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価格:7,140円
今回で4回目の紹介となる「マーセナリーズ」は、これまでに紹介した情報で“自由度の高い”ミリタリー・アクションゲームであることは伝わったと思う。そこで、今回はビークル(乗り物)と支援兵器についての情報を紹介する。 ビークルは各勢力共に地上・航空兵器のほか、市内を走る民間車両など様々なタイプが本作には存在している。プレーヤーはこれらのビークルを購入するか、停車している車両に乗り込む、奪い取るといった行動を行なうことでビークルを利用することが可能になる。 ビークルに乗り込んだ場合、ビークルを所有している勢力にカモフラージュすることができる。これにより、兵士や民間人を攻撃する、クルマや建物に衝突して事故をおこす、兵士や民間人をひいてしまうといった、不審な行動を行なわない限りは、協力関係にある勢力、およびその勢力と同盟関係にある別勢力からは攻撃を受けることはなくなる。 武装されたビークルには、数箇所の乗車ポイントが用意されており、乗車したポイントによって利用できる機能が異なるという。例えば戦車の操作席に乗り込めば戦車の移動と主砲による攻撃を行なうことができ、上部銃座に乗り込めば砲台に据えられた機関銃を使うことができるようになるといった感じだ。本作ではビークルは単なる移動手段ではなく、傭兵が依頼を遂行する上で必要不可欠なサポート兵器として扱われ、ビークルを上手に利用することが依頼を遂行するためのカギとなると言っても過言ではない。 登場する多くのビークルは、2人以上の人数が乗れるようになっているため、友好的な勢力の兵士を乗り込ませることでミッションの間接的なサポートを得ることができる。例えば、UH-60輸送ヘリコプターには左右に機関銃が据えつけられていて、操作席からはこれらの機関銃を扱うことはできない。 そこで、付近に友好勢力の兵士がいる場合、コントローラの○ボタンを押すことでクラクションを鳴らして兵士を呼ぶことができる。呼び寄せられた兵士は自動的にビークルに乗り込み、空いているポジションに就くことになる。そうすることで、左右の機銃座に就いた兵士は敵兵士を見つけ次第、自動的に攻撃をしてくれるようになるという。また、ヘリ着陸時には中に乗っていた兵士を降ろすことで、その場所周辺での支援を受けることができる。UH-60ヘリの場合は兵士が乗り込めるキャパシティがあるため、数名の兵士をヘリに乗せることが可能だという。
ヘリコプター以外にもAPCなどの兵員輸送が可能な装甲車などは多人数の兵士を同行させることができるため、非常に役に立つと言えるだろう。ただし、兵士には一切の指示をだすことはできない。あくまでも、敵の兵士を減らしたり、注意を引くといったサポート役としての位置づけとなっている。
【登場するビークルの一部】
乗用車やバス、テレビ局の中継車などで、これらのビークルに乗ることで民間人にカモフラージュすることができる。民間人に扮している間はどの勢力からも攻撃を受けることはなくなる。体力が残りわずかでピンチな状態のときは、体力を回復目的などに活用するといいのではないだろうか。 ■ 偵察車両 国連軍のM1025など、各勢力が所有している車両。勢力圏内のパトロールをメインに各種作戦に投入されるこの車種は、機銃1丁もしくはTOWミサイルの固定武装があり、運転手を含めて最大5人までが搭乗可能となっている。偵察車両ということもあって火力の貧弱さは否めないが、メリットとしては高速で移動できることが挙げられる。
「M1025偵察車」ムービー (WMV形式、2.08MB)
■ 戦車
■ 輸送ヘリコプター
■ 攻撃ヘリコプター
「Ka-50攻撃ヘリコプター」ムービー (WMV形式、2.29MB) 【↑をクリックするとZIP圧縮されたファイルをダウンロードできます】 ■ 対空装甲車、対空装備車 最強の強さを誇る攻撃ヘリコプターを攻撃することを目的に開発されたビークル。高射砲や、対空ミサイルなどが装備されているが、対地用の兵器は装備されていない。このため、他のビークルと比べると非力だと感じるだろう。しかし、誘導ミサイルは非常に強力で、1発でヘリコプターを撃ち落すことができる。
