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会場:幕張メッセ
入場料:中学生以上1,000円(前売700円)
今回セガブースでは、前述の「ネットワーク対戦クイズ アンサー×アンサー」を使い、会場にいた人と“特別ゲスト”がペアになり「アン×アンガールズ」と対戦する本日(13日)限定の特別イベントが開催された。特別ゲストとして登場したのは、セガ2007年度イメージキャラクタの石原さとみさん。司会の女性に「クイズゲームは得意ですか?」と質問されると「すっごい苦手です。凄く緊張してて、たぶん焦っちゃう……」と石原さん。ステージ前で選ばれたラッキーな男性も「ボチボチです」と、やや自信なさげな様子。 石原さとみさん用に作成された特製ICカードを使い、ゲストチームとアン×アンガールズの対戦開始。「次のなかから肉食動物を選びなさい」、「ごんべんをつけたときに正しい漢字を選びなさい」、写真を見て内容を当てる映像クイズなど、白熱した対戦の様子が大型スクリーンに映し出される。序盤こそリードしていたアン×アンガールズだが、そこは空気を読んだのか、徐々にゲストチームが盛り返し2試合終了したところでタイムアップ。10ポイントリードしていたゲストチームが見事勝利した。
「緊張してて、焦って! でも面白かったです! 本当に楽しいです。ぜひやってみてください。それから、セガのお店に行くと、あたしが(CMで)扮した店員さんが、たくさんいらっしゃいます。ぜひぜひ、セガのお店に足を運んでくださるとうれしいです!」とコメントしてくれた石原さん。イベントは、石原さんの素敵な笑顔でなごやかな雰囲気につつまれながら幕を閉じた。
■ SEGA-RaceTV
シングルプレイのほか、筐体4台で店内対戦が可能。シングルプレイは、各コース3周でレースを行ない、規定順位以内に入賞すれば次のコースに進める。登場車種は、マツダ「ロードスター」、フォード「ムスタング」、などすべて実在するものばかり。シングルプレイをクリアすると出現する4ケタのパスワードを入力すれば、パーツやペイントなどのカスタマイズデータが反映される。ちなみに、ゲーム開始直後に車種を決めるときもシフトチェンジ操作でドライバーを変更すると、同時に車のカラーも変わる。 本作最大の特徴は、細かいことを考えずライバルカーにガンガンぶつかって邪魔をし、ブーストボタンを活用して誰よりも早くゴールすればいい、ということ。ベストラインなどは存在せず、ひたすら加速してライバルカーをパスするか、あるいは体当たりして蹴落とす。スピードを出すには、アクセルよりも“ブーストボタン”を使うのが一番手っ取り早い。シフトレバーの下にあるボタンを押せば、物凄い勢いで車が加速。ゲージが溜まれば何度でも使えるし、周回の途中でブーストが使い放題になるボーナスタイムもあるため、ここ一番というよりは「使える状況なら迷わずGO!」というのが基本のようだ。 コース上には、大型トラック、障害物、拳を振り下ろしてくる像(自由の女神)などのさまざまな障害物のほか、踏むと加速する青いパネル、ブーストゲージが溜まるゾーンなど、プラスに作用するフィーチャーが存在する。一件コースから外れた場所でも、よく見ると青いパネルが存在していたりと、コースレイアウトはなかなかあなどれない。ゲーム中は、こうしたレース状況を“謎のアナウンサー”が逐一実況してくれて、これがまた妙に雰囲気を盛り上げてくれる。 一見するとガンガンぶつかってトップを狙うだけの大味なゲームに思えるが、それは半分正しく、半分間違っている。本作は誰でもカジュアルなノリで楽しめる一方、その根底には“国内メーカーらしい秩序にのっとった作り”というか“育ちの良さ”みたいなものがキッチリと敷き詰められている。アクションゲームライクな要素が勝敗に大きな影響を与える一方、“ハンドリング感覚”が鋭敏にならないようキッチリ調整することで、プレーヤーに対して常に“走る”ことを意識させている。このあたりのさじ加減は「とりあえず作っちゃえ」的な“洋ゲー”ではほとんど見受けられない“几帳面な日本人気質”みたいなものを感じさせる。 プレイすべく列に並んでいる際、筆者の背後を「アウトランみたいなもんでしょ」と言って通り過ぎる人が少なからずいたが、そういった意味で本作は「見た目で損をしている」典型例になりそうな気がする。スポーツカーが走っているところは「アウトラン」を、ゴツいアメ車の挙動は「クレイジータクシー」を、衝突上等のゲーム性は「F-ZERO AX」をそれぞれ想起させる。だが、実際にハンドルを握ってプレイしたなら、それは「SEGA-RaceTV」以外の何者でもない。
