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会場:韓国国際展示場(KINTEX)
入場料:5,000ウォン(約650円) 今回、Hanbitは「Hellgate: London」のほかにも、プレスセンターや商談スペースを利用して、ファンタジーMMORPG「AIKA」やオンラインダンスゲーム「Groove Party」といった新作を公開した。ブース規模はそれほどでもなかったが、中身の濃い充実した出展内容だった。本稿では「Hellgate: London」の最新情報を紹介していく。
■ 待望のオンラインモードを初公開、韓国では一足先にクローズドβテストの募集も開始
しかし、今回の出展では、ついにマルチプレイモードが解禁された。40台の試遊台をブース内のサーバーに接続し、多人数でのオンラインプレイに対応していた。サーバー、クライアント間の技術的な仕様については、厳重な箝口令が敷かれているようで一切わからなかったが、現在の仕様では、「Diablo」におけるBattle.netのようなマッチングサーバーには接続せず、直にゲームサーバーに繋ぐ形になっていた。 今回体験できた内容は、タウンと呼ばれるMMORPGにおける街に相当する地下鉄ターミナルにログインし、他のプレーヤーが混在するMMOエリアの中でクエストやタスクを受けて、周辺エリアでそれをこなしていくというもの。ちなみに同作ではクエストは、メインストーリーを展開させるために必須なもので、タスクは任意となっている。 地下鉄ターミナルの「案内板」がセッションを作成する機能になっており、案内板をクリックすると作成済みのセッションの一覧が表示され、また、自らセッションを立ち上げることもできる。 今回のデモプレイでは、マルチプレイモードをわかりやすく体験してもらうため、すべてのユーザーが同じセッションに参加し、同じフィールドを共有する仕様になっていたが、実際にはMMO部分はタウンのみで、屋外やダンジョンなどはインスタンス方式のMOエリアとなる。最大同時参加人数は8人程度を想定しているようだ。 今回受けられたクエストやタスクは、クエストボスを撃破してクエストアイテムを取って来いというものや特定のアイテムを集めて来いなど、シンプルな内容のものが多かった。これらはあたかもMMORPGのように地下鉄ターミナルに点在しているNPCに話しかけていくことで、さまざまなクエストやタスクを受けることができた。
ちなみに同じセッションに参加しているプレーヤーへの同士撃ちはできない仕様になっており、PKの概念も今のところない。対人戦については別途、独自のルームを使ったPvPモードが実装される予定だ。
■ 3つ目のクラス「ハンター」を公開。手動照準必須のFPSゲーマーのためのロングレンジクラス
ハンターは、多彩な銃器を使った遠距離攻撃を得意としたクラスデザインになっており、その最大の特徴は自動照準機能がオフになっているため、敵を攻撃する際はプレーヤー自らがしっかり敵に狙いを付ける必要があるところだ。 専用ウェポンには、近未来を指向した多彩な銃器が揃っており、アウトレンジからの単体攻撃を得意とする。専用ウェポンによる攻撃は抜群の威力を持つ反面、うまく狙いを付けるために膝射(片膝撃ち)の体勢になる必要があるなど、味方の支援を必須としている。パーティープレイで活躍しそうなクラスだ。 それではソロプレイは難しいかというとそうでもない。ハンドガンやマシンガンなど一般的な銃器は、同作ではオーソドックスな武器となっているため全クラスで使用可能だが、敵のアウトレンジから攻撃できる代わりに、数秒のリロードタイムが存在する。ハンターは、このリロードタイムを短縮するスキル「迅速な射撃(名称はすべてハングル版の独自訳)」を備えており、短銃や軽機関銃の類ならほぼ連発が可能になる。その代わり、ペナルティとして命中率が下がってしまう。ハンターのソロプレイ、あるいは乱戦時は、近寄ってくる敵に弾幕を張り、近寄られる前になぎ倒すというスタイルになりそうだ。 そのほかのスキルは、数秒間敵から姿を隠すことができる「インビジビリティ」、片手銃を改造して護衛/支援用ロボットDroneを作成する「護衛ロボット」などが確認できた。インビジは緊急避難用として有用で、一方、Droneは、敵のターゲットをロボットに預けつつ、攻撃するといったプレイが可能になる。いずれも近接戦闘に難があるハンターにはありがたいスキルだ。 ロボットは、がらくた金属パーツを組み合わせた体と、ハンドガンの頭というユニークな造形をしており、通常時はプレーヤーの後ろをついて回り、戦闘時は急速に移動して、銃撃を行なってくれる。高レベルスキルには、回復支援をしてくれるロボットが作成可能になるものもある。クリエイティビティを感じさせるユニークなスキルだ。 なお、ブース入り口では来場者に対してクローズドβテストへの先行申し込みが行なわれ、多くの列ができていた。気になるサービススケジュールは、12月から1月を目処にクローズドβテストを実施し、早ければ来年前半にも正式サービスへ移行する見込み。このスケジュールは、あくまで北米と韓国を対象にしているということだが、同作の開発は世界同時に進められており、日本も運営元が決まらないなどの特殊な理由がない限り、これに準ずるタイミングでサービスが行なわれるものと予想される。
ビジネスモデルについては、北米ではパッケージモデル+α、他国についてはパブリッシャーに一任する方針。パッケージ販売、月額課金、アイテム課金、ハイブリッド課金のいずれの課金方式にも対応可能だとしている。いよいよ完成が近づいてきた感のある「Hellgate: London」。βテストの開始が待ち遠しい限りだ。
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□G★ 2006のホームページ (2005年11月11日) [Reported by 中村聖司]
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