【東京ゲームショウ2008レポート】
「Bomberman World Cup 2008」決勝大会レポート 優勝の決め手は新要素“ボムワザ”
10月9日~12日 開催(9日、10日はビジネスデイ)
会場:幕張メッセ
入場料:当日1,200円、前売1,000円
小学生以下無料
|
丁寧にゲームの説明をしてくれた高橋名人 |
|
「ボンバーマン」はまだまだ初心者だという加藤夏希さん |
10月11日のハドソンブースでは、Windows用オンラインアクションゲーム「ボンバーマンオンライン Japan」の日本最強選手を決定する公式大会「Bomberman World Cup 2008」の決勝大会が開催された。
大会は、オンラインで9月10日から24日まで予選が行なわれ、勝率が高い順で選ばれた代表者8名が決勝大会へと進出した。決勝大会の優勝賞品がラスベガスへのペア旅行と豪華なことや、予選大会フィールドで戦うとBP(バトルポイント)が通常の2倍獲得できることもあってか、大会参加者は総勢2,190名にも及ぶ大規模な大会になった。
決勝大会の開催にあたり、高橋名人が大会の解説者として登場。スペシャルゲストには、Shockwaveのイメージガールを務める加藤夏希さんが招かれた。2人の顔には「ボンバーマン」シールが張られており、加藤夏希さんにいたっては指先にまで「ボンバーマン」が描かれていた。軽く談笑を交えながらゲーム内容とルール説明が行なわれ、大会が開始された。
決勝大会に出場した8名の代表選手は、まず4名ずつ2組に分かれ、各試合で2名ずつ勝ち抜け。決勝戦を上位4名で行ない日本最強選手の座を決定した。
|
|
「らぐな」選手は「今日は決勝戦ですが、観客の皆さんを楽しませるプレイをしたいと思います」とコメント |
「ブルーブ」選手は「記念に1勝して帰りたいと思います」と控えめなコメント |
|
試合開始を待つ間に、キャラクタをグリグリと回して指のウォーミングアップをはかる選手達 |
第1試合は「らぐな」、「蒼光の幻☆」、「ブルーブ」、「黒い鳥」の4選手で争われた。気になる選手達の装備は、全員が爆弾を殴り飛ばせる「パンチ」をベースとして、残りのスロットに「ボムアップ」、「スピードアップ」、サポート系アイテムなどを装備した構成になっていた。
「黒い鳥」選手は試合開始時にサポート系アイテムを発動していた。コスト的に考えると、爆風の範囲が見えるようになる「スケスケメガネ」を装備していたと思われる。そのため、試合では攻撃よりも防衛に撤し、試合では制限時間ぎりぎりまで勝ち残っている姿が何度か見受けられた。
上級者同士の戦いには、攻撃と防御どちらにも使用できるパンチが必須のようだった。そのせいもあってか、試合中は爆弾が絶えず飛び交っていて、爆弾を当てられて気絶している光景がよく見られた。
|
第1試合の舞台は「ベルトコンベア」ステージ |
さすがは決勝大会まで残ったプレーヤー達で、フィールド上のアイテムを手に入れながらも的確に爆風を避けていた。実力は拮抗しており、プレッシャーブロックに囲まれた状態でも試合はなかなか決着しない。引き分けで終わる試合もあり、誰が勝ってもおかしくない好勝負が続いた。最終的には「らぐな」選手が2勝目をあげ、2位の「蒼光の幻☆」選手と共に決勝戦へ進んだ。
第2試合は「( =´ω`)(たぬたん)」、「りゅうせいぐん」、「屯田兵」、「げくーそ」の4選手。試合開始前のロビーを見ると、全員が動きの素早い「ネリア」とボムウェポン「デカデカミルク」を選択していて見た目がそっくり。これを見た高橋名人は「解説者なのに見分けがつかない」とやや困惑する一幕もあった。
試合は、1試合目同様プレッシャーブロックに囲まれてこう着状態になっていたが、ここで「げくーそ」選手がボムワザを発動。巨大化して相手選手に歩み寄り、タックルでプレッシャーブロックに突き飛ばして勝利。こういう勝ち方もあるのかと感心していたところ、高橋名人からの「卑怯!」の一言で観客は爆笑。その後もプレッシャーブロックに囲まれると、ボムワザ合戦がはじまり、まるで相撲のように押し出しを狙う戦いになっていた。
結局試合は「りゅうせいぐん」選手と「げくーそ」選手がボムワザ勝負を制し、決勝戦へと駒を進めた。決勝戦の前には高橋名人が「げくーそ」選手の名札を指差しながら「なんか『バンゲリングベイ』を思い出すんだよなぁ」というブラックジョークも飛び出した。
|
|
「( =´ω`)」選手は「顔文字と書いてたぬたんと読みます、悔いの残らないようにします」とコメント |
見分けのつかないキャラクタに高橋名人も困惑気味 |
|
決勝の舞台はシーソーステージ。残り時間が少なくなると、シーソーを利用してプレッシャーブロックに相手を飛ばして倒す、という方法もある |
|
香月薫児氏は「うちの高橋名人じゃ絶対に勝てないなぁ」と優勝者に話しかけていた |
決勝戦は「らぐな」、「蒼光の幻☆」、「りゅうせいぐん」、「げくーそ」の4選手での戦いとなった。決勝の舞台はシーソーステージ。シーソーはステージ上にある障害物で、初めにシーソーの片方に爆弾を乗せておき、もう片方にプレーヤーなどの重さが加わると、てこの原理で爆弾が飛んでいくというもの。爆弾ではなくプレーヤーが乗っていた場合は、そのプレーヤーが飛んでいく。そのため、シーソーに乗ってしまって飛ばされないよう各選手警戒した戦いになった。
