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バンダイナムコゲームス、Xbox 360「ACE COMBAT 6 解放への戦火」
「支援要請」で一気に敵を撃破!!

2007年 発売予定

価格:未定

 株式会社バンダイナムコゲームスがXbox 360用として開発中のフライトシューティングゲーム「ACE COMBAT 6 解放への戦火」。今回は多数対多数の激しい戦場の中で、一発逆転の要素を秘める「支援要請」を中心に新情報をお届けしよう。


■ 友軍勢力が一斉攻撃! 「支援要請」で一気に敵を殲滅

 前回紹介した本作の新システム「ダイナミックミッション」。オペレーションを攻略する順番によって、戦場の展開があたかも本当の現代戦のように劇的に変化するという新たな仕掛けだが、このオペレーションを成功させると、参加していた友軍部隊が、今度はプレーヤーの呼びかけに応じて戦ってくれる。これが「支援要請」システムだ。オペレーションには、対空、対地とさまざまなものがあるわけで、それに参加している友軍兵力も多岐にわたる。この兵種の違いによって、受けられる支援内容が変わってくる。

 支援要請には、「攻撃要請」と「援護要請」の2タイプがある。「攻撃要請」は、プレーヤーの前方にいる敵の一群に対して一斉攻撃を要請するオフェンシブ(攻撃的)支援。かたや「援護要請」は、プレーヤーに攻撃を仕掛けてくる敵に対して攻撃を要請し、プレーヤーを守ってもらうというディフェンシブ(防御的)支援となる。

 いずれも操作は簡単。攻撃要請は方向パッドの上、援護要請は下をしばらく押しっぱなしにするだけと、いざという時に即座に使えるようボタンアサインされている。

支援要請による大迫力の戦闘シーンが映し出されたゲーム画面


 支援要請を頼む部隊によって、その支援内容は異なり、得意/不得意分野がある。それぞれの戦闘能力に関しては以下の通りだ。

・戦闘機

 まずはそのスピード。プレーヤーの呼びかけに対して即座に駆けつけ、ミサイルや機関砲で陸海空どんな敵に対してもオールマイティな一斉攻撃を行なう。特に戦闘機など、高速で移動する敵に対して有効。戦闘機の中にも、プレーヤー機と同じように、対空戦闘を得意とする「ファイター」タイプ、対地攻撃を得意とする「アタッカー」タイプ、両方をこなせる「マルチロール」タイプが存在するため、友軍編隊の構成をチェックしておけば、さらに効果的だろう。

・戦車

 地上の敵に対して強力な砲撃を浴びせられる反面、空の敵には全く手が出ない。隊列を組んでその場にとどまり、継続的な一斉砲撃で付近を制圧できる。

・ヘリコプター

 ホバリングによって滞空できるという特性を活かし、たとえるなら「空中戦車」とも言うべき空からの連続攻撃が可能。また、戦車と異なり、川や山を飛び越えて移動できるので、地形条件に左右されず支援を受けることができる。だが、戦闘機ほどのスピードがなく、対空兵器もないため、敵航空兵力には無力。

・艦隊

 海に浮かぶ要塞として、対空ミサイルや対空機関砲、さらに長距離砲や巡航ミサイルなどを満載している点が魅力。支援要請を受けると、長い射程距離の武器を一斉発射し、大火力で陸・海・空全ての敵に対して攻撃できる。ただ、海上および海岸付近の範囲でしか支援要請に応じられないという欠点がある。

・大型爆撃機

 大量の爆弾を搭載した、50mを越える巨大な航空機。飛行速度が戦闘機ほど速くないが、ひとたび駆けつければ、絨毯爆撃によって地表の広い範囲を攻撃可能。しかし、空の敵に対しては攻撃できない。

・電子支援機

 この機体はちょっと特殊で、ミサイルなどの攻撃手段を一切持っていない代わり、敵のデータを分析し、付近の友軍の戦術コンピュータに情報を送ることで、自機や周囲の友軍のミサイル誘導性能などが強化され、戦闘能力がアップするという役割を担う。


