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株式会社スクウェア・エニックスは、Windows用MMORPG「ファンタジーアース ザ リング オブ ドミニオン」のバージョンアップを、4月14日に実施した。 今回のバージョンアップでは、2月の正式サービス開始後、初めてゲーム内容に手が加えられることになる。内容も新仕様の追加やバランス調整など多岐にわたる。一部は3月に行なわれたイベント「プレイオンラインフェスタ2006」のトークでも明らかにされているが、改めて詳細を確認しておきたい。 新仕様としてはまず、召喚モンスター「レイス」の追加が挙げられる。これまでの召喚モンスターは、建築物の破壊に特化した「ジャイアント」と、対召喚モンスター戦に特化した「ナイト」があったが、「レイス」は対人向けに特化されている。「ゲート・オブ・ハデス」から召喚できるが、各軍で2体までに制限されており、それ以上は同時に召喚できない。能力的にはHPが少なく、動きは遅め。また召喚モンスターなので、「ナイト」には弱い。
「レイス」のスキルは3種類。通常攻撃となる「ギロチンソード」は、射程は短いものの、大ダメージを与えられる。「アイスバインド」は鈍足効果を持つ冷気の攻撃で、ダメージは小さいが、移動速度の遅さを補う意味がある。そして最も特徴的なスキルが「ダークミスト」。自身の周囲に闇を発生させ続け、近寄る者を暗闇状態にする。ただし使用中はPwを消費し続け、0になると自動的に効果が消える。
仕様変更としては、クリスタルとキャッスルの配置変更が行なわれる。従来はマップによって、攻撃側が著しく有利になるものが見受けられたが、今回の変更はこれを緩和するための措置となる。ベースとなるマップデザインが同じでも、クリスタルとキャッスルの位置はマップごとに異なるよう変更されるため、今後はそれぞれに新たな戦略が必要になる。 既存スキルのバランス調整も行なわれる。現状かなり苦戦を強いられているソーサラーのライトニング系スキルは、全体的に効果範囲が拡大し、Pw消費量が減少する。またジャンプ中の敵にも命中するようになるなど、大幅に強化される。またウォリアーの片手武器スキル「アーススタンプ」では、Pw消費量が減少し、効果範囲が拡大。ただし命中時の仰け反り時間は短縮される。 逆に、現在猛威をふるっているスキルでは一部が弱体化。ウォリアーの両手武器スキル「ベヒモステイル」は、Pwの消費量が増加し、仰け反り時間が短縮される。またスカウトの弓スキル「エアレイド」と「アローレイン」、短剣スキル「ヴァイパーバイト」では、Pw消費量が増加。さらに「エアレイド」はLv1、2での攻撃範囲は広がるものの、Lv3での攻撃範囲は縮小され、貫通効果がなくなる。また「アローレイン」は仰け反り時間が短縮され、スキル使用時の硬直時間が延長される。 このほか、各クラスに新たな装備が追加。バージョンアップと同時に不具合の修正も行なわれる。
また今回は実装が見送られたが、今後はプレーヤーが集まるギルド的な存在の「部隊」の導入や、作戦会議や講習会などが開けるブリーフィングルームを各国首都に設置するなど、コミュニティ面での強化も予定されている。
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□スクウェア・エニックスのホームページ (2006年4月14日) [Reported by 石田賀津男]
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