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ワールドクラブ チャンピオンフットボール
セリエA 2002-2003 Ver.2.0

連載【SIDE-A:第5回】

  • ジャンル:スポーツ(サッカーゲーム)
  • 発売元:セガ
  • 操作デバイス:カード移動、戦術ボタン×5、データ表示ボタン、シュートボタン、キーパーボタン
  • 構成:サテライト席8席+メインモニター
  • 料金:1プレイ300円、2プレイ500円
  • 稼動日:稼動中

【ゲームの内容】

 イタリアのサッカーリーグ「セリエA」を題材にしたサッカーゲーム。ジョイスティックなどで選手を直接操作するのではなく、フィールド上に“実在する選手のカード”を配置して、それを動かしたり、戦術ボタンで指示を与えながらプレイする。練習と試合を繰り返しながらチーム経験を積み重ねていき、チームを強化してカップ戦での勝利を狙う。試合後には選手カードが1枚排出される。



 「ワールドクラブ チャンピオンフットボール セリエA 2002-2003 Ver.2.0(WCCF 2002-2003 Ver.2)」連載【SIDE-A】第5回は、稼動から約2カ月、筆者が実際にプレイして得た感触をもとに、レギュラーカード選手の簡単なインプレッションをお届けしたい。

 基本的には“WCCF的に”活躍してくれる選手をチョイスしてあるが、さりとて「わざわざ紹介するくらいだから、凄く使えるんだよね!?」とはならない点に注意していただきたい。ゲーム的な表現でいうところの“使える”、“強い”選手を紹介するなら、能力値が高いほうから消去法で選んでいけばいいだけの話。だが“現実に存在する選手がモチーフ”になっている以上、使えるとか強いとか、そんな次元で選手たちを評価するのは、いまひとつ健康的ではないような気がする(そういった選手に関する評価は「強いという理由だけで同じカードを延々と使いつづけられる人たち」に聞けば、もっと正確な情報が得られるだろうし)。

 「ゲームのなかの話なんだから、別にいいじゃん」と言われるかもしれないが、ゲームでしか知らない選手だったとしても、映像や活字媒体などで現実の姿をチェックして、そこで何がしかの感情を揺さぶられることがあれば、その選手カードを使うときに“また違った楽しさ”が生まれるのではないだろうか。もしかしたら「こんな選手じゃねぇよ!」となるかもしれないが、それもまた一興というものだ。

※注 …… 本記事の内容は、あくまでも筆者自身がプレイして感じたことに基づいて記述しているものです。状況やカードなどさまざまな要因により、記事どおりにすべてが機能するわけではないことを、あらかじめお断りしておきます。


■ 「WCCF 2002-2003 Ver.2」

【ビリカ】
《★★★ ~太鼓判!~ ★★★》

 先週の石井ぜんじ氏による【SIDE-B:第4回】でも紹介されていたが、本バージョンのレギュラー枠で最も異彩を放っているのが「ビリカ」だ。一見するとバランスが取れた能力で突出した部分はないように思えるが、スキルが示すとおり“フィード”の正確さが強烈無比。

 一般的なDFであれば、ボールを奪い返す際、自陣ゴールに近いほどタッチラインにボールを蹴り出すことを優先するが、ビリカは可能な限り前方の味方にフィードしようとする。この1点だけでも大多数のDFと一線を画しているのに、屈強なFWとの1対1にも信頼がおけるうえ、ルーズボールに対するチェックの速さも凄まじいものがあるなど、レアカードのDFと比べても見劣りしない守備能力を備えている。

 ブレシア移籍当初こそサポーターからブーイングで迎えられたが、専門紙で数回ベストイレブンに選出されるなど(ワーストイレブンもあったが……)優れたパフォーマンスで汚名を返上。アンコーナ移籍後は情報の露出がゼロに等しくなりカルチョ全体から見ると存在感が希薄になっていたが、現在は母国ブラジルのクラブ「ゴイアス」に所属。精神面の成長がともなえば、海外トップリーグから再び声がかかるのも時間の問題ではないだろうか。

