【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

カプコン、WIN「モンスターハンター フロンティア オンライン」
新モンスター「ティガレックス」と素材武器を公開
「ティガレックス」先行体験プレイレポートも掲載!

9月5日 アップデート実施

 株式会社カプコンは、Windows用ハンティングアクション「モンスターハンター フロンティア オンライン (MHF)」にて、9月5日のアップデートで実装される新モンスター「ティガレックス」の情報を公開した。

 9月5日のアップデートは、「シーズン1.5 “ティガレックス、咆哮”」と名づけられており、「ティガレックス」の実装はアップデートにおける最大のトピックスといえる。これにより今までにない狩猟に挑めるとともに、討伐できれば新しい素材も入手できるという楽しみもある。

新モンスター「ティガレックス」。「MHP2」よりもグラフィックスのクオリティが上がり、さらに迫力を増した
 まずは「ティガレックス」について紹介していく。「ティガレックス」は、PSP用「モンスターハンターポータブル 2nd (MHP2)」に登場したモンスターで、「轟龍」という名が付けられた飛竜種。4本の足と翼を持ち、飛竜種の中でも原始的な外見をしている。クエストの参加資格はハンターランク51以上となっており、アップデートでハンターランク51以上が解禁されることに合わせての登場となる。

 基本的な能力では、8月に公開されたモンスター「ヴォルガノス」を上回る攻撃力を持つという。「ヴォルガノス」は実装当時、古龍種を除いたモンスターの中で最高の攻撃力を持つとされており、「ティガレックス」が非常に高い攻撃力を有していることがわかる。また体力や肉質は、クエストメンバーと多人数で狩猟することを前提に調整されており、「MHP2」の登場時とは異なるという。

 主な攻撃方法は、かみつき、突進、岩弾、バインドボイス(咆哮)。「MHP2」で多くのハンターを苦しめた、突進時に方向転換する「猛ダッシュ」も仕掛けてくるようだ。バインドボイスは、他の飛竜種が使う咆哮よりも強力で、近距離では足止めのみならずダメージを与え、ハンターを弾き飛ばすほど。翼が未発達のため飛行は不得意で、飛行からの攻撃は仕掛けてこないが、その分前肢が発達しており、地上では強力な攻撃を持っている。

 「MHP2」のプレーヤーには、主に雪山に登場する姿が記憶にあると思うが、今回公開された「MHF」でのスクリーンショットでは、砂漠に登場している。

【スクリーンショット】
外見に違わず、力押しの攻撃が目立つ「ティガレックス」。とはいえ、猛ダッシュやバインドボイス、遠距離攻撃の岩弾といった厄介な攻撃も持ち合わせている。怒り状態の攻撃には特に注意したい


 見事に「ティガレックス」の討伐を果たして素材を入手すれば、新たな武器や防具を生産できる。武器は全ての系統に追加され、下記の23種類が公開されている(アップデート全体では86種類追加予定)。

【武器】
片手剣「レックスクロウ」、「轟剣【虎眼】」 双剣「レックスライサー」、「轟爪【虎血】」
大剣「ティガノアギト」、「轟大剣【王虎】」 太刀「ティガノタチ」、「轟刀【虎徹】」 ハンマー「ストライプストライク」、「轟槌【虎丸】」
狩猟笛「ストライプドラゴング」、「轟鼓【虎鐘】」 ランス「ティガスティンガー」、「轟槍【独虎】」 ガンランス「ティガバースト」、「轟銃槍【虎砲】」
ライトボウガン「レックスタンク」、「轟弩【戦虎】」 ヘビィボウガン「レックスハウル」、「轟砲【虎頭】」 弓「ティガアローI」、「ティガアローII」、「轟弓【虎髯】」

【防具】
「レックス」シリーズ(剣士用。左が男性用、右が女性用)
「レックス」シリーズ(ガンナー用。左が男性用、右が女性用)




■ 「ティガレックス」先行体験レポート

 アップデートに先立って、「ティガレックス」の体験プレイができたので、その感触をお伝えしよう。「フロンティアクエスト」にて、「ティガレックス、咆哮!!」というクエスト名で配信される。

