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価格:7,340円
CEROレーティング:B (12歳以上対象)
「タツノコ VS. CAPCOM」のキャラクタ紹介第5回目となる今回は、カプコンからは「ロストプラネット」シリーズに登場するVS「PTX-40A」、タツノコプロからは「新造人間キャシャーン」より「キャシャーン」と「タイムボカンシリーズ」より「ヤッターマン」を紹介する。また、これら3キャラクタのほか「モリガン&春麗 VS. キャシャーン&ヤッターマン一号」の対戦ムービーを一挙掲載。合わせてご覧いただきたい。
“Ivan(イワン)”という愛称で呼ばれる、試作型のVS(バイタルスーツ)。
換装が可能な両肩の重火器と、近接武器“VSキャリバー”、独自の動力機構から生み出される脅威の運動性能と、その性能は他のVSの追随を許さない。(CV:なし)
東鉄也のデータと不死身のボディを融合させた新造人間。自我に目覚め人類の敵となったアンドロイド、ブライキングボス率いるアンドロ軍団に立ち向かう。
開閉するフェイスマスクや腰部のパルサー推進機のほか、足部が収納できるなど、新造人間特有の機能を持つだけでなく、あらゆる戦闘能力も人間とは桁違いである。さまざまなメカに変身できるロボット犬“フレンダー”を相棒にしている。(CV:小野大輔)
この世の平和を守るため、自作の巨大メカとともに世界を駆ける仮面のヒーロー。キラリと光る白い歯、目元を隠したマスクが特徴。
白兵戦ではオリジナルの武器である“ケンダマジック”を巧みに操り、悪党たちを成敗する。(CV:喜多村英梨))
■ 「クリスマスプレゼント争奪 メディア VS. カプコン 先行体験会」
体験会は「オリジナルカレンダー争奪 オリジナルゲーム大会」と「オリジナルTシャツ争奪 対戦格闘大会」の2パート構成。オリジナルゲーム大会は、参加媒体が一緒にオリジナルゲーム(弊誌でご紹介しているとおり、キャラクタ固有のミニゲーム)を3つプレイして、そのトータルスコアで順位を競うというもの。優勝者にはエクサーのWii用ジョイスティック「タツノコVS. カプコン STICK ドリームバトルスティック」が進呈される。練習に与えられたフリープレイは30分。ソフトは隠しキャラがすべて出現した状態で、オリジナルゲームも相当な数。当然ながら本番で使われるミニゲームが何かは教えられていない。 根性がねじくれ曲がった筆者は、手近な広報氏を捕まえては「これ結構シンプルですけど、まさかこんな簡単なのは種目に選ばないっスよね?」、「これやたら高い点数が出ますけど、もしこれが入ったらトータルスコアのバランスが……」と誘導質問を試みる。……が、手口が稚拙すぎたのかニヤニヤされるばかりで効果は今ひとつ。仕方なく、力技で制限時間一杯までひとつずつプレイ。さすがに全部は無理だったが、約3/5ほどを体験して準備を整える。
記者はフリープレイ時に「戦闘員が+200ポイントで、間違ってヤッターマンや春麗を撃つと-500ポイント。突然画面内を高速でスッ飛んでいく『おだてブタ』を倒すと+2000ポイントにくわえて画面奥のドアが開き、ギャラクターの総帥Xが出現。これを倒すごとに+1,000ポイントゲット!」というシステムを確認。「フリープレイを対戦練習に費やしていた人も多い。もしやコレを知っているのは俺だけ……アーッハッハッハ(ベルク・カッツェ風に)」と密かにほくそえんでいたのだが、開始直前に広報氏から「えー、時々飛んでくる『おだてブタ』を倒すとですね」などと説明があり一気に脱力。4人同時プレイは、画面内をターゲットカーソルが入り乱れるカオスな展開がツボ。戦闘員はもちろん、総帥Xに至っては、出現するや否や4人のカーソルが集中して滅多撃ちにされるという“矢ガモ”ならぬ“矢羽根総帥X”状態で、シュールさに思わず笑ってしまう。 