 同じくDFでは「ジャンルカ・ファルシーニ」が強烈なパワーアップを遂げている。驚くほどではないが手堅い守備力にくわえ、サイド突破からの力強いクロスとシュートが印象的。現実の試合を見る限り、昨シーズンのファルシーニは精度に欠けるクロスが(あくまでも個人的に)目に付いたため「あれれ、こんなに凄い選手になっちゃってるけど……大丈夫?」と思ってしまうほど。スタミナ的にはまったく問題がなく、前後半を通して安定したパフォーマンスを発揮してくれる。

 MFでは「サンドロ・コイス」と「マッシモ・アンブロジーニ」をまず最初に挙げたい。前者は能力値こそ低いが、守備的MFとして申し分ない働きをしてくれる。実際に起用して「この能力値にしてはやれるほうかもね」と思う人もいそうだが、筆者はそれを差し引いても素晴らしい活躍してくれているように感じている。アンブロジーニは、大胆かつ正確なパスワークで決定的な場面を作り出してくれるパスの達人。ヘディングも強く、攻撃的MFとして活躍してくれることは間違いなし。ただし、両者に共通するのは“いまひとつスタミナが足りない”ということ。手堅くいくなら、前半で交代させるか、スーパーサブや守備固めで起用するといい。

 先日閉幕したアテネオリンピックの対日本で豪快なシュートを決めてくれた「ダニエレ・デ・ロッシ」も、高いパフォーマンスを発揮してくれる選手。現実では激しいフィジカルコンタクトを武器に“潰し屋”として活躍しているが、WCCFではシュート力が高いことから、攻撃的MFとして起用するほうが上手くいくケースが多い。なるべくならスピードが活かせるポジションに配置したいところだが、スタミナに一抹の不安を抱えるため交代要員を用意しておきたい。「ジャンニケッダ」は、あまりのハイパフォーマンスに(主に対戦する側として)食傷気味につき改めて触れるまでもないといった観点から、使用感については石井ぜんじ氏の【SIDE-B:第4回】を参照していただければ幸いだ。

 FWでは、賛否両論あると思うが……あえて“太鼓判”として「ファビオ・ヴィニャローリ」を挙げておきたい。純粋なFWというよりも、ボールをしつこく奪いにいくなどMF的な動きが目に付く選手。経験値が浅いうちはドリブルからのシュートに精彩を欠くが、その一方でダイレクトプレイや泥臭いシュートは初っ端からお手のもの。かなりボールを持ちたがるタイプなので、フォロー役とセットで考えないと真価を発揮しずらい。フォローを考えないのであれば、いっそワントップのほうがマシといった印象すらある。

【ファルシーニ】
【コイス】
【ヴィニャローリ】


《★★ ~お好きなら是非!~ ★★》

 「WCCF 2002-2003 Ver.2」で追加された選手カードは、どれも使い方次第できちんと結果を残してくれるため、本来なら「他の選手も全部使ってみてね!」で終わりたいところだが、そこをあえてピックアップするなら、まずは超大型キーパー「ジェリコ・カラッチ」の名前を挙げておきたい。

 オーストラリアでは代表チームに選ばれるほどの高い評価を受けており、スパイダー(spider)の愛称で親しまれているGK。カード裏の説明にあるとおり、移籍当初はイタリアの水に慣れずかなり苦労したが、身長202cmというカルチョ随一のリーチを生かしたセービングで活躍。WCCFではダッシュこそ遅いが、クロスが上がると同時に飛び出せばたいていのボールは(良くも悪くもパンチングになることが多いが……)とりあえず先にタッチしてくれるといった印象。ハイボール処理時は“おぉ、なんかリーチが長い気がする!”といった感じで楽しませてくれる。“遠目のシュートに強い”とある説明文については、実際はそこまで過信できるほどではない。こぼれ玉などのボールキャッチは他のキーパーより若干もたつく感があるため、GKボタンを押すタイミングに自信がなければ、別に無理をして使うことはないGKかもしれない。

