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スクウェア・エニックス、「FF XI プロマシアの呪縛」の最新情報を公開
真龍の王バハムートついに登場!!

9月16日発売

PS2版:3,980円
Windows版:オープンプライス


 株式会社スクウェア・エニックスは、9月16日に発売を予定している「ファイナルファンタジー XI」の拡張データディスク第2弾「プロマシアの呪縛」(英題:Chains of Promathia)に関する新しい情報を公開した。

 「プロマシアの呪縛」は発売までいよいよ3週間を切った。これまで公開されてきた情報を元に、新たな冒険への期待に胸を膨らませているユーザーも多いことだろう。今回の公開情報は新エリア、NPC、イベント、武具と様々な種類がある。以下、順に紹介していこう。



息をのむほどの幻想的な新エリア「リヴェーヌ岩塊群」

「プロマシア」を代表する景勝地になりそうなリヴェーヌ岩塊群。巨石が空に浮く謎は明らかにされるのだろうか
 「リヴェーヌ岩塊群」は、タブナジア本島の西端に位置するリヴェーヌ岬にあたる場所である。先日この一帯で大きな地震が起こった際、忽然と岩盤ごと隆起し、なんと雲上にまで浮上してしまった。現在はゴブリンの探検家によってもたらされた情報を元に、タブナジアでも調査隊の派遣が検討されている。

 写真を見ると、明らかに人工によるものではない何らかの巨大な力によって、大陸から強引に引き剥がされた印象を受ける。また、小さな岩盤も多数浮上していることから、トゥー・リアとも異なる景観だ。つい最近になってこれらの岩塊群が発生したということは、クリスタル大戦の影響はまだ続いているのかもしれない。タブナジア本島で、これらの岩塊群を浮上させ続けている力とは、いったい何なのだろうか?

 先のクリスタル大戦において、獣人勢力はタブナジア島の一帯を占拠した経緯があり、両者は未だ敵対関係にあると思っていたが、どうやら例外もあるようだ。ゴブリンはジュノにも店を構えているように、獣人の中では商売好きな種族として知られているが、タブナジア候国民との関係には今後も要注目である。

 なお余談になるが、以前に公開された武装飛空艇の行先は、現在公開されているプロマシア情報の範囲内では、この近くである可能性がもっとも高い。ということは、飛空艇に武装をさせないと往来が危険なのだろうか? 今回発表された画像にはモンスターは含まれてはいないが、もしかするとリヴェーヌ岩塊群は、高レベル向けの冒険エリアであるのかもしれない。

【リヴェーヌ岩塊群(Riverne)】
あまりにも幻想的な光景に、思わず声を失ってしまう。トゥー・リアも時間の経過による風景の変化が素晴らしいエリアだったが、このリヴェーヌ岩塊群も一刻も早く訪れてみたい


個性的な新NPCも続々登場!

 続いては、今回新たに公開されたNPCを紹介していこう。「テンゼン」は、東国よりジュノに派遣された侍。侍らしく忠節を重んじ、信義に厚く、そして礼儀正しい好漢だ。どうやら、東国の主君から何かの密意を受けているようである。

 これまでFF XIに登場する侍のNPCとしては、バストゥークでミスリル銃士隊を勤めるアヤメ(女性)の印象が強かった。しかし男性の侍であるテンゼンは、口調といい髪型といい、どこからどこまでも我々の抱く侍のイメージそのままである。これは日本のユーザーよりもむしろ、海外のユーザーに支持されそうなキャスティングだ。

 一般的なゲームに登場する「東方・東国」は、侍や忍者に代表される日本的要素を取り入れる際の、漠然としたイメージとして用いられることが多い。しかしテンゼンは主君から実際に密令を受けており、プロマシアにおける東国はより現実的な存在として感じられる。この国はもしかすると、ヴァナ・ディール内で今後実際のエリアとして登場する可能性があるのかもしれない。

【テンゼン(Tenzen)】
ジュノの大公代理であるエシャンタールに謁見しているシーンだろうか。未だ不明瞭な存在である「虚ろ」は、東国を着実に飲み込みつつあるようだ。下段の画面では、何者かに驚く姿が映し出されている。どういう経緯でプレーヤーとテンゼンは飛空艇に乗り合わせているのか。プロマシアのストーリーを探る上でも気になるポイントだ


 次に、タブナジア自警団の団長を務める「ジャスティニアス」。敵である獣人にまで一目置かれるほどの斧の使い手で、未だ緊張状態の続くタブナジア自警団の団長を立派に勤め上げている。しかし生真面目な性格が災いし、プリッシュにアゴで使われたり、チェブキー兄妹(後述)に振り回されたりと悩みは尽きない。

 ジャスティニアスから話は変わるが、プリッシュはかつて「忌むべき子」と呼ばれていた過去があり、彼女とタブナジア候国民との関係について心配だった読者もいることだろう。しかし画面のメッセージを見ると、どうやら良好の関係を築いており、これは嬉しいニュースだ。