「輝け! ゴールドライタン」は、画面分割による4人同時プレイが可能。汚れたゴールドライタンのボディを、Wiiリモコンを上下させてひたすら磨くという極めてシンプルなゲーム。ただし、シンプルだからといって「楽」ではないがのポイント。脚、腕、ボディなど各パートにわかれて断続的に進んでいくが、実は各パートの合間もWiiリモコンを振り続けたほうが高得点が狙えることが、某媒体との雑談時に判明。「腕、脚などと磨く場所が変わるたびに『あぁ、一段落できる』と勝手に思い込んで一瞬手を休めてしまうとワナに陥るのか」と気づき「ある意味、人生の縮図のようだ」と戦慄する。ちなみに、最高点を叩き出した人は終了するや否や腕の振り過ぎで猛烈な疲労感に襲われていた。 「春麗的彫刻製造術」は、A、B、1、2ボタンを連打して百烈キックを繰り出し、岩の塊から次々とリュウの彫刻を削り出していくゲーム。一見するとあまり差が出ないように思えたが、ゲームが進むうち、彫刻が出来上がるスピードに少しずつ微妙な差が生じ始める。遅れている側が追いつこうと必死になるし、先行した側もまったく油断できない。トータルポイントで差をつける要因とはならなかったが、この“微妙な差”が熱い勝負の演出に一役買っていたことは間違いない。 全7媒体が参加したオリジナルゲーム大会。GAME Watchは残念ながら3位でジョイスティック獲得には至らなかった。敗因は「輝け! ゴールドライタン」で、筆者が獲得できたのは約13,000ポイント(最高得点を獲得した人は約19,000ポイント)。「ギャラクター基地・強襲ゲーム」で1位(8,000ポイント)、「春麗的彫刻製造術」はポイント的に全媒体ほぼ横一線と、思わず「なぜあそこで踏ん張れなかったのか!」と、心の弱さを形だけ責めてみる。
……が、最初に対戦した某広報氏、通常攻撃が強い春麗をメインに早さと手数で記者を押しまくり、挙句はヤッターマン一号のハイパーコンボで容赦なく体力ゲージを削ってくる。「これは……真剣(ガチ)だ!」と気づいたときにはお互い体力ゲージが半分以下。ともに残り数センチのところで地道な一撃からヤッターワンの必殺技で削り殺されるという「ここはどこのゲーセンの対戦台だ?」という結末(オチ)が待っていた。 しょんぼりしているところに「じゃぁ、私とやりますか!」と上から目線で別の広報氏が記者の前に立ちはだかる。制限時間内であれば何度でも挑戦できるシステムだが、ここでも躊躇なしに春麗がチョイスされ、その容赦のなさに「カプコン恐れるべし!」の思いを新たにする。対戦は、コンビネーションの合間にハイパーコンボで割り込みを狙う「カウンター重視のチキン風スタイル」でわりと優勢ぎみに記者が勝利。なんとか読者プレゼント用のTシャツをゲットすることに成功した。
体験して改めて思ったのは、グラフィックこそ3Dポリゴンになったが、そのテイストはまさしく「VSシリーズ」そのもの。お祭りゲーム的な華やかさとダイナミックなゲーム性、それでいて緻密に戦える操作性と、シリーズのファンはもちろん対戦格闘ゲームが好きな人なら見逃せない要素がギッシリ詰め込まれている。気になる人は、発売されたその日にぜひとも手に取っていただきたい。
(C)タツノコプロ(C)2005 タツノコプロ/鴉-KARAS-製作委員会 (C)CAPCOM CO., LTD. 2008, (C)CAPCOM U.S.A., INC. 2008 ALL RIGHTS RESERVED. 「タツノコVS.カプコン」は一部(株)竜の子プロダクションの許諾を受けて、(株)カプコンが製造・販売するものです
□カプコンのホームページ (2008年12月4日) [Reported by 豊臣和孝]
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