 そんなカラッチと好対照なのが、「エマヌエレ・ベラルディ」。ハイボール処理こそカラッチに劣るが、遠めからのシュートに対する反応は、ほんの少しだけベラルディが上といった印象。飛び出しの速さは素晴らしいものがあり、グラウンダーや混戦時のボールもサクッと処理。このあたり“俊敏なフィールディング”というスキル名称が伊達ではないことを感じさせてくれる。「マルケジャーニ」、「ペリッツォーリ」、「セレーニ」は、名前を挙げた順番に安定感が高いといった印象を受ける。ただし、その違いは僅差で、あとはプレーヤーの嗜好による部分が非常に大きい。個人的にはカラッチの極端さが大のお気に入りなので、筆者とは正反対に安定感を優先する人は、後者3人からフィーリングのあうGKを選ぶのが正解だろう。

 MFは、地味に良い仕事をする「アントニオ・マラスコ」と、ひたすら忙しくボールを追い掛け回す「ダヴィド・バイオッコ」のふたりが次点。ピッチ上を東奔西走するバイオッコの仕事振りは非常にわかりやすいが、マラスコは本当に地味なぶん損をしているというか、下手をするとせいぜい「良くやってる」としか思われかねない危うさが魅力(なんだそりゃ)。どちらも同じくらいチームに貢献してくれるが、タイプがまったく異なる点で個人的に興味深く起用している。

【カラッチ】
【ベラルディ】
【マラスコ】


《★ ~おっと、お前さん、通だね!?~ ★》

 ここでは、諸手をあげて推薦するには多少気持ちがはばかるというか、WCCF的に良くいえば“とても起用しがいのある”選手たちをご紹介する。「マルコ・ボッリエッロ」は、今期レッジーナに移籍した新進気鋭のFW。バランスのとれた能力が魅力だが、経験値が溜まるまではフィジカルコンタクトの弱さに泣かされる。経験値がMAXになっても“強い子”にはならないが、飛び出しやポジショニングには優れたものがあり、PA内での決定力は非常に高い。苦労してボールを運んだにも関わらず、フィニッシュで決めきれない歯がゆさに耐えられる人にだけおすすめしたい。

 WCCF的“決めきれない人”では「オバフェミ・マルティンス」もボッリエッロに引けをとらない。確かにスピードはあるのだが、良くも悪くも直線的で器用さに欠ける。この傾向は経験値が浅いうちは特に顕著で、シュート精度に至っては“我慢”の一言に尽きる。稼動当初こそスピード20に過剰な期待を抱いた人たちがこぞって使っていたが、今は見る影もない。現実のマルティンスは非常に愛嬌のある選手らしく、人柄の良さはインタビューなどでもうかがえる。筆者はそれほどファンではないが、「そんなアイツだから、いいのさ!」という人こそ、マルティンスを地元ゲーセンの“トップストライカー”に押し上げてみてはいかがだろうか。

 また、プレーヤーによっては意外に思われるかもしれないが「エミリアーノ・ボナッツォーリ」もムラが大きい選手のひとり。ポスト役やドリブル時のボールキープ力は申し分ないのだが、経験値が溜まるまでシュートそのものがまったく信用できない。経験値がMAXになってからも、3本に1本は「ウッソォッ!!」と叫びたくなるような“へっぽこシュート”を打つから困り者。確実に200試合以上は起用し続けたが、とてもレッジーナを残留に導いた救世主とは思えない不安定っぷり。絶好調のICC決勝でPA内のシュートを立て続けにフカされたときは、さすがに「……オマエは相手チームの“救世主”かぁ!!」と泣きが入る始末。かと思えば、なんでもないときに目が覚めるような弾丸ミラクルシュートを打つこともあり、つくづく混乱させられる。現実のボナッツォーリは好きな選手なので、混乱させられてもなおチームに組み込むことがあるが、いまだに“よくわからない”選手のひとりだ。

【ボッリエッロ】
【マルティンス】
【ボナッツォーリ】



■ 「WCCF 2002-2003」、「WCCF 2001-2002 Ver.2」、「WCCF 2001-2002」

【ポペスク】
 ここから先は、バージョンチェンジで特徴や動きがさらに際立つようになった選手をメインに取り上げてみたい。

 GKに関しては、特に触れるべき事柄はない。強いて言えば、新バージョンになったことでGK全体のセービング能力が底上げされた印象が強いため、どの選手を起用しても必ずそれなりの結果を残してくれるはずだ。唯一気をつけるとしたら【SIDE-B:第4回】で石井氏が指摘しているとおり“セービングは基本的にDEF値で表現されると考えられる”点くらいだろう。全GKを(最低100試合以上)起用してきたから言うわけではないが、悲しいかな“勝ちにこだわるならブッフォン以外にない”という現実は、しばらく揺るぎそうにない気がしている……。

