが擦れあって傷が付いてしまう可能性もあるが、「液晶画面カバー」を被せておけば心配は無用。安全に持ち運ぶという点も考慮されているのだ。
「ヘッドホンホルダー」はホルダーの入口がゴムで絞られているタイプで、簡単にヘッドホンを出し入れできるようになっている。無造作に突っ込むと若干コードがはみ出してしまうこともあるが、ゴムによってしっかりとホールドされるため、ホルダーから完全に出てしまうということは無い。今まで収納に手間取っていたヘッドホンを、簡単かつスピーディーに片付けられるのは筆者的に嬉しいポイントであった。また、ホルダー内にはヘッドホンと一緒に純正リモコンも難なく収納できる。
「UMDホルダー」と「メモリースティック Duoホルダー」は網目状の素材でできており、収納しているアイテムを一目で確認しやすい作りになっている。UMDは1枚のみを収納するように作られている形状と考えられるが、当研究所で何枚入るか試してみたところ、最大3枚のUMDを収納できた。PSP本体にも1枚入れておけるので、長時間の外出時には十分な収納枚数と言えるだろう。 「メモリースティック Duoホルダー」は、メモリースティック Duoがピッタリ収まるというサイズではなく、枚数で言うと10枚以上は軽く入りそうな広いスペースが確保されている。しかし、その分ホールド性が乏しく、実際にメモリースティック Duoをホルダーに入れてケースごと振ってみたところ、メモリースティック Duoがケース内に落ちてしまった。よほど激しい動きをしない限りそう簡単には落ちないと思うが、少し心配な点ではある。
ちなみに筆者はメモリースティックDuoを1枚しか持っていないため、このポケットを活用できずに寂しい思いをしていたが、ここには、予備で購入していたPSPのバッテリーがピッタリ納まるサイズであることに気づいた。というわけで、現在はバッテリー用ホルダーとして利用している。他にも、液晶画面を掃除するためのクリーニングクロスを入れてみるなど、スペースを活かした様々な利用法を考えてみてもいいだろう。
文字通りPSPで必要なアイテムすべてを収納することができた「オール イン ガード“オーバル”」。これひとつでPSPの持ち運びに困ることはなくなるだろう。また、普段持ち歩かずに部屋だけでPSPをプレイしているという人でも、スッキリと収納できるケースとして活躍するはずだ。硬派で多機能なケースをお求めであれば、是非購入を検討して頂きたい一品である。
●ゲームグッズフラッシュ!(まだ仮称) ――「SanDisk メモリースティック PRO Duo 1GB」を試す 現状、国内で販売されているメモリースティック PRO Duoは、ソニー製、SanDisk製ともに512MBまでということになっている。だが、秋葉原では、海外で先行販売されているメモリースティック PRO Duo 1GBの輸入版が発売されていた。ということで、研究所員も1枚ゲットしてみた。動画や音楽ファイルを大量に放り込みたい、セーブデータと気兼ねなくメモリースティック Duoに放り込みたい、というユーザーには、大容量のメディアは一日も早く望まれるところだろう。 さて実際の製品だが、ブリスターパッケージに収められているが、基本的に同社の他のものと同様で、「1.0GB」の文字以外は目立った違いはない。また、メモリースティック PRO Duo自体も色が異なる以外はなんの違いもないといっていい。ほかには、メモリースティックアダプタとケースが付属している。
早速、PSPにセットしてみる。あっさり認識され、容量は949MBと表示された。その後、PSPでフォーマットしてみたが同様の容量であった。 大容量のメディアということになれば、気になるのはやはり転送速度だろう。そこで転送速度をHDDやフラッシュディスク、USBフラッシュドライブの性能を測定するFDBENCHでチェックしてみることにした。ちなみに、4月下旬に発売を予定しているソニーのメモリースティックPRO Duo(High Speed)にも1GB版(MSX-M1GN)があるが、今回のSanDisk製はハイスピードモデルではなく、スタンダードモデルである。 さて、テスト条件をそろえるため、PSPとPC(Pentium M 1.4GHz メモリ768MB)をUSBケーブルで接続し、PSPをUSBモードに切り替えてPSP経由で計測。PSPはACアダプタに接続した状態でテストを行なってみた。PSPでの使用を前提にする以上、PSPのメモリスティックインターフェイス、内部転送速度がボトルネックになったとしても、それは承知の上、というテスト方針だ。 さて、以下がベンチマーク結果。数字が早いほうがスピードがあるということになる。
この数値は数回テストしてみた結果の平均値。1GB版のほうがすべてにおいて512MB版を上回っていることがおわかりいただけるだろう。現状、ソニーの512MB版を2枚買うという選択肢と、SanDiskの1GB版を1枚買うという選択肢が生まれたわけだが、後者のほうが価格的には400円ほど安い(2月2日時点での最安値計算)。ということは、コストパフォーマンスを優先すればもちろん後者だが、現状は正規版がないだけに、入手は難しい。今すぐ大容量を活かして長編の動画を入れたい、メモリースティックの交換は面倒だ、という人には1GB版という選択肢は「アリ」といえるだろう。現状はまだ確認できていないが、SanDiskから半透明デザインの「メモリースティックPRO Duo」が発売される予定だけに、注目を集めそうだ。 最後に、SanDiskの1GB版で動画を再生してみたりしたが、転送速度がネックになる事態は起こらなかったことを報告して、今回のレポートを終えることにしよう。
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□コーエーのホームページ (2005年2月2日) [Reported by ゲーム環境向上委員会]
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