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会場:幕張メッセ
入場料:1,200円(前売1,000円)
13時に予定されていたステージイベントに「エム~エンチャント・アーム~」プロデューサーの竹内将典氏が登場したときは「今日のプレゼンはコレだけかなぁ」と思ったのだが、その直後“良い方向”で期待は大きく裏切られることになる。まずは「エム~エンチャント・アーム~」に関するレポートからお届けしよう。
■ 「エム~エンチャント・アーム~」 エイベックス、リズムゾーンと楽曲でタイアップ
プレイアブル出展バージョンは、街の人たちとの会話などコミュニケーションを楽しむ「お祭り編」と、ダンジョンの戦闘シーンがメインの2パートが選択可能になっているが、発表会では竹内氏が実際にXbox 360を操作して未公開画面を特別に披露。巨大スクリーンに投影されたのは、美しく広大な山野にたたずむキャラクタの姿。フィールド画面のスケール感は相当なもので「このグラフィックの広がりは、現行機ではなかなか難しい表現ではないかな、と思っています。僕らは“空気感”と表現してますけど、こういったものが(Xbox 360は)やりやすくなっている」とコメント。 ゲーム本編の制作と平行してさまざまコラボレート企画も進行しているといい、初回特典には設定資料集のほかに「人気イラストレーターにイメージイラストを提供してもらったピンナップイラスト集」、「オリジナルストーリーのコミック(前後編)」といった70ページ以上の冊子が付属するといった熱の入りよう。 主題歌は、エイベックス・リズムゾーンとのタイアップを実現。リズムゾーン所属アーティスト「Ruppina」ボーカルの工藤舞さんが“舞”としてソロデビューするにあたり、デビュー曲「Reborn」が「エム~エンチャント・アーム」のテーマソングに使用されることになったという。舞さんは「今回、私のソロデビュー曲『Reborn』がテーマソングになり、とても嬉しく思っています。『エム~エンチャント・アーム~』は次世代ゲーム機Xbox 360最初のRPGということで、今まで実現しなかったことが実際目の前でかなって私自身凄くワクワクしてます、楽しみです」とコメント。 「Reborn」は、舞さんが感情をテーマに作った曲だという。眠りから覚めた自分が夢をかなえるために強い想いを胸に抱いて生きていくという内容で「初めて『エム~エンチャント・アーム~』のストーリーを読んだときに凄く通じる部分があるなぁと思いました。主人公たちが、傷つき葛藤しながらも仲間を信じて夢をつかもうとするところなんかは、歌詞と共感する部分がありました。そんななかで、ゲーム中に私の歌う『Reborn』が流れると思うと凄く楽しみですし、ゲームに負けないくらいしっかり歌いたいなぁと思います」とのコメントには、ファンならずとも期待せずにはいられない。
本作は、Xbox 360本体と同時発売を目指して開発が進められているという。気になる人は、ぜひとも会場を訪れて「エム~エンチャント・アーム」体験版をプレイしていただきたい。
■ Xbox 360完全新作「天誅 360(仮)」、「アーマード・コア 4」
ステージに登場したフロム・ソフトウェア社長の神直利氏は「(デモ映像を) 見ていただいたとおり『天誅』と『アーマード・コア』をXbox 360に向けて作ることになりました。現在、4本同時に開発している状況ですが、どれもそれなりにスムーズ。セガさんと共同でやらせていただいている『クロムハウンズ』が成功している関係もあって(Xbox 360の)開発環境が良く、相当早い時期にはもう少し進化した形のものを見ていただけるかなぁと思っております」と、開発が極めて順調に進んでいることを示唆。 上映された映像はどちらもイメージレベルではあったが、やはり期待感を抱かずにはいられない。当然ながら、両タイトルともXbox Liveに完全対応。これがネットワーク対戦を意味するのかどうかは現時点では不明だが、Xbox Liveをふまえるとこと「アーマード・コア」シリーズのファンについては以前からネットワークプレイを渇望していたことを考えると、これはもう絶対に対応してもらわないと“困る”とさえいいたくなる。 神氏に続いて登場したXbox事業本部マーケティング部長兼ゲームコンテンツ推進部長の泉水敬氏は「率直な感想をいいますと(映像を見て)背中がゾクっとした。『アーマード・コア』の迫力、『天誅』の緊張感、両方に共通する質の高さは、Xbox 360ならではだと思います。以前から神さんもおっしゃってますけど、次世代のゲームは画像が綺麗というだけでは面白くないし、意味がない。そこに新しいゲーム性やストーリーがあって初めて次世代のゲームになるということで、この2作品は次世代のリーダーとして他のゲームを引っ張っていただけると確信しています」とコメント。
フロム・ソフトウェアに絶大な信頼を寄せているのは、もちろん泉水氏だけではない。初期から同社をサポートし続けてきたファンのためにも、Xbox 360「天誅 360(仮)」、「アーマード・コア 4」で“やはり俺(私)たちのフロムは違うぜ!”といったところを満天下に知らしめて欲しい。
□Xboxのホームページ (2005年9月16日) [Reported by 豊臣和孝]
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