 DFでは「マッシモ・パガニン」、「ゲオルゲ・ポペスク」、「ホセ・アントニオ・チャモ」、「サムエル・カバジェロ」、「ホッキ・ジュニオール」、「シニサ・ミハイロビッチ」、「ヴァレーリオ・ベルトット」などをピックアップしてみたい。あえて“など”としたのは、これらのDFにはおおむね“テクニック値が高い”という共通事項があるからだ。

 これはあくまでも筆者の主観だが、今回のバージョンは、DFのボール奪取能力に“テクニック値”が少なからず影響しているような気がしている。色々な選手を片っ端から起用していくうち、少しずつ気づいたというか“気づかされた”とでもいうべきか。プレイ感覚を頼りに各選手の守備能力に注目してみたところ、どうやら“12”をボーダーラインに、ボール奪取が上手な選手、それほどでもない選手との色分けがハッキリしているように思われる。「それなら、12と13の違いはなんだ?」と問われれば答えに窮してしまうが、DFはテクニック値の低い選手が多いため、ひとつ(1)の違いがことさら大きく感じられてしまうのかもしれない。この傾向は、CBの選手でより顕著になる。

 守備を“ボール奪取”の1点に絞るなら、ディフェンス値よりもテクニック値のほうが、さらに違いを感じられる。前述したように、CBの選手は全体的にテクニック値が低めに設定されているため、13以上ある選手はほとんどいない。「ストッパーなんだから、パワーさえあればいいんだろ?」といった感覚で選手を起用するのは、ある意味“正当手”だが、今回のバージョンに関しては「パワーだけでは片手落ち」といえるかもしれない。もちろんパワーがあればそれだけで有利だが、テクニックが無視できない要素になったことだけは確実に断言できる。

 テクニックが守備に及ぼす影響は、以前のバージョンだとCBでは怖くて起用できなかったミハイロビッチやカバジェロが、「WCCF 2002-2003 Ver.2」では十二分の働きを見せてくれることからもハッキリしてくる。逆に、ディフェンスとパワーだけでテクニックが足りないDFは、前バージョンよりも働きが悪くなったように感じられないだろうか。ユベントスでいうなら、同じCB起用でもユリアーノとトゥドゥールなら後者のほうがはるかに安定する。一般的なCB像を脳裏に描くならユリアーノとなるはずだが、「WCCF 2002-2003 Ver.2」ではトゥドゥールに軍配が上がる。

 「WCCF 2001-2002」以来、筆者以外に起用している人をふたりしか見かけたことがない「ポペスク」は、キャリアの晩年ということで主な能力値はディフェンス16、テクニック14、パワー15に落ち着いている。恐らくレアカード選手しか使ったことのない人は「こんなCBザルじゃん。点取りまくりだよ」と思うかもしれないが、実際はそこまで酷くないばかりか、能力的なバランスの良さから(往年の名選手に対して非常に失礼な物言いになるが)見た目以上に活躍してくれる。スタミナ10は不安要素だが、無駄に動いたりオーバーラップしないようDF配置を工夫すれば、1試合を通して起用することも十分可能。キャプテン、フリーキッカー指名も(当然!)OKだ。

 SBは突破してくる相手に対して素早く寄せなければならないため、ある程度スピードを重視する必要がある。プレイを楽しむなら「ニコラ・モーラ」や「ファビオ・マチェッラーリ」などはとてもいい動きを見せてくれるが、レアカードのMFやFWに対抗することを考えるなら、パワーを兼ね備えていることが絶対条件。この場合、「ジュゼッペ・パンカロ」や「パオロ・カステッリーニ」などに代表されるスピードを前提にバランスの取れた能力を持つSB像が求められる。なお「ヤンクロフスキ」などのパワーとスピードを兼ね備えたMFは、SBとしても高い資質を備えている選手が少なくない。ヤンクロフスキは代表チームでもSBを任されたことがあるから当然ともいえるが、他にも目を疑うほど守備が上手い選手がいる。ディフェンス数値を頭から信じず、監督としての知識と勘を頼りにさまざまな選手を試してみてほしい。

