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会場:幕張メッセ
入場料:当日1,200円、前売1,000円
■ Xbox 360「THE IDOLM@STER」 「スクープ連発! Xbox 360版アイドルマスターの秘密に迫る! 暴かれた超人気アイドルの秘められた過去と湯けむりの向こう側に幻のしいたけ料理を見た!」というタイトルだけでも覚えるのが大変というイベントは、中村繪里子(天海春香役)さん、今井麻美(如月千早役)さんの「アイマス」声優コンビが登場。中村さんは「アイマス」イベント皆勤賞記録を更新中だ。 試遊台に長蛇の列ができていたXbox 360版では、「私たちの立場も微妙にあやしくなっている(今井)」というパワフルな新キャラクタ「星井美希」の登場で盛り上がっていることに加え、新曲も2曲が公開されていたが、このイベントでは「ディレ1」こと石原ディレクターがXbox 360版の魅力について解説してくれただけでなく、「星井美希」の紹介パートを、キャラクタボイス担当のニューフェイス、長谷川明子さんが会場で生アテレコしてくれたり、中村、今井、長谷川のお三方のそれぞれのライブ(しかも新曲2曲も初公開!)があったりと盛りだくさんの内容。 「うわさの大型新人の秘密に迫る」というコーナーでは、長谷川さんは「うれしいですね。私『アイマス』出ますから! って言いたくて言いたくて」と起用された感想からスタート。自己紹介パートを実際にアフレコするところでは、赤、青、黄色の3つの会話の選択肢が出現し、声優陣と会場のプロデューサーによってチョイスされたセリフを充ててくれた。「黒いな」、「エロいな」などなど、いろんな会話が飛び交うパートだったが、長谷川さんもノリノリ。 続いて、千早と春香が美希に質問という形式で質問コーナーが設けられた。美希の一家は両親と姉という4人構成で、全員公務員。プロデューサーのことを「そこの人」と呼ぶらしい。仲良くなっていったら変わるらしいが……。14歳なので水瀬伊織と同い年ということで、仲良しなのか? という質問には「おでこちゃん(伊織)は美希のことを『あれ』としか呼ばない」らしい微妙な関係のようだ。 また、金髪は染めたもので、英語は苦手。候補生のなかでは「(菊地)真くんはかっこいいよね」とお気に入りのようで、「メガネが光っていて怖いんだよね」と(秋月)律子が苦手なようだ。「でもユニットを組ませるとちゃんと仲良くするよ、表面上はね」とか、「みんなかわいがってちょうだいよ」と長谷川さんの地が出ていたりとなかなか楽しいどきどきしたパートになっていた。ひょっとしてこれから候補生の中で抗争が勃発するのか? なんて妄想を繰り広げていたプロデューサーさんもいたのでは? 52週のプロデュースに変更され、どこでファンを獲得するかの戦略の幅が広がったXbox 360版。キャラクタモデルが作り直され、アクセサリなども別パーツ化している。営業シーンも大幅追加。オーディションは基本的にはアーケード準拠という仕様だが、「それだけではない要素もありますので(石原)」ということらしい。ボーカル、ビジュアル、ダンスの3人のジャンルが違う審査員が登場するところも一緒だが、グラフィックが変化している。また、「アピール」の仕様が変わり、プロデューサー自らが任意のタイミングでできるようになった。「全国順位」という項目に関しては、今回は触れられない内容だったようだ(笑)。
今後、「アイマス」関連イベントに関しては、10月9日に中村さん、今井さん、落合祐里香(萩原雪歩役)さんのWebラジオの公開録音が行なわれるほか、「実はまだたくさん仕込んでいることがあります。皆さんがご期待していることには応えられるのではないでしょうか(石原)」ということらしい。既出のアニメ化の詳細に関して触れられなかったが、ファンは公式サイトのチェックを怠らないように。
■ 「やっぱり!『テイルズ オブ』」ステージ (デスティニーDAY) 23日には「テイルズ オブ デスティニー」のイベントが行なわれた。イベント開始前からステージ前に人が集まり、「テイルズ オブ」シリーズ人気の高さをうかがわせる。 始めにプロデューサーの馬場英雄氏がステージ上に登場。まずはVTRを流しつつ「テイルズ オブ デスティニー」のポイント紹介。グラフィックスの描き直しやバトルシステムのAR-LMBSなど、本作の売りになるところをわかりやすく解説してくれた。また、シナリオイベントなどのセリフをフルボイス化。メインのシナリオはそのままに、キャラクタの内面をより深く表現するようなセリフ回しに変更を加えたことなども明かしてくれた。 ゲームの解説の後には、スペシャルゲストの登場。ステージ上に現れたのは、スタン・エルロン役の声優の関 智一さん、フィリア・フィリス役の井上喜久子さん、リオン・マグナス役緑川 光さんの3人。 