会場：稲荷山公園駅前広場

　株式会社マイクロソフトは、11月3日、航空自衛隊入間基地にて開催された入間航空祭に特設テントを設け、「Flight Simulator 2004 翼の創世紀」を中心としたマイクロソフト製品の新作デモを行なった。

一見、歩行者天国風だが、ここは基地の構内。数百メートル先の飛行場がメインステージだ

インタークラフト高橋氏による初心者講座がたびたび開かれた

　当日はあいにくの悪天候で、ブルーインパルスの曲技飛行を始めとした航空ショーの一切が中止となったが、来場者数は上々で、入間基地を横断する位置にある稲荷山公園駅から、空自機の地上展示が行なわれている飛行場地区を結ぶメイン道路は、まさに雲霞の如き大軍状態で、単日での集客10万というのは伊達ではないことを伺わせた。

　広い基地内は一部を除いて一般開放されており、来場者は基地を自由に歩くことができる。が、もともと恒常的に客を招く施設ではないため、広さの割には案内が少なく、駅に着いてからずいぶん迷ってしまった。当日は駅出口が強制的に一方通行になるとは知らなかった。

　マイクロソフトの特設テントは、駅行きの基地出口の手前にあった。ちょうど航空祭の帰り客がぶらりと立ち寄れる位置になっていて、関連イベントとしてはベストの位置。これが飛行場地区に通ずる大通りにあったら見過ごされてしまうところだろう。

　ただし、スタッフによれば、駅前広場に隣接する稲荷山公園は、本来なら芝生に座って航空ショーを見る客で埋め尽くされているということで、今回は航空ショーが中止されたことにより、その客を見込めないのが残念ということだった。

　特設テントでは、「Flight Simulator 2004 翼の創世紀」の試遊台が10台のほか、「Age of Mythology: The Titans Expansion」、「Halo」、「Zoo Tycoon Complete Edition」の試遊台がそれぞれ1台ずつ設置。さらに即売コーナーも設け、航空祭記念特価で販売していた。

　来場者はもともと航空祭目当てで来ているだけあって、一般向けのイベントよりも反応が良く、「Flight Simulator 2004 翼の創世紀」は常に待ち時間が発生するほどの人気ぶりだった。個人的には作品に対する航空ファンから、辛口のコメントのひとつふたつは聞けるものと思っていたが、予想外に黙々と熱心に操縦桿を握る姿だけがあった。まずまず航空ファンお墨付きのタイトルと言って良さそうだ。

□マイクロソフトのPCゲームのページ
http://www.microsoft.com/japan/games/
□「Flight Simulator 2004 翼の創世紀」のページ
http://www.microsoft.com/japan/games/fs2004/
□関連情報
【2003年10月28日】PCゲームレビュー「フライトシミュレータ 2004 翼の創世紀」レビュー第4回
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20031028/fs2004_4.htm
【2003年10月15日】PCゲームレビュー「フライトシミュレータ 2004 翼の創世紀」レビュー第3回
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20031015/fs2004_3.htm
【2003年10月3日】PCゲームレビュー「フライトシミュレータ 2004 翼の創世紀」レビュー第2回
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20031003/fs2004_2.htm
【2003年9月4日】PCゲームレビュー「フライトシミュレータ 2004 翼の創世紀」レビュー第1回
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030904/fs2004_1.htm

(2003年11月4日)

[Reported by 中村聖司]

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