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会場:石丸電気ソフトワン 3Fホール
このイベントは、DVD付き限定版「私は~」を石丸電気ソフトワンまたはソフト2、本店にて購入し、抽選を突破した300名が招待されるという、「アイマス」イベント恒例の門の狭さだった。それでも、開場の19時には、会場の扉の外にあふれ出るほどの人が訪れていたのだから驚きだ。 東京ゲームショウ2006のバンダイナムコブースで行なわれた「アイマス」イベントと同じく、長谷川明子さん(星井美希役)、中村繪里子さん(天海春香役)、今井麻美さん(如月千早役)のCD参加トリオがステージに登場。発売されたCDのカップリング曲である「神さまのBirthday」をオープニングにイベントがスタート。シングルには、このほか「THE IDOLM@STER」も収録されている。 まず、このCDのレコーディングについての話題へ。「なんかもう一生懸命歌った気がします」と長谷川さんは緊張したようだが、実はオリコンのWeeklyチャートで、10位にランクインしたという売れゆきっぷりを記録したという。 ここで、レコーディングの時のことをあまり覚えていなかったというおとぼけっぷりを発揮した中村さんに、今井さんから「3人のレコーディング順は?」というクイズが。結局答えられなかった中村さんが、罰ゲームとして、高木社長のものまねを披露しようとするも、思わずスベってしまい、会場は爆笑に包まれるという一幕もあった。
■ 360版「アイマス」をたっぷり実機で披露!
バンダイナムコゲームスの坂上プロデューサーが登壇。Xbox 360版の見所をたっぷり解説……とおもいきや、長谷川さんがコントローラを握り、実際に1日目に行なわれるイベントまでをその場で披露した。 Xbox 360版では、既報のとおり、アーケード版と違ってランクアップリミット制(指定週までに獲得ファン数に満たない場合、プロデュースは終了)だったが、1年間限定のプロデュース方式に変更されている。そのため、プロデュースをスタートする月を自由に変更できるようになった。長谷川さんは当然のようにプロデュースするアイドルに星井美希をチョイスしていた。 美希との出会いまでの様子が次々と映し出されていったが、デモをキャンセルしては「えー!」、選択肢を選んでは「えー!」と来場者(プロデューサー)から何度も笑い混じりの突っ込みが入る。アーケード版を体験したプロデューサーたちも楽しんでいた様子が伺えた。
さらに、「アイマス」の戦闘ともいえる「オーディション」のデモも披露。あらかじめスタッフによって育てられた「石丸電気P」のデータを使って、今度は、中村さんの操作で、オーディションを突破すれば、会場のファンが待ち望む? TV出演シーンを拝めるという、ある意味非常に危険な賭けとなるデモンストレーションとなった。 美希、春香、千早の3人ユニットのオーディションとなり、美希はブーストがかかった状態でオーディションに突入……と行きたかったのだが、直前の選択肢のチョイスをミスってしまった中村さんは、ややというかかなり不安なオーディションスタート。 「オーディション」では、「ダンス」、「ビジュアル」、「ボーカル」それぞれの審査員にうまく曲のリズムにあわせてアピールし、さらに全ジャンルにアピールできる「思い出」をうまく使って、ほかのユニットを出し抜くといった戦いになる。また、「流行」を意識したアピールも大事(とくにオンラインで)で、社長が流行の傾向をちゃんと教えてくれているところや、オーディション待ちの間にボイスチャットができることも公開された。 ところが、オーディションが始まってみると、中村さんは実はあまりこの仕様を把握していなかったようで、必殺技「ボタン3つ押し」を駆使。不安そうな今井さんの質問に、坂上さんは「大丈夫だと思います。今回はそういう調整にしてますから」というあやしい答えに会場から苦笑がもれる。しかも思い出の3回目をスカッとミスってしまうなど、大ピンチの幕切れとなった。「私がやればよかったー!」と思わず今井さんが声を上げてしまうほど、ドキドキの結果発表となってしまった。
しかしながら、なんとか4位に滑り込み、オーディションに見事合格。「私は~」が見事に流れることになった。TGSでの試遊版から明らかにされていたが、TV出演シーンで撮影した写真の保存枚数は5枚に、さらに、カメラアングルも変更できるようになっているところまでしっかりと披露された。
■ 360版の先にはアニメ版、そして4月のライブ! まだまだ続く「アイマス」
