スクウェア・エニックス、ゲームの流れなど新情報を公開 Wiiウェア「小さな王様と約束の国 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル」
2008年3月 提供開始予定(Wiiウェアサービス開始と同時)
価格:1,500Wiiポイント
株式会社スクウェア・エニックスは、Wii用国造りRPG「小さな王様と約束の国 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル」を2008年に発売する。Wiiウェア用ダウンロードコンテンツで、提供時期は2008年3月のWiiウェアサービスと同時に開始される予定。価格は1,500Wiiポイント。
「小さな王様と約束の国 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル」は、2003年8月に発売されたゲームキューブ用RPG「ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル」の数年後を描いた作品。クリスタル・キャラバンの活躍により、瘴気が晴れて平和になった世界の“とある辺境の地”を舞台に、クリスタルと思い出にまつわるストーリーが展開していく。
主人公は、瘴気によって国を失った幼い王様レオ。彼はたどり着いた辺境の地で、クリスタルから思い出を現実へと変化させる不思議な力「建築術(アーキテクト)」を授かる。建築術を習得した王様は、その力を使って民家などを建築し、失われた故郷を再興することを決意する。
今回は、ゲームの基本的な流れ、建築術と精霊力、キャラクタとアビリティ、建物など、最新情報をお届けする。
■ ゲームの流れ
主人公の王様は、お城とクリスタル広場しかない国に「建築術 (アーキテクト)」で建物を建て、国を発展させていく。建築術を使うには「精霊力」という力を秘めた「精霊石」が必要。石はダンジョンなどで入手できるが、幼い王様は自身の力で戦うことができないため、国民の中から冒険者を任命し、かわりに精霊石を探してきてもらうことになる。
冒険者が、探索のために何を必要としているのか? 住民が、何を求めているのか? 王様であるプレーヤーは、それらを常に考慮しつつ国造りを進めていくことになる。
王様の一日は、朝の報告から始まる。大臣の「チャイム」から報告を受けて、まずは国の現状を確認。そして様々な“おふれ”を出すことができる。おふれを出すと、冒険者たちが立て札の前に集まってくる。どの冒険者におふれを受けさせるかは、王様たるプレーヤー次第。冒険者の能力を見て、おふれに適した冒険者をチョイスしていくのがコツだ。
王国の再建には、建物=国民を増やすのが第一。空いている土地に建物を建てて、少しずつ国民を増やしていく。建物の種類は、国の発展に比例して少しずつ増えていく。街中では、住民たちの話に耳を傾けて、国造りに役立つ情報、参考になる話などを逐一チェック。情報だけでなく、ときには住民の生活スタイルに目を向けてみるのも面白い。
本作には“時間の流れ”があり、一定時間が経過すると、やがて日が暮れて一日が終了する。日が暮れるとチャイムが迎えにくるため、画面左上にある「時計」を目安に行動するといいだろう。
■ 建築術と精霊力
建築術 (アーキテクト) は、城下町の広場にある“クリスタル”が選ばれた王に与える魔法。クリスタルにエネルギー=精霊力を捧げることで、術者の思い出に残る「建物」を建てることができる。その際は、建物だけではなく“その思い出にまつわる人間”も召喚される。建物を建てることは、そのまま城下町の人口を増やすことに直結するわけだ。
建物は、城下町のなかであれば好きな場所に建てることが可能。場所と建物の種類を決めたら、チャイムを呼んで一緒に建設の準備をする。建築が可能な場所は、王様がその上を歩くと地面が光る。建築に必要な敷地は建物の種類によって決まるため、慣れてきたらある理想の街並みを脳裏に描きつつ建てていくといいだろう。
建築に必要な「精霊力」は、城下町の周囲にあるさまざまな地形、街道、平原、洞窟、森などに潜む未知のエネルギー。冒険者が魔物を討伐することで入手でき、強いモンスターほど多くの精霊力を持っているという。
精霊力は、基本的に建物の規模や効果が大きいほどたくさん必要となる。精霊力が足りないと、当然ながら建築術は使えない。精霊力を秘めた「精霊石」は王国の外に存在するが、前述のとおり王様自身が探索に向かうことはできない。王様のかわりに精霊石を探索するのは、おふれに名乗りをあげた冒険者たち。より多くの精霊石を持ち帰ってもらうためには、冒険者の育成が必要不可欠。冒険者の成長は、そのまま町の発展に直結しているといっても過言ではない。
■ 冒険者のジョブ「戦士」、王様に仕える「ヒュー=ユルグ」
【戦士】 |
|
|
|
