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会場:幕張メッセ
入場料:1,000円(特別割引券使用で700円)
今回の同社イチオシは、ビデオや大型筐体……ではなく、プライズマシンの定番「UFOキャッチャー」の完全新作「UFOキャッチャー8」。その力の入れようは半端ではなく、ブースの一角を「UFOキャッチャーコーナー」専用にしていることからも明らか。UFOメカが刷新されたほか、ディスプレイ内部のスペースが高くなり大型プライズに対応。コントロールパネルの位置を低くすることで操作性を改善。一見すると違いがわかりづらいが、内部光量が増しガラス面積が広くなったため、より清潔感が増した印象を受ける。 ここから先はエンドユーザーにはまったく無縁の世界となってしまうが、プライズ台の設置や変更が簡単になり、レイアウト自由度が向上。アーム交換やシャベル調節が器具不要で行なえたり、「UFO KEY」と呼ばれるキーでサービスドアを開けずにパワー調節やクレジットサービスが可能。
会員招待日である本日(15日)は、ブース内ステージで「UFOキャッチャー8」を使ったイベントが開催された。ゲストに登場したのは、セガアミューズメント施設のイメージキャラクタを努める女優の石原さとみさん。石原さんのUFOキャッチャーデビューは小学3年生の頃で、お兄さんに連れて行ってもらった記憶があるという。一番ハマった時期は中学校で、友だちとプリクラを撮ったあとプライズコーナーに足を運び、ぬいぐるみだけでなく化粧品、筆箱など、バラエティに富んだ景品を楽しんでいたという。肝心の腕前のほうは「たぶん下手ですねぇ。その当時やってた友だちのなかでは……結構、友だちに結構助けられてました。あたしってダメかも? なんて(笑)」とコメント。だが、直後に行なわれたUFOキャッチャー8勝負では、なんと初回で景品をゲットし見事勝利。会場に詰め掛けた大勢のファンから祝福の拍手が贈られていた。
■ バーチャファイター5R(映像出展)
公開された映像は短時間ながらインパクトがあるもので、赤い胴着をまとった金髪ロングヘアーの武道家らしき男が、軽く突きを繰り出した後、目の前にあったビール瓶を手刀で切断するというマス大山ばりの鮮烈なパフォーマンスを披露。「……まさか次は牛か?」と思ったら、さすがにそこまではやらなかった(悪ノリしなかった?)ようだ。
続いてオクタゴンらしきステージや背景などが立て続けに映し出されたが、映像はそこで終了。正式稼働日など、詳細は一切未定。ファンにとっては気になるところだが、このあたりは次のショーなどで続報が出ることを期待しよう。
(C)SEGA ■ WORLD CLUB Champion Football Intercontinental Clubs 2006-2007
出展筐体は4サテライトバージョン。これなら「設置スペースの都合上、見送ってきた」というロケーションへも導入が可能になるだろう。4サテライト用のコンパクトなメインモニターは、従来型を見慣れた目にはとても新鮮に映る。迫力という点では8サテライトに及ばないが、これはこれで実にいい感じだ。 本来であれば、ここでファーストインプレッションを掲載したいところだが……実は本作、まだゲームパートの仕様がほとんど確定していない状況にある。試合中の選手の動きはもちろん、練習メニュー、メディカルやミーティングの選手呼び出しなどすべてが未確定で、将来的に変更される可能性を少なからず含んでる。よって、現時点でプレイした印象をつらつらと並べてもあまり意味がないと判断し、今回はインプレッションを見送らせていただくこととした。
選手のAIをいちから作り直すなど、本作には開発陣をはじめとする並々ならぬ力が注がれている。不完全なものを見切りで発売することは考えられず、WCCFフリークは“さらなるクオリティアップ”に期待しつつ、2008年夏の稼動予定日を心待ちにするとしよう。
(C)SEGA The game is made by Sega in association with Panini. ■ アスコットガーデン(映像出展) 競馬メダルゲームの名作「アスコット」シリーズ最新作。「ロイヤルアスコットII」、「同STANDARD」から考えると、かれこれ10年以上の歳月が経過。ファンにとってはうれしい復活といえる。 ターフ全体をぐるりと囲むサテライトは全部で12カ所。コンセプトは「特別指定席のゴンドラ席」といい、上から見下ろすアングルは「なるほど」と思わせる仕上がり。ベット画面はスポーツ新聞風に作られており、大見出しでオススメの馬などが紹介される。ベットすると俄然やる気を出す馬など、マニアだけでなく初心者も楽しめる要素が用意されている。
サテライトにはCCDカメラを使った中継画面が表示されるほか、ゴール前に設置されたターフビジョンではゴールのリプレイが流れるなど、本物志向の演出が随所にほどこされており、これがなかなか楽しめる。2008年稼動予定。
(C)SEGA ■ ガリレオファクトリー
操作系などは第45回「アミューズメントマシンショー」セガブースリポートで触れているので細かい描写は避けるが、ハンドルを回してメダルを打ち出すという独自のシステムは、それでも言及せずにはいられない。ショー会場では無料だから皆バシバシと容赦なく大量のメダルを流し込んでいるが、実際にはポイントを狙いつつ「クルクルッ、クルクルッ」と、小刻みに回しながらプレイすることになるだろう。手元にある3つのボタンでいったん止めるなどの微調整ができるのもグッドで、大雑把な人も几帳面な人も等しく楽しめる作りが好印象。
物理抽選で条件が揃ったときの大当たり演出、なかでも最大ジャックポットは今回も多くの来場者の度肝を抜いていた。100個のボールが連なってサテライト中央の筒を駆け抜ける爽快感、当選したサテライトにぶちまけられる豪快さは「自分もアレを一度体験してみたい!」とムズムズすること必至。正式稼働日は2008年夏。
■ Mini Rider 2
今回出展された「MINI RIDER2」はふたり乗りで、乗員の最大積載量は240kgまで。筆者のような0.1トンクラスがふたり乗るとどうなるか非常に興味があったが、会場で故障などさせたら冗談では済まないし、なにより時間の都合から今回は断念した。 ドアを開けてもらいなかに乗り込むと、内部構造は極めてシンプル。40インチの大型ワイドモニターの下に、ゲームを選ぶ1~4のボタン、左右端に気分が悪くなったときのための緊急停止スイッチがあるだけ。ゲームといってもシートベルトを閉めたらあとはつかまっているだけで、実質的には個室体感シアターといった雰囲気だ。 係員のかたの「一番振動が激しいのは2番と4番です」という言葉に誘われ、素直に2番を選択。氷雪に包まれた白夜の北極で、スノー・モービルふうの乗り物で恐怖のドライブを楽しむ。動き出した際の衝撃は、一緒に乗り込んでいた人が「おおっ!」と声をあげてしまうほどで、迂闊にお喋りをしていると舌をかんでしまいそうになるほど強烈。
ただし(恐らくはサンプルだから、なのだろうが)肝心の映像コンテンツが若干変化に乏しく、筐体の揺れや衝撃に慣れてくると映像が進むにつれて興奮がトーンダウンしていく感は否めなかった。このあたりを改善すれば、本作はかなりの可能性を秘めていそう。映像コンテンツはいずれも4分前後で終了するが、筐体は1台限りのため一般公開日の16日には相当な待ち時間が発生することが予想される。体験したい人は、早めに同社ブースまで足を運んだほうがいいだろう。
■ その他の主な出展機種
(C)SEGA
□セガのホームページ (2008年2月15日) [Reported by 豊臣和孝]
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