 基本データについては上記のとおりで、今回は弱点部位や属性は公表されていない。参考までに「MHP2」では、弱点部位が頭、弱点属性が雷となっていた。ある程度ダメージを与えると、目や肌に赤い色が浮き出てきて、怒り状態になる。

 「ティガレックス」の特徴とも言える「猛ダッシュ」は、突進である程度進んだ後、方向転換するもの。方向転換は、通常時は最大1回、怒り時は最大2回で、いったん止まったあと、V字に向きを変えて再び走り出す。今回見た様子では、方向転換する角度は決まっているようなので、何度か見て動きを覚えれば、隙を狙って攻撃できる。

 突進の前のモーションがやや大きいので、距離を取っていればさほど回避は難しくない。近距離では正面の当たり判定が広いため、振り向かれたりして正面に立ってしまった場合は、緊急回避などで横に避けるか、ガードの準備をしておきたい。前方に転がって「ティガレックス」の足元に入るという手もあるが、後ろ足や尻尾の辺りにも当たり判定があるようなので、ほぼ後ろまで抜けてしまわないと危険だ。

【スクリーンショット】
巨体を振り回すようにして突進してくる「猛ダッシュ」。一度避けてもV字に方向転換して再び襲い掛かってくる。早めに軌道を覚えてしまうと対処が楽になる 前脚を広げて走るため、当たり判定が広く、真正面に立つと回避しづらい


 「ティガレックス」の正面にいる場合は、かみつきにも注意が必要。少し離れた位置でも、物凄い速さで距離を詰めてかみついてくる。さらに遠距離にいた場合、岩弾も飛んでくることがある。狭い範囲ながら、こちらもかなりの速さで3発が固まって飛んでくる。距離を問わず、正面にいると危ない、という認識を持っておくといいだろう。

 ランスなどガードに優れた武器を除けば、攻撃をする際には横か後ろから攻めるのが常套手段となる。ただし近距離から攻撃を仕掛けると、バインドボイスによって吹き飛ばされるか、足止めを食らうことがある。さらに、その場で回転して周囲のハンターを蹴散らす攻撃もあれば、単純な振り向きの動作でも、尻尾や足にかなり広い攻撃判定がある。いい位置を取ったら素早く攻撃し、いつでも回避できる体制を整えておきたい。

 「MHP2」では、「猛ダッシュ」を壁にぶつけるように誘導すると、牙が突き刺さって一定時間「ティガレックス」の動きを止められる、というテクニックがあった。本作でも試してみたところ、壁に当たっても牙が刺さることはなく、逆にその場ですぐに足を止めて、バインドボイスを仕掛けてきた。何度も挑戦したが、結局一度も牙が刺さることはなかった。短時間のプレイだったので間違いなく刺さらないとはいいがたいが、少なくとも刺さりにくくなっているのは確実。この辺りが多人数での狩猟を前提とした「MHF」向けのチューニングということになるのかもしれない。

【スクリーンショット】
意外と油断ならないかみつき。正面の少し離れた位置にいても、一瞬で距離を詰めてくる 遠距離攻撃の岩弾。写真では見えにくいが、3つの岩が高速で飛んでくる
バインドボイスは遠距離だと足止めだが、近距離では吹き飛ばされダメージを受ける。射程範囲はそれほど長くはない 「猛ダッシュ」を壁に当ててみたが、牙は刺さらず、すぐさまバインドボイスを仕掛けてきた。戦法としては有効だが、「MHP2」と同じようにはいかないようだ


 アイテムによる補助では、閃光玉が有効。ただし気絶すると後方に大きくジャンプをして距離を取ることが多く、接近してもかなり暴れるので、結果的にあまりうまみがない。シビレ罠は有効である程度の足止めが可能。落とし穴については、「ティガレックス」がマップの2と5を往復することが多かったため、仕掛けるチャンスが得られなかった。

 今回は大剣と双剣を使用して挑戦したところ、とにかく「猛ダッシュ」で動き回るため、攻撃の隙が少ない。大剣であれば真っ直ぐ近づいて抜刀切りから横転回避が基本と思われるが、動きのタイムラグが大きいため、隙を突きにくい。双剣であれば、横に回って乱舞を当てるチャンスはあるが、タイミングを誤ると手痛いカウンターを受けてしまう。動きをよく見て、無理をせず少しずつ削っていくのが基本戦術となるだろう。