中央にシーソーが置かれているのも影響したのか、遠距離から画面外にむけて爆弾を投げあう状態が続いた。何度か引き分けが続いていたが、優勝に王手をかける「蒼光の幻☆」選手が残り時間10秒前にボムウェポン「ライトニングブレード」を使用。ボムワザ「サンダーストーム」を直撃させて「らぐな」選手を撃破。優勝は「蒼光の幻☆」選手に決定した。
高橋名人曰く「実力は拮抗していたので、あとはタイミングと運の勝負でしたね」と大会を総評し、優勝者の「蒼光の幻☆」選手にはラスベガスペア旅行と優勝の証である盾が贈呈された。準優勝者の「らぐな」選手にはDell製のノートパソコン、3位の「げくーそ」選手には、GeForce 9800 GT搭載ビデオカードが贈呈された。
大会終了後には、ハドソン執行役員副社長で、BWC2008実行委員長を務める香月薫児氏が登場し、「今後は『ボンバーマン』を日本だけではなく、世界へと広げていきたい」という抱負を述べて大会を締めくくった。
今後は世界大会の開催も計画されている。今度は世界一を目指すという意味でも「ボンバーマンオンライン Japan」を楽しんでプレイしていただきたい。
|
筆者としてはトロフィーの重さより、編集者からのプレッシャーのほうが重かったと言っていいだろう |
ちなみにビジネスデイの10月9日には、BWCメディア対抗戦が行なわれていた。各メディアから計8名が代表として出場し、「ボンバーマンオンライン Japan」の腕を競うというもので、筆者もGAME Watchの代表として出場させていただいた。
大会の様子はオンライン上で観戦できる仕組みになっており、試合開始前には観戦者から「インプレスさん記事みてるよ~頑張って」と応援された。その一言で筆者も勇気付けられ、おかげさまで優勝させていただいた。この場を借り、報告とさせていただく。
(C)HUDSON SOFT, (C)Shockwave Entertainment, Inc.
□ショックウェーブ エンターテインメントのホームページ
http://www.shockwave.co.jp/
□ハドソンのホームページ
http://www.hudson.co.jp/
□「55Shock!」のページ
http://www.shockwave.co.jp/55shock/
□「ボンバーマンオンライン Japan」のページ
http://www.bomberman-online.jp/
□関連情報
【9月8日】ショックウェーブ、WIN「ボンバーマンオンライン Japan」
9月10日開始予定の正式サービスで新キャラを追加
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080908/boj.htm
【9月3日】オンラインゲームファーストインプレッション「ボンバーマンオンライン Japan」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080903/boj.htm
【8月29日】ショックウェーブ、WIN「ボンバーマンオンライン Japan」
加藤夏希さんへの挑戦権を賭けたランキングバトルを開始
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080829/boj.htm
【8月27日】ショックウェーブ、WIN「ボンバーマンオンライン Japan」オープンβサービス開始
“正式サービス、即大会”と動く運営・開発陣にインタビュー
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080827/boj.htm
【6月30日】ショックウェーブ、WIN「ボンバーマンオンライン Japan」
オープンβサービスを8月27日より開始。PVも公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080820/boj.htm
【6月30日】ショックウェーブ、オンラインゲームポータル「55Shock!」
7月2日正式オープン。各タイトルのリリーススケジュールを発表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080630/55shock.htm
【6月6日】ショックウェーブ、オンラインゲームポータル「55Shock!」発表
広告収入を料金に還元。「オンラインゲームを日本最安値で提供」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080606/sw.htm
(2008年10月13日)
[Reported by 日高文典]
Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします
ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp
Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.
|