今井さん 「抽選で当たった方が来てくださるということで、「数を絞りすぎたらどうしよう~!」みたいなドキドキだったんですが、ステージに出たとき、みなさんの姿を見てほっとしました。『私は~』を初めて聞いたとき、とっても過激な歌詞だと思ったんですが、かみ締めればかみ締めるほど味が出てくる、さすが『アイマス』の曲だなと、自画自賛している次第です。 クリスマスが近いということで、衣装を着たりとか、プレゼントを考えてみたりとか、3人で今回の振り付けも考えてみたんですが、大きな失敗もなく(笑)終われてほっとしております(笑)。『アイマス』は愛されているなと思いました。MASTERWORKシリーズも1歩1歩階段を上って、目指せオリコン1位でがんばっていきたいと思います」 長谷川さん 「今日はなんだかとっても楽しく歌うことができました。繪里子さんと麻美さんの力のおかげだと思います。来ていただいた方々が温かい方ばかりで、呼びかけたら応えてくれるし、とても楽しかったです。CDも、こういったイベントも私にとっては初めてに近いことで、オリコンで10位なんてとてもうれしいです。これからもいろんなイベントに参加して、美希と一緒にいろんなことを経験して、成長していけたらいいかな、と思います」 中村さん 「今回この3人でイベントをやるのは2回目だったんですが、前回とはまた雰囲気の違ったイベントで、『アイマス』のプロデューサーさんがすごく温かいな、ということを感じました。一生懸命リハーサルしたんですが、やっぱり今井さんが途中で『♪にゃにゃ~』と言い出してしまったし(今井:言わなきゃわかんなかったのにー)、今まで一度も歌詞を間違えたことのなかった中村さんがすっぽり抜けてしまったり(今井:うそをつくなよ! ほんと?)とかですね、前回よりも私たちのテンションがすごく上がってきたことが、皆様によい形で伝播したんじゃないか、と思いました。 すごく楽しいイベントだったのですが、いらっしゃった皆様が楽しんでいただけたのかが気になります。でも多分楽しんでたっぽいので(今井:女王様発言だなー!)、すごくよい感触だったので、『アイマス』のイベントはこれだけ楽しいんだぞ、ということをプロデューサーさんたちも広めていただいて、私たちがまたこういう機会を持てるように、よろしくお願いします」 坂上氏 「この曲はサウンドの佐々木が手がけたんですが、曲としてかなり挑発的な曲でもあると思うんですよ。声優の皆さんも曲を聴いたとき、『これを歌うのか!』と思ったと思うんですよ。プロデューサーの皆さんも『この曲をオーディションでプレイするのか! このテンポの曲を!』と思ったと思うんですね。我々は挑戦ばかりしているんですけれども、これからも挑戦していきますので、よろしくお願いします」 Xbox 360版についても聞いてみた。 今井さん 「まずはXbox 360を購入するところからはじめてみたいと思います。私もゲーマーなので、徹夜で遊びすぎて目にクマを作らないように遊びたいと思います。とりあえず美希を知らないので、美希のすごいところを知りたいですね。うわさだとすごいらしいんで……」 長谷川さん 「私も楽しみです。Xbox 360を持っていなかったんですが、社会人の兄に『Xbox 360版が出るんだよぉ~』と訴えてみたら、『しょうがないな、じゃ』ということで実は買ってもらったんですよ。とりあえず今は『私は~』のDVDを見て勉強して、ゲームが手に入ったらもぉ~行きますよ! いっぱい遊びたいと思います」 中村さん 「Xbox 360は心優しいファンの方にすでにいただいてまして(今井:何ですってー! ずるーい!)、ほんとにありがとうファンの人! 中村はゲームを遊んで育ってこなかったので遊ぶ習慣がないのですが、今日遊んでみて『オーディション、いけるぞ!』と思った(一同笑)。全ジャンルに同時にアピールできるなんてすごいなと思いましたんで……(今井:中村さんのあの技でどれだけの人の肝が『キューッ』となったか……後で説教ですよ! ほんとにもう……恐ろしいわ……)。あの技を使えばアイドルマスターになる日も近いよね? 坂上さん?(坂上:いいえ。まだまだ奥が深いですよ)……というわけで、1月25日以降、徹夜をせずにしっかりと遊びたいと思います」
坂上氏 「最初は単純に移植することも考えていたんですが、結果的にスタッフのみんなの勢いで、1.5倍以上のボリュームになってしまったということで困っているんですが(一同笑)、皆様をお待たせしていますが、家庭用になるということで、じっくりと遊んでもらえると思いますので、よろしくお願いします」
□バンダイナムコゲームスのホームページ (2006年12月22日) [Reported by 佐伯憲司]
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