今回、セリフ周りが書き直されたことについて聞かれると、関さんは「他のゲームと違ったのは、出演者が全員揃ってアフレコをするという、アニメと同じ方法だったのでやりやすかった」と答えてくれた。井上さんは「懐かしくもあり、また内容が深まったような感じです」とコメント。 さらに9年も前になるPS版と比べて、本作ではどのようにセリフが変わったのかという質問に及んだ。関さんは「キャラクタは大きく変わっていることはないんですけど、単純に分量が増えているというのが大きいですね」と、イベント会話のボリューム部分について触れてくれた。 井上さんは「大きく変わると言うよりも、前よりもみんな(登場キャラクタ)との距離感が近くなった」と語り、セリフの変更部分などがフィリアというキャラクタに、演じている声優陣にも影響を与えたという。 最後に緑川さんは、「リオンって“ツンデレ”だなと思うんですよ」という一言で周囲を笑わせてくれた。さらに「リオンは自分の中で、ツンデレのかなり代表格だなと思うので、その辺を大事にした」と続け、そこに井上さんや関さんがツンデレについての話題に参加するなど、楽しい話題に展開していった。
チャット後はクイズ大会が開かれ、正解者にはスペシャルゲスト3人のサイン色紙がプレゼントされて、非常に盛り上がったイベントであった。
■「ガンダム バトルオペレーション イン サイト」ステージ
バンダイナムコレーベルで発売される「ガンダム」シリーズのタイトルを紹介していくイベント。Xbox 360やPS3などの実機によるデモプレイや、スペシャルゲストの古谷 徹さんと一般客とのゲーム対戦など、内容の豊富なブースイベントだった。ステージで紹介された各タイトルの内容を簡単に紹介していく。
●ガンダム オペレーショントロイ(Xbox360) 始めにプロモーションムービーが上映され、実際のプレイ画面などが映し出された。その映像を見て古谷さんも驚いていたようで、真剣なまなざしでムービーを見ていた。ムービーには一般兵の視点での戦場と、モビルスーツに乗ったときの視点などが映し出され、巨大なモビルスーツが倒れ込む様から、モビルスーツで施設を破壊するなど、幅広いプレイが楽しめるような映像が次々と流された。 上映終了後、「ガンダム オペレーショントロイ」の丸山プロデューサーが登場。実際にプレイをしてゲームの内容を解説してくれた。まずは、自分の分身となるパイロット兼兵士のキャラクタをセッティング。武器などの設定ができるのだが、その中にタンクなどの単語があり、戦車などにも乗れることができることもわかった。プレイ時にはモビルスーツに乗る前から始まり、近くのモビルスーツ(ジム)に乗り込む。ジムに乗ってからはオブジェクトの破壊からザクとの戦闘などを実戦。プレイ終了後には、「アムロなどにもあえるかも知れない」と、ちょっとした含みを残してこれからの展開に期待を持たせてくれた。なお、音声は全て英語でセリフは字幕表示される。海外での展開も考えているとのことで、FPS色が非常に強いゲームとなっていた。 ●ガンダム ターゲット イン サイト 続いてPS3用ソフトの「ガンダム ターゲット イン サイト」の紹介。こちらも最初はプロモーション映像による紹介から。続いて稲垣浩文プロデューサーがステージに上がって、説明に移った。まず、TGS2006において、本作の11月11日と公開したことに触れ、PS3と同時発売であることをアピールした。実際のプレイによる解説では、陸戦用ガンダムを操作する稲垣プロデューサーが、ジオンのザクIIの腕を破壊したりして、本作の特徴でもある部位破壊を披露。ザク以外にもズゴックが登場していて、そのクオリティもかなりのものだった。古谷さんも「修理はできないの?」など質問し、「ガンダム オペレーショントロイ」の時と同じように、かなり興味を引かれていたようだ。 ●ガンダムバトルロワイヤル(PSP) プロモーションムービーの上映に続いて行なわれたのは、PSPを4台使っての通信対戦。これには古谷さんと会場で選ばれた3人の一般客が対戦をするというイベントが模様された。対戦では、パイロットにアムロがいなかったため、古谷さんは「ランバ・ラル」を選択。モビルスーツは陸戦用ガンダムと、少々のイレギュラーはあったが問題なく対戦開始。一度プレイしたことのあとのことで、手慣れた感じでモビルスーツを操作する古谷さん。古谷さんは惜しくも1位は取れなかったが、1位の参加者を撃破していたりもした。 ●SDガンダム エボリューション(仮) Wii用のSDガンダムシリーズのタイトルだが、「ガンダムハンマー」に焦点を当てた一風変わったゲーム。プレーヤーが使えるのはガンダムハンマーのみで、Wii特有のリモコンコントローラを活用した遊びが中心となる。こちらはガンダムハンマーだけだが、大河原邦男氏のデザインによるハンマーのバリエーションは、ドリルハンマーなど、その種類はオリジナルのものを含めてかなりの数になりそうだ。敵はマシンガンなども使ってくるとのことで、どうやって相手に接近し、ハンマーを当てるかといった戦術も出てくるようだ。
