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会場:幕張メッセ
まず最初に上映されたのは、2007年後半~2008年に発売される主なタイトルのビデオだった。以下のラインナップの順(後に発売日が判明したものもあるが)で紹介された。 いくつかのタイトルの発売日が明らかにされているが、Wiiタイトルでは、「Wii Fit」が12月1日に、「大乱闘スマッシュブラザーズX」が来年1月24日と決定した。また、「ソウルキャリバー レジェンズが12月13日に発売されることなどが明らかになっている。 ほかにも、2008年発売予定のタイトルにも注目作が登場する。「王様物語」、「朧村妖刀伝」、「メトロイドプライム3 コラプション」、「突撃!!ファミコンウォーズW!!(仮称)」といったあたりだろうか。 DSでは、「高速カードバトル カードヒーロー」、「ソーマブリンガー」、「ファミコンウォーズ DS2(仮称)」、「エターナルクロニクル(仮称)」、「世界樹の迷宮II 諸王の聖杯」、「KINGDOM HEARTS 358/2 Days」、「ファイアーエムブレム(仮称)」といったあたりが新鮮だ。
■ ついにWii用ゲームタイトルもDL販売! 「Wiiウェア」は2008年3月開始
そして今後、さらにゲーム人口を拡大せんがため、「第3のステップ」として任天堂が掲げたのが「インターネットとテレビの関係を変える」ことによる「継続的なゲーム人口の拡大」だ。 Wiiのコンセプトは「家庭とゲーム機の関係を変える」、「テレビとゲーム機の関係を変える」、そして「インターネットとテレビの関係を変える」という3つにある。その中で、3つめの「インターネットとテレビの関係を変える」という点において、Wiiはすでにネット接続率40%を実現しているという。単体プラットフォームのネット接続率としてはかなり高いほうといえるが、ブロードバンドの世帯普及率(50%)、Wiiのリビングルーム設置率(83%)から比べると、ネット接続率は満足水準ではないという。 その理由の1つは、ネット接続への技術的障壁。そこで、NTT東日本、西日本との協業により、Wiiのネット接続に関する相談を受け付けるコールセンターを開設することが明らかにされた。新規回線の手配、必要機器の提供、家庭でのセットアップまでをサポートするという。
そこに2008年3月からサービスを開始する予定の「Wiiウェア」が加わることになる。これは、価格とゲームボリュームの弾力性に富んだ「Wii専用のダウンロード販売タイトル」だ。「Wiiウェア」のタイトルは、タイトルごとに柔軟な価格設定を行ない、在庫のリスクを持たないため、「テトリス」のように、シンプルでも魅力的なタイトルを生み出すための施策ともいえ、「将来のゲーム開発人口の拡大も担う」と岩田氏は述べた。すでに、今まで開発だけを行なってきたメーカーや、異業種からも「Wiiウェア」の提案を受けているという。 「Wiiウェア」のラインナップとしては、「ポケモン牧場チャンネル(仮称)」、「まるぼうしかく(仮称)」、「Dr.Mario&細菌撲滅」、「みんなでパズループ(以上任天堂)、「ことばのパズル もじぴったんWii」(バンダイナムコゲームス)、「StarSoldierR」(ハドソン)、そして「小さな王様と約束の国 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル」(スクウェア・エニックス)といったタイトルが公開された。 任天堂タイトルはパズルゲームが多いが、それ以外にもシューティングや、アクションRPGなど、これからもさまざまなジャンルのタイトルが登場することになる。肝心の価格や、タイトルごとの配信開始日などは明らかにされていないが、追加情報を待ちたい。購入方法は、バーチャルコンソールと同じように、クレジットカードやWiiポイントプリペイドカードによるWiiポイントを利用して行なわれる。 それに加え、「Wiiチャンネル」もさらに強化される。1つは、以前から話が出ていた「Miiコンテストチャンネル」。これは、「投稿広場」と「コンテスト」で構成されるチャンネルで、提示されたテーマ(たとえば、“この中でマリオに最も似ているMii”など)に合っていると思われるMiiを投票するというもの。このチャンネルのための「Mii投稿職人」が生まれるかもしれない。
そしてゲームの紹介映像はもちろん、ユーザーの趣向に合わせたお勧めタイトルをプレイした人が投票したり、プレイデータから平均プレイ時間などの細かいデータを閲覧できる「みんなのニンテンドーチャンネル」も導入される。こちらは、「新作ソフト情報」、「タイトルの検索」、そしてDSタイトルの体験版ダウンロードサービスまでもWiiで行なえるようになる。単なる新作の広告塔的役割だけでなく、ユーザーのデータを反映したデータベース的なサービスが始まることで、ソフト選択の助けとなるサービスといえるだろう。この2つのチャンネルは、11月からスタートする予定だ。 ■ 「スマブラX」は1月24日に! そして「モンスターハンター3 (トライ)」も開発中
