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セガトイズ「ifish」
今回紹介する「ifish」は、約1年前にレポートした「idog」の続編的な存在だ。「idog」は“音楽と戯れるペットロボット”を標榜して制作されたトイだが、「ifish」でもそのコンセプト自体は変わっていない。しかし、「idog」と比べると、“バーチャルな生命感”の表現において飛躍的な進化を遂げており、筆者は今回も心から楽しめた。 ■本物の魚のようにすばやく体をくねらせる パッケージに収められているのは、「ifish」本体と取扱説明書のみ。「ifish」本体は完成しており、3本の単3アルカリ電池をセットすると、すぐに遊べるようになる。
「ifish」は顔と胴体に5色のLEDが埋め込まれており、美しい色で発色する。また本体に内蔵されたスピーカーからは、クラシカルな有名曲やオリジナルの楽曲を奏でる。これらの音と光を使って、コミュニケーションを楽むのだ。 遊び方は、大きく分けると「コミュニケーションモード」、「曲の再生モード」の2種類がある。
まず「コミュニケーションモード」から説明してみよう。「ifish」は、「ナチュラル」、「リラックス」、「リフレッシュ」、「ハッピー」の4種類の感情を持っている。頭をなでたり、音を聞かせたりすることで、「ifish」の気持ちは次第に変わっていく。気持ちが変わると、胴体の色が変わり、楽曲を奏でる
「ナチュラル」は、デフォルトの状態。胴体の光は緑色で、曲は演奏しない。 「ifish」の頭をなで続けると、「リラックス」になる。胴体は水色に光り、クラシカルな曲を1曲演奏する。 話しかけたり、手を叩いたりして音を聞かせると、「リフレッシュ」の状態になる。胴体は青や紫色に光り、「ifish」オリジナルの曲を1曲演奏する。
頭をなでたり、音を聞かせたりして、世話を重ねると、「ハッピー」になる。胴体が赤やピンクに光り、クラシカルな曲やオリジナル曲を1曲演奏する。「ハッピー」がほかの状態と異なるのは、演奏される曲がアップテンポなこと。リズミカルな曲で、ハッピーであることを表現するわけだ。
■光と音でリラクゼーションを得る 「ifish」の発する光は、体のパーツを通じて透けてみえる。発する音は、体の中を反響して聞こえる。そのため光と音は共に柔らかい印象があり、見聞きしていると心が穏やかになる効果がある。 個人的には曲の演奏中にランダムに奏でられる「コポコポコポ……」という水の音に惹かれた。体をくねらせている「ifish」を眺めながらこの音を聞くと、テーブルの上が海の底になったかのような、素敵な錯覚を覚えるのだ。 当初は「目も口もないし味気ないなあ」と感じていた「ifish」の顔だが、次第に愛嬌があるように思えてきた。正面から見るとオオサンショウウオのようなのだが、横から見るとイルカのように見える。角度によって変わる表情が、なんとも楽しい。
「曲の再生モード」は、内蔵された50種類の曲を鑑賞するモードだ。楽曲は3曲続けて再生される。「ifish」をインテリアとして使用したいときに、このモードを利用する。
また、別売のステレオミニプラグを用意して、「ifish」をシリコンオーディオプレーヤーやポータブルMDプレーヤーなどと接続すると、外部スピーカーとして活用することもできる。曲のリズムに応じて、「ifish」が踊る姿も楽しめる。
(C) SEGA TOYS
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毎週、電子系のおもちゃを中心にオススメのおもちゃをご紹介しています。「このおもちゃ、気になるけど面白いかなぁ」といったものを徹底的に遊び倒し、その面白さをお伝えしていきます。取り上げて欲しいおもちゃなどがありましたらドシドシと編集部までメールを送って下さい (編集部) (2006年4月6日) [Reported by 元宮秀介] また、弊誌に掲載された写真、文章の無許諾での転載、使用に関しましては一切お断わりいたします ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
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