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会場:幕張メッセ1~8ホール
入場料:1,000円(一般/前売り)、1,200円(一般/当日)
そのほかにもお笑いグループ「我が家」の登場、タイアップアーティストの発表があった「ファンタシースターZERO」イベントや、サイキックラバーが登場した「ブレイザードライブ」ライブなどバラエティに富んだ内容。本稿ではこの4つのイベントについてレポートする。
■ 「カルドセプトDS」イベント
ステージに登場したのは、開発元の有限会社大宮ソフト 代表取締役社長の鈴木英夫氏と、シリーズを代表するイラストレーターの加藤直之氏と中井覺氏の3人。鈴木氏は「カルドセプトDSは10年間のカルドセプトのノウハウをすべて注ぎ込んだタイトル。ニンテンドーDSというハードになることによって、非常に遊びやすい環境を作ることができました」と、ロード時間の解消や、ボイスチャット・アイコンチャットによるコミュニケーションなど、プレイアビリティの向上についてアピールした。 続けてゲーム内容とともに人気のシリーズのイラストについて、初代からメインビジュアル・情景イラストなどを担当している加藤氏は「描きこんだ絵画のような絵で、カルドセプトの世界観を表現したいと鈴木さんからオーダーをいただいて、それにそって何カ月も書き込んで描いています」と制作時のエピソードについて語った。さらに「今回のメインビジュアルのカルドラは母親をイメージする母性的な感じでと、オーダーをいただきました。そこで今まではデジタルで描いていたのですが、今回は一度アナログで描いたものをデジタルで取り込むようにしており、非常に気に入っています」とシリーズの中でも思い入れがあることを伺わせた。 次に10年間で355枚ものイラストを手がけてきた中井氏は「10年間で描き方も変わっていますしツールが変わっていることもあって、私の歴史そのもの。データをMOに入れて毎週送っていた形がインターネットで送れるようになるとか、そういう歴史でもありますね」と、シリーズ10年間を振り返って感慨深げに語った。さらに本作の新規カードのイラストについては「今では描き方の色使いが変わっている部分があるのですが、今回は初代のリメイクのような形になるので、初代の色合いに似せて描くことにしました。前のイラストと混ざっても違和感ができるだけでないようにということですね」とイラスト作成時の工夫を紹介した。 最後に中井氏が手がけたカード「ドラコエイビス」について、鈴木氏は「この『ドラコエイビス』は12月からダウンロード配信する予定のカードですが、発売日の16日から特別に2週間限定で先行配信するという特殊なカードになっています」とコメント。予約特典のカードガイドブックについても「シックな表面で電車の中で見ても恥ずかしくないデザインになっています。もうすぐ発売日なので、ぜひ皆さんに見ていただければと思います」とアピールした。
会場の試遊機でも確認できたが、ニンテンドーDSならではのロード時間の解消により、シリーズでもっともテンポよくプレイできる「カルドセプトDS」。来週の16日に発売なので、まだ予約をしていないという方は忘れずにカードガイドブックと「ドラコエイビス」も手に入れたいところだ。
Copyright (C) 1997-2008 Omiya Soft
■ 「シャイニング・フォース フェザー」ステージ
「3D部分はpakoさんの絵に近づけるように2Dと3Dを融合したハイブリッドCGになっています。バトルはヘックスやマス目をなくしてドット単位で自由に動けるようにしました。ユーザーのインタラクティブ性を重視して、バトル中にボタンを入力することでアクションできるようになっています。」と下里氏が語る通り、本作ではユニットターン制のシミュレーションゲームながら、ヘックスやマス目がなく、キャラクタの持つMOVEゲージが無くなるまで自由に移動などができるシステムを導入している。 サモンナイトシリーズを手がけた村井氏も「かなり昔からプレイしていたメジャータイトルなので開発に参加できて嬉しいです」と喜びを語る。どのような仕上がりになるのか楽しみだ。 イラストの話になり、「涼宮ハルヒ」シリーズや「灼眼のシャナ」シリーズを手がけた、いとうのいぢさんが登場。本作ではヒロインであるアルフィンらのデザインを担当している。 ステージではアルフィンの原画やpakoさんと共作のメインビジュアルが公開され「ファンタジーは初めてで、いつも現代風の絵を描いているから現代っぽさを抜くのに苦労しました。また、共作も初めてだったので、絵をpakoさんに合わせて、等身をあげたりしました」と作画の苦労や工夫について語った。 下里氏は、いとうのいぢさんとコネクションがなく、ホームページからメールを出しても連絡がとれなかったそうで、pako氏が連絡をとってくれて、いとうのいぢさんの参加が実現したというエピソードも聞くことができた。
「実はまだpakoさん、いとうのいぢさんに共作をしてもらう予定です」と下里氏から突然の発言があり、どのような作品ができるのか、今後が楽しみだ。2009年春発売予定。価格未定。
(C)SEGA
■ 「ファンタシースターZERO」イベント(3日目)
プレイ後には「ビジュアルチャットでくだらないことを話してコミュニケーションがとれるのが面白い。これならゲーム上で友達がたくさんできるかも」と絶賛。レアアイテムについても「僕は『ファンタシースターオンライン』からこのシリーズはやっているんですが、スプレッドニードルという武器がえらい強くて……」と語り「ファンタシースター」シリーズフリークぶりをアピールしていた。 続けて登場したのは「PS ZERO」の主題歌を歌う奥村初音さん。プロデューサーの酒井氏は奥村さんを選んだ理由について「17歳というフレッシュな魅力がある奥村さんは、0から始めようという『PS ZERO』のイメージにピッタリということで選びました」とコメント。
その後主題歌となる「負けないココロ」を歌い上げた奥村さんは「ゲームショウのようなステージで歌うのは初めて。最初は不思議な気持ちでしたが、たくさんの人があたたかく迎えてくれて嬉しかったです。ありがとうございます」と、コメント。酒井氏も「いつもはDSのスピーカーで聞いているのですが、今日は生で聴けて本当にいい歌だなと思いました」と感想を述べていた。
(C)SEGA
■ 「ブレイザードライブ」ライブ 3日目のセガブースのラストイベントは「ブレイザードライブ」のライブイベント。登場したサイキックラバーの2人、ボーカルYOFFYとギターのIMAJOがアニメ「爆丸バトルブローラーズ」の主題歌「ナンバーワン・バトルブローラーズ」を歌うと会場は一気にヒートアップ! 続けての2曲目「Blaze Out!」は「ブレイザードライブ」の主題歌となる。「Blaze Out!」についてYOFFYは「この主題歌「Blaze Out!」は本日初お披露目になるんだけど……初だと歌詞を間違ってもわからなくていいよね(笑)」などとおどけ笑いをとっていたが、歌詞を忘れることなどなく熱唱。最後の3曲目ではアルバム「サイキックラバー」の中から「JUMP!」を力強く歌いあげ、3日目のラストとなるイベントステージを締めくくっていた。
(C)岸本聖史/SEGA/講談社
□セガのホームページ [Reported by 菅原哲二/木原卓]
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