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会場:東京・新木場 STUDIO COAST
4回目となる今回は、暑くもなく寒くもないという絶好の天気に恵まれたおかげか、早くから多くの来場者が詰め掛けた。アルケミストの担当者によると、あらかじめ用意していた入場整理券1,000枚を、すべて配りつくしてしまい、最後には足りなくなったとしており、同社にとっても予想を上回る人出となったようだ。最終的な来場者数は、1,300人を超えたという。
例年のように今回も実質4時間超という長時間のイベントとなったが、3つの新タイトルの発表など、盛りだくさんの内容で行なわれた。
■ ARIA The ORIGINATION 蒼い惑星のエルシエロ
収録がすべて終わったところという花澤さんは、収録の感想を聞かれて、「長いことしゃべりました。『ARIA』の原作本を置いていただいて読みながら、『ARIAっていいな』って癒されながらできました」と語った。「ARIA」に初出演となる花澤さんが、葉月さん、斎藤さん、広橋さんからヒントを教えてもらいながら、「ARIA」に関する問題に答える「ARIA検定」を実施。ヒントは「たぶん2番だと思うんだけど、でも4番も捨てがたい。でもたぶん2番だと思う。3番が大穴」など、ネタ満載の企画で大きく盛り上がった。
最後に各出演者から一言。花澤さんは緊張していたせいか「いっぱいしゃべったので、皆さんもいっぱいしゃべってください」と言ってしまうと、葉月さんが「いっぱい楽しんでください」とフォローし、会場から暖かい拍手が贈られた。葉月さんは「ゲームはシングル時代の話になるので、懐かしい気分に浸っていただけたらなと思います」。斎藤さんは「アニメは終わりましたがゲームでまだARIAは終わりませんよ。またARIAの新しい一面が見られる内容になってます。アニーは超カワイイので皆さんもぜひともかわいがってあげてください」。広橋さんは「アニーはほんとにかわいくって、私は初めてゲームで後輩ちゃんができて、新たなアリスが見られたのでほんとにゲームもおもしろいです。アニメもDVDがこれから続々と出てくるので、もう1回ARIAの世界を楽しんでください」。
■ 新作発表その1:「恋する乙女と守護の楯(仮)」
ステージに登場したのは、プロデューサーの丸山氏。まずタイトルの「(仮)」はPS2移植にあわせて、サブタイトルを付ける予定という。そして主人公・如月修史の声を、人気声優の釘宮理恵さんが担当することが発表されると、会場からも大きな歓声と拍手が沸き起こった。ゲーム内容については、「AXLさんの協力でかなりの追加要素が入ります」と話し、発売日については「2008年の秋発売予定となっています。12月まで秋と思っていますから気長に待っていただければなと思っています(笑)。2009年になったらクビになりそうなんで頑張ります」と語った。
続いて、春日崎雪乃役の友永朱音さん、椿原蓮役の櫻井浩美さん、真田設子役の力丸乃りこさん、主人公の上司である課長役の矢尾一樹さんが登場してトークなどを展開。直前に発表された釘宮さんへの人気ぶりを見て、矢尾さんが釘宮さんの真似をして大爆笑を誘うなど、笑いの絶えないステージを繰り広げた。
■ 「スカーレット~日常の境界線~」
ゲストは、葉山美月役のやなせなつみさん、ニネット役の友永朱音さん、そして新キャラクタの三条百合子役の水橋かおりさん。やなせさんは演じたときのことを聞かれ、「すごい入りやすかったです。考え方もわかるし、ふくろうが大好きなんだけれども、これ以上責めたらいけないので、このラインまでみたいな、大人の女性としてとても共感できました。結構おもしろいセリフもぽこぽこと言っているので、そういうところも楽しんでください」とコメントした。友永さんは「私は元気なキャラをやることが多く、あまり私のやるキャラじゃない感じで、お嬢様というのがベースにあるので、品がいいところを出さないとというところを気をつけました」という。新キャラの三条百合子の紹介では、実はこう見えても10歳という衝撃の事実が明らかになり、会場からもどよめきが上がった。水橋さんは「10歳と聞いて、最初は舌足らずな感じでやってたんですが、スタッフから言われて少し(年齢を)上げてやったので、聞いた人も『10歳じゃねぇ』と思うかもしれないし、演じるのが難しかったです」と語った。
■ 新作発表その2:「Sugar+Spice! ~あのこのステキな何もかも~」
