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価格:7,140円
「マーセナリーズ」は、近未来の朝鮮半島を舞台にした本格ミリタリー・アクションゲーム。プレーヤーは傭兵会社エグゼクティブ・オペレーションから派遣された傭兵、マティス・ニルソン、クリス・ジャコブズ、ジェニファー・ムイの3人から1人を選択し、チョイ・ソン将軍率いる反乱軍「Deck of 52」と戦うことになる「Deck of 52」の幹部を拘束および殺害し、反乱軍を鎮圧して朝鮮半島に平和をもたらすとともに、傭兵の本分である「報酬」を手に入れることが目的となる。 ゲーム開発は、ビジュアルやゲーム性で高い評価を受けている「スター・ウォーズ バトルフロント」や、リアルな軍事シミュレータとして話題を呼んだ「フルスペクトラムウォリアー (米THQ)」を開発した米Pandemic Studiosが担当している。最高峰のビジュアルと朝鮮半島をリアルに再現したフィールド、登場する全ての乗り物に乗れ、全ての建物を破壊することが可能となった技術力、米Havocの物理エンジンを導入している。
プレーヤーは、軍事境界線から敵国領土奥深くに潜入し、国連が指名手配した反乱軍の幹部52名を拘束、もしくは殺害することが目的であるが、自分の利益になることであれば、韓国との軍事境界線に展開している国連軍司令部、韓国軍司令部、ピョンヤン郊外にある空港に駐屯する中国軍などから「仕事(ミッション)」の依頼を受けることができる。用意されているミッション数は多数あり、ミッションを請け負う相手は国家のみにとどまらず、ピョンヤン市外にはロシアンマフィアが縄張りを構えており、クーデターの混乱に乗じて一稼ぎしようと企んでいる。時にはマフィアのような犯罪組織と手を組むようなミッションも用意されている。これらのミッションでは、正規ルートでは手に入りにくい新兵器を入手することができることもあるという。
ミッションで稼いだ賞金は、プレーヤーの持つPDAからアクセスできる「マーチャント・オブ・メナス」と呼ばれるウェブサイトから各種の兵器をネットショッピングすることができる。購入できるアイテムは、車両や補給物資、火力支援など様々なタイプのモノが用意されている。また、入手した時点では使用することができないアイテムは、ミッションを攻略していくことで兵器使用制限が解除されて使用することが可能となる。 ミッションを受けることができる各国、そしてロシアンマフィアには傭兵との友好度が設定されており、ミッションを成功させたり、敵対勢力の攻撃に助力したりすることで友好度がアップする。しかし、味方勢力の兵士を殺してしまったりすると友好度は下がってしまう。友好度が下がると味方兵士からも問答無用で攻撃を受けることになってしまう。 「マーセナリーズ」の最大の特徴は、プレーヤーの行動を制限するものは一切ないということ。着々とミッションをこなすのもよし、金の続く限り新しい兵器を買い続けて破壊の限りを尽すのもよし、反乱軍の前線基地を襲撃したり、民間人の車をロシアンマフィアに叩き売って小銭を稼ぐのもよし、味方兵士を攻撃するのもよし、といった感じでプレーヤーの考え方次第で自由自在の行動をとることができる。その自由度は味方の司令部すら爆破することができるほどである。
また、行動以外の自由度も非常に高く、地上にある全ての建物が破壊可能となっている。オリジナル版を手がけたルーカス・アーツのプロデューサーであるシャラ・ミラー氏曰く「ゲームフィールド上の約85%が破壊可能で、破壊できないのは水中の植物だけ」とコメント。このことを可能した技術がHavocの開発した物理ライブラリで、この技術を搭載したPS2のゲームソフトは珍しい。例えば、プレーヤーがドラム缶を蹴ればドラム缶は倒れ、ゴロリと転がる様子や敵車両に攻撃を命中させれば車両と乗っていた兵士は爆風で吹き飛ぶといった細かい様子までが、見事なまでにゲーム上で再現されている。このリアリティー溢れる描写と銃器を撃ちまくる爽快感がプレーヤーを楽しませてくれることは間違いないだろう。
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□エレクトロニック・アーツのホームページ (2005年3月23日) [Reported by 志賀康紀]
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