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会場:ネクソンジャパン本社
■ 4,500もの応募があった初のデザインコンテスト。かわいらしさだけでなく、こだわりもポイントに
受賞部門は「グランプリ」、「準グランプリ」、「オシャレ賞」、「グッドデザイン賞」、「アイデア賞」、「WebMoney 特別賞」、「石井めぐる特別賞」の7部門。このうち「WebMoney 特別賞」はユーザーの投票によって決定された。応募総数は4,507件に達し、中にはクレヨンで描いたイラストを、デジカメで撮影して応募してきた低年齢のユーザーもいた。 ネクソンジャパンでは「マビノギ」で、10月4日より、今年で3度目となるコスチュームデザインコンテストが開催される。「マビノギ」の昨年のコンテストの応募数は1,500ほどで、「メイプルストーリー」と比較すると年齢の高いユーザーからの応募が多かった。応募を見てスタッフも「メイプルストーリー」が低年齢層に支持されているゲームだということを改めて感じたという。 グランプリ受賞作は「狐巫女セット」。狐耳と狐のシッポ、巫女服を着たかわいらしい衣装だ。発表を行なったのは、運用本部運用部第1運用室運用1チームの中西啓太氏。中西氏によれば狐をモチーフにした応募作品は他にもあったが、“ミニスカ巫女服”、“高ゲタに黒のニーソックス”という狐の衣装にあった服のチョイスがスタッフから支持を得たという。巫女服の後ろにリボンがついており、背中もかわいらしい。 「アイデア賞でもいいくらい面白いアイテム」と石井さんがコメントしたのがグッドデザイン賞を受賞した「ゲソード」。受賞者の解説によればこの剣は、「代々“呪いの剣”として受け継がれていた剣で、斬られると毎日イカが食べたくなる」とのこと。ネクソンジャパン社内でも大人気だったという。 石井めぐる特別賞は、「カエルの帽子」。「かわいらしさだけではなく、“私が選んだ”と、わかる作品にしました」と石井さんは語る。島嵜氏は「社内のみんなと話していて、これを選ぶんじゃないかと思ってた」ということだ。石井さんの選考理由は、見た目のかわいさ、レギンスをはく今風のオシャレさ、そしてなにより「かぶってみたい」という帽子のデザイン。カエルの目のハートが決め手だという。 今回発表されたアイテムは、2008年の2月頃に実装予定。課金アイテムになるか、ゲーム内アイテムになるかは現在の所未定だという。ちなみに「マビノギ」ではコンテスト受賞アイテムはゲーム内アイテムとして実装されている。価格はまちまちで、中には熟練者でないと入手できない高価なものもあった。「メイプルストーリー」は小さなキャラクタが元気に活躍するのが楽しい作品だが、イラストのテイストをどこまで再現できるのか、期待したいところだ。
「メイプルストーリー」、「マビノギ」、「テイルズウィーバー」など、ネクソンジャパンは公式ページで積極的にファンアートの投稿を受け付けている。プレーヤーならではの思い入れを活かした作品により、コミュニティは活性化する。自分が考えたアイテムが実装されるというのは、ファンの“夢”でもある。「現在プレイしているゲーム」で、自分が考えたアイテムを使うことができるのはオンラインゲームならではの楽しさである。アイテムに限らず、ユーザーと共にコンテンツを充実させていく動きは、もっともっと活発になって欲しい。
■ 男女それぞれが試練をくぐり抜ける「結婚クエスト」、アニメはいよいよ日曜から放映開始
式場を予約した時点で女性キャラクタにクエストが与えられる。結婚をするためには男性と女性それぞれクエストという“試練”が用意されているというわけだ。花嫁がクエストをクリアすると、式場で結婚式を挙げることができる。式場にはグレードがあり、最小で10名、最大で60名の友人キャラクタを招待できる。
結婚式が終わると記念写真用の特別マップ、更に撮影後に最高グレードの結婚式の場合は、特別なフィールドを冒険できる。ここで全モンスターを倒すことができれば、レアアイテムも隠されているという「プレゼントボックス」のある部屋に行くことができる。結婚システムに関して、石井さんは「私もやりたい」とコメント。「ユーザーと結婚するかも?」という言葉にはにかんだ笑顔を見せた。
合わせて発表会では、テレビ東京系列で、10月7日の朝8時30分よりスタートするアニメ「メイプルストーリー」のダイジェストも公開された。こちらは数分のもので、ゲーム内のモンスターが登場するのを確認できた。 ストーリーとしては、第1話では平和と秩序を保っていた「世界樹」が種を残して崩壊し、10年の歳月が流れた背景が説明され、好奇心旺盛な主人公の人間族の少年、アルが修行をするために「戦士族」、「弓族」の弟子入りに挑戦するストーリーが描かれるという。「世界樹の種」という今後のストーリーのキーアイテムも提示されるとのことだ。
「メイプルストーリー」はアニメ化に先がけて、ロッテとのコラボレーションで「メイプルストーリーガム」がローソン、ファミリーマートで発売されたが、この発売によってアカウント数が大きく増加したという。ネクソンの顔として「メイプルストーリー」は様々な展開を見せている。アニメ化に合わせて、ゲームのストーリー要素の充実にも期待したい。
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□ネクソンジャパンのホームページ (2007年10月5日) [Reported by 勝田哲也]
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