■ 現用兵器から架空兵器まで、戦闘機だけではない「ACE6」の魅力

 「ACE」シリーズでは、戦闘機だけでなく、地上に存在する対空兵器、戦車、艦船といった多種多様な兵種の兵器が登場する。また、シリーズではおなじみのオリジナル兵器も強烈なインパクトをもって登場してくる。その種類は約80にも及ぶという。

【多連装ロケットシステム】【自走式対空砲】【装甲列車】
多連装ロケットランチャーを搭載した車両でMLRSと呼ばれる。射出されたロケットは空中で炸裂し、大量の小型誘導弾となって敵地上兵器を制圧する。コンテナ格納式のため、全弾発射後も素早く換装、再攻撃が可能。上陸してくる敵車両、艦船などへの迎撃に極めて有効な兵器 AA GUNと呼ばれる敵航空機、ヘリコプターなどを攻撃するための対空砲を搭載した車両。現代では超音速で飛行する戦闘機を捉えるため、レーダーとコンピュータ制御による自動射撃が基本となっている。低空飛行時の航空機にとっては大きな脅威となるほか、本来の用途とは異なるが対地攻撃にも転用できる汎用兵器 重武装と厚い装甲を施された鉄道車両。自軍の鉄道(線路)を防衛し、要塞や前線基地への補給ルートを確保するのを主な目的として開発された。武装は長距離砲や対空砲座、対地ロケットなどで、戦車と異なり容易に装備を変えられるのも大きな特徴の1つ
【列車砲】【イージス艦】【C-17 GlobemasterIII(輸送機)】
強力な大口径砲を列車に搭載させた兵器。100kmを超える射程を持ち、敵主要施設へ直接攻撃できる。砲台は旋回式。砲弾の装填時間は7分30秒で全自動で行なわれる。戦地まではモジュールごとに解体され狭軌で輸送可能 艦隊防空システム「イージスシステム」を搭載した巡洋艦の総称。高性能レーダーと情報処理能力により、同時に100機以上の戦闘機、対艦ミサイルを瞬時に判断し、脅威の大きな順に迎撃できる。イージスという名前は、ギリシャ神話の軍神アテナが持つ、邪悪を祓う盾に由来 兵士、物資を前線基地に送り届ける汎用輸送機。最大積載量72tを誇り、装甲車4両かヘリ3機、兵員なら144名を搭載できるうえ、STOL(短距離での離着陸)も可能である。輸送機として初のHUD(透明パネルに機首方向や高度などの情報を映す装置)搭載や戦闘機と同様の操縦桿を装備していることも特徴的な機体

 この支援要請は、オペレーションを成功させていくことによって応じてくれる友軍部隊は次々に増えていくというのが魅力。つまり、プレーヤーが活躍すればするほど支援要請の効果は強力になり、迫力ある激戦の光景や、敵を一掃する爽快感、そして大戦場のキーパーソンとなる感覚は、どんどん強化されていくわけだ。


■ パワーアップした無線通信と「コミュニケーションディスプレイ」で臨場感アップ

 「ACE」シリーズでは「AC04」からもはやおなじみといえる「無線通信」。プレーヤーの動きにあわせて声をかけてくれる友軍はもちろん、敵の無線もフィクションながら聞こえてくることによって、自然とプレーヤーは自分の活躍を認識することになる。

 今作で加わった「支援要請」を行なったときも、仲間達は口々に「ラジャー。まかせろ」など、それぞれのセリフで無線で応答してくれる。彼らは名も無き兵士ではなく、戦闘機隊、戦車隊、艦隊などそれぞれに名前があり、個性的なキャラクタとなっている。

 これを更に視覚的に演出するのが「コミュニケーションディスプレイ」。「支援要請」を呼びかけると、仲間からの応答無線と共に、画面の一部に小さなスクリーンが表示される。このサブスクリーンには、例えば目標に向かって急旋回する仲間の戦闘機、あるいは疾走しながら砲塔を目標に向ける戦車、木々の間を低空飛行して接近するヘリコプターなど、支援要請に応えてくれる仲間達の雄姿が映し出されるようになっている。


