価格：5,040円

魅力的な男性キャラクタと協力しながら事件を解決。女性にはたまらないシチュエーションだろう

　株式会社ディースリー・パブリッシャーは、プレイステーション 2用恋愛推理アドベンチャー「令嬢探偵 ～オフィスラブ事件慕～」を12月に発売する。価格は5,040円。

　PS2「令嬢探偵 ～オフィスラブ事件慕～」は、恋愛シミュレーションゲームに探偵推理ドラマ要素を加味した恋愛推理アドベンチャーゲーム。プレーヤーはお目当ての男性キャラクタと協力して、さまざまな事件の解決に奔走する。

　大企業への内定が決まったプレーヤーキャラクタ。エスカレーター式の女子高に通っていた当時、憧れていたステキな先輩「倉橋由佳里」。同じ大学に通い、面白い本を教えてくれた先輩を追いかけるように、某商社に内定した主人公。だが“お姉さま”と慕う由佳里は、主人公の報告を喜ぶとともに、笑いながら意外なことを口にした。

　「でも、私、すぐに寿退職かも」

　驚くとともに不満をあらわにする主人公だが、由佳里は優しく耳元で「今に、あなたにもわかるわ。素敵な恋をしたら……ね?」とささやく。奇妙な焦燥感を覚える主人公。そこまで言い切れるような恋が、私にもできるのかしら? ふと、そんなことも考えてみる。

　卒業旅行から帰ってきた主人公のもとに、悲報が届けられる。由佳里が自殺したというのだ。「そんなはずない! ついこのあいだまで、あんなに幸せそうだったお姉さまが……」。真相を確かめるため、主人公は由佳里と同じ秘書課を志望するといったストーリーになっている。

伊吹 想太 （いぶき そうた）	四季 健介 （しき けんすけ）	金剛寺 竜輝 （こんごうじ りゅうき）	御影 戒徒 （みかげ かいと）
ある出来事をキッカケに女性との交際が長続きしなくなり、女性のハートをつかむ研究に没頭。その結果「いかにも!」なプレイボーイに成長。女性の前では格好をつけてしまうものの、素朴で親切な面を見せる時もある。乗ってくるとオヤジギャグを連発する癖がある。さらにふたりっきりになると「ある癖」が出てしまうことも……。広告宣伝部勤務、24歳、身長180cm（CV：岡本寛志）	弟がずっと入院中で、回復を祈る両親が怪しげな新興宗教にたびたびハマってしまったため、心霊系をかたくななまでに信じなくなったガチガチの現実主義者。両親と彼自身の精神および経済的負担は甚大きわまりなく、その影響でなんとなく影を背負うようになってしまった。営業部勤務、26歳、身長174cm（CV：緑川 光）	大企業の3代目社長で、由佳里の婚約者だった男。父親の急死により跡目を継いだばかりだが、その才覚により旧経営陣の多くが脅威を覚え、特に古参の重役連中とはトラブルが絶えない。反面、絶大なカリスマ性で才能ある若手社員から尊敬を集める。自信家で強引なため反発を買いやすいが、切れ者のため誰も文句がつけられない。懐が深く自身が身内と認めた相手は何がなんでも守るタイプ。年齢31歳、身長184cm（CV：諏訪部順一）	主人公の母親は生まれてすぐに他界したため、主人公の乳母を勤めてきた女性の息子で、幼少時から主人公と共に育つ。自身も早くに父を亡くし、主人公の父親から資金提供を受けて高校、大学を卒業。その恩義を深く感じている。卒業後は秘書として主人公の父親に仕えていたが、一般企業に就職した主人公を心配して同じ商社に転職。主人公を「お嬢様」と呼ぶ。経営企画部勤務。23歳、身長182cm（CV：小西克幸）

佐上 胡雨 （さがみ こう）	浅海 達弥 （あさみ たつや）	康二 （こうじ）
ある事情により、幼い頃に母親と別れて暮らすことになり、以後は有名な占い師の祖母に育てられる。経緯を知らないため、大人になった今でも実の母親に対する心のわだかまりが解けないでいる。その影響か、人見知りをするタイプで非社交的。にも関わらずエキゾチックな容姿から、女性社員から圧倒的な支持を得ている。海外事業部勤務、22歳、身長177cm（CV：浜田賢二）	主人公の教育係として、社内の事柄や社会人としてのマナーなどを教えてくれる優しいお兄さん。一見人当たりが良さそうに見えるが、親しくなると友人以上の関係になることを避けるべく一線を引こうとする。そこには何か秘密があるようだが……。有名大学を首席卒業した切れ者で、その能力は社長も認めるところ。総務部から異動させられそうになるが、本人は目立つのを嫌い断っている。総務部勤務、26歳、身長176cm（CV：結城比呂）	謎の少年。主人公が会社で出会った不思議な男の子。自分の名前、年齢以外の記憶がないらしい。事件と何らかのかかわりがあるのだろうか……。12歳、身長145cm（CV：宮田幸季）

　主人公は、ゲームの舞台となる商社で秘書として日々を過ごすことになる。会社には、容姿、性格が異なる6人の魅力な男性キャラクタがいる。ゲームの目的は、そのなかのひとりと恋愛を成就させること。ただし、男性ばかり追いかけるのではなく、事件についてもきちんと調べを進めていかなければならない。

　男性キャラクタと仲良くなるには“親密度”を上げていく必要がある。親密度は、繰り返し接することで少しずつ上昇していく。あげるためには「移動モード」で意中の男性に会いにいくことになる。親密度が一定レベルまで上がるとイベントが発生。イベントには、社内外で移動すると発生するもの、ゲーム内の日付や時間によって発生するものなど、さまざまな種類がある。イベントが発生すれば微弱だが親密度が上昇。内容によっては、さらに親密度が増減する場合がある。

　「推理」パートでは、事件を解決するために主人公が会社のあちこちを回り入手した「証拠」を元に、意中の男性と一緒に推理を行なうことになる。その行為こそが、男性キャラクタたちと親密度を上げ事件解決の進展にもつながるという一石二鳥（?）の作りになっている。さまざまな人とふれあうことで得た「証言」や、たまたま撮影できたケータイ画像は、それぞれ「証拠アイテム」として主人公のケータイに記録される。

　タイプの異なる美形男性キャラクタ陣に、探偵推理要素。女性が好む要素がてんこもりの本作には、まだまだたくさんの“ツボを抑えたシステム”が用意されているという。開発元は、SIMPLEシリーズ「THE推理」一連の作品をてがけてきた株式会社トムキャットシステム。女性向恋愛シミュレーションが好きな人はもちろん、THE推理シリーズのファンともども目が離せない作品になりそうだ。

【スクリーンショット】

(C)2006 TOMCAT SYSTEM
(C)2006 D3 PUBLISHER

□ディースリー・パブリッシャーのホームページ
http://www.d3p.co.jp/
□関連情報
【8月7日】ディースリー・パブリッシャー、「SIMPLE 2000シリーズ」
100タイトル突破記念インタビュー
http://watch.impress.co.jp/docs/20060807/d3pub.htm

(2006年9月14日)

[Reported by 豊臣和孝]