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「機動戦士ガンダム 0079 カードビルダー」
連載【第13回】

  • ジャンル:タクティカルカードバトル
  • 発売元:バンプレスト
  • 操作デバイス:カード移動、トラックボール、決定ボタン、戦術変更ボタン×3、攻撃実行ボタン
  • 構成:サテライト席8席+メインモニター
  • 料金:1プレイ300円、2プレイ500円
  • 稼動日:稼動中

【ゲームの内容】

 「機動戦士ガンダム」の1年戦争を舞台に、カードを使って敵部隊と戦うゲーム。プレーヤーは“地球連邦軍”と“ジオン公国軍”のいずれかに所属し、リアルタイムで対戦をおこなう。パイロット、メカニック、ウェポン、カスタムなど複数のカードを組みあわせた“ユニット”を作って部隊編成するのが特徴。対戦を続けると部隊、パイロットに経験値が溜まり、徐々に成長していく。対戦後にはカードが1枚排出される。



 連載の第13回目となる今回は、ジオンの大型メカニック、サイコミュ・システム搭載機とアプサラスについて紹介していこう。これらのメカニックは通常のMSとは違った特徴があり、強力な火力を有している。その強さは知られているが、使い方には独特のコツがある。それを知らないと真の強さを引き出すことはできないのだ。

※注 …… 本記事の内容は、あくまでも筆者自身がプレイして感じたことに基づいて記述しているものです。状況やカードなどさまざまな要因により、記事どおりにすべてが機能するわけではないことを、あらかじめお断りしておきます。


■ サイコミュ・システム搭載機とは何か

 サイコミュ・システム搭載機とはサイコミュ・システムを装備し、有線制御式メガ粒子砲やビットなどを駆使するメカニックを総称していう。このシステムを使うには、原則的にニュータイプのパイロットを使わなければならない。

 サイコミュ・システム搭載機で攻撃重視にすると、自機の周りを赤い攻撃エリアが回転する。敵が一定の間合いに入ると、この赤い円が誘導して敵を自動でロックしてくれる。この誘導は、障害物越しにも行なわれるので強力だ。ロックしたあとにボタンを押せば、命中率の高いメガ粒子砲が攻撃してくれるという仕組みとなっている。

 ちなみに攻撃重視のサイコミュ攻撃を行なったあとは、パイロットのテンションがダウンする。装弾数も少ないので、こまめに母艦に戻って回復する必要がある。以上のことを考慮すると一気に攻めるのではなく、ヒット・アンド・アウェイのスタイルが適しているといえるだろう。


■ 搭乗するパイロットについて

 搭乗させるパイロットは、ニュータイプと呼ばれるパイロットでなければならない。覚醒値が高くても、カード裏にNTと記されていなければサイコミュ・システムは使うことができないので注意しよう。ジオン側のNTは、シャア・アズナブル、ララァ・スン、シャリア・ブル、イアン・グレーデンの4人のみ。連邦ではアムロ・レイ、セイラ・マス、ミライ・ヤシマ、レビル、カツ・レツ・キッカがニュータイプに属する。

 ニュータイプでなくても、"木星帰り"のカスタムを使うことによりサイコミュ・システムは使用可能となる。しかし覚醒値が低いキャラクタでは、木星帰りを使っても赤い円が1~2個しか発生しない。こうなると強さが発揮しにくいため、できるだけNTパイロットを使うことをお薦めする。

 ちなみにジオン軍のイアン・グレーデンを使った場合、レベル1では覚醒値が足りないため赤い円が2つしか出ない。そこでレベル1のときは、ゼナ&ミネバなどを同乗させて覚醒値を上げるといいだろう。サイコミュ・システム搭載機でレベルを1上げれば、イアンでも円が3つ出るようになる。

ララァ・スンはエルメスの適性パイロット。覚醒値と射撃値が高いため、サイコミュ・システムを使いこなすには最適だ イアン・グレーデンはコストが95と安いのが魅力。レベルをあげていけば、ほかのNTに劣らない活躍をしてくれる サイコミュ機を鹵獲し、カツ・レツ・キッカを同乗させてみよう。NT属性が加わり覚醒値が上るため、連邦でもサイコミュ・システム搭載機が楽しめる