「K200装甲車」ムービー (WMV形式、2.80MB)
反乱軍の所有する電波妨害車両は車両付近一帯の電波を妨害することができる。妨害されていると、傭兵は支援を要請することができなくなってしまう。それを防ぐためにもこの車両は発見次第、破壊したほうがよい。その他、弾道ミサイル輸送車、給油車、大型のSUVやスーパーカーなど様々なビークルが本作には登場する。 ゲーム中に登場するビークルは基本的には使い捨てであるが、なかにはハインド攻撃ヘリなどの貴重な機種は高額で、毎回購入するような使い方をしていると破産してしまう恐れもある。このような高額な機種などは、使い捨てではなくできるかぎり長く使い続けたいと考えるのは誰でも同じではないだろうか。 長持ちさせる秘訣は安全運転とこまめな修理・補給。悪路や斜面を高速で移動すると、ビーグルが横転してしまうこともあるだろう。その際は車両を降りて傾きに合わせて押し出す(ゲーム中では叩く)と、元の状態に戻すことができる。ただし、まっ逆さまに倒れた場合は元の状態に戻すことができず、燃料に引火して爆発してしまうので注意が必要となる。
ビークルがダメージを負ったり、装備された兵器の残弾数が少なくなったり、残弾数がなくなった場合、PDAの「マーチャント・オブ・メナス」から修理キットや弾丸補充の支援を要請することができる。しかし、キットが使えるようになるは条件があり、それをクリアするまでは反乱軍の基地などから入手するしか方法はない。
傭兵は携行武器を2種類まで持つことができるが、武器の種類も豊富でサブマシンガン、アサルトライフル、軽機関銃、スナイパーライフル、ロケットランチャー、携帯用地対空ミサイルなどが用意されている。これらの武器では例えば大型砲台や指名手配の幹部が潜む建物を破壊する場合、どうしても火力が不足してしまう。 街ひとつを破壊することができるほどの威力を持つ火力を手に入れるには、ロシアンマフィアのコネと各勢力の司令官の意向が必要となってくる。ロシアンマフィアの運営する「マーチャント・オブ・メナス」を利用することで各勢力の軍勢を買収して大規模な攻撃を行なうこともできる。また、各勢力から依頼を請けた際に砲撃やピンポイント攻撃などの支援をしてくれる場合もある。 凄まじいほどの攻撃力を誇る後方支援であるが欠点もある。それは莫大な金額が必要となることで、1回の支援に数十万ドルもの費用が必要になることもある。各勢力司令官からの支援では、数回は無償で要請できるものもあるが、稼いだ貯金がものをいう世界であるので注意したほうがいいだろう。 効果範囲が広いものに関しては巻き添えを食らうこともあるので、可能なかぎり距離をとってから支援を要請するといったことも必要となってくる。支援攻撃はスモーク弾による攻撃位置指示と、衛星からの座標指示、レーザー照射による攻撃目標の指示といった3つのパターンがあり、支援の種類によって攻撃支持の出し方が決まっていくという。
後方支援は、レーザーを照射したところに爆弾が投下される「ピンポイント・ボム」、中国軍の後方陣地による支援攻撃である「砲撃」、レーザー照射した所にAC130ガンシップによる攻撃「ガンシップ・サポート」、落下後に無数の小型爆弾が広範囲に広がる「クラスター・ボム」、非常に命中精度が高いミサイル攻撃を行なう「クルーズミサイル」、国連軍の空軍機が戦車用の爆撃を行なう「タンクバスター」、地下施設の破壊にも有効な貫通力を持つ「バンカーバスター」、レーザー照射された地点をステルスファイターが爆撃を行なう「ステルスファイター・アタック」、国連空軍が敵の攻撃ヘリなどを排除して制空権を取り戻す「制空権確保」、非常に強力な爆発と衝撃波を発生させる爆弾「FAEB(燃料気化爆弾)」、ターゲット付近に約12トンの爆弾を使い絨毯爆撃を行なう「カーペットボム」といった感じで多種多様のタイプが用意されている。
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□エレクトロニック・アーツのホームページ (2005年4月13日) [Reported by 志賀康紀]
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