11月に発売される「スーパーマリオギャラクシー」では、「3Dアクションは初心者には無理」という声にチャレンジしたもの。「操作がシンプルで、3D酔いの少ない誰にでも遊べるアクション」、「マリオの本流アクションとして、常に新しい感覚と表現を追いかけた」タイトルだという。2人同時プレイの新しい試みといえる「アシストモード」で横からサポートしてあげたり、ボリュームもたっぷり用意することで、熟練者のやりこみにも対応している。 Wiiリモコンをハンドルアダプタに装着してプレイできる「マリオカートWii」(2008年春発売予定)に関しては、「テレビゲームを日常的にプレイしていなくても、車の運転を日常的に行なっている人は多い」ということで、ハンドルアダプタを用意したという。12人による同時対戦はもちろん、マッチングもスピードアップ。従来のカートだけでなく、2輪車も登場するデモ映像も公開された。 「ソニック」が実際に戦う映像が流された「大乱闘スマッシュブラザースX」では、「任天堂のゲームの歴史をすべて詰め込んだような内容のタイトル。このようなタイトルを作るめったにない貴重な機会を活かすためにも、それぞれのキャラクタのファンのみなさんの期待に応えるためにも、徹底して作りこんできました。オンライン機能に関しては、対戦ばかりがクローズアップされていますが、このゲームは『共有』が大きなテーマになる」と岩田氏。Wi-Fiコネクションを使ったフィギュアの交換などのことを指しているのだろう。しかし、完成度の向上を理由に、「今日はみなさんにお詫びをしなければなりません。当初の予定より開発にお時間をいただくことになりました。楽しみにされていたユーザーの皆さんには本当に申し訳ありませんが、発売は2008年の1月24日とさせていただくことになりました」と頭を下げた。 そして最後に上映されたのが「モンスターハンター3(トライ)」。いくつかのフィールドの映像をメインに構成されたビデオだったが、最後に登場したのが、カプコンの稲船敬二氏。「『2(ドス)』に続く『3(トライ)』は、正当な続編として開発しています。お見せした映像はWiiの実機上で製作したものです。スタッフが一生懸命作っておりますので、Wiiのコントローラで『モンスターハンター』を思いっきり楽しんでほしいと思います」とビデオでコメントしていた。 ■ 「Wii Fit」に森末慎二氏と相沢紗世さんが挑戦!
身長、生年月日、服装を入力すると、まず経っているときの重心を測定する。森末氏はやや後ろ、左よりの重心になっていて、相沢さんもやや左に寄っていた。初日のトレーニングは、重心を意識するというもの。画面に表示される重心を見ながら、中心を目指すことで、姿勢がよくなり、腰痛や骨盤のゆがみなどにも効果があるという。同時に計測されたBMI値の測定では、森末さんがやや太り気味、相沢さんが標準という結果だった。
ほかにも、「ヨガ」、「バランスゲーム」の「スキージャンプ」、「ヘディング」、「フラフープ」といったトレーニングに挑戦した4人だったが、「楽しいですね。発売されたらすぐ買います(相沢)」、「ひざを曲げて伸ばすといった単純なことを繰り返しているだけで汗もかいて、すごく楽しいです(森末)」と好評だった。
宮本氏によれば、「ジョギング」と「ステップ」では、「Wiiリモコンから掛け声がかかるので、画面を見なくてもいいんです。マラソン中継なんかと一緒に走ってもらえれば」という「画期的な機能」も導入されているという。
□任天堂のホームページ http://www.nintendo.co.jp/ □関連情報 【10月10日】任天堂、「任天堂カンファレンス 2007.秋」開催 カプコン「モンスターハンター3 (トライ)」をWiiで開発中!! (速報版) http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071010/nin.htm 【10月10日】「任天堂カンファレンス 2007.秋」発表タイトル スクリーンショット集 ~Wii編~ http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071010/niss1.htm 【10月10日】「任天堂カンファレンス 2007.秋」発表タイトル スクリーンショット集 ~ニンテンドーDS編~ http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071010/niss2.htm (2007年10月10日) [Reported by 佐伯憲司]
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