■ サイコミュ・システム搭載機の特徴

 サイコミュ・システム搭載の機体は、宇宙を中心に展開するNT専門のメカニックだ。宇宙空間だけに出撃できるのは、サイコミュ・システム高機動試験機、ブラウ・ブロ、エルメス、ジオングの4種類。そのほかサイコミュ・システム試験用ザクはコロニーにも出撃でき、パーフェクト・ジオングは地上で運用することができる。以下に、簡単に機体の特徴を説明していこう。

 サイコミュ・システム高機動試験機は、機動力が高いがHPと防御力が低い。一撃で倒される危険があるので注意しよう。火力はさほどでもないが、基本的な性能は上位メカニックであるエルメスなどと同じ。上位メカニックが引けていないのなら、いい練習台となることだろう。

 ブラウ・ブロはアンコモンだが、非常に強力なメカニックだ。攻撃力はエルメス、ジオングより微妙に劣るが、ほぼ遜色ないと考えていい。最大の長所は脱出機能があるということ。脱出後にもサイコミュ攻撃が可能で、脱出と同時に装弾数が復活するのですぐ反撃できる。粘り強く戦えるので、カスタムに"破壊へのカウントダウン"をつけるのが向いている。

 エルメスはララァの専用機で、サイコミュ・システムを代表するメカニック。機動性、攻撃力に長け、恐るべき破壊力で宇宙空間を蹂躙する。欠点はやや装甲がもろいところ。長所を生かすためには、攻撃力を高める"高出力ジェネレーター"をつけていくのがお薦めだ。

 シャアの専用機であるジオングは、エルメスと同等の機動力に加え、防御力が少し高いのが魅力。攻撃力も強力で、サイコミュ・システム搭載機では最高位のメカニックといえる。ただし最大の欠点は、攻撃したときのヒット数が少ないこと。これはビーム・バリアを使われたときに、不利な条件として突きつけられることとなる。

 サイコミュ・システム試験用ザクは、機動力が低いので使いこなすのはかなり難しい。宇宙空間で使うなら、別のメカニックを選んだほうがいいだろう。ただしこのメカニックは、地上扱いのコロニーで運用できるのが魅力。"ロングレンジスコープ"などを入れれば、相手の意表をつくことが可能だ。

 パーフェクト・ジオングは、サイコミュ・システム搭載機で唯一機動重視の攻撃を持ったメカニックである。近づかれると反撃手段がないほかのメカニックと比べ、豪快な蹴りを相手に見舞えるのは大きい。さらに、ほとんどの場所に出撃できるのも利点。ただし機動力が低いので、これが決定的な弱点となってしまう。特に地上で運用した場合、180mmキャノンを使った部隊に砲撃されるとかなりつらい。このメカニックに対しては、次回のバージョンアップでの変更を期待したいところだ。

ブラウ・ブロはアンコモンながら、レアのメカニックに匹敵する能力を持つ。実戦では粘り強い強さを発揮してくれる エルメスの長所はなんといってもその攻撃力。3つの攻撃エリアでロックすれば、恐るべき威力で敵メカニックを破壊していくことだろう ジオングは攻撃、機動、防御力とすべての面で秀でている。ただヒット数が少ないため、ビーム・バリアには弱い



■ サイコミュ・システムの死角とは?

