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会場:Xbox Lounge
【レッスルキングダム】
価格:8,190円
「レッスルキングダム」はXbox 360のグラフィックスパワーをふんだんに使用し、これまで以上にリアリティあふれる選手を再現。ただ似ているだけではない、感情や汗などの躍動感も表現している。また、プロレスリング・ノア、新日本プロレスリング、全日本プロレスリングなどの各団体や、フリーの選手まで実名で登場するなどデータ的にもかなりの量を収録。さらに、Xbox Liveに対応することで、日本全国のプレーヤーと対戦することも可能。 これまでにもユークスは、各団体のレスラーを招いてのイベントを開催してきた。そのトリを締めくくる形で行なわれたのが、今回のプロレスリング・ノアの三沢光晴選手のトークショウ。イベントに先駆けて行なわれた、12月4日のGHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合とGHCヘビー級選手権試合の調印式では各選手が火花を散らしていた。 三沢選手は意外にも (?) ゲームが好きだということで、「ゲーム、好きですね。Xbox 360、予約しましたよ。最初に買わないと手に入らなくなるかもしれないから、そのとき買わないと」と、かなりのゲーム好きな一面をのぞかせた。「レッスルキングダム」をプレイした感想については「やってておもしろいですね。やっているうちに手に汗をかいてきて、そのうち全身に汗をかいてきたのでやめましたが」とコメント。三沢選手は普段はシューティングとプロレスゲームはプレイしないのだとか。というのも「ゲームは現実逃避でやるのがイイから」と言うことらしい。 ここで「三沢光晴が出来るまで」と題されたビデオが流された。これは三沢選手のデータの取り込みに始まり、ワイヤーフレームの作成、テクスチャを貼り付けるグラフィックス、表情の撮影の模様など、貴重なシーンを納めたもの。これを見た三沢選手は「なんか、犯されてるみたい (笑)」とぽつり。とは言え、そのグラフィックスの完成度には感心した様子で「髭がリアル。すごいねぇ。でもこの収録からさらに顔の傷も増えているよね (笑)」と答えていた。もちろん自分で自分自身を客観視することは少ないので、まわりから「似ている」と言われても「そうかなぁ」と実感のない答えになってしまうようだが、それでもその制作過程の大変さや細かいリアリティには感心していた。 勝俣ディレクタによれば、選手のグラフィックスについては「骨組みから細かいデザインまですべて作った」ということで、ベースがない状態から制作を行なったという。そして動きについては手付けで行なわれており、そこら辺はプロレスゲームを長年作り続けてきた同社の職人芸と言ったところだ。もちろん動きにしても、歩き方にまでこだわりがあり、それぞれ各選手で別のモーションとなっている。ちなみに、データ収集の撮影などの際に、各選手から注文がつくこともあったという。 最後に「レッスルキングダム」上で「三沢光晴選手vs小橋建太選手」のエキシビション試合が行なわれた。三沢選手もリング入場から身を乗り出して観戦。「仲田リングアナは似てるなぁ」とか、「あいつ(小橋選手)は、こんなにすぐにはリングに入らないよな」、「カウント長いだろう(笑)。2.9も超えてるよ!」とビシバシとチェック。最終的には「タイガースープレックス '85」で勝利を収め、「4分で勝てりゃイイよね。でも、見ているだけでもおもしろいね」と満足そうだった。 イベント終了後に少しだけお話を伺うことができたので、「レッスルキングダム」の感想を伺ってみたところ、「イイですね、動きとか。良く出来ています。やっているのを見ているだけでもいいですね」と好感触。ふだん良くやるゲームのジャンルは「じっくりできるRPGが意外と多いですね」とか。プロレスなどのアクション要素が多いゲームは「指に限界が来るときがあるじゃないですか」と言うことらしい。しかしRPGなどは「家から帰ってくると意外とストーリーとか忘れちゃって(笑)。最近はニンテンドーDSやPSPなど持ち出せるものをやったりしていますけどね」とコメントしてくれた。 ハードは予約完了済だが、ソフトの購入は未定。三沢選手は「悩み中。情報を仕入れて考えようかな」とか。ハードは「我慢しなくても自分のお金で買えるようになったんだと。若いときは買えなくて、ソフトも揃えられなかったからね」と辛い思いもあったらしい。最後の最後に「『レッスルキングダム』で自分以外にプレイしてみたい選手はいますか?」と伺ったところ、「全員でプレイして動きをチェックしてみたい。自分の動きはわからないじゃないですか。テレビに映っているのを見るくらいしか。自分の声も聴いてみて『こんな声だったっけなぁ』とか思うじゃないですか? 似ていると言われても複雑なんですよね(笑)。だから、ほかの選手を見てチェックしたいですね」と答えてくれた。
モーションキャプチャではなく、ユークスの職人的とも言える動きの手付けで、テレビの中によみがえった選手たち。ファンのみなさんにとっては「レッスルキングダム」をプレイすることで、テレビの中に、それぞれのプロレスの夢を紡ぐことができるだろう □ユークスのホームページ http://www.yukes.co.jp/ □「レッスルキングダム」のページ http://www.yukes.co.jp/r_kingdom/ □プロレスリング・ノアのページ http://www.noah.co.jp/ □関連情報 【11月21日】ユークス、Xbox 360「レッスルキングダム」 ~試遊イベントに全日の武藤選手が登場!~ http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051121/yukes.htm 【11月10日】ユークス、Xbox 360「レッスルキングダム」 体験会&武藤敬司選手のトークイベントを開催 http://watch.impress.co.jp/docs/20051110/wk.htm 【11月8】ユークス、Xbox 360「レッスルキングダム」 三沢光晴選手を招いての発売記念イベントを開催 http://watch.impress.co.jp/docs/20051108/wk.htm 【10月11日】ユークス、Xbox 360「レッスルキングダム」試遊イベント ~中邑真輔選手と棚橋弘至選手が来場~ http://watch.impress.co.jp/docs/20051011/yukes.htm 【10月5日】ユークス、新日本プロレスの東京ドーム大会にて Xbox 360「レッスルキングダム」先行試遊イベントを実施 http://watch.impress.co.jp/docs/20051005/wrestle.htm 【9月16日】「東京ゲームショウ2005」マイクロソフトブースレポート ~プレイアブルタイトル・ファーストインプレッション~ http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050916/xbox2.htm 【7月27日】新日本プロレスリング、デジタルコンテンツに関する今後の展開を発表 ユークスがXbox 360用「レッスルキングダム」を早期に投入 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050727/njp.htm (2005年12月5日) [Reported by 船津稔]
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