オンライン非対応、4:3のCRTモニター、振動をハンドルだけに抑えた堅実かつコンパクトな筐体デザインは、北米、欧州、アジア市場を強く意識した仕様だが、プレイ感覚の根っこまで意図して“海外仕様”にするなど、狙ったとしてもそうそう簡単にできるものではない。このあたり、正式稼動後に各国でどのように受け止められるのだろうか興味深い。2008年稼動予定。
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■ ダービーオーナーズクラブ 2008 feel the rush
競走馬の育成、8人同時対戦などシリーズの基本はそのままに、さまざまな部分がパワーアップ。大型メインモニターは、解像度1,024×768ドットの67インチDLPリアプロジェクター。各サテライトは1,920×1,200ドットの24インチワイド液晶モニターを搭載。サテライトとは別にターミナル筐体も用意されるなど、ハードウェア面の豪華さはシリーズのファンならずとも目を奪われずにはいられない。 ICカードは、今作から「馬カード」と「オーナーカード」の2種類。「馬カード」は、業界初になるという薄型ICカードを採用。馬カードには、愛馬の名前、特徴、父母馬のほか、戦績詳細、信頼度、脚質、能力パラメータがカード表面にプリントされ、持ち馬の管理が非常にやりやすくなった。オーナーカードは、今作で追加された新要素。プレーヤー名、勝負服、各種戦績などの個人データが記録される。オーナーカードなしでもゲームはプレイできるが、無論あったほうが感情移入しやすく気合を込めてレースに臨めるというものだ。
新馬を作成し、手ずから餌を与え、調教を繰り返し、やがて晴れ舞台となるレースに挑む。レース中の操作はボタンのみだが、今作から「ムチ」、「抑え」のほか「追い」が追加された。「追い」は、ムチほど効果はないものの、体力消費を抑えつつ適度な加速が可能。この「追い」と、ムチによる急加速、抑えの体力回復、これらをどう組み合わせていくかがレースの勝敗を大きくわける。レース終了後は、愛馬とコミュニケーションを取ることが可能。馬の性格を把握し、適切な対応をすると馬との信頼度が一層深まっていく。2008年稼動予定。
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■ ガリレオ ファクトリー
本作のメダルシュートは、サテライト手前にあるくぼんだ投入口にメダルを入れ、横にあるハンドルを回転させて打ち出すという変わったシステムが採用されている。射出口は一定周期で左右に動くが、手前にある3つのボタンでいったん止めるなどの微調整が可能。ただひたすらハンドルを回転させると湯水のようにメダルを注ぐことになるが、狙った場所めがけ、1~2回素早く回転させて止めるといったテクニックも使える。 打ち出したメダルがプッシャーに押し出され手前チャッカーに落ちると液晶スロットが回って抽選開始。物理抽選で条件が揃うとジャックポット獲得となり、コースターを通ったボールが落ちてきてフィールドに払い出される。枚数は、フィールドに落ちたボールのカラーで決まる。このとき、同じ色のボールが続いて落ちると倍率が加算されていき、獲得枚数が飛躍的に増えていく。 筐体内にあるボールは、最大100個。最大のジャックポットを引き当てれば、100個のボールが数珠繋ぎで転がり、筐体中央を竜巻のように駆け抜けてサテライトに「ゴバッ」っと溜まるという壮絶なシーンがお目にかかれる。筆者はたまたま他の来場者が引き当てた最大ジャックポットの場面に遭遇したが、100個集まるまで淡々とボールが転がる様子は、なんともいえない気分。やがて集まった100個のボールが雪崩をうって動き出したときは、思わず「おぉっ!!」と声を上げてしまったほど。カラフルなボールで埋まったサテライトは、一瞬「これ故障?」と勘違いしてしまうかもしれない。