 サイコミュ・システムの攻撃重視の攻撃は、自動追尾なので相手を逃すことがない。命中率も高いので、初心者にとっては脅威となる攻撃だ。最初にぶつかったときは、なすすべなくやられてしまい、理不尽に思うプレーヤーも多いことだろう。だがそれは、うかつに逃げようとしてサイコミュ攻撃を機動重視の状態でくらうからである。適切に対処すれば、たくさんの弱点が見えてくる。逆にジオン側から見れば、弱点だらけで心もとないくらいなのだ。

 まず最初にあげられるサイコミュ・システムの欠点は、ロックに時間がかかるということだ。同じ攻撃レンジでロックしあえば、まず先に撃たれてしまう。つまりロングレンジの攻撃に弱く、連邦の180mmキャノンと単独でわたりあうことはできない。それどころか、コストの安いのボールすら天敵となるのである。ボールを並べて2個置いておくだけで、サイコミュ・システム搭載機はエリアの半分に入ってくることができなくなる。

 次の欠点は、近づかれるとほぼ攻撃手段がなくなるということだ。パーフェクト・ジオングという例外を除けば、機動重視での攻撃手段を持っていない。回っている円の内側は攻撃エリアの死角となっており、ここに入られると自動追尾はできなくなる(ロックしていても切れてしまう)。近づかれるまでに倒してしまえばいい、と思うかもしれない。しかし確実にガンダム・シールドで防がれると、ほとんどダメージを与えられないまま接近されてしまう。こうなると逃げ切るのは難しい。

 また、ロックオン可能なエリア内に複数の敵がいる場合、ロックオンカーソルがそれぞれに向かってしまうのも弱点のひとつ。複数の敵を同時攻撃して倒せればいいが、単発の攻撃力はそれほど高くないので、それは非常に難しい。できればいちユニットに攻撃を集中させたほうがいいだろう。

 このようにサイコミュ・システム搭載機を見てくると、決して無敵のメカニックではないのがおわかりいただけると思う。パイロットにコストがかかることも考えると、さほど強力といえないのではないだろうか。それでも使いこなしたくなるのは、それだけ魅力的なメカニックであるともいえる。

180mmキャノンはもちろん、ボールの攻撃射程の中にさえ入ることはできない。ボールをあまり使うプレーヤーが少ないのが救いになっている 盾で確実にガードされると、意外にもたいしたダメージを与えることができない。盾でのガードは、サイコミュ・システム搭載機にとっても嫌なもの 盾でガードされたあと、突っ込まれると対処が非常に難しい。いったん接近されると、自力で脱出するのは至難の業だ



■ サイコミュ攻撃を使いこなすために ~再ロックによるロック時間の短縮

 サイコミュ攻撃をロックしやすくするためには、独特のテクニックが存在する。いったんロックしかけた直後に機動重視で解除し、再ロックオンをするというものだ。

 敵軍の遠距離攻撃と同時にロックし始めると、サイコミュ攻撃はロック時間が遅いぶん不利になってしまう。そこで機動重視でダッシュし、いったんロックを解除しながら敵の攻撃エリアから離脱しよう。そしてすぐに攻撃重視にしてロックを開始すると、赤い円のエリアが敵に近い場所に出現する。そこからロックが開始されるので、最初の時よりも速い時間でロックが可能になる。

 このテクニックを実戦で使いこなすのは、それなりに難しい。しかし使いこなせば、必ず役に立つときがくるはず。サイコミュ使いなら、まずはマスターしておきたいテクニックだ。

同時にロックを開始すると、必ず先に撃たれてしまう。タイミングを見て機動重視で逃げよう すぐに攻撃重視に戻すと、本来自機の周りから移動する赤い攻撃エリアが、相手メカニックの近くから発生する。結果的に速くロックが始まるぞ



■ 味方を有効に使う ~おとり、守りに味方MSを駆使しよう

 単独では難しいサイコミュ・システム搭載機のロックだが、味方がいれば別になる。まず防御のできるMSを前に出し、相手を威嚇しつつ注意を集中させる。わざと逃げるそぶりを見せ、自陣に誘い込む目標とさせてもいい。すると相手は気づかずに突っ込んでくるので、そこを横に隠しておいたサイコミュ・システム搭載機が自動追尾でロック。こうなれば確実に先手を取れるはずだ。最初からサイコミュ・システム搭載機を全面に押しだすより、はるかに有利な戦法といえる。

