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ユービーアイソフト、Wii「レッドスティール」
プロモーションキャラクタに松田龍平さんを起用

12月2日 発売予定

価格:6,800円

CEROレーティング:C(15歳以上対象)

 ユービーアイソフト株式会社は、12月2日に発売予定のWii用アクション「レッドスティール」の発表会を、11月28日に開催した。

 Wii用「レッドスティール」は、日本をユニークにアレンジした「仮想東京」を舞台にしたアクションゲーム。Wiiリモコンを銃に見立てたシューティングと、Wiiリモコンとヌンチャクを2本の刀に見立てて振るという、2種類のアクションを楽しめるのが特徴。価格は6,800円で、CEROレーティングはC(15歳以上対象)。

 発表会ではまず、同社代表取締役社長のローゼン・レア氏がステージに上がり、「2005年のE3でWiiの仕様を聞いたときは、どんなゲームができるのか想像もできなかったが、『レッドスティール』はWiiリモコンを十分に味わえるゲームになっている」とゲームの仕上がりに自信を見せた。

 続いてマーケティングゲームマネージャーのダミアン・モレ氏から、ゲームの内容や開発の経緯が語られた。特に独特な世界観については詳しく語られ、「ゲームの中の日本のイメージは現代とは異なり、芸者や忍者が登場するなど、欧米人の目から見たステレオタイプな日本らしさを表現している」という。さらに続けて、「資料として東京や京都で4,000枚以上の写真を撮影したり、日本の映画を見て研究したり、欧米の人に日本のイメージを聞いたりもした」と語り、現代の日本を踏まえたうえで、あえてアレンジを加えた世界になっていることを強調した。開発はパリのスタジオで行なわれているが、フランスでは日本文化への関心が高まっており、それがこの作品にもつながっているようだ。

ユービーアイソフト代表取締役社長のローゼン・レア氏 マーケティングゲームマネージャーのダミアン・モレ氏


プロモーションキャラクタを努める松田龍平さん。ゲーム好きというだけあって、ゲームの内容を深く突いたコメントも多かった
 ゲームの説明が済んだところで、本作のプロモーションキャラクタを努める俳優の松田龍平さんがステージに上がった。既にテレビコマーシャルも放映されており、松田さんがWiiリモコンを刀に見立てて振りかざすというシーンを目にした人も多いだろう。

 松田さんはプロフィールにゲームが趣味と書くほどのゲーム好きで、特にFPSなど銃を使ったアクションシューティングが好みだという。「レッドスティール」はまさにど真ん中のタイトルのようで、CM撮影の際の演技も、「ただ楽しんで遊んでいただけ」なのだそうだ。

 操作はWiiリモコンという新たなコントローラになるが、3日ほど前から本体を借りて遊んでいる松田さんは、「わずらわしい部分があるかと思っていたんですが、すごくちゃんと反応して、気持ちよく動かせますね。自分の手を動かしてゲームが反応するという、すごく単純なことですが、今までにない感覚で楽しかったです」と非常に好感触のようだ。

 ゲームの内容については、「外国の方がすごくわかりやすく日本を想像した感じ。不思議なところが笑えますね」と世界観も気に入っている様子。また戦闘では、敵を降参させるか、斬ってしまうかを決められるシーンがあるが、「ほとんどダメージを受けずにできたときは降参させます。いっぱいダメージを受けたら斬ります」と、いかにもゲームに熱中しているようなコメントも。

 武器に刀と銃が選べるが、どちらが好みかとたずねてみると、「初めは刀の戦いは銃より疲れるんじゃないかと思いましたが、意外とそうでもなくて、敵の刀を避けたり弾いたりする駆け引きが楽しかったですね」と語ってくれた。その後、松田さんがスタッフに「刀で対戦できるんですか?」と尋ねたが、その対戦モードは入っていないらしく、「そうですか……刀同士の対戦ができたらもっとよかったですね」と残念がっていた。

 今回はプロモーションキャラクタとして起用されているが、もしこのゲームに出られるなら、どんなキャラクタで出たいかという問いかけには、「このままで出たいです。敵として、刀とか持って出てきたら面白いですね」と笑いながら答えてくれた。

 会場ではトークに続いて、松田さんとモレ氏とのゲーム対決が行なわれた。1対1で、3分間にどれだけ多く相手を倒せるかというもの。まだそれほど長い時間は遊んでいないはずの松田さんだったが、「ゲームはそこそこ自信があります」と強気に発言して勝負に臨んだ。

 結果は松田さんが3対1で勝利したが、モレ氏がリベンジともう1戦もちかけ、今度は2対3で敗北。総合では引き分けという形で終わった。対戦前までは口数も少なめで表情も硬かった松田さんだが、ゲームを始めたとたんに表情が緩み、ステージ上にいることを忘れたかのように大きな笑い声をあげながらプレイしていた。勝っても負けてもとにかく楽しそうで、対戦後はモレ氏とがっちり握手。「レッドスティール」の面白さが何より伝わってくるデモとなった。

松田さんとモレ氏が1対1で対戦。スコープで狙われているのが松田さんなのだが、追われている最中もずっと笑いながらプレイしていた 相手を倒せたときは「わははは」と声を上げて喜ぶ松田さん。ゲームが始まるとかなり熱中してしまうようだ 意外なところで倒され、思わず「ええ、マジで?」と声が漏れたが、やられても実に楽しそうなのが印象的だった

【スクリーンショット】
欧米人から見たステレオタイプな日本が表現された世界観。登場するキャラクタのイメージのずれは、日本人から見ると思わず笑ってしまうような面白さがある。ゲームはWiiリモコンとヌンチャクを生かしたアクションシューティングで、最大4人まで対戦が可能


□ユービーアイソフトのホームページ
http://www.ubisoft.co.jp/
□「レッドスティール」のページ
http://www.ubisoft.co.jp/redsteel/
□関連情報
【9月14日】「Wii Preview」試遊会レポート
ずらりと並んだWii用ソフトをまとめて体験
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060914/wiit.htm
【9月8日】ヌンチャクコントローラで撃ち、斬る新感覚アクション
ユービーアイソフト、Wii「レッドスティール」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060908/red.htm
【5月11日】【E3 2006】任天堂ブースレポート その1
Wii本体とコントローラ、注目ソフト情報をピックアップ
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060511/wii.htm
【5月10日】任天堂、E3 2006 Media Briefingを開催
「Wii」発売は2006年10~12月。通信機能の新仕様も公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060510/nin2.htm

(2006年11月28日)

[Reported by 石田賀津男]



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