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「セガ プライベートショー 2007“SPRING”」開催
「WCCF 2006-2007」、「リズム天国」など話題作を多数出展

5月11日 開催

 株式会社セガは、今春以降に稼動を予定しているアミューズメント施設向けタイトルを集めた、マスコミ、オペレータ向けの内覧会「セガ プライベートショー 2007“SPRING”」を開催した。

 2月に開催された「AOU2007 アミューズメント・エキスポ」で新作、話題作を多数公開したばかりの同社だが、本プライベートショーでは「WORLD CLUB Champion Football」シリーズ最新作「WORLD CLUB Champion Football Intercontinental Clubs 2006-2007」と、ゲームボーイアドバンスで発売され大ヒットを記録したリズムアクションゲームのアーケード版となる「リズム天国」、さらには映像のみだが「バーチャファイター5」最新バージョンの「バーチャファイター5 VERSION C」が映像出展された。

 各タイトルとも等しく気になるところだが、まずは「WORLD CLUB Champion Football Intercontinental Clubs 2006-2007」から順次ご紹介していくとしよう。



■ 「WORLD CLUB Champion Football Intercontinental Clubs 2006-2007」

 「WCCF 2001-2002」以来、さまざまなバージョンアップを経てロングヒットを続けているスポーツカードゲームが、シリーズ初のフルモデルチェンジを迎える。センターモニター、サテライトのデザインは一新され、ワイド画面で臨場感あふれる試合シーンが展開される。プラットフォームはLINDBERGH BLUE。

 ALL.net対応により「リアルタイムネットワーク対戦」をついに実現。AIをのぞけばこれまで店舗内で完結していた「対人戦」の機会が、飛躍的に増大。全国のライバル監督たちとレギュラーリーグを争うことになる。

 タイトルに“Intercontinental”とあるとおり、これまでの欧州6カ国にくわえ、ブラジル、アルゼンチンといった南米アメリカのクラブチームが参戦。会場ではスペインのFCバルセロナ、ブラジルのFCサンパウロの選手カードが、それぞれサンプルとして展示されていた。カード輩出枚数は、シリーズ史上最多となる予定。従来シリーズの選手カードも使用可能になる。

 システム面でもさまざまな変更が見受けられる。まず第一に、選手と監督の信頼関係がパラメータで明示されるようになった。パラメータは“その選手が監督(プレーヤー)をどれくらい信頼しているか”をあらわしており、当然ながら高いほど良いとされる。監督室、グラウンド、ミーティングルームで選手に声をかけることで増減するほか、試合中のフォーメーションやボタン類の操作でも変化するという。

 チームの主軸となる選手を設定する「キープレーヤーシステム」も、試合を有利に進めていくうえで大切になってきそうな新システムのひとつ。詳細は明らかにされていないが、キープレーヤーの設定効果が、その選手個人のみに反映するのか、それともチーム全体に波及するのか、あるいは設定したことでなにか特別な動きをするようになるのか。このあたり、想像しているだけで胸が高鳴ってくる。

 筆者個人としては、選手との信頼関係はもちろんだが、それ以上に“キープレーヤー”の影響力が気になるところ。あまりに複雑だと新規プレーヤーの参入を阻害しかねないし、さりとて「優秀な選手に設定すれば、それだけでチーム力がもりもりパワーアップします!」では興ざめというもの。今はただ、素晴らしい作品に仕上がってくれることをひたすらに願うのみだ。2007年秋稼動予定。



(C)SEGA
The game is made by Sega in association with Panini.
※画面はすべて開発中のものです




■ リズム天国

 昨年8月に任天堂からゲームボーイアドバンス用ソフトとして発売された同名タイトルのアーケード版。音楽にあわせてボタンを押していくリズムアクションゲームらしく、キャビネット左右とモニター下にスピーカーがそれぞれ設置されている。

 ゲーム内容は、GBA版とほぼ同一。ゲーム中に流れる音楽とリズムにあわせて、テンポよくボタンを押していく。ゲームは40種類以上あり、各ステージごとに6つあるゲームから好きなものを選択。各ゲーム終了後には「やりなおし」、「平凡」、「ハイレベル」の評価が与えられる。どんな結果でも最低2ゲームはプレイできるが、「ハイレベル」でクリアした場合は1ゲームをボーナスとして加算。好成績を残すほど先に進める仕組みになっている。

 全5ステージすべてを「ハイレベル」で終えると、アーケード版だけのオリジナルステージ「1stリミックス」が出現。ゲームに登場するステージがメドレー風に再編集された“総集編”ともいうべきもので、ゲーム(タイミング)が切り替わる瞬間がなかなか侮れない。GBA版をやりこんだ人には、ぜひとも「1stリミックス」をプレイしていただきたい。

 このほかにも、アーケード版のオリジナル要素として「ふたり同時プレイ」機能がある。ふたり同時プレイは、ステージを選択して4種類のリズムゲームから好きなものを選択。ステージによって画面分割だったり、同じ画面で操作するキャラが違うなど、さまざまなパターンが用意されている。シングルプレイ同様「ハイレベル」でクリアすると1ゲームボーナスが加算される。ゲーム終了後には相性判定が表示されるため、友だち、家族、カップルで楽しみたい人にもオススメできる作品だ。2007年秋稼動予定。