 また味方がいれば、相手がサイコミュ・システム搭載機に向かって突っ込んできても守ることができる。できれば守りには2機のMSがほしいところ。1機は射撃主体、もう1機は高速で移動し格闘のできる機体がいい。だがそうなると、総コスト1000は確実に突破することとなる。このように、サイコミュ・システム搭載機は、総コストが高くなればなるほど運用しやすいメカニックといえる。


■ ビーム・バリアを突き破るために

 サイコミュ・システムに対するひとつの攻略法として、ビーム・バリアという手段がある。しかしこれは、逆にジオン側にも対応策が立てられる。

 ビーム・バリアで防がれて、パニックに陥って逃げるだけになれば連邦の思うつぼ。しかしビーム・バリアは15発で停止することを覚えておこう。エルメス、ブラウブロならフルヒット2回で、完全にビームバリアを沈黙させることができる。

 ビーム・バリアを使ってくる相手は、気が大きくなって一気に突っ込んでくる場合も多い。そこで最初のチャンスに、確実にフルロックをしよう。次のピンチをしのぎながら、あと1回ロックすればビーム・バリアを停止させられる。最初の勢いをしのぐのは大変だが、相手もビーム・バリアに相応のコストをかけている。決して不利な戦いにはならないはずだ。

最初のロックは完全にビーム・バリアに防がれてしまう。しかしそれでもしつこくロックし続けよう 2回目のロックでビーム・バリアは消滅する。相手が動揺してくれれば、ここからは反撃の時間となる



■ アプサラスは本当に強いのか ~その強さを引き出すための工夫

 強力な火力を誇る大型MAであるアプサラス。このメカニックが強力だという噂を聞きつけ、使ってみるジオン軍プレーヤーは後を絶たない。強いメカニックであることはおおむね意見が一致するところだが、さほど怖くないという人から歯が立たないという人まで、連邦軍プレーヤーの反応はさまざまだ。

 ではアプサラスは本当に強いのか。また、その強さを引き出すにはどのような工夫が必要なのか。それをここで紹介していこう。


■ アプサラスの基礎知識 ~IIとIIIの違い、パイロットや艦長について

 アプサラスには、アンコモンのアプサラスII、レアのアプサラスIIIの2種類があり、それぞれ特徴が違う。アプサラスIIは機動力がアプサラスIIIより高いが、攻撃力は低め。HPもやや低く、ミスが許されないので注意が必要だ。また命中率も若干IIIに劣る印象がある。

 いっぽうアプサラスIIIは、攻撃重視、防御重視ともにメガ粒子砲の威力が高いのが長所だ。命中率もIIよりやや高いと思われる。スピードはやや遅いが、HPが高いので総合力ではIIよりワンランク上の存在といえる。また、真に恐るべきは防御重視の装弾数だ。IIが3発なのに比べ、IIIは5発装弾できる。これがいかに敵軍への脅威となるかは、後で説明していこう。

 さて、アプサラスのメガ粒子砲がいかに強力だからといって、当たらなければ意味がない。筆者も稼働直後にアムロと戦ったとき、8割以上の確率でメガ粒子砲をかわされてしまった記憶がある。ここで重要になるのが、パイロットと艦長の存在だ。

 パイロットには、射撃値が20以上の能力を持つキャラクタを選ぶのが望ましい。ワンショット・キラーの特殊能力を持つブレニフ・オグスも有力だが、コストパフォーマンスを考えるとコスト95で射撃値21を持つイアン・グレーデンがお薦めだ。適性パイロットのアイナ・サハリンもいい。アイナはテンションMAXのあいだ敵軍のテンションを落とす特殊能力を持っており、これが総合的にきいてくる。

 艦長でお薦めなのは、射撃命中率アップとテンション維持の効果を持っているタイプ。コストパフォーマンスを考えると、ユーリ・ケラーネがお薦めだ。コスト85で射撃命中率がアップし、テンションを最大に維持できる。テンション維持は命中率アップにつながるので効率がよい。しっかり下準備を整えて、戦いにおもむこう。