■「やっぱり! 『テイルズ オブ』」ステージ(レディアントマイソロジーDAY)
大館氏は今作が主人公がプレーヤーの視点になっていることに触れ、プレーヤーキャラクタの作成について語ってくれた。話によると、キャラクタ作成時には名前や性別、フェイスタイプ、ボイス(キャラクタの声)を設定でき、さらに職業を選択できるようだ。また職業に関しては戦士、盗賊、魔術師、僧侶が選択可能とのこと。 続いてキャラクタの装備画面に切り替わり、選択した装備によってキャラクタの外観も変化していた。「自分の好きな格好をしてもらって、ゲームを楽しんでもらう」と大館氏は語り、ストーリーだけではなくキャラクタの外観にもプレーヤーの趣味を反映できるようになっているのだ。さらに「着られる装備品によって、約700~800ほど用意しています」と語り、バリエーションの豊富さもアピール。 また「テイルズ オブ」シリーズでおなじみのチャットシーンも、クラトスやスタンなど歴代のキャラクタによる掛け合いが流された。この際、大館氏は「『テイルズ オブ』のキャラクタを街で誘ってパーティーに加えられるのですが、必ず誘えるわけではないです」と本作の売りでもある歴代キャラクタとの共闘について話を切り出した。「クエストを行なって主人公の名声値を上げたり、キャラクタと会話をして信頼度を高めるたりすることで、テイルズのキャラクタたちが仲間になってくれます」と突っ込んだ内容まで語ってくれた。 また大館氏によると戦闘の曲に関しては「テイルズ オブ」シリーズで使われたものを用意したと明言。テイルズのキャラクタと共に行なうクエストに挑戦すると、クエストに参加したキャラクタのシリーズで使用されていた戦闘BGMが流れるらしい。アレンジされているかどうかは語られなかったが、過去の作品の曲を楽しめる点では大きいポイントといえるだろう。 さらに「レディアントマイソロジー」のテーマ曲とOPムービーも発表。作成中のムービーやテーマ曲などが公開された。また、エンディングの曲に「紙飛行機」と言う曲が使われていることも大館氏の口から語られた。「レコーディングの際、あまりにもいい曲だったので是非使わせてください」と採用の裏話も明かしてくれた。 大館氏のゲーム解説が終了すると、いよいよスペシャルゲストが登場。カノンノ役の工藤晴香さん、スタン・エルロン役の関智一さん、クラトス・アウリオン役の立木文彦がステージ上に姿を現してトークを開始。 トーク内容は、事前に用意したカードにゲスト本人が書いた話題のネタを書き込んだものを使っていくという進行。最初に司会者が引いたカードが、関さんの舞台公演の宣伝で「テイルズのイベントが始まって、1発目の質問がそれって(笑)」などと面白いハプニングもあったり……。 続いてはカノンノをはじめ、各キャラクタについての話題へシフト。工藤さんは「凄く純粋で優しい子です」と自ら演じたカノンノの印象を語り、「ゲームの声をやるのは初めてだったのでとても難しかったです」とも語ってくれた。関さんは「レディアントマイソロジー」でスタンがレジスタンスの一員として登場すること、そして「いつものスタン」と付け加えて「デスティニー」のスタンのままであることを教えてくれた。クラトス役について立木さんは「クラトスは28歳と若い感じで、ヘアもいい感じで、僕みたいに裸電球じゃないですからね(笑)」とクラトスと自分のギャップをネタにしながら、「憧れているキャラクタなんですよ」とも打ち明けた。またクラトスはレジスタンスのリーダーでスタンに檄を飛ばしたりするなど、イベントのさわりについても話してくれたのだ。
他にも最近の趣味について、関さんは「某戦隊ものが面白くて」と戦隊物好きの一面を見せたり、立木さんは「アウトドアで最近は釣りとかしてます」という話から、大館氏と釣り談義に花を咲かせたりと、普段お目にかかれない声優さんたちの一面を見ることができた。
イベントの最後にはクイズ大会が行なわれ、ファンにはうれしい内容のイベントであった。なお、最後に大館氏が既報だが、「テイルズ オブ」シリーズのコミュニティサイトを10月にも開設し、そこで「TOW」のキャラクタデータを使った仕掛けがあると言っていたので、興味のある人は逐一公式サイトをチェックして欲しい。
□バンダイナムコゲームスのホームページ (2006年9月24日) [Reported by 佐伯憲司/渡辺洋二]
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