 防具は次回のアップデートで実装される「ゴールドルナ」セットを使用できた。「硬化薬グレート」を使用した後の防御力は553とかなりのものだが、それでも3発も攻撃を受ければ瀕死の状態で、怒り時ではその2倍近いダメージを受けた。一緒にプレイしたガンナーでは、300近い防御力があったようだが、怒り時には150の体力を8割削られるような大ダメージを受けていた。やはり1発の攻撃力には注意しておきたい。

 今回は2人で挑戦したこともあって、時間切れで討伐には至らなかった。先日発表された運営レポートにおいて、「『ティガレックス』はHR51になりたてのハンターではかなり手ごわいモンスターとしてバランス調整している」とコメントされている。おそらく体力も相当に高いと思われるので、急がば回れの気持ちで、装備を整えた上で挑戦していただきたい。

【スクリーンショット】
閃光玉は効果があるものの、気絶中も回転攻撃やバインドボイスを仕掛けてくる。ただ突進はなくなるようで、一時的に安全な状態は作れる シビレ罠は砂上でも使用できるので、短時間ながら完全に足止めできる 目の色や肌の一部が赤くなったら怒り状態。攻撃の威力とスピードが上がるとともに、「猛ダッシュ」の方向転換が最大2回になるので注意が必要
横や後ろを取ったら、素早く攻撃に移りたい。近距離にいるときに、他のクエストメンバーを狙って岩弾などを放ったら攻撃の大チャンス 攻撃中に振り向かれると回避が難しい。ガードが可能なら素直にガードしたほうがいいだろう
こちらはおまけのアップデート情報。クエスト受付のキャラクタが増えており、配信クエストの中でも定番のものが別枠で用意されている


(C)CAPCOM CO., Ltd. 2007 ALL RIGHTS RESERVED.

□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
□ダレットのホームページ
http://daletto.jp/
□「モンスターハンター フロンティア オンライン」のページ
http://www.mh-frontier.jp/
□「モンスターハンター フロンティア オンライン」ベテランサイト
http://members.mh-frontier.jp/
□「シーズン1.5 “ティガレックス、咆哮”」ベテランサイト
http://members.mh-frontier.jp/preview/2007_09/index.html
□関連情報
【8月31日】カプコン、WIN「モンスターハンター フロンティア オンライン」
「シーズン1.5」で登場する3種の新モンスターを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070831/mhf.htm
【8月24日】カプコン、WIN「モンスターハンター フロンティア オンライン」
「シーズン1.5」にて「双属性武器」など武器・防具を追加
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070824/mhf.htm
【8月8日】カプコン、WIN「モンスターハンター フロンティア オンライン」
新モンスター「ヴォルガノス」、1人用モンスター「モノブロス」などを配信
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070803/mhf.htm
【8月3日】カプコン、WIN「モンスターハンター フロンティア オンライン」
9月5日に大規模アップデートを実施。「ティガレックス」などを実装
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070803/mhf.htm
【8月2日】カプコン、WIN「モンスターハンター フロンティア オンライン」
8月8月登場の「ヴォルガノス」を先行体験レポート
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070802/mhf.htm
【7月25日】カプコン、WIN「モンスターハンター フロンティア オンライン」
「新米ハンター応援! キャンペーン」など2つのキャンペーンを実施
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070725/mhf.htm
【7月21日】カプコン、秋葉原に「MONSTER HUNTER SHOP」オープン
小嶋慎太郎氏「ショップは『モンスターハンター』という作品の世界観の広がりのひとつ」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070721/mhs.htm
【7月20日】「モンスターハンター フロンティア オンライン」連載
今日から始める! 初心者ハンターライフ
【連載第4回】1人でダメなら4人で狩れ! 多人数での狩猟のコツを伝授
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070720/mhft.htm
【7月20日】カプコン、WIN「モンスターハンター フロンティア オンライン」
リファインアップデートで新武器40種などを実装
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070720/mhf.htm

(2007年9月4日)

[Reported by 石田賀津男]



Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.