← 前回分 【バックナンバー】
【第103回】ゲームライフに役立つグッズをレポート
|
PS3に使えるUSBコンバータを大研究 入力遅延や動作対応のまとめ |
当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。 |
ゲームグッズ研究所では、プレイステーション 3(以下、PS3)に扱えるグッズを精力的に扱ってきた。だが、PS3はPS2と異なるコントローラソケットや、HDDの標準装備などにより、周辺機器の動作や互換性に関しては、様々な意味で新しい世代のゲーム機といえる。これまでにバージョンアップによる変化、発売されたソフトを軸にしたグッズ周りなど、研究過程をレポートしてきた。今回はそうした中で特に反響が多く寄せられた、「USBコンバータを使ったPS2用スティックの入力遅延」と、「USBコンバータを使ってPS3にPS2対応機器を接続」に関して再度まとめてみた。
● USBコンバータを使ったPS2用コントロールスティックの追加検証
|
エレコムの「USBtoPS/PS2 ゲームパッドコンバータ2(JC-PS201USV)」と、HORIのPS2用スティック「REAL ARCADE PRO」の組み合わせ |
|
比較に使用したHORIのPS3用スティックコントローラ「REAL ARCADE PRO.3」 |
連載第101回におけるPS3用コントロールスティックの回の反響の中に、「USBコンバータ経由のPS2用スティックと、PS3専用スティックの違いをもっと詳しく調べて欲しい」というご意見を頂いた。そのご意見によれば、「エレコムのUSBコンバータは株式会社バンダイナムコゲームスの「鉄拳5 DARK RESURRECTION(鉄拳5 DR)」や株式会社セガの「バーチャファイター5(VF5)」で1~2フレーム間隔でボタンを押すと認識しないことがある」といった現象が起こるという。
格闘ゲームなど、ゲームが入力にダイレクトに反応することを前提として作られているゲームは、1/60秒単位での入力の成否がゲーム展開の成否を決定することもあるため、特にアーケードゲームの移植作品などは、こうした入力がしっかりできているかがコントローラ選びの重要なポイントになる。体感上の問題はもちろん、しっかりと入力できているかはとても大事な要素だ。ただし、多くのゲームは、技の硬直中などにあらかじめコマンド入力を受け付ける「先行入力」が使え、さらにコマンドも多くは1フレームに限ったコマンド受け付けは必要なく、入力幅に余裕を持たせてあるため、1~5フレーム程度の入力遅延や取りこぼしは入力判定プログラムのほうでフォローしてくれるという点も考慮したい。
使用したのはPS3用スティック「REAL ARCADE PRO.3(リアルアーケードPRO.3)」と、エレコムのUSBコンバータ「JC-PS201USV」にPS2用スティック「REAL ARCADE PRO(リアルアーケードPRO)」を組み合わせたもの。PS3のバージョンは1.51だ。
VF5のDOJOモードは、設定の変更を行なうことで、コマンド入力、未入力フレーム、入力フレームを表示できる。このモードで様々なプレイを試してみた。まずは両方のスティックで自由に技を繰り出してみる。入力フレーム表示をチェックすると、レバー入力、ボタン入力ともに早い操作では最速の1フレームがでていた。表面上は遅延もなく動いている。
PS3用スティックであるRAP3と交互に取替えながら、さらにプレイを進めてみる。フレーム表示は変わりはなく、最速の1フレーム入力が問題なくできている。だが、これはなんとも表現が難しいが、なにか感触には違いがある気がする。1フレーム未満にも満たない体感なのか、それとも片方はUSBコンバータを経由しているんだという心理的なところからきているものなのか。USBコンバータ経由のRAPでは、なにか操作の感触とキャラクタの動きが微細にズレているような。そんな違いを感じる。
ここで得た感触は今回の問題点である、「指がボタンを押してからキャラクタの動きに反映されるまで」の遅延そのものではあるのだが、大変に微細な違和感だった。時間が経って体が順応してしまうと、あれは錯覚だっただろうか? と思うほどのものになり、感じなくなってしまった。返し技にしてもなんにしても、先行入力が効くタイトルなので、手入力ではこれ以上の研究が難しい。
|
提膝弾腿をひたすら打ち込み。両スティックで大体2、3時間はやっただろうか |
続いては、アキラの提膝弾腿(K+G後、1フレームでGを離す)という技をひたすら打ち込んでみる。KとGの2つのボタンを同時押しし、その1フレーム後にGボタンだけ離す。変則的な入力をする入力難易度の高い技だ。1フレーム入力を問われるという意味では、今回のテーマに相応しい。先ほど同様にRAP3とUSBコンバータ経由のRAPを交互に試していく。少々出すのが難しい技なので、研究所員の成功率は10回に7、8回というところだろうか。
