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SCEJ、「TGS08」開催! 「Togoshi Game Show 2008」??
「勇者のくせになまいきだor2」発売記念イベントで新キャラ発表

10月17日 開催

会場:戸越銀座温泉

【勇者のくせになまいきだor2】
10月16日 発売

価格:3,980円 (パッケージ版)、2,800円 (ダウンロード版)

CEROレーティング:A (全年齢対象)

今回の「TGS08」の舞台となったのがイベントタイトル通り「戸越銀座温泉」
 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントの国内ビジネスを担当するソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン (SCEJ) は、10月16日に発売されたPSP用ダンジョン・マネージメント「勇者のくせになまいきだor2」の発売記念イベントを行なった。「勇者のくせになまいきだor2」はパッケージ版が3,980円で、ダウンロード版が2,800円。CEROレーティングはA (全年齢対象)。

 このイベント、同作の重要な要素として掲げられている「過剰なパロディ」精神に則り、全てにおいてなんとも緩くも楽しいイベントとして企画されていた。まずイベントタイトルが「TGS08」こと「Togoshi Game Show 2008」。副題が「さあ、行こう! 勇者の時間です」という真っ向勝負を挑むタイトル付け。なぜ“Togoshi”なのかといえば、会場が戸越銀座温泉だからだ。イベント会場ではニジリゴケの「苔ジュース」やら「“勇生”ビール」などが振る舞われ、PSP-3000の試遊台も設置され、きちんと「ゲームショウ」の体裁は整えられていた。

 イベントはまずはゲームの概要説明からスタート。「勇者のくせになまいきだ」は、プレーヤーが“破壊神さま”として土を掘り進み、魔物の生態系を考えながらダンジョンを作成。魔物を育て、増やしていき、魔王を追ってダンジョンに入ってきた“勇者”を撃退することが目的となる。勇者がプレーヤーの育てた魔物達を蹴散らし、ダンジョンから魔王を連れ去ってしまうとゲームオーバーとなる。

 ダンジョンの中は小さな生態系を構成しており、効率的に魔物を育てていくことが重要となる。ルールはシンプルだが、ゲームとしてのシステムは奥深い内容となっている。また、8bit風の懐かしさ溢れるキャラクタデザイン、あちこちにちりばめられたパロディ精神溢れるギャグなども注目を集め、前作が発売されてからユーザーの口コミで広がりを見せヒットを記録した。

 前作は全くの新作として発売されたため、勢いが付くまでそれなりの時間が掛かったが、同社によれば今回は発売前から話題を集め、販売的にもさらなる勢いが見込めそうだという。

プロデューサーの山本正美氏もディレクタの大橋晴行氏もリラックスした格好で登場
 一通りの説明が終わった段階で、SCEJのプロデューサーを務める山本正美氏とアクワイアの大橋晴行氏が登場し、トークショーを行なった。山本氏は「前作はマスコミで取り上げてもらい、発売されユーザーの口コミで広がり、社内評価が最後に付いてきた。ゲーム性 (の面白さ) についてはにわかには信じてもらえなかったようだが、(PSPプラットフォームにおいて) 『モンスターハンターポータブル』のような可能性のあるパワープレイで進むような面白いタイトルがある一方、『ゲームやろうぜ! (C.A.M.P.)』から登場した才能からどういった価値を提供できるか考えていく中で、アクワイアの企画書をみて (面白いと思い) スタートすることにした」とゲーム化への経緯を説明。「勇者のくせになまいきだ」については「(長時間プレイできるような) 大きなゲームと共存できた」とヒットした意味合いを分析。

 大橋氏も「『勇者のくせになまいきだ』は長時間プレイするゲームではなかった。携帯電話でプレイできるゲームなど、(短い時間を利用してプレイする) 傾向があるじゃないですか。その選択肢の中に入っちゃったんじゃないですか」と続けた。さらに現代のゲーマーの気質についても分析。「細かく時間を潰す行為を求めていて、だから携帯電話などでゲームをするんだと思う。携帯電話にはテレビもメールもなんでも入っているが、ゲームらしいゲームはないじゃないですか、インターフェイスも含めて。そんな中で携帯ゲーム機のPSPで手軽にできるゲームを出せればと思った。じっくりプレイするゲームは他社さんも出してますし」と語った。

