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価格:未定
Xbox 360「お姉チャンバラ vorteX ~忌血を継ぐ者たち~」は、プレイステーション 2で発売された「お姉チャンバラ」シリーズ最新作。水着姿の妖艶な美少女キャラクタを操作して、ゾンビの群れを手にした刀でバッサバッサと斬り倒していくシンプルな内容ながら、アクションの爽快感、強烈なビジュアル、さらには歯ごたえのある難易度により、多くのプレーヤーに鮮烈な印象を与えた。シリーズ初となるXbox 360版は、グラフィック、アクションともに大幅なパワーアップを遂げている。
主人公キャラクタは、暗殺を生業とする美貌の剣士「彩」。古代より伝わる、暴走する血“忌血”の種族の末裔たる彩は、腹違いの妹「咲」と抗争。和解の末、身を隠すように一市民として咲と暮らしていたが、平穏な生活は長くは続かなかった。テレビに映し出される、突如発生した大量のゾンビ群。かつて“忌血”を利用し覇権をつかもうとした組織が、再び動き出したのだ。姉妹は、使命感と“血の意思”により、剣を手に再び戦いの場に身を投じる。
独特のストーリーや世界観もさることながら、本作のキモはなんといっても“エログロ”を追求した残虐なグラフィックスだろう。ハイデフグラフィックスで過激な進化を遂げたゾンビたちを、ハードパワーでより妖艶になった彩、咲たちを操作して片っ端から斬り捨てる。画面を覆う血飛沫、斬り落とされるゾンビの首、腕、胴体……気の弱い人なら目をそむけたくなるほどグロテスクな光景が続出するが、好きな人にはこれがたまらないのだろう。 特定のテンポでボタンを押し連続コンボを叩き込む「狂乱艶舞刃」、体力を消費して周囲の敵をなぎ倒す居合斬り、敵の返り血を浴びて暴走状態に突入し、体力の損耗と引き換えに能力をパワーアップさせる「穢れゲージ」など、シリーズでおなじみのシステムはもちろん健在。まだ詳細は明らかにされていないが、新たな攻撃システムも追加されるという。
見た目で敬遠してしまう人もいそうだが、3Dアクションとしては実によくできている。PS2版などは、すべての難易度や条件を制覇するためには相当な腕前と根気が必要とされたほど。ホラーテイストが好きな人はもちろん、アクションゲームが好きな人にはおすすめしたい作品だ。
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□ディースリー・パブリッシャーのホームページ (2006年8月28日) [Reported by 豊臣和孝]
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