 念のため触れておくと、筆者はなにも「パワーだけのDFは使えない」といいたいのではない。万が一素直に受け取られると「そうか、じゃぁこの●×っていう選手は使わないほうがいいんだな」となる可能性もあるので、あくまでも“そういう傾向が感じ取れる”というレベルの話と理解していただきたい。「ラウルセン」などのパワータイプは屈強な身体能力それ自体が武器であり、要は“監督の考え方ひとつ”というわけだ。

【カバジェロ】
【パンカロ】
【ラウルセン】


 MFは、攻撃と守備に大別できるが、そのなかでも攻撃型MFは“中央からFWにパスを出すパサー”と、“サイドに流れてクロスを上げる、あるいは中央に切り込んで自らシュートを狙うドリブラー”に細分化できる。フォーメーションにもよるが、前者の場合はDHやDFの素早い寄せに耐えられるだけのフィジカルを持ち合わせていることが望ましく、なおかつボールを持ちすぎないほうがいい。

 あえて紹介するまでもない“四天王的”なMFレギュラーカード選手を除けば、まず筆頭にあげられるのは「オカン」、「ヨハン・ミクー」、「フランセリノ・マツザレム」、「マッテオ・ブリーギ」、「マッシモ・ドナーティ」、「エンツォ・マレスカ」あたりだろうか。オカンは、守備力もさることながら精度の高い攻撃でチームに貢献してくれる。身長の低さをものともしない強烈なヘディングなど、決定力の高さはレギュラーカードのMFでもトップクラス。ミクーはパワーに一抹の不安を覚えるかもしれないが、パスと(なぜか)守備が抜群に上手いため「WCCF 2002-2003 Ver.2」ではセンターラインより下で使ったほうが生きるように感じられる。なお、テクニックが突出したタイプの選手はチーム経験値の溜まりが遅いケースが多いため、最初のうちはなかなか有効なパスが出ないもしれないが、フレンドリーマッチで連携を積み重ねつつ気長に育てていきたい。

 ドリブルで突破していくタイプのMFは、最終的にはクロスを上げるのが主な役目になるため、ある程度スピードがあり、能力的にもバランスが取れた選手がベストということになる。このタイプは「カルロ・ネルヴォ」、「ピエール・ウォメ」、「エリベルト(ルシアーノ)」、「マルコ・ロッシ」、「セルジーニョ」、「カルミネ・ガウティエリ」、「アレッサンドロ・アゴスティーニ」など枚挙に暇がないため、FWのタイプや相性などをふまえて個性的なチームを作り上げたいところ。

 守備的MFは攻撃型以上に優れた選手がたくさんいるため、ここは“総合能力値が低いため侮られがちだが、実際そんなことない”といった選手を数人ほどピックアップ。献身的な動きで攻撃の目を摘み取ってくれる「アマラウ」、「ディノ・バッジョ」、「アレッサンドロ・コンティッキオ」、「ジュゼッペ・コルッチ」、「ジョゼ・マメーデ」などが代表といえるが、レアカードFWにアッサリ轢き殺される理不尽を“ある程度は仕方のないこと”と甘受できるのなら、選択肢はさらに広がるはずだ。

【オカン】
【アマラウ】
【ミクー】


 FWは重要なポジションだけに、なるべく“得点が期待できる”選手をおすすめしなければならない。そんな使命感(?)をふまえると、どうしても選択肢が限られてしまう。よって「なんだ、結局ベタな選手ばかりかよ。つまんねぇ奴だなコイツ」と思わないでいただきたい……などと前置きして逃げを打っておく今日この頃。