USBコンバータ経由のRAPで打ち込んでいたところ、10回に1回ぐらいの割合で、Kキャンセルが出てしまった。KとGが同時押しにならず、ずれてしまったということだろうか。最初は単なる操作ミスかと思ったが、RAP3で試しているときには、斬手(K+G)やただのKになってしまうことはあっても、Kキャンセルになるようなことはなかった。同時押しなど、入力量が増えたときにUSBコンバータの遅延や入力取りこぼしが出るのだろうか? だが、この現象も体が順応して合わせてしまうのか、次第に起こらなくなってしまった。
|
|
|
より複雑な操作として、「提膝弾腿、P、立ち白虎」をテスト。コマンドを並べると、「K+G後、1フレームでGを離す、PG(Pの後すばやくPを入力するとPPに化けてしまうためGで入力をカット)、212146P」となる。遅延の可能性があるとはいえ、これだけの操作も違和感なくできたUSBコンバータはなかなか優秀といえる。もちろんRAP3でも同等に操作できる |
|
|
|
「鉄拳5 DR」でも、RAP3とUSBコンバータ経由のRAPを交互にテスト。一八で、最速風神拳を3回当てるコンボでチェック。6、ニュートラル2、3+RPというコマンドを最速で3回。風神拳コマンド最後の3+RPをきっちり同時にできれば、青いエフェクトが出る。VF5よりも先行入力が効かないため、タイミングと入力に違ったシビアさがある。どちらのスティックでもほぼ同じ感覚で技を出せた |
次に、P+K+Gを連射状態にしてフレーム表示を見守るというテストを行なった。複数入力時に遅延が発生するのかを確認するためだ。テストタイトルは「VF5」で、使用キャラは引き続いてアキラ。P+K+Gを同時押しすると崩拳が出る。これをUSBコンバータ経由のRAPの連射機能とRAP3の連射機能を使って繰り返させる。すると、RAP3は1フレームでの入力が基本的に続き、3、4割ほど2フレーム入力が見られた。USBコンバータ経由のRAPは同様に1~2フレーム入力が続くのだが、まれに3フレームや4フレームの入力が見られた。
厳密にはRAPの連射は23/秒、RAP3は20/秒というスペックだが、理屈から言えば、3フレームごとに1回入力が行なわれていてもおかしくないが、どちらのボタン連射も等間隔で行なわれている保証はない。それゆえの複数フレームへの入力が行なわれている可能性も否定できないし、入力の取りこぼしもあるかもしれない。
ちなみにRAP単体のフィーリングを確認すべく、PS2本体で「バーチャファイター4」を使って同じように連射状態のP+K+Gも出してみた。こちらの入力フレーム表示は2~3フレームで安定していて、ばらつきが見られなかった。入力フレームの結果がそもそも違っていたり、PS3とPS2、「VF5」と「VF4」とハードもソフトも違う、コントローラの接続もUSBと専用コネクタとで違いがある、など違いのオンパレードではあるが、RAP単体の入力が安定しているのかどうかはわかる。PS3「VF5」でUSBコンバータを経由したときに見られたような遅延っぽさ、不安定さは見られなかった。
確実なことはいえないのだが、USBコンバータにRAPの全ての入力信号が届いていると思われるため、入力信号の最終出力はUSBコンバータに委ねられている。USBコンバータが多量の信号をプールしているとき、その変換サイクルの違いがPS3への入力サイクルに影響を及ぼすことが考えられる。このことからUSBコンバータを経由させると遅延は起きているように考えられる。ただし非常に微細だ。
|
|
|
画像左は、USBコンバータ経由のRAP、右がRAP3だ。どちらも基本的に1~2フレームで入力、未入力が入る。だが、USBコンバータ側にはまれに3や4フレームの入力が見られた。右はPS2本体による「VF4」での同様のテスト。RAP単体の連射機能にばらつきがあるのかをテストした。結果は2~3フレームで安定しており、USBコンバータ経由にみられたようなばらつきはなかった |
これだけ長文をお読み頂いたわりに、歯切れの悪い結果ばかりで大変申し訳ないかぎり。その中で総括していくと、基本的なプレイにおいて致命的支障はないと言える。ただし、コンバータを経由している分、違いはあるとはいえる。微細なフィーリングに違いを感じたこともあり、完璧を期すならやはりPS3対応のUSB接続機器を利用したほうがいい。
USBコンバータを使うことでPS2用スティックが使えるという恩恵を大きいと見るか、微細なフィーリングなどの違いを大きいと見るか。これはPS3で遊ぶゲームに対して要求する質によるだろう。気軽に遊びたい、ローコストな手持ちのスティックを試してみたい、というならばコンバータを経由しても十分。それよりも本格的なプレイが目的の場合、例えばアーケードでの対戦練習などに利用しようと考えるなら、安心感を得る意味でもPS3用周辺機器がベストといえるだろう。
● USBコンバータ経由のPS2用コントローラ接続をもう少し詳しくチェック
|