 強烈なパロディ精神について大橋氏は、「共通の認識を提示し、横の広がりを大きくしていく。横の広がりはコミュニティと言うことですが、そこをきちんと広げていく事をしたのはこのゲームだけじゃないでしょうか。コミュニティが広がることでコミュニケーションが促進されたと思う」と、パロディ精神を盛り込んだ意義について語った。

 山本氏は、パロディの面白い部分が注目される中で大切にしたい部分として「ビオトープ」を挙げた。「シリーズ通じてマニュアルの冒頭であえて『“ビオトープ”をご存じですか?』と書いてますが、小さな生態系を守っていくということをゲームに落とし込んでいくということをしたい。このゲームをプレイして『カエルを育てた』といった話は聞かないが (笑)、実はプレイしていく中で魔物を間引かなければならないときもある。でもキャラクタへの愛着からできない人も多い。(そう言ったことから) 小さな生物をいたわる心は込めたいと思う」と様々な想いがこのゲームに詰まっていることを明かした。

 一方、大橋氏が込めた想いというのは「文明・文化へのアンチテーゼ」だとか。ゲームの進行的にみると「勇者は文化・文明の発展になぞられる。魔王はそれを自然に帰す役目」となるという。この「文明・文化と自然の対比」といった大きなテーマを前面に押し出しすぎると「魔王が魔王ではなくなってしまう (大橋氏)」ので、お茶を濁しつつゲームを構成するものを加えていったのだとか。そういった意味で大橋氏的には「文明・文化へのアンチテーゼ」を込めたのだという。また、今回は魔物が突然変異を起こすことがあるが、「生命の危機を迎えると突然変異を起こす事があるが、生き物のしぶとさを表現したかった」と大橋氏はコメントしている。

 最後に山本氏は「次をどうするか考えるタイミング」としながらも、「マルチプレイか? システムの向上か?」と現状は悩んでいるようだ。しかしシリーズとして次回作を制作する意向はあるようで、「だって有名なゲームは3まで出てるでしょ?」と大橋氏に話を振ると、大橋氏も「薄ぼんやりと (次回作について) 考えておきます」と答えていた。

 次回作に繋がる話はここで終わりだが、すでにプレイしている人は気付いているはずだ。ストーリーモードの最初のマップ画面には「ダウンロード ストーリー」というコーナーがある。つまりこれから追加コンテンツが配信されることを意味しているわけだ。今回ここで第1弾として「ムスメのはんこうき (仮)」が配信されることが発表となった。“ムスメ”とは魔王のムスメのことで、強烈に高飛車なキャラクタが公開された。大橋氏によれば「絶好調ですよ。鋭意制作中です」と言うことだが、配信スケジュールは未定となっている。

 どうしても大作に注目が集まってしまいがちだがゲームの面白さは様々で、「勇者のくせになまいきだor2」は、ほかのゲームにはない独特の面白さをたくさん持っているタイトルだ。今回のイベントでは近いうちに追加コンテンツが配信されるという大きなニュースが発表されただけでなく、今後シリーズとして制作されることを予感させるイベントとして楽しいものとなった。ひとつ残念だったのはこのイベントがプレス向けだったこと。ぜひとも (ゲームはもちろん) この世界観をイベントなどでも一般ユーザーが楽しめるよう頑張っていただきたい。