 筆者のお気に入り選手は、「コッラード・コロンボ」、「シモーネ・インザーギ」、「マウリシオ・ガンツ」、「マルセロ・サラジェタ」、「ハヴィエル・チェヴァントン」、「ファビオ・バッツァーニ」、「パオロ・ポッジ」、「カルロス・アルベルト・パヴォン」、「エマニュエル・カライオ」、「フィリッポ・マニエロ」、「フェデリコ・マガジャネス」、「エミリアーノ・サルヴェッティ」、「マリオ・フリック」、「アルベロ・ジラルディーノ」、「ジシス・ヴリーザス(2002-2003)」、「ダリオ・ヒュブナー(2002-2003)」、「アブデラザク・ジャディード」、「ササ・ブイェラノヴィッチ」、「ホニエル・モンターニョ」、「アンドレア・ファッブリーニ」、「ディオマンシ・カマラ」、「ジュゼッペ・スクッリ」などなど。ついツラツラと名前ばかり列挙してしまったが、サッカーは点を入れないと勝てない競技なので、どうしてもFWに関心が傾いてしまうのは致し方ないところなのだろうか。

 これらのうち、万人向けなのはサラジェタ、チェヴァントン、パヴォン、マガジャネス、ジラルディーノ(2002-2003)、ヒュブナー(2003-2004)、ファッブリーニ、カマラ、スクッリあたりだろうか。いずれも序盤から活躍してくれるうえに高い決定力を備えているのがいい。マカジャネスはパスやチェイシングにも優れているので、ゲームを始めたばかりの初心者プレーヤーには特にオススメの選手といえる。

 ただし、上記のうちパヴォンとファッブリーニはスタミナに難がある点に注意。どちらもPA内ではレアカードも真っ青の決定力を持つ優れた選手だけに、前後半どちらかにしぼってキッチリ活躍させたほうがいい。ちなみに、筆者のモデナで得点の大半を叩きだしているのはファッブリーニ。カマラやスクッリも素晴らしい活躍を見せてくれるが、ことPA内での決定力は(スタミナ満タンに限り)ファッブリーニに一歩及ばないといった印象だ。

【マカジャネス】
【パヴォン】
【ファッブリーニ】



■ 次回は「WCCF」開発者インタビューをお届け!

 「WCCF 2002-2003 Ver.2」攻略連載【SIDE-A】は今回で終了となるが、連載のシメとして「WCCF」開発者インタビューを近日中にお届けする予定。掲載時期は未定だが、楽しみにまっていて欲しい。


(C)SEGA,2002,2004
(C)Panini 2004
Su licenza di A.I.C SERVICE SRL

□セガのホームページ
http://sega.jp/
□「WCCF」公式サイト
http://www.wccf.jp/
□関連情報
【8月27日】ピックアップ・アーケード:「WCCF 2002-2003 Ver.2」SIDE-B:第4回
http://watch.impress.co.jp/docs/20040827/wccf.htm
【8月20日】ピックアップ・アーケード:「WCCF 2002-2003 Ver.2」SIDE-A:第4回
http://watch.impress.co.jp/docs/20040820/wccf.htm
【8月6日】ピックアップ・アーケード:「WCCF 2002-2003」SIDE-B:第3回
http://watch.impress.co.jp/docs/20040806/wccf.htm
【7月30日】ピックアップ・アーケード:「WCCF 2002-2003」SIDE-A:第3回
http://watch.impress.co.jp/docs/20040730/wccf.htm
【7月23日】ピックアップ・アーケード:「WCCF 2002-2003」SIDE-B:第2回
http://watch.impress.co.jp/docs/20040723/wccf.htm
【7月16日】ピックアップ・アーケード:「WCCF 2002-2003」SIDE-A:第2回
http://watch.impress.co.jp/docs/20040716/wccf.htm
【7月9日】ピックアップ・アーケード:「WCCF 2002-2003」SIDE-B:第1回
http://watch.impress.co.jp/docs/20040709/wccf.htm
【7月2日】ピックアップ・アーケード:「WCCF 2002-2003」SIDE-A:第1回
http://watch.impress.co.jp/docs/20040702/wccf.htm
【2003年12月26日】ピックアップ・アーケード:「WCCF 2002-2003」第3.5回
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20031226/wccf.htm

(2004年9月3日)

[Reported by 北村孝和]


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