アプサラスIIは機動力に秀でている。IIIに比べると火力は弱いが、それでも十分に強力なメカニックだ アプサラスIIIはその攻撃力が魅力。何よりも防御重視攻撃の装弾数が5なのがいい ユーリ・ケラーネは、ジオン軍射撃部隊を使うときに艦長として効果を発揮する。原作の設定からすると皮肉なことだが、アプサラスとは縁が切れないのか……



■ きびきびと動こう ~防御重視攻撃と機動力がすべてのかなめ

 アプサラスは操作面において、さほど難しいメカニックではない。ただちょっとしたコツがつかめていないがゆえに、使いこなせていないプレーヤーが非常に多いのも事実。そのせいで、「アプサラスはさほど怖くない」という印象を与えてしまうことがある。しかし実際には、非常に強力なメカニックなのは間違いない。

 よく見かけるのが、攻撃重視を無理に当てようとして、なかなかロックできず近づかれてしまうパターン。確かに収束メガ粒子砲は強力だが、この攻撃はむしろ威嚇程度に考えたほうがいい。メインに狙っていくのは防御重視の拡散メガ粒子砲だ。拡散メガ粒子砲のカバーする範囲は非常に広範囲。しかも本体が空中扱いかつ防御重視攻撃なので、最速のロック速度が可能になる。収束と比べて威力は劣るが、それでも十分すぎるほどの威力。ジムなどのHPの低いメカニックなら一撃で倒せるし、防御しても確実に盾を1枚ずつふっとばしていく。

 搭載するカスタムはワイドレンジ、出力リミッター解除なども考えられるが、もっとも強さを引き出すならオプションブースターが突出した効果を持つ。これを搭載すると絶対的な速度アップにより、アプサラスの弱点である回頭速度の遅さを補うことができる。また、射程の長い180mmキャノンにも速度で対抗できるようになるのだ。


■ 長距離射撃部隊への対処 ~攻撃的に防御重視を狙おう

 連邦側から考えると、アプサラスにはふたつの対抗策が考えられる。ひとつは180mmキャノンを使った遠距離からの攻撃。もうひとつは、盾を持ち格闘で近距離戦を挑む方法だ。

 収束メガ粒子砲の攻撃エリアが長いといっても、連邦の180mmキャノンに比べれば短い。遠距離で逃げながら撃ちあっているだけでは、まずアプサラスは勝つことができない。こんなときは、思いきって突っ込んでから防御重視でロックし、攻撃を仕掛けていこう。

 180mmキャノンのロックをはずし、機動重視で突っ込めれば理想的。しかしなかなかそうもいかないので、ロックがはずせそうもなかったらいったん防御重視でガードする。ガードした時点でかなりのダメージを負ってしまうが、その直後に機動重視で追いかけよう。機動重視でダッシュ→防御重視とスムーズに切り替えて、一瞬にしてロック完了。防御重視の強力な攻撃力で、倍返しのダメージを与えていく。相手がジム・スナイパーカスタム程度の耐久力であれば、その攻撃力で数的不利も打開できるはずだ。

まず相手の180mmキャノンの攻撃を防御する。できるだけ間合いをつめてから防御するようにしよう その後す速く機動重視で近づき、間合いに入ったところで防御重視に切り替える。ロックが非常に速いので逃すことはないだろう



■ 近距離格闘部隊への対処 ~常に相手の方を向き、外周を回って逃げる

 格闘狙いで突っ込んできた場合は、防御重視で下がりながらロックしていく。相手はガードしてから突っ込んでくるが、バック方向へのダッシュで間合いをはずし、相手のロックを切ろう。相手ロックをはずしたら、瞬時に防御重視に切り替えて撃つ。一瞬でもこちらのロック開始が速ければ、反撃させず先に攻撃することができる。

