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「東京ゲームショウ2006」ディースリー・パブリッシャー編
~Xbox 360の2大タイトルに人気集中!~

9月22日~24日 開催予定(22日はビジネスデイ)

会場:幕張メッセ

入場料:当日1,200円、前売1,000円
    小学生以下無料


 通路の角、イベントブース上に巨大な風船の「蟻」を設置するなど、色々な意味で“よくわかっているなぁ”と感心させられる同社ブース。出展タイトルのメインは、やはりXbox 360の2大タイトル「地球防衛軍3」と「お姉チャンバラ vorteX」。主力商品のPS2「SIMPLE 2000シリーズ」も多数出展されていたが、大半が発売済みかもしくは直近で発売されるタイトルにつき、来場者の興味が前述の2タイトルに集中するのは、ある意味必然といえるだろう。


■ Xbox 360「お姉チャンバラ vorteX」

 CEROレーティングZ指定タイトルにつき“18歳未満進入禁止”と看板が掲げられたクローズドブースにて出展。内側には4つの試遊台が設置されており、約5分間ほどプレイすることが許された。

 ゲームの概要については先日の本誌記事を参照していただくとして、まずは肝心のインプレッションからお届けしたい。体験版は、洞窟内にある開けたような場所で、周囲にいるゾンビなどの怪物をひたすら斬り倒すというもの。四散するゾンビの破片、周囲を朱色に染める血しぶきといった禍々しい光景も、なにやら新鮮な息吹(鮮血?)が吹き込まれたかのよう。PS2版とほぼ同じ感覚で操作できるため、慣れた人ならすぐに狂乱艶舞刃が出せるようになるだろう。記者は久々にプレイしたが、9段までは余裕で繰り出すことができた。もしかしたら、ショーバージョンということもあり、入力判定が若干甘めになっていたのかもしれない。

 有象無象のゾンビどもをなぎ倒すと、今度は地面から新たなゾンビとデカキャラが出現。あまつさえ、鎖つきの巨大な分銅のようなものが落ちてきたり、巨大な斧がついた振り子のようなトラップがいくつも揺れていたりと、新たな凶悪フィーチャーが出現。奇襲につき不意打ちされることも珍しくなく、ショットガンを持った警官ゾンビを相手にするときと同様に、一瞬たりとも気が抜けない。

 PS2版にあった良い点は、すべて残されている。グラフィック的なパワーアップぶりは、先日の記事を見ていただければ一目瞭然。最初のうちは強化された演出やエフェクトが激しすぎて画面が見づらいといったことがあるかもしれないが、それもまた「お姉チャンバラ」らしさのうち。ロード画面の待ち時間中、SD彩でSDゾンビを斬るちょっとしたお遊びが“キャラクタを動かしながら遊べる”ようになるなど、細かい点でも思わずニヤリとさせられる。ある意味「正当進化」ともいうべき内容で、分別のある18歳以上の人に等しくオススメしたい。


■ Xbox 360「地球防衛軍3」

 タイトルが、以前の「地球防衛軍X(仮)」から「地球防衛軍3」に正式変更。ゲーム内容の激しさはSIMPLEシリーズ中でも屈指だが「お姉チャンバラ」のスプラッタ的なエログロとは別ベクトルにあるため、こちらは試遊台を6台(マイクロソフトブースのぶんを含めると7台)通路側にオープンで設置するなど、大々的にフィーチャーされていた。

 本作についても「お姉チャンバラ」同様に「プレイアビリティ」について不安を覚えていたが、コントローラーを握った瞬間「おぉ、これぞまさしく“地球防衛軍”!」と思わずニンマリ。一瞬「……あれ、ペイルウィングがいない」ことに気づかされるも、まぁ初代の流れを汲む作品と思えば納得できないこともない。

 体験版はいくつかのミッションがプレイ可能だったが、特筆すべきは新型メカのロボットが登場するミッション6。動きは緩慢だが、抜群の耐久力とジャンプ後の滞空性能、両手の武器と使いどころを間違えなければ結構役立ってくれそう。ただ、従来シリーズの内容を踏襲しているなら、難易度があがるにつれ使いづらさが飛躍的に増していく可能性は非常に高い。個人的には、最高難易度で巨大蜘蛛にたかられて何秒耐えられ、その間にどれだけ倒せるかがポイントになる気がする。

 中身はそのまんまだが、グラフィックのクオリティアップがハンパではなく、狙撃武器「ライサンダー」でズームアップしたときなどは、思わず感動して声をあげてしまった。巨大なビームを吐き出す超巨大4脚メカなど、新要素もファンの興奮を掻き立てるツボがバッチリ抑えられている。ペイルウィングのファンには気の毒だが、筆者は結城隊員にプライオリティがあるため、本作は迷わず買いの1点。Xbox Liveを介したマルチプレイには対応していないが、こうしてファンである我々が支え続ければ、きっといつか「みんなで一緒に蟻や蜘蛛と戦う」といった夢がかなうのではないだろうか。


PS2【K-1 WORLD GP 2006】
頭部、胴体、左右の手足と攻撃部位ごとにダメージが明確にわけられた。これにより、現実のK-1シーンにおける攻防の醍醐味がゲームでも味わえる。基本的な操作感覚やシステムは前作を踏襲。左右手足に対応した〇、×、△、□ボタン、L1でガード、L2と方向キー同時入力でスウェーと、直感的に操作できる。出展バージョンには未実装だったが、オリジナル選手を鍛える育成モードも搭載される

(C)FEG/K-1 (C)D3 PUBLISHER

PS2【必殺パチンコ★パチスロ攻略シリーズ Vol.8『CR松浦亜弥』】
人気アイドル「松浦亜弥」をフィーチャーしたCR機の攻略ソフト。出玉などの各種データの充実度はもちろん、リーチなどの演出を再現できるのはファンにとって非常に嬉しい機能といえる


UP-FRONT AGENCY (C)Bisty (C)D3 PUBLISHER

□「東京ゲームショウ2006」のページ
http://tgs.cesa.or.jp/
□ディースリー・パブリッシャーのホームページ
http://www.d3p.co.jp/
□関連情報
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060914/rtan.htm
【8月25日】宇宙からの侵略者を"チーム"で迎撃せよ! D3パブリッシャー、Xbox 360「地球防衛軍X (仮)」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060825/edfx.htm
【8月24日】血飛沫に染まるハイデフ画面! D3パブリッシャー、Xbox 360「お姉チャンバラ vorteX」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060828/anex.htm

(2006年9月24日)

[Reported by 豊臣和孝]



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