緩い感じでスタートしたイベントだったが、一応発表会らしく「勇者のくせになまいきだor2」のゲームの特徴を示したスライドを上映し解説。しかし魔王風に言えば「さすがです。今どき、めずらしいキチョウメンサですな」ということでサラッと端折って、注目して欲しいところは最後の2枚のスライド。メインイベントのプロデューサー×ディレクター対談が終わったところで、電撃的に発表となった「追加コンテンツ配信決定」。ここで登場する新キャラの“魔王のムスメ”が登場し、報道陣に毒づいた
ソニー・コンピュータエンタテインメントのプロデューサー、山本正美氏。次回作の制作を希望しているとアピール。報道陣へ……というより会社側へということらしい (笑) アクワイアのディレクター、大橋晴行氏。「人類の文明・文化へのアンチテーゼも織り込まれている」と大きなテーマについても語った 山本氏と大橋氏のツーショットでのフォトセッション。良い意味で全体的に緩いイベントだったが、対談はまじめだったのが印象的
ヒット祈願ということでくす玉を割るときにいきなり登場し勝手に割っていった橋爪としひろさん。かなりのインパクトで全てをかっさらっていった。ちなみにこの方はオフィシャルサイトで公開されているコンテンツ「ホリホリ動画祭」に登場する 会場が「戸越銀座温泉」ということで、「魔王も温泉につかっていますから……」と案内されて2階の銭湯に来てみればこのガックリな雰囲気に報道陣が一斉に吹いた。真っ黒な地獄温泉につかる (?) 魔王
ゲームに登場する食物をもじった料理を片手に、またもやフォトセッション。ご苦労様です…… 青汁……ではなく「苔ジュース」という設定の青汁も報道陣らに振る舞われた。「うーん、まずい」と一口でリタイヤする方が続出 「勇者のきけんな肉」なんてものも振る舞われた。こちらは美味しかったです
くさっても「TGS」。ということで、会場にはきちんと試遊台も設置されていました。本物の「TGS」同様に、発売直後のPSP-3000での出展となっております 調子に乗って遂に11月26日に発売となるサウンドトラック。タイトルもズバリ「勇者のくせになまいきだ。1&2 ジャイアント・リサイタル」。リリースによれば、「1作目と2作目の心温まる世界征服のメロディを完全収録」……らしいです 会場には「勇者のくせになまいきだ」の略称「勇なま」をもじって、ビール「勇生」がポスター付きで登場。しかし青汁と違い昼間っから仕事中に呑む真の「勇者」はごく一部に限られていたという
同じ写真が9枚列んでいるわけではありません。前述のとおり会場で新キャラとして発表された「魔王のムスメ」だが、そのムスメが報道陣に対してとった高飛車な態度をさらけ出してみました。追加コンテンツでも破壊神さまに高飛車な態度を取るのだろうか?
【スクリーンショット】
数々の要素は追加されているが、方向性はふたつ。ひとつは前作のボリュームが少ないとの指摘があったため、長く遊べるようにとして全ての分量が増えている。もう一つは、分量が増えると憶えることが増えたり煩雑になったりしがちだが、そう言ったことがないようにシステムはシンプルなままであることがテーマとなっている。画面も表示計も含め、若干派手めになっている


(C)2008 Sony Computer Entertainment Inc.

□プレイステーションのホームページ
http://www.jp.playstation.com/
□「勇者のくせになまいきだor2」のページ
http://www.jp.playstation.com/scej/title/or2/
□関連情報
【10月2日】SCEJ、PSP「勇者のくせになまいきだor2」
独自要素を盛り込んだ体験版を公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20081002/or2.htm
【9月30日】SCEJ、PSP「勇者のくせになまいきだor2」
前作からの進化ポイントなどを紹介
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080930/or2.htm
【9月2日】SCEJ、「“美・画面”な“PSP-3000”」国内でも発表
PS3経由で離れた相手と対戦が可能になるなどサービス的にも進化
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080902/psp3k.htm
【8月22日】SCEJ、PSP「勇者のくせになまいきだor2」など2タイトルの
ダウンロード版とパッケージ版を同時発売
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080822/pss.htm
【7月14日】勇者と魔王の生存競争ふたたび!
SCEJ、PSP「勇者のくせになまいきだor2」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080714/nama2.htm

(2008年10月17日)

[Reported by 船津稔]



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