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【発売直前!】コナミ、PSP「CODED ARMS」
「Single Player」モードとストーリーを紹介

6月23日 発売

価格:5,229円

操作は主人公の視点で展開される
 プレイステーション・ポータブル(PSP)では初となる本格FPS(First PersonShooter)タイトル「CODED ARMS(コーデッド アームズ)」がコナミ株式会社から6月23日に発売される。ハイスペックなマシン性能を必要とするFPSであるが、携帯ゲーム機でプレイできるとあって、発売前から多くのユーザーから注目を集めていたのが本作品である。

 「CODED ARMS」に収録されているモードは、1人プレイ専用の「Single Player」と最大4人で対戦を楽しむ「Multiplayer」の2つ。そこで本稿では、「Single Player」とストーリーについて紹介していきたい。

 「Single Player」は、1人でバトルフィールド「A.I.D.A.」に侵入し、襲い掛かる攻性プログラム(敵)と戦闘するモード。バトルフィールドは入るたびにマップが自動生成されるため、毎回異なるバトルフィールでプレイを楽しむことができる。プレイするバトルフィールドによって種類の異なる敵が登場し、それに合わせた戦闘を要求されることになるので、何度でも繰り返してプレイを楽しめるという点が本作のウリとなる。

 バトルフィールドでは武器や防具などのプラグインファイル(アイテム)を集め、自分を強化できる。これはセクター(ステージ)をクリアする上で欠かすことのできない要素で、強化を行なうことで戦闘を有利に進めることができるという。

 バトルフィールドは1つのセクターに3種類程度が用意されており、ターミナルからバトルフィールドに突入し、すべてのレベル(階層)をクリア、黄色のターミナルゲートに入ってバトルフィールドのハッキングを完了、生還することが目標だ。途中で赤いエスケープゲートを発見できれば、進行を中断して引き返すこともできる(この場合、バトルフィールドの最初からやり直しになる)。そして、セクターをクリアすると、さらに難易度の高いセクターが選択可能となる仕組みになっている。

マップは3Dで自動生成 使用武器は30種類以上
敵以外にも様々なトラップが仕掛けられている
遠距離での狙撃はスコープを覗き込む視点となる
至近距離でのチャージショット
爆発を利用することで周囲の敵をも巻き込む誘爆
敵を倒すことでアイテムが出現。画面は感染したウィルスを無効化する「ウィルスキラー」。この他にも多数のアイテムが登場する


【ストーリー】

 20世紀末に起こったネットワーク化の波が社会の隅々にまで行き渡り、もはやネットワークを介さずに社会生活を送る事が事実上不可能となった時代。

 同様に急激な進化を遂げた医療テクノロジーは、デジタルデバイスを接続した脳とネットワークとの直結を可能にしていた。

 そんな中、辺境惑星での対異星人非開示戦争を繰り広げていたとある巨大複合企業体(メガ・コングロマリット)が、軍事用戦闘シミュレーター「A.I.D.A.」の開発に着手する。計画には大きな期待が寄せられ、莫大な先行投資が行なわれた。だが、システムに致命的な欠陥が発覚し、計画はβテストの段階で破棄されることになった。

 しかし「A.I.D.A.」は消えてはいなかった。

プレーヤーの分身となるキャラクタ。国籍、年齢、性別全て不詳。さまざまな強化プログラムを見にまとい、「A.I.D.A.」へのダイブを繰り返してきた最強のハッカー
 1人のハッカーによって偶然発見された「A.I.D.A.」は、ネットワーク上のあらゆるデータを取り込みながら自己増殖を繰り返し、特異な外観を持つ巨大迷宮と化していた。その噂は一瞬にしてネットワーク上を駆け巡る。既存のゲームに退屈しきっていたコアゲーマー、レアデータの収集に執念を燃やすハッカーが、その虜になるのに時間はかからなかった。

 曰く、「異星人との戦争がリアルに再現された、極上のシューティングゲーム!!」

 しかし爆発的なアクセス増加に歩調を合わせるように、電脳廃人(スリーパー)の数も急増していく。ユーザーの全人格をプログラム化し、バックアップなしでシステムにジャックインさせるという、狂気じみたアーキテクチャ。「A.I.D.A.」の致命的欠陥とは、シミュレーション動作中に死亡した場合、人格を復帰できないという恐るべきものだったのだ。

 暴走したシステム内部では、イレギュラーな攻性プログラム「バグ」やセキュリティプログラム「ボット」が増殖し、プレーヤーの帰還率は40%を切るようになっていた。

 事態を重く見た関係機関が、システムの破壊・消去を試みたが、ネットワーク上のあらゆる場所に入り込んだプログラムは、もはや手出しのできる状態ではなかった。抜本的な解決策を失った彼らは、「A.I.D.A.」にアクセスさえしなければ危険性はないと表明し、これを法的に禁止する事で、事態は一応の決着をみた。

 しかしその後も、「A.I.D.A.」に埋もれているレアデータへの所有欲はとどまる事を知らず、いつしかスリルと莫大なウェブマネーを引き換えに、データのサルベージを請け負う職業が生まれる。様々な強化プログラムで武装し、大金と自らの人格を賭けて「A.I.D.A.」に挑む筋金入りのハッカーたち。

 彼らは、蔑みと密かな羨望を込めて「コーデッド」と呼ばれた……。



【登場する敵の一部】
【アンスラックス】 【ゴースト】 【スイングワーム】
強力な装甲とウィルス系兵器を兼ね備えた無慈悲なソルジャー。ウィルス攻撃を無効化する能力を持つ強敵。スピードが遅いという欠点がある 正体不明のレガシープログラム。テレポートにより空間内を自在に移動することができ、プレーヤーをかく乱してくる 天井から糸でサンドバッグのようにぶら下がっている。見た目はそれほど危険には見えないが、頭部から広範囲に強力なレーザーを発射する攻撃的なバグである
【スティングレイ】 【ストライカー】 【フライ】
常時プレーヤーの上空を飛行し、グレネード爆撃を行なう索敵プログラム。特に弱点はないが、他のエネミーと同時に出現したときは、優先的に撃墜したほうがいいだろう 火炎系装備の重ソルジャー。性格は凶暴で攻撃的。まともに撃ち合っても勝ち目はないため、クレバーな戦術が要求されるという 一見するとハエのように見えるが、常時ウィルスを撒き散らしながら飛行している。姿が小さいため、銃器系の武器での撃墜は困難を極める



(C) 2005 KONAMI
※画面は開発中のものです。

□コナミのホームページ
http://www.konami.jp/
□「CODED ARMS」公式ページ
http://www.konami.jp/gs/game/coded_arms/
□関連情報
【6月7日】コナミ、PSP「CODED ARMS」
プロモーションムービーを配信
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050607/cam.htm
【5月20日】コナミブースレポート その2
「キャッスルヴァニア」シリーズ、PSP、NDSタイトルをまとめて紹介
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050520/kona2.htm
【5月18日】【Konami E3 Press Conference レポート:その2】
「キャッスルヴァニア」シリーズ、「CODED ARMS」などの最新映像を公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050518/konami.htm
【5月16日】PSP「CODED ARMS」開発者インタビュー
携帯ゲーム機PSPでFPSに真っ向勝負
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050516/ca.htm

(2005年6月21日)

[Reported by 志賀康紀]



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ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

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