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価格:8,390円
CEROレーティング:B (12歳以上対象)
「ストリートファイターIV」は現在アーケードで稼働中の対戦格闘アクションだが、コンシューマー版ではアーケード版に加え春日野さくらや豪鬼、ラスボスのセスがプレーヤーキャラとして使用できるなどさらなる進化を遂げている。 今回取材陣に公開された「ストリートファイターIV」のCMはコンシューマー版で使用可能キャラとして登場するさくらのアクションを中心とした内容となっており、さくらがパンチやキックを繰り出すと空気が揺れ、そのスピード感やパワフルさをハイスピードカメラによる撮影で表現したもの。一方でさくらのお茶目な一面を最後のワンカットで取り入れ、久々のシリーズ最新作の発売を「おまたせ!」といった感じで締めくくられる。 さくら役には今年のホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを受賞した高田光莉さんを起用。高田さんは初めてのCM撮影という事でかなり緊張した面持ちで撮影に挑んだ。スタッフからは拳の向きや肘の曲げ方と言った細かい部分にも指示が入り、パンチやキックについても演技指導がかなり入った。しかし高田さんは真剣にそれらの指示に対処し、特技が「新体操・ダンス」などという事で、切れのある動きでクリアしていった。 高田さんは「はじめてのCM撮影という事で大変なところもありましたが楽しかったです」とコメント。パンチやキックなどについては家で練習したという事だが「なかなか決まらずに難しかった」とか。CMを見てくれる人たちに向けては「初めてのCMで頑張ったのでよろしくお願いします」とアピールした。 ちなみに高田さんは1996年生まれの12歳。まだ小学生と言う事だが、この点について同作の小野義徳プロデューサーは「シリーズ20周年ですが、彼女は12歳ということでもちろん知らないんですよね」と感慨深げ。さくらは女子高生という設定で、高田さんでは若干年齢にギャップが生じるが、この点については「ジェネレーションギャップがあるが、『おまたせ!』ということで彼女を起用した」と明かした。 小野プロデューサーは「ストリートファイターIV」の制作当初から「僕の中ではさくらを復活させたい」という野望があったと言い、「『ストリートファイターIV』はもちろん最近の方にプレイして貰えるのはうれしいが、10年ぶりにナンバリングを上げ、“2”から15年も経っている事を考えると、まずターゲットは30歳代から40歳代でしょう。これくらいの世代の人にはちょうど高田さんくらいの子供がいると思って、彼女を通してゲームをしていた頃の自分を投射して記憶がよみがえってきてもらえればと思い起用した」とその理由を説明。 「さくらは今のアイドルの子とは違うでしょう」と語る小野プロデューサーは、今年のホリプロタレントスカウトキャラバンでは「アクション系を選出する」と言う話を聞き、「アクションができるいい子がいないかな」と選考段階から何度か会場に足を運んでいたのだという。選考時から高田さんに目が止まり、「あの子なら (さくらと) マッチングするかな」と思っていたそうだが、その高田さんがグランプリを受賞。まずはアクション女優を起用したかったという小野さんの希望が叶えられた。
ゲーム内でのさくらのキャラクタについては「さくらは今の (対戦格闘の) 流れで行くとつなぎが早かったりするが、『ZERO』のころでプレイするのが止ってしまった人が今回プレイして、『こういう感触だったよな!』と。指が反応しなくても繋がるようなキャラにチューニングした」とコメント。発売に向けて順調にチューニングが進んでいる事を伺わせた。
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□カプコンのホームページ (2008年12月1日) [Reported by 船津稔]
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