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会場:ハンビットユビキタスエンターテイメント本社
「グラナド・エスパダ」では、プレーヤーのキャラクタすべてに付けられる“ファミリーネーム”とも言うべき「家門名」が設定されている。HUEではオープンβテストに先がけて、4月13日より「家門名先取りキャンペーン」を開催する予定だ。参加方法などの詳細は後日公式ページにて発表される。 「グラナド・エスパダ」は、“大航海時代”をモチーフにした未開の新大陸を舞台に したMMORPGである。細かく描き込まれたグラフィックスや、1プレーヤーが同時に3人のキャラクタを操作できるという「MCC(マルチ・キャラクター・コントロール)システム」や、武器だけでなく防御型や攻撃型などの“スタンス”を習得していくことでより個性的なキャラクタを育成できるなど、様々な新システムにチャレンジしている。 「グラナド・エスパダ」は日本では3度クローズドβテストを行なっているが、テストは少人数のユーザーを対象にしていて、大多数のユーザーは本作をプレイできない状況にあった。韓国では2月14日よりオープンβテストを開始しており、本作への期待は高まっている。今回、ようやく日本でも多くの人がこの作品に触れることができるようになるのだ。 オープンβテストでは、クローズドβテストでのユーザーの意見を受けて、マップでのモンスター配置や、スキルの強さ、クエストの必要レベルといったバランスが調整される。また、移動時やスキル使用時にキャラクタがしゃべるようになる。 パーティーシステムは「スクワッド(分隊)システム」という呼称に変更され、最大12プレーヤー、計36キャラクタでの構成が可能になる。アイテムの分配や経験値の分配は、モンスターへのダメージ量や、パーティーに参加したキャラクタにより変化する。 PvPシステムは、特定のNPCに話しかけてスタートする“ミッション”以外にも、どこでも任意に他プレーヤーに戦いを申し込めるようになった。相手がPvP申請を受諾した時点で、プレーヤー達は専用のPvPエリアに移動、戦いを開始することになる。 ちなみにオープンβテストのバージョンではモンスターがいる“戦闘地域”で相手にPvP申請をして、30秒相手から返事がなかった場合、自動的に相手が“受諾”したことになり戦闘が開始される。このルールはキャラクタを放置して場所を占有しているようなプレーヤーに対する対策の意味合いもあるとのこと。 この他にもアイテムを販売できるようになる「個人商店」の実装、新しいクエストやミッションの追加などが行なわれる。また、テスト中にはクローズドβテストで行なわれた党(ギルド)トーナメントを更に改良した「党vs党」のバトルシステムや、武器を強化する「エンチャント」システム等の実装が計画されている。 新ダンジョンの実装も予定されているが、このダンジョンに関しては、単なる上級者向けダンジョンではなく、MOとしてのプレイができる「ミッション」システムを応用した、幅広いレベル帯のキャラクタを対象にしたものになるという。 ちなみに、キム・ハッキュ氏は現在韓国で開発の真っ最中であるため、発表会を欠席していた。韓国では「グラナド・エスパダ」の制作発表当初からアナウンスしている「政治システム」の実装を待ち望む声が大きくなっており、その開発のためだという。なお、政治システムは今後段階的に導入されていく予定としている。
PvPや数人のプレーヤーで参加して、共通の目的を達成するトーナメントシステムや、MCCシステムを通じて、NPCを仲間にしたり、スタンスにこだわったりと個性的なキャラクタやパーティーを育成できる点など、本作は単なるレベル上げではない、多くの「目的」をユーザーに提供していく。オープンβテスト、そして今後実装を予定している内容も、本作のゲーム性を大きくふくらましてくれるものだと感じた。今後本作がどう進化していくかに期待したいところだ。
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□ハンビットユビキタスエンターテインメントのホームページ (2006年3月31日) [Reported by 勝田哲也]
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