攻撃力の高い武器を使いこなし、最前線で敵と対峙する戦闘のスペシャリスト。一般にクラヴァット族が得意とする剣のほか、斧、ハンマーを自在に操る。体力があり、パーティ後方の魔道士の盾となるなど攻守にわたり奮闘。駆け出しのうちは単純な攻撃しかできないが、歴戦の勇士で王様の相談役を務める「ヒュー=ユルグ」の訓練を受けることで、さまざまな技を覚えることが可能。任命されたばかりの冒険者は、まず「戦士」からスタートすることになる。アビリティは、剣で素早く2回攻撃する「ダブルアタック」、味方に向けられた物理攻撃を肩代わりして受け止める「かばう」など |
【ヒュー=ユルグ】 |
|
|
|
かつて主人公の故郷でクリスタル・キャラバンを統率し、数々の修羅場を潜り抜けてきた歴戦の勇士。国が滅びる原因となった父王の失踪に同行しており、父王を止められなかったことを悔い隠棲。だが、レオが王となり故郷再建の旅に出たことを知り、償いのため幼い王に仕えることを決める。リルティ族らしい武人気質の熱血漢で、ときに空回りすることもあるが、国家再建の重責を背負うレオに、誠心誠意尽くしている |
【アビリティ】 |
|
|
|
戦士のところで述べたとおり、駆け出しの冒険者は武器で戦うことしかできない。だが、王様が建物を作り、そこで修行を積むことで、さまざまな技「アビリティ」を覚えられるようになる。戦士なら、味方を守り敵を討つ剣技、魔道士なら攻撃や回復の魔法、シーフなら探索の近道発見や戦闘回避など、ジョブによって覚えられるアビリティが変化。王様がアビリティ研究施設に投資すれば、より強く便利なアビリティが教えられるようになり、冒険者たちはより強く頼もしく育っていく |
■ 建物
【小さな家】 |
|
|
|
主人公が建築術を会得後、はじめて建てることになる一般的な建物。ふたり暮らしの家族が住んでおり、うちひとりは冒険者を志す若者。家族構成は、父子、母子、兄弟、姉妹などさまざま。彼らは故郷を失った悲しみを抱きつつも、再建された家いっぱいに詰まった思い出を糧に、故郷の再建に力を尽くすべく国王の力になろうとする |
【武器屋】 |
|
|
|
凶暴な魔物に立ち向かう冒険者たちに必要不可欠な「武器」を扱う店。建設には、一般の家よりも大きめの敷地と相応の精霊力が必要。冒険を進めるうち、魔物たちは固い甲殻、あるいは分厚い鎧に身を固め冒険者の前に立ちはだかる。そんなとき、冒険者たちは武器屋で対抗できる武器を捜し求めることになる。噂によれば、店の品揃えは、豪快かつ研究熱心な主人の気分次第らしく、街の発展度合いにより置かれる武器が変化するという |
【訓練場】 |
|
|
|
騎士「ヒュー=ユルグ」が若い冒険者たちに稽古をつける戦いの館。その役割から建築には広大な敷地が必要で、多くの精霊力を必要とする。さまざまな武器の扱いに長けたユルグは、武の民リルティ流の特訓で主に戦士たちを鍛え、アビリティを伝授。訓練の厳しさに逃げ出す者も後を絶たないが、師ユルグの人柄ゆえ、みなが思い直し訓練場に戻ってくるという |
(C)2008 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. ※画面は開発中のものです。
□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.com/jp/
□「小さな王様と約束の国 FFCC」公式サイト
http://www.square-enix.co.jp/littleking/
□関連情報
【10月10日】「任天堂カンファレンス 2007.秋」カンファレンスレポート
Wiiゲームソフトのダウンロード販売、追加チャンネルなども発表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071010/ninc.htm
【10月10日】「任天堂カンファレンス 2007.秋」発表タイトル
スクリーンショット集 ~Wii編~
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071010/niss1.htm
【10月29日】スクエニ、Wii「小さな王様と約束の国 FFCC」
新情報を公開。王国復興の鍵を握る「建築術」ほか
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071029/ffcc.htm
【12月20日】スクエニ、DS「FINAL FANTASY IV」発売記念イベントを開催
植松伸夫氏、時田貴司氏、そしてメインテーマ歌手の伊田恵美さんがトークライブ
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071220/ffiv.htm
(2007年12月26日)
[Reported by 豊臣和孝]
Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします
ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp
Copyright (c) 2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.
|