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PS2「アーバンレイン」発売記念特集その2
動画で見る「アーバンレイン」基本システム解説[Part1]

9月29日 発売

価格:7,140円

 いよいよ発売されたナムコのプレイステーション 2用多人数対戦格闘ゲーム「アーバンレイン」には、基本的システムを解説した「チュートリアル」が設けられている。ただ残念なことに、静止画+文字での紹介になっているので、本稿では、動画を見てもらいつつ、このゲームのシステムを解説していこうという試みだ。メインモードから対戦まで、基本的に役立つ要素を解説していこう。サムネイルをクリックしてもらえれば、Windows Media Video9形式の動画が再生されるようになっている。

■ ここを理解しないとボコボコに……基本攻撃と回避

・打撃技と避け

 まず、攻撃と回避に関して解説しよう。本作の打撃、投げ、避けという基本操作は、○、△、×の3つのボタンそれぞれと、方向入力(方向キーもしくはアナログスティック)の2つで実現可能(一部例外あり)。そして本作には「ガード」は存在しない。その代わり、□ボタンによる「攻撃回避」ができる。攻撃回避には2タイプあり、回避中完全に無敵となる「打撃避け」、そして、相手の攻撃を受け流して体制を入れ替えたり攻撃を加える「打撃返し」があり、どちらにもメリット、デメリットがある。

 「打撃避け」は、行動中は完全に無敵状態になり、連打しているだけで相手の攻撃を回避しきることができるが、ただ避けるだけなので、そのまま相手の攻撃の流れを止めることはできない。逆に、「打撃返し」は、相手の攻撃を止め、次の打撃を出せなくするうえ、体勢を入れ替えたり、そのまま反撃できる分、回避から反撃動作に移ると無敵時間はなくなるため、複数の敵に囲まれた際は途中で攻撃を食らってしまう可能性がある。集団戦か、単体の敵を相手にしているのか、状況を考えて使い分けていくことがとても重要だ。

 とにかくこのゲームで覚えておいてもらいたいのは、「攻撃は、ほぼすべての技において回避する、もしくは反撃する手段が用意されている」ということだ。打撃技、投げ技はすべて、□ボタンによる回避、もしくは投げ抜けができるようになっており、タイミングをマスターすれば、状況を五分、もしくは逆転へと導くことが可能だ。

 たとえ攻撃を食らっても、次の攻撃に合わせてタイミングよく□ボタンを押せば、「ジャスト打撃避け/返し」となる。通常の打撃避け/返しはボタン連打で十分だが、この「ジャスト打撃避け/返し」は、次の相手の攻撃がヒットする直前に□ボタンを押すことが重要(連打は無効)。打撃避けに成功した場合、キャラクタが白く光る。

【頭部攻撃/攻撃避け/ジャスト打撃避け】
○、○、○、○で頭×3、上半身×1と攻撃がコンビネーションで繰り出される □ボタン連打で全弾回避。背後からの攻撃も同様に回避できる。相手のSPAゲージが減少する 1発目を食らっても、□ボタンをタイミングよく押せば回避。相手のSPAゲージが大きく減少する
【上半身攻撃/攻撃避け/ジャスト打撃避け】
→(or←)+○、○、○で上半身×3のコンビネーション これも□ボタン連打で回避可能。回避モーションは技によって異なる。相手のSPAゲージが減少する たとえ攻撃を食らっても、タイミングよく□ボタンを押せば回避可能。相手のSPAゲージが大きく減少する
【下半身攻撃/攻撃避け/ジャスト打撃避け】
↓+○、○、○で左右のローキックから膝蹴りへのコンビネーション。ブラッドの場合は足元を払うように下段蹴りを1発放つだけ □ボタンでその場で軽くジャンプする動作になり、回避できる タイミングよく□ボタンで蹴りを回避。方向入力を加えた打撃返しにすれば反撃に変化する
【打撃返し/ジャスト打撃返しの反撃方法のいろいろ】
←(or→or↑or↓)+□で相手の攻撃を返す「打撃返し」。反撃モーションは仕掛けられた技に依存する
攻撃避けの場合、無敵時間があるため、打撃と投げの同時攻撃や、打撃の同時攻撃を完全にかわすことができる 攻撃返しの場合、返し動作には無敵状態がないため、返し動作中に他の相手に攻撃をくらうことになる


 この「ジャスト打撃避け」は、空中で攻撃を食らってダウンした場合にも当てはまる。相手の攻撃に合わせて□ボタンを押せば、空中で攻撃を回避し、きりもみ状態からすくっと立ち直ることが可能だ。ただし、この「相手の攻撃に合わせて」というのが曲者。決まった空中コンボの組み立てなら、タイミングさえわかれば回避できそうなものだが、そこで落下中にどのタイミングで技を繰り出されるかを変えられたり、コンボの組み立てを変えられると、回避が困難になるのだ。ここが対戦では非常に重要になってくる。

 また、倒れた相手へ攻撃できるダウン攻撃に対しても、避けが有効なので覚えておきたい。

【空中での打撃避け/ダウン攻撃避け】
空中で攻撃を食らう直前に□ボタンで空中コンボすら回避が可能 ダウン攻撃も、□ボタンで回避ができるようになっている

 打撃避け、打撃返しのメリットはほかにもある。成功すれば、相手のSPA(スペシャルアーツ)ゲージを減らすことができるということだ。相手のスペシャルアーツの使用機会を減らすには有効な手段の1つといえる。とくに、ジャスト打撃避け、ジャスト打撃返しはSPAゲージを1目盛りほど減らすことができるので、受けながらも相手に攻めの手段を講じていることになる。

