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株式会社カプコンは、Windows用ハンティングアクション「モンスターハンター フロンティア オンライン (MHF)」において、新モンスター「ヴォルガノス」を8月8日から配信されるクエストより公開する。今回、この「ヴォルガノス」の狩猟を試す機会が得られたので、その感触や攻略のポイントなどをお伝えしたい。
溶岩の中には獲物がいないので、上陸して生物を捕食する習性がある。このため、ハンターを相手にした際も、頻繁に上陸して攻撃を仕掛けてくる。
フロンティアクエスト「溶岩の海に棲む者」として配信され、受注&参加資格はHR17以上。フィールドとなる火山は、通常のクエストとは異なるデザインで、マップの2から9、10と続く場所へと移動できる。「ヴォルガノス」はこの9と10を行き来するようだ。さらにこの追加された場所では、今までとは異なる素材を入手できるという。
■ 攻撃パターン
溶岩の中から飛び出しながら、溶岩の塊を1発吐き出す。軌道は直線だが、着弾地点で弾けるように拡散するので、大きく避けていないと被弾する可能性がある。 弾速が非常に速いので、見て避けるのではなく、なるべく足を動かしておくのが得策。射程距離も非常に長く、溶岩から離れた位置にいても油断できない。
後述の「マグマ飛沫」を含め、溶岩を飛ばしてくる攻撃はガードできない(ガードスキル+2があればガード可能)ため、ランスや大剣は武器を納めて、「ヴォルガノス」が陸に上がってくるのを待つのがベター。
溶岩から高く飛び出した後、尾ひれを溶岩に叩きつけて5つの溶岩を飛ばしてくる。3発と2発の組み合わせの時間差攻撃になっており、さらに落下後に拡散する。
攻撃範囲はかなり広いものの、弾道が山なりで、弾速も「マグマブレス」より低速。「ヴォルガノス」の動きを見ていれば、さほど難なく避けられるだろう。
続いて、陸に上がってきた際の攻撃パターンを紹介していく。
溶岩の中からの「マグマブレス」と同様、溶岩を1つ吐き出して攻撃する。陸上では比較的多用してくる。
飛距離は短く、頭などを狙って前方にいなければ、さほど脅威ではない。逆に攻撃の隙が大きいので、うまく足元にもぐりこんで攻撃したい。
腹を地面に付け、体全体を震わせるようにして突進を仕掛けてくる。他のモンスターの突進と同様、正面にいると大ダメージを受ける。さらに追尾性能も備えている。 この追尾性能が非常に厄介。他の大型モンスターの突進と同じように緊急回避で横転して逃げても、まず避けきれない。「ヴォルガノス」自体が大型なのに加え、正面から見るとヒレの部分が外に広がる形になっているため、当たり判定がかなり広いのも、避けにくさに拍車をかけている。
ガードは可能なので、ガード可能な武器では素直にガードするほうが安全だろう。ただし胴体が長いため、当たり判定も長く、複数ある。スタミナが足りないとガードしきれないこともありえるので注意が必要だ。
巨体を大きく跳ねさせて、下にいるハンターを押しつぶす。「ヴォルガノス」の攻撃の中で、最も高い攻撃力を誇る。 足や腹などの弱点を狙って攻撃していると、必然的に「ボディプレス」の攻撃範囲となる。よく見ていれば緊急回避で避けられるので、とにかく油断しないこと。また落下してきた際には振動も発生し、かろうじて攻撃を避けてもよろめいてしまうので、可能なら大きく回避したいところ。なおガードもできる。
落下後はその場で倒れこむような形になり、数秒間、無防備な状態になる。弱点も格段に狙いやすくなるので、立ち上がるまでの間に素早く攻撃を叩き込みたい。
■ 狩猟考察
続いて、実際に「ヴォルガノス」の狩りを体験した際にわかったこと、気づいたことなどを挙げていく。まだ実装前ということで、今後バランスが調整される可能性もあるが、大筋では変わらないものと思われるので、参考にしていただければ幸いだ。
弱点属性はやはり水で、次いで氷。部位破壊は頭部と背ビレ。巨体なので破壊したかどうかが見えにくいが、攻撃できるタイミングでは狙っていきたい。
「ヴォルガノス」の攻撃は全体的に、巨体を生かした豪快なものが多いため、攻撃の後の隙が比較的大きい。うまく避けて、その隙に一気に攻撃を叩き込み、素早く安全な位置に移動するという戦法が有効だろう。攻撃に集中していると、一撃死もありえる大ダメージを受けてしまうので、それだけは気をつけたい。
ダメージが蓄積してくると、口元から火煙を出し、怒り状態となる。その後60秒間は攻撃力と速度が向上する。この時には特に「ボディプレス」や「腹すべり突進」には注意が必要になる。 溶岩の中にいる時は、剣士系は攻撃が届かない。ガンナーならば射撃が当てられるものの、溶岩の深い位置を割と速く動くため、なかなか狙いがつけにくい。効果的なダメージを与えるには、やはり陸に上がっているときを狙いたい。 麻痺や睡眠、毒などの追加効果はいずれも有効。早い段階から効果が見られたので、特に耐性があるわけでもないようだ。巨体なので、ガンナーは追加効果を狙って攻撃するのもよさそうだ。肉も置いてみたが、こちらは食べてくれないようだった。
落とし穴やシビレ罠は非常に有効だ。頻繁に仕掛けてくる「腹すべり突進」は厄介だが、動きを読みやすいので、罠にはめるのは容易だ。ここで攻撃を集中させたり、タル爆弾を仕掛けたりして、一気にダメージを与えていきたい。
現時点では古龍種を除いたモンスターの中で最高の攻撃力を誇り、耐久力もかなり高めに設定されているという。HR17からクエストを受領はできるが、かなり装備を整えないと勝利は遠そうだ。多人数で狩ることを前提としてデザインされており、ソロでの撃破は非常に困難と思われる。まさに「MHF」のためにデザインされたモンスターといえるだろう。
今回は残念ながら、「ヴォルガノス」の撃破には至らなかった。同社によると「ヴォルガノス」は中級者向けのモンスターということだが、上級者向けといっていいほどの強敵だ。しかし攻撃パターンや挙動はなかなかユニークで、面白い相手であるのも確か。「ヴォルガノス」の素材を使った装備品も既に発表されているので、新たな装備品を獲得するためにも、ぜひこの強力なモンスターに挑んでみて欲しい。
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□カプコンのホームページ (2007年8月2日) [Reported by 石田賀津男]
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