 相手は裏の死角に回り込もうとしてくるが、このときすれ違ってはいけない。読みあいに慣れたプレーヤーほど、敵の動きを逆手にとってすれ違いたくなるもの。しかしアプサラスの場合は回頭速度が遅いので、すれ違ってもむしろ不利になってしまう。つねに頭は相手の方向に向け、外周を回るようにバックダッシュで逃げていくのがいい。

 格闘重視の相手なら、母艦を狙われる場合もあるだろう。アプサラスは母艦を落とされるとメガ粒子砲を補給できなくなるので、ピンチに陥ることとなる。とはいえ相手の布陣によっては、アプサラスだけで母艦を守ろうとしても難しい。ここは母艦にこだわらず、敵機体にメガ粒子砲を当てていこう。特にアプサラスIIIなら、防御重視の装弾数は5もある。母艦を倒されても、残りの弾数で複数機を倒すことができる。母艦を攻撃した隙をついて、確実に敵を倒していくのだ。

逃げながら相手の方向を向き、拡散メガ粒子砲を撃ち込んでいく。相手の持っている盾を1枚ずつはがしていくのだ すれ違うと、すぐに追いつかれて不利になる。回頭速度が遅いのはアプサラスの最大の欠点だ つねに相手の方向を向き、画面の外周を回るように逃げていく。オプションブースターをつけていれば、後ろ向きに逃げても簡単につかまることはない



■ 最後に

 サイコミュ・システム搭載機とアプサラスは、どちらも強力なメカニックである。しかしサイコミュ・システム搭載機のほうには、弱点が明確に存在している。逆にアプサラスは、使いこなせば地上で猛威をふるうことだろう。その強さゆえあえて、これまで紹介を後回しにしていた事情がある。

 カードとして存在している以上、使うのはプレーヤーの自由だ。しかし強力なメカニックを使用しながら、使いこなせないのはちょっと恥ずかしい。強力なメカニックを使うのは、心理的にはリスクの高いことなのだ。

 とはいえ、これらの魅力的なメカニックを手にしたなら、まず使いながら研究してみよう。それから自分のプレイスタイルに合わせて、メインに使っていくかどうか決めていけばいい。最初は誰もが初心者なのだ。使ってみなければどんな使用感なのか、わかるはずもないのだから。


(C) 創通エージェンシー・サンライズ

□バンプレストのホームページ
http://www.banpresto.co.jp/
□「機動戦士ガンダム0079カードビルダー」のページ
http://gundam-cardbuilder.com/
□関連情報
【4月14日】ピックアップ アーケード「機動戦士ガンダム 0079 カードビルダー」第12回
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060414/gcb.htm
【4月7日】ピックアップ アーケード「機動戦士ガンダム 0079 カードビルダー」第11回
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060407/gcb.htm
【3月31日】ピックアップ アーケード「機動戦士ガンダム 0079 カードビルダー」第10回
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060331/gcb.htm
【3月24日】ピックアップ アーケード「機動戦士ガンダム 0079 カードビルダー」第9回
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060324/gcb.htm
【3月17日】ピックアップ アーケード「機動戦士ガンダム 0079 カードビルダー」第8回
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060317/gcb.htm
【3月10日】ピックアップ アーケード「機動戦士ガンダム 0079 カードビルダー」第7回
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060310/gcb.htm
【3月3日】ピックアップ アーケード「機動戦士ガンダム 0079 カードビルダー」第6回
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060303/gcb.htm
【2月24日】ピックアップ アーケード「機動戦士ガンダム 0079 カードビルダー」第5回
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060224/gcb.htm
【2月17日】ピックアップ アーケード「機動戦士ガンダム 0079 カードビルダー」第4回
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060217/gcb.htm
【2月10日】ピックアップ アーケード「機動戦士ガンダム 0079 カードビルダー」第3回
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060210/gcb.htm
【2月3日】ピックアップ アーケード「機動戦士ガンダム 0079 カードビルダー」第2回
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060203/gcb.htm
【1月27日】ピックアップ アーケード「機動戦士ガンダム 0079 カードビルダー」第1回
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060127/gcb.htm

(2006年4月21日)

[Reported by 石井ぜんじ]



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