【スクリーンショット】


(C)2006-2007 Nintendo / J.P ROOM (C)SEGA
※画面はすべて開発中のものです



■ バーチャファイター5 VERSION C(映像出展)

 公式サイトでも告知されているとおり、5月11日~17日まで都内3店舗(池袋GIGO、クラブセガ新宿西口、秋葉原GIGO)にてロケテストが実施されている「バーチャファイター5」最新バージョン。今回は映像出展のみということで、最新スクリーンショットを中心に新要素を簡潔にご紹介させていただく。

 最新バージョンの新要素は「期間限定ビンゴフェスタ」、「アイテムクエスト」のふたつ。「ビンゴフェスタ」は、ゲーム終了後にビンゴカードが表示され、ラインが揃うとさまざなボーナスが得られるというもの。ビンゴゲームには、幻玉やファイトマネーがもらえる「ひとりDEビンゴ!」、完成直後ハッピータイムに突入し、その店舗内の争奪戦発生確率が一定時間アップしファイトマネーが大幅に増える「おみせDEビンゴ!」、VF.NET会員専用で当選すると高額のファイトマネーがもらえる「全国一斉 みんなDEビンゴ!」の3種類がある。

 「アイテムクエスト」は、VF.NET会員専用サービス。メニューから「アイテムクエスト」を購入し“一定期間内に対戦で○×勝せよ”などのクエストをクリアすればアイテムが獲得できる。

 このほかにも、技などゲームバランス、コスチューム、新アイテムおよび既存のアイテムポイントなど、さまざまな変更が行なわれている。気になる人は、直接体験すべくロケテスト実施店舗に足を運んでみてはいかがだろうか。

【スクリーンショット】


(C)SEGA
※画面はすべて開発中のものです




■ その他の出展タイトル

【ネットワーク対戦クイズ アンサー×アンサー】【クラブ マジェスティ】【メダリンク】
(C)SEGA
「ALL.Net」を介して全国のプレーヤーとリアルタイムで対戦できるクイズゲーム。「1対1」の対戦に主眼が置かれており、ただ漠然とプレイする同系統の作品では味わえない“対決の緊張感”が堪能できる。詳細は2月の弊誌「AOU 2007」レポートを参照していただきたい。今夏稼動予定 メインと上部の2画面モニタ、振動タッチパネルを搭載したシングルメダル機。「FORMAL(フォーマル)」、「EXTEND(エクステンド)」の2シリーズ、4タイトルを用意。通常のクレジットメダルとは別に出現する、ジャックポットチャレンジ専用チップ「パーティゲームチップ」など、新要素が満載。正式稼働日は未定 最大16台までサテライトが連動可能なプッシャーマスメダルゲーム。「ウエスタンドリーム -ゴールド-」、「マジカルポピンズ」といった2種類のゲームがプレイ可能。全員参加型の「メダリンクゲーム」でみんな一斉に盛り上がれる作品。正式稼働日は未定

【to アミー漁】【エポック社の野球盤】【シューティングラブ。2007 ~EXZEAL&シューティング技能検定~】
(C)SEGA (C)2007 EPOCH CO.,LTD (C)2007 TRIANGLE SERVICE
筐体中央に設置された70インチ大型スクリーンにプレイ画面の海面を投影するビデオマスメダルゲーム「アミー漁」の続編。海のほか“淡水ステージ”が追加され、金魚、鯉など身近な魚たちが登場。見た目はマッタリ癒し系だが、メダル投入ペースやジャックポットチャンスなどは結構派手かも。今夏稼動予定 野球盤の様式美(?)を残しつつ要所を最新技術でアレンジしたキャッチーな作品。プレイ内容が実況アナウンスや歓声に反映されたり、打者ごとにヒットゾーンを変化させ永久流し打ちなどハメ防止機能など、熱くなれる要素が満載。相手から見えないよう隠された手元のパネルには、ピッチャーとバッターそれぞれの操作ボタンを用意。攻守交替のときはフィールドがぐるりと回転するスグレモノ。今夏稼動予定 有限会社トライアングルサービスの最新作。オーソドックスな縦スクロールシューティング 本作の特徴は、オーソドックスなシューティング「EXZEAL(エクスジール)」と「シューティング技能検定」といった2種類のゲームから、好きなほうを選んでプレイ。脳トレならぬ“シュートレ”で鍛えたい人はチェック必須といえそう。正式稼働日は未定


(C)SEGA
※画面はすべて開発中のものです

□セガのホームページ
http://sega.jp/
□セガ アミューズメント情報のページ
http://am.sega.jp/
□関連情報
【2月16日】「AOU2007 アミューズメント・エキスポ」ブースレポート ~セガ編~
派手さはないが他を寄せ付けない重厚なラインナップ
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070216/aou_sg.htm
【2006年11月1日】「セガ プライベートショー 2006“AUTUMN”」開催
対戦型ガンシューティング「2 SPICY」などを出展
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20061101/sega.htm

(2007年5月11日)

[Reported by 豊臣和孝]



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