・投げ技

【投げ返し投げ】
特定のキャラの投げ技は、投げ抜けが投げになっていることがある。そこも投げ抜けるとダメージが確定する
 投げ技は、相手の近くで△ボタンを押すと使える。相手が攻撃を出していない状態でのみ成立するので、打撃と使い分ける必要がある。△では相手をつかむ(Nつかみ)が、↑+△では頭部、→or←+△では上半身、↓+△では下半身にダメージを与える投げ技が使える。Nつかみからは、打撃(ブラッドの場合3発まで)、投げ(↑or←or→or↓+△)、突き放し(△)の選択肢が選べる。キャラによっては掴んだ後、△で背後を取ることができる。

 仕掛けられた投げは、すべて抜けることができる。投げ技を抜けるには、掴まれた直後までに仕掛けられた投げ技と同じ方向キーもしくはアナログスティック+□ボタン(Nつかみの場合は□ボタンのみ)で抜けられるタイミングがあるが、投げ技のモーションに依存している。

 投げ技によっては、投げ抜けすることで相手に投げを返すことができるものもあるが、これも抜けコマンドが存在する。最終的には最初に投げたほうが勝利する構図になっている。

 また、投げ抜けコマンドは一度に複数入力が可能だ。一番実用的なのは、方向キーもしくはアナログスティックをぐるぐると回しながら□ボタンを適度に押す方法。これで、2方向以上の投げ技に対処できるだけでなく、打撃が来た場合、□ボタンの効果で避けが発動することもある。ただし、抜けタイミングがちょっと違う投げ技を複数持っているキャラクタを相手にした場合、この入力では抜けきれないこともある。また、攻撃を食らっている最中にこの入力を行なった場合、ジャスト攻撃避けは望めないので注意したい。

【投げ/投げ抜け】
投げは通常の格闘ゲームと同じように、相手の行動の隙をついて使う。掴まれた直後、もしくは振り回される直前に□ボタンで投げ抜けできるタイミングがある。抜けコマンドは投げコマンドと同じ方向+□となる


 また、キャラクタによって、空中ダウンしている相手を掴んで投げられる(対空投げ)キャラがいる。それから、ダウンしている相手を投げられるキャラクタもいる。この投げを抜けるには、タイミングよく□ボタンを押せば回避できる。ダウン投げは連打で抜けられるので覚えておきたい。

【対空投げ/対空投げ抜け】
空中でダウンしている相手を掴んで投げられる。キャッチ直前に□ボタンで抜けられる
【ダウン投げ/ダウン投げ抜け】
ダウン中に近づいて△ボタンでダウン投げになる。こちらも掴まれる直前の早いタイミングから□ボタン連打で抜けられる

■ うっかりすると大ダメージ……覚えておきたい「部位システム」と「行動不能状態」

通常では緑の「部位ゲージ」。攻撃を受けると黄色→赤と変化していく
 このゲームにおいては、「すべての攻撃は“頭部”、“上半身”、“下半身”の3つの部位に向けて繰り出される」ということも改めて覚えておきたい。これは投げ技、スペシャルアーツ(SPA。後述)も同様。攻撃を食らうと部位ゲージ(各キャラクタのゲージ左右にある人型のマーク)が攻撃された部位を表示するが、この3つの部位のいずれかに集中して攻撃を受けると、その部位は「負傷」し、さらにダメージを受けると「部位破壊」が起こる。負傷すると黄色に、部位破壊されると赤に変化する。部位ごとのダメージは蓄積されているので、一度に攻撃を叩き込まなくても徐々に耐久値は減っていることに注意。

 一般的にどのキャラクタも下半身は耐久力が低め。さらに、上半身は破壊されると武器を落としやすくなる。また、破壊された部位に攻撃を受けると、その部位への攻撃はダメージが上がってしまううえ、「行動不能」に陥りやすくなるという弱点もある。

 「部位破壊」と密接な関係にあるのが「行動不能」。攻撃を受けると行動不能状態になることがあるが、これは「部位破壊」された後、非常に起こりやすくなる。頭の周囲に星が瞬く状態がそれで、ここから復帰するには、

1.続く相手の攻撃をジャスト打撃(投げ)返しする
2.スペシャルアーツ(SPA)を使用する
3.時間が経過するのを待つ

 という3通りの方法が存在する。「行動不能」状態では、L2で「挑発」されると、相手のそばまでふらふらと近寄ってしまう危険もある。「挑発」されると、「行動不能状態」が通常より長くなってしまうので覚えておきたい。3番目の手段は実用的でないので、1と2を狙うわけだが、「部位破壊」されていると、ダメージが大きくなることはもちろんだが、その後攻撃を食らってすぐにまた「行動不能」になる危険もはらんでいるのだ。

 また、2のSPAを使用するには、SPAゲージが最低でも2目盛り以上蓄積されている必要があるが、「行動不能状態」では、方向キーもしくはアナログスティックをぐるぐる回し、ボタンを連打することでSPAゲージを急速に回復できることも覚えておきたい。

 「行動不能」になる条件はもう1つある。攻撃を食らって吹き飛び、壁に激突した場合だ。こちらは軽度の「行動不能」なので、すぐに通常状態に復帰できるが、そこにうまく攻撃を合わせられると、やはり回避が難しい状況になる。つまり、壁そばに押し込められてコンボを食らうのは非常に危険ということなのだ。

【行動不能】
「部位破壊」されると、たとえジャブ1発でも「行動不能」状態に陥ってしまう(動画左)。回避の方法が限られるため、その後に畳み込まれやすくなる(動画右)
「部位破壊」された後に気絶すると、さらに攻撃を食らって「行動不能」になる確率が高くなるので危険 壁に吹き飛ばされて激突すると、軽度の「行動不能」状態に陥る。「部位破壊」されても、気絶軽度は低いままであることに注目


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(2005年9月29日)

[Reported by 佐伯憲司]



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