ステージに登場したのは梶原諭プロデューサー。昨年は「Pure×Cure」にかけて「プ○キュア」の曲を流したり、「ひぐらしのなく頃に」に乗っかった爆笑映像を流したりと悪ノリしまくった梶原氏は、今年はアルケ祭の協力に角川書店が名を連ねていることから、「ら○☆すた」や「涼宮○ルヒ」、さらには「中に誰もいませんよ」のネタなど、またしてもやりたい放題のネタを披露。大人の事情により、ここで紹介できないのが残念なところだ。
一通りネタが終わったところで、本作のヒロインの1人、足利はねる役の倉田まりやさんのビデオメッセージが流された。倉田さんは「私の演じている足利はねるちゃんは、他のキャラクタにあだ名を付けるのが大得意な女の子です。例えば、深山藍衣(みやまあい)ちゃんに“ミャンマー”とつけたり、春瀬歌(はるせうた)ちゃんに“はも”とつけたのも私です。あだ名を付けるセンスは結構ある方だと自負しております。はねるちゃん自身のあだ名は“ぴょん”といいます。なぜならば、はねるっていう名前が“ぴょん”って跳ねるような感じだから。あと“ぴょんぴょん”跳ね回ってるからだそうです。そんな私と似ているはねるちゃんですが、私と似ていない面もあります。それは……(自分の胸を見る)……はねるちゃんは巨乳担当なんですが……(もう1度見る)……。こんな私、倉田まりやが演じるはねるちゃんを含め、5人の女の子が出る『Sugar+Spice!』。ぜひぜひ買って、プレイステーションで遊んでくださいね」と語っていた。
■ 「ひぐらしのなく頃に絆」ステージ。新作はPSP用格闘ゲーム
その後、竜宮レナ役の中原麻衣さん、古手梨花役の田村ゆかりさん、公由夏美役の水橋かおりさんが登場し、トークステージへ。「ひぐらし」といえば台本の厚さもすごいという話になり、中原さんは「具体的にいうと、なんというか、まあ大変でした(笑)。心が折れそうでした」と答えた。田村さんは「分厚かったを超える分厚かった度合いって言いようがないじゃないですか」と言いながらも、「我が家にたくさんの裏紙が増えました(笑)」とコメント。水橋さんは「前のときはウェイトレスのほうがしゃべってる感じだったので安心していたら、結構量があって、最後のほうではしゃべってて吐いちゃった」とかなりハードな収録だったことをうかがわせた。
一番印象に残ったエピソードについては、中原さんは「つかの間の部活です」、田村さんは「3タイプの梨花を演じているんですよ。そしたら収録のときに(梨花の)お母さんもやってくださいって言われたんですよ。すでに3つやってるところに4つ目かぁと。でもね録ってる方も、前にもお母さんの声をやっていたのに『うーん、こんな感じかな』ととってもやわらかい感じでした。うーん、印象的だったな(笑)」と収録時のエピソードを披露した。広橋さんは「原作のマンガが出てるじゃないですか。ゲームでは友達とのやりとりとかをより詳しくなっている」のが印象的だったという。
■ ライブステージ
イベントの最後は、アルケミスト作品で歌を歌っているアーティストたちによるライブステージ。10曲+アンコール1曲が披露され、アルケ祭2008は幕を閉じた。
□アルケミストのホームページ http://www.alchemist-net.co.jp/ □イベント情報のページ http://www.alchemist-net.co.jp/Event/index.html □関連情報 【3月28日】アルケミスト、ファン感謝イベント「アルケ祭2008」 ステージイベント情報などを公開 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080328/alche.htm 【3月21日】アルケミスト、ファン感謝イベント「アルケ祭2008」 メインビジュアルと販売グッズ情報を公開 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080321/alche.htm 【3月7日】アルケミスト、ファン感謝イベント開催決定 「アルケ祭2008」4月12日開催 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080307/alche.htm 【2007年4月27日】アルケミスト、「アルケ祭2007」で新作発表 「Pure×Cure Re:covery」、「バルドバレット イクリプリアム」 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070427/alche.htm (2008年4月15日) [Reported by 滝沢修]
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