左上がエレコムJC-PS201USV」、右上が同じく「JC-PS101USV」、左下はサンワサプライ「JY-PSUAD1」、右下ロアス「JOX-UH304W」
|
|
PSボタンから呼び出す、コントローラ割り当ての画面。USBコンバータで繋いだPS2用コントローラでは割り当て変更ができない
|
これまで、当研究所ではUSBコンバータの検証を何度か行なってきたが、リリースタイトルによって、その研究過程ごとに結果を掲載してきた。今回はシステムソフトウェア1.51でのまとめを改めて掲載する。
まず、PS2用コントローラのコネクタをUSBに変換するコンバータが、本来PC用製品であるにも関わらずPS3で使えること。これが、PS3発売直後の検証でわかったことから始まった。これまでのゲーム機にはありえなかった互換性のとり方、つまり汎用といえるUSBによる接続によって実現したものだが、あくまで、メーカーが保障していない使い方である。
また、PS2用コントローラにはPS3から搭載された「PSボタン」がないので、ゲームの終了、コントローラ割り当て番号の切り替え、本体電源のON/OFFなどのために、PS3用コントローラを併用せざるを得ないことも改めて記しておく。
USBコンバータは、PS3起動前に差し込んでおくことで使えるのはもちろん、起動中に差し込んでも認識し、操作可能になる。複数のUSBコンバータの同時使用も、2つまで試した限りでは問題なさそうだ(認識関連の詳細は第87回を参照)。USBコンバータを差し込んだままで、つなげているPS2用コントローラを変えても動作するなど、とても扱いやすい。(コンバータによって動作が異なる可能性はある)。
注意点をまず挙げると、ゲーム中にUSBコンバータを差し込んでいるUSBポートを差し替えてみたが、1Pと2Pは入れかわらなかった。コントローラの割り当て番号はPSボタンで呼び出すメニューから変更しなければいけない。差し替えがあっても自動では切り替わらず、最初に認識したコントローラ割り当て番号で認識し続けるようだ。ちなみにコントローラ割り当ては、USB接続されているものが優先されるようだ。コントローラ割り当て番号が噛み合わずに操作できないという現象は、慣れないうちは故障などと間違えやすいのでご注意を。
さて、そんなUSBコンバータを最初に研究した結果が、第87回、第88回に掲載されている。その当時に、USBコンバータの検証に使ったPS3タイトルはバンダイナムコゲームス「リッジレーサー7(RR7)」、SCEJ「RESISTANCE 人類没落の日(RST)」の2つだった。この2タイトルは、十字キーとアナログスティック両方に対応していたため、USBコンバータ経由で操作が可能(一部できないものもあったが)となっていた。
だが、その後に発売された「鉄拳5 DR」や「VF5」にて、一部のUSBコンバータを使ったときにPS2用スティックコントローラのレバー操作ができないという現象が起こった。これについては、第101回にて追検証を行なっているが、ソフト側で方向キーとアナログスティックの2つを設定で変更できないために、スティックが使用できないという事情があったためだ。
・2つの要素が関わる動作環境
まず、当研究所で動作が確認できたUSBコンバータ経由のスティックコントローラの組み合わせ例をごらんいただこう。以下の表では、レバー部分が動作したものを表記した。
【PS3におけるUSBコンバータとジョイスティックで動作する組み合わせ】
|
USBコンバータ
|
ジョイスティック
|
PS3ホームメニュー
|
RR7/RST
|
鉄拳5 DR/VF5
|
エレコム「JC-PS201USV」
|
一般的ジョイスティック
|
◎
|
◎
|
◎
|
エレコム「JC-PS101USV」 サンワサプライ「JY-PSUAD1」
|
HORI「FigntingStick2」(アナログモード)
|
◎
|
◎
|
◎
|
エレコム「JC-PS101USV」 サンワサプライ「JY-PSUAD1」
|
一般的ジョイスティック
|
×
|
◎
|
×
|
※◎……動作 ×……レバー動作せず ○……動作するが条件あり
さて、PS2では、純正コントローラ「DUAL SHOCK2」はデジタル/アナログ両方のモードで入力できた。PS3の純正コントローラ「SIXAXIS」ではその切り替えが廃止され、どうやら「アナログモード」のみに変更されたようだ。
PS2/PS時代のスティックは、一部を除いて「デジタルモード」しか想定されていない製品が多い。ゆえに、USBコンバータ経由でPS3に接続すると、基本的には「デジタルモード」のコントローラとして認識されているようだ。ここで問題が起こる。
「鉄拳5 DR」や、「VF5」、ホームメニューでは、PS3の純正コントローラ「SIXAXIS」において、方向キーのみが反応し、アナログスティックでの動作ができない(ボタンのみ動く)。これがアナログスティックでも反応してくれればいいのだが……。