【ジャスティニアス(Justinius)】
ジュノの外交官であるナグモラーダと対峙するジャスティニアス。ナグモラーダの返答次第では、一触即発の展開となりそう。だが、転じてチェブキー兄妹との対話では保護者的な一面も見せる


 最後に紹介するのは、「マッキーチェブキー」、「クッキーチェブキー」、「チェルキキ」というチェブキー兄妹。タブナジア生まれの陽気なタルタルの兄妹である。日和見主義で刹那主義、おまけにトラブルメーカーとして悪名を轟かせているが、プリッシュにだけは頭が上がらない。

 既報も含め、これまで紹介してきたプロマシアの新登場NPCは、重厚なバックストーリーを抱えていることが多かった。しかしここに来てようやくコミカルなNPCの登場で、胸をなで下ろす読者もいるのではないだろうか。

 画面内のどのメッセージを見ても我々の見慣れたいたずらっ子タルタル節が炸裂しており、人数が複数いることからも、ウィンダスの名クエスト「スターオニオンズ団」の再来も期待させる。出会うのが楽しみなタルタルたちだ。

【チェブキー兄妹(Chebukki)】
FF XIプレーヤーなら思わず顔がにやけてしまうであろうチェブキー兄妹。ジュノやリヴェーヌ岩塊群と思しき場所など多くのエリアに出現することから、意外とプロマシアミッション内で重要な役割を担うNPCなのかもしれない


ついにその存在が明らかになった真龍の王バハムート

最初に情報が公開された頃と比べると、シリアスさが次第に消え代わりにやんちゃさが増しているかのように思えるプリッシュ。彼女とチェブキー兄妹のやりとりは今から楽しみでならない
 プロマシアで展開されるストーリーにちなんだ画像も、いくつか公開された。これらの画像は断片的ではあるが、NPCの多くは既報情報に登場している。興味を持った読者は、両者を併せて確認することで、プロマシアへより大きく期待が膨らむことだろう。

 そして、FFシリーズの経験者であれば、遂に来た! と感じるであろうバハムートがいよいよ登場である。これまでのシリーズ中では、「メガフレア」を操る真龍の王として君臨する存在だ。またバハムートは、キャラクタが使役できる最強の召喚獣でもある。FF XIにおいても、同様の活躍を期待できるだろうのだろうか?

 これまでに登場した他の召喚獣は、「バーニングサークル戦」で直接打ち破ることで、キャラクタによる使役が可能となった。しかしバハムートまでもが、そう簡単に操れるようになるとは考えにくい。それと写真内の、「世界の終わり」という言葉も引っかかる。例えばミッションに関わる等、単なる召喚獣取得イベントを超えたストーリーが、バハムートには用意されているのかもしれない。

【ウォルフガング(Wolfgang)】
ジュノ親衛隊の隊長であるウォルフガングが、いよいよ本格的にストーリーに絡んできた。ジュノ上層で医業を営む友人のモンブロー共々、これから目が離せないキャラクタとなりそうだ


【デスパシエール、ルーヴランス】
前回のプロマシア情報公開で存在が明らかになったタブナジアの長老であるデスパシエール。長い潜伏生活のためか、冒険者にすがってしまう弱気な一面を見せる。現在の候国民は、かなり厳しい状況下に置かれていそうだ ルーヴランスは、サンドリアのミッションでドラゴンに単独で挑んだ剛毅なNPC。現在は騎士団から籍を外しているが、祖国への忠誠は失っていない。他のイベント関連にはほとんど登場せず、かなりレアなNPCだ


【バハムート(Bahamut)】
他の召喚獣とは比べものにならない位の巨大さに見える。「我が一族」とは、ファヴニールに代表されるHNMを指しているのだろうか? また「世界の終わりに来る者」とは何を意味しているのか?


異文化の存在を感じさせる新装備品に注目!

 最後に、プロマシアで新登場する武具を4シリーズ紹介していこう。これらは、海洋国家であるタブナジアに眠っていた、西方や南方を起源とする未知の装備品の数々だという。どれも、我々の知る既存世界とは明らかに異なる文明を感じさせるグラフィックだ。

 今回公開された情報で、東方の存在がテンゼンによって明らかになったが、どうやら西方や南方の国々も存在するらしい。これらの情報も、今後更に広がりを見せるヴァナ・ディールの壮大な伏線のひとつなのだろうか。

【シャイル装束(Sha'ir Manteel)】左
【バローネ装束(Barone Corazza)】右
近東の大国より伝来した身軽な装束。随所に施された宝飾の数々が漆黒の生地に煌く、シックな装いである。いかにもシーフに似合いそうだ かつてタブナジア騎士団で制式に採用されていた甲冑。近東の様式を真似た豪奢な彫金が、候国の繁栄を偲ばせる。前衛系のジョブに幅広く人気が出るだろう


【バイソン装束(