■ メインストーリーを描き出すキャラクタたちの一部を紹介

 第1報からお伝えしているように、本作のムービーに登場するのは、1つの時代を生きるさまざまな職業、年齢、性別のキャラクタたちだ。それぞれの異なる視点から、1つの大きな戦争、そして1人のエースであるプレーヤーの姿を浮き彫りにする、本格的な戦争群像劇……それが「ACE6」なのだ。

【メリッサ(32歳)CV:久川 綾】【マティルダ(9歳)CV:坂本真綾】
裕福な家庭に生まれ育ち、エメリア空軍パイロットの夫を持つ女性。任務で家を不在にしがちな夫にわずかな不満を抱きながらも、エメリア共和国首都グレースメリアの高級住宅地で、平穏な日常と幸福な家庭を営む。
突然の空爆が娘を奪い去るまでは……
メリッサの1人娘。どこかお嬢様然とした母親とは対照的に、活発で行動的。生意気な言動をとることがあるが、母親のメリッサとは友人のような良好な関係を築いていた。小学校の社会科見学に向かう途中、戦火に巻き込まれる
【マクナイト軍曹(CV:堀内賢雄)、ドニー・トーチ軍曹(CV:島田 敏)、ホブズ・ボーム軍曹】
エメリア軍の戦車兵3人組。エストバキアの電撃的な侵攻の後、市民の避難の時間を稼ぐため、激戦地に踏みとどまった。部隊は全滅し、3人だけが生き残った。マクナイトは3人の中心的人物。再び戦車部隊に編入されるが、もはや戦争に嫌気がさしていた。そんなある日、ドニー・トーチの一言が、マクナイトの倦んだ心に火を灯すことになる。不真面目ではあるが、実は楽天的な性格ととっさの判断力を併せ持つ、戦場で生き残れるタイプの優秀な軍人
【ヴォイチェク中佐(41歳)CV:石塚運昇】
元エストバキア空軍エリートパイロット部隊「シュトリゴン」の隊長。グレースメリア上空で被弾し、足を負傷。パイロット生命を絶たれ、情報将校として地上勤務に転属となる。かつて自らの活躍の場であった空に、憧憬を抱き続ける。軍務への強い忠誠心を持ちつつも、敵側の市民に共感を寄せる側面も併せ持つ思慮深い人物



■ トレーラームービーを公開

 6月12日に行なわれた「EDITOR'S DAY」で初公開された「ACE6」のトレーラームービーを公開する。「ACES WEB」ですでに公開されているものと同じものだ。下の画像をクリックしてダウンロードしていただきたい。

【Xbox 360「ACE COMBAT 6」ムービー】
【下の画像をクリックするとダウンロードが始まります。LZH形式で圧縮してあります】
【[WMV形式:86.5MB 1分53秒] LZH圧縮】


※画面はすべて開発中のものです。
(C)2007 NBGI
All trademarks and copyrights associated with the manufacturers, aircraft, models, trade names, brands and visual images depicted in this game are the property of their respective owners, and used with such permissions.
(C)日本スペースイメージング株式会社
(C)GeoEye
(C)INTA Spaceturk
(C)DigitalGlobe/日立ソフト

□バンダイナムコゲームスのホームページ
http://www.bandainamcogames.co.jp/
□バンダイナムコゲームスチャンネルのホームページ
http://www.bngi-channel.jp/
□「ACE COMBAT」シリーズ公式サイト「ACES WEB」
http://www.acecombat.jp/
□関連情報
【6月15日】NBGA、「EDITOR'S DAY」レポートその2
Xbox 360「ACE COMBAT 6 解放への戦火」インタビュー
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070615/nbga2.htm
【6月5日】バンダイナムコゲームス、Xbox 360
「ACE COMBAT 6 解放への戦火」
「ダイナミックミッション」システムとは?
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070605/ace6.htm
【4月27日】特別インタビュー
次世代機初の「ACE」シリーズの魅力に迫る!!
Xbox 360「ACE COMBAT 6 解放への戦火」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070427/ace6.htm
【3月23日】Xbox 360「ACE COMBAT 6 解放への戦火」
大規模集団戦闘とXbox Live対応でオンラインマルチプレイを実現
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070323/ace6.htm

(2007年6月22日)

[Reported by 佐伯憲司]



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