各種USBコンバータにDUAL SHOCK2を接続し、アナログ、デジタルの両モードによる方向キー操作対応は以下のようになっていた。
【USBコンバータとPS2コントローラの組み合わせによる「方向キー」の動作】
|
USBコンバータ
|
PS3ホームメニュー
|
RR7/RST
|
鉄拳5 DR/VF5
|
エレコム「JC-PS201USV」+DUAL SHOCK2、デジタルモード時
|
○
|
○
|
○
|
エレコム「JC-PS201USV」+DUAL SHOCK2、アナログモード時
|
○
|
○
|
○
|
エレコム「JC-PS101USV」 サンワサプライ「JY-PSUAD1」+DUAL SHOCK2、デジタルモード時
|
×
|
○
|
×
|
エレコム「JC-PS101USV」 サンワサプライ「JY-PSUAD1」+DUAL SHOCK2、アナログモード時
|
○
|
○
|
○
|
※○……動作 ×……動作せず
表を見てもおわかりいただけるように、先ほども述べたとおり、スティック側で「デジタル/アナログ」モード切り替えができないものを使用する場合、PS3で「鉄拳5 DR」や、「VF5」などの方向キー限定で入力が必要なゲームでは、基本的に「JC-PS201USV」との組み合わせでしかプレイできない、ということになる。
なお、「JC-PS101U」や「JY-PSUAD1」を使用する場合にも、スティック側を変更することで、一応救済策はある。スティックコントローラではデジタル/アナログ切り替え機能がないものが多いが、HORIの「ファイティングスティック2」はこの機能があるため、アナログモードに切り替えれば、この問題に対応でき、スティックで方向キーの動作が行なえる。
また、バンダイナムコゲームスの「RR7」やSCEJ「RST」では、方向キーとアナログスティック両方のの入力に対応しているため、方向キー操作の問題を吸収できていた。第87回、第88回においては、これをもって正常に使えるという結果を出したが、後に「鉄拳5 DR」や「VF5」といった方向キー入力のみ受け付けるソフトが発売されたことで、この違いが浮き彫りにされたわけだ。
|
Windows XPのゲームコントローラのプロパティ画面。このテストの画面でデジタルモードの十字キーを操作して「軸」が動くコンバータは「鉄拳5 DR」や「VF5」では使えない |
方向キーとアナログスティックどちらでも移動入力に対応した操作が可能な「RR7」や「RST」のようなタイトルに使うのであれば、比較的多くのUSBコンバータとPS2用スティックコントローラが活用できる(ジャンル的に必要かどうかは別)。だが、「鉄拳5 DR」や「VF5」のような方向キー入力オンリーのソフトに使う場合は、USBコンバータがスティックをどう割り当てているのか、事前のチェックが必要だ。
PS3でうまく動作するかどうかのチェックは、PCに接続して確認するのも1つの方法だ。PCに接続してゲームコントローラのプロパティを開き、スティックを動かした際、「ハットスイッチ」が動けば、その組み合わせならPS3でもスティックは方向キーとして動作する。
当研究所では、みなさんに取り上げてほしいネタなどを随時募集する。ドシドシと編集部までメールを送って下さい (編集部) → game-watch@impress.co.jp ←
■■ 注意 ■■
- この記事の情報は編集部が検証した個体のものであり、すべての製品に共通するものではありません。
- この記事の情報は検証時点現在のものであり、最新情報はバックナンバーをご参照ください。
- この記事を読んで行なった行為によって、生じた損害はGAME Watch編集部および、メーカー、購入したショップもその責を負いません。
- GAME Watch編集部では、この記事についての個別のご質問・お問い合わせにお答えすることはできません。
|
□ソニー・コンピュータエンタテインメントのホームページ
http://www.scei.co.jp/
□HORIのホームページ
http://www.hori.jp/
□セガのホームページ
http://www.sega.jp/
□バンダイナムコゲームスのホームページ
http://www.bandainamcogames.co.jp/
□サンワサプライのホームページ
http://www.sanwa.co.jp/
□エレコムのホームページ
http://www.elecom.co.jp/
□ロアスのホームページ
http://www.loas.co.jp/
(2007年2月26日)
[Reported by ゲーム環境向上委員会]
Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします
ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp
Copyright (c)2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.
|