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会場:幕張メッセ
入場料:当日1,200円、前売1,000円 ■ Xbox 360「お姉チャンバラ vorteX」
ゲームの概要については先日の本誌記事を参照していただくとして、まずは肝心のインプレッションからお届けしたい。体験版は、洞窟内にある開けたような場所で、周囲にいるゾンビなどの怪物をひたすら斬り倒すというもの。四散するゾンビの破片、周囲を朱色に染める血しぶきといった禍々しい光景も、なにやら新鮮な息吹(鮮血?)が吹き込まれたかのよう。PS2版とほぼ同じ感覚で操作できるため、慣れた人ならすぐに狂乱艶舞刃が出せるようになるだろう。記者は久々にプレイしたが、9段までは余裕で繰り出すことができた。もしかしたら、ショーバージョンということもあり、入力判定が若干甘めになっていたのかもしれない。 有象無象のゾンビどもをなぎ倒すと、今度は地面から新たなゾンビとデカキャラが出現。あまつさえ、鎖つきの巨大な分銅のようなものが落ちてきたり、巨大な斧がついた振り子のようなトラップがいくつも揺れていたりと、新たな凶悪フィーチャーが出現。奇襲につき不意打ちされることも珍しくなく、ショットガンを持った警官ゾンビを相手にするときと同様に、一瞬たりとも気が抜けない。
PS2版にあった良い点は、すべて残されている。グラフィック的なパワーアップぶりは、先日の記事を見ていただければ一目瞭然。最初のうちは強化された演出やエフェクトが激しすぎて画面が見づらいといったことがあるかもしれないが、それもまた「お姉チャンバラ」らしさのうち。ロード画面の待ち時間中、SD彩でSDゾンビを斬るちょっとしたお遊びが“キャラクタを動かしながら遊べる”ようになるなど、細かい点でも思わずニヤリとさせられる。ある意味「正当進化」ともいうべき内容で、分別のある18歳以上の人に等しくオススメしたい。
■ Xbox 360「地球防衛軍3」
本作についても「お姉チャンバラ」同様に「プレイアビリティ」について不安を覚えていたが、コントローラーを握った瞬間「おぉ、これぞまさしく“地球防衛軍”!」と思わずニンマリ。一瞬「……あれ、ペイルウィングがいない」ことに気づかされるも、まぁ初代の流れを汲む作品と思えば納得できないこともない。 体験版はいくつかのミッションがプレイ可能だったが、特筆すべきは新型メカのロボットが登場するミッション6。動きは緩慢だが、抜群の耐久力とジャンプ後の滞空性能、両手の武器と使いどころを間違えなければ結構役立ってくれそう。ただ、従来シリーズの内容を踏襲しているなら、難易度があがるにつれ使いづらさが飛躍的に増していく可能性は非常に高い。個人的には、最高難易度で巨大蜘蛛にたかられて何秒耐えられ、その間にどれだけ倒せるかがポイントになる気がする。
中身はそのまんまだが、グラフィックのクオリティアップがハンパではなく、狙撃武器「ライサンダー」でズームアップしたときなどは、思わず感動して声をあげてしまった。巨大なビームを吐き出す超巨大4脚メカなど、新要素もファンの興奮を掻き立てるツボがバッチリ抑えられている。ペイルウィングのファンには気の毒だが、筆者は結城隊員にプライオリティがあるため、本作は迷わず買いの1点。Xbox Liveを介したマルチプレイには対応していないが、こうしてファンである我々が支え続ければ、きっといつか「みんなで一緒に蟻や蜘蛛と戦う」といった夢がかなうのではないだろうか。
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□「東京ゲームショウ2006」のページ (2006年9月24日) [Reported by 豊臣和孝]
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