唯一の心配事はメンテナンス。当然頑丈に作られてはいるだろうが、これだけの機構が詰め込まれているとなれば、通常の大型マスメダル機以上に気を配る必要があるかもしれない。ただ、それを差し引いても「ガリレオ ファクトリー」のインパクトは、本日出展されていたメダル機のなかでも間違いなくナンバーワンだ。正式稼働日は未定。
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■ マジカルダンス オン ドリームステージ
筐体は「甲虫王者ムシキング」や「ラブアンドベリー」でおなじみのデザインに、足元にステップを踏む「フットスイッチ」が用意されている。お金を入れると「マジカルカード」が払い出される。カードには、これはゲーム画面内で一緒に踊ってくれるキャラクタのカードと、上手く踊れるようアシストしてくれる補助カードの2種類がある。各ゲームには「フレンドポイント」があり、カードに書かれたポイントのぶんまでスキャンして画面内に出現させられる。たとえば、4フレンドポイントが使えるゲームでは、2のカードを2枚、もしくは4のカードを1枚などといった形になる。 難易度は、練習、やさしい、ふつう、むずかしいの4段階。難易度を選んだら、あとは、カードを読み込ませる前に選んだ「男の子のカイ」、女の子の「リン」が、画面内でキャラクタたちと一緒に踊りだす。フットスイッチの上に立ったプレーヤーは、カイもしくはリンの動きを見ながら、曲とリズムにあわせてステップを踏んでいけばいい。カイやリンと同じようにステップが踏めると画面左にあるゲージが増えていき、一定水準を越えると次のステージに進めるようになる。上手く踊れるとカメラのアングルが変わるなどのフィーチャーも用意されている。 足元のステップは4×2の計8個。キッズ向けとしてはやや多いように思えるが、難易度が低いと基本ポジション以外はほとんど使わないし、高くても一定の法則性に気付けば子供ならすぐ覚えて一緒に踊れるようになる(これが大人だと、逆に「あっ」などと驚き、脳内で理解していても身体が素直についていかなかったりするから面白い)。また、親御さんが一緒に遊んだりフォローできるよう、筐体左右のボタンがそれぞれ右足、左足に対応しており、キャラクタの足の動きにあわせて押せば、フットスイッチよりも点数は低いが成功したと判定される。これは単なる補助機能ではなく、足が不自由な子にも遊んでもらえるよう考えたうえでの配慮だという。
操作系における唯一の難点は、フットスイッチを踏んだときの感触が“無い”こと。スイッチを押した(踏んだ)感触がなく、それがゲームに反映したのか、シンクロしたのかどうかまったくわからないのだ。ただし、こうしたインタラクティブな部分の問題はメーカーサイドでも把握しており、安全性、操作性などの面で上手な落とし所を見つけてくれるはずだ。
キャラクタカードは、現在は60種類程度が用意される予定だという。「ムシキング」シリーズ同様、稼動後は順次カードの追加投入が行なわれるが、同社によれば、ただ単にカードを追加するだけでなく、ゲームの中身についても同時に少しずつアップデートしていくつもりだという。たとえば、カード追加と一緒に、ステージ、曲、新フィーチャーが足されるといったことが考えられるという。
従来のディズニーは、アメコミでいう“クロスオーバー”を極度に嫌う傾向があったという。たとえば「クマのプーさん」にミッキーマウスが出演するといったことは考えられず、逆もまた然り。ところが本作は、そうした作品の垣根をいとも簡単に越えて、ディズニー作品の人気キャラクタたちが一堂に介している。ぶっちゃけるとただ単に背景キャラとして一緒に踊るだけなのだが、それでも生粋のディズニーファンがいたなら、これらは座視できない重要なポイントといえそうだ。11月稼動予定。
(C)Disney
■ その他の主な出展機種
□セガのホームページ (2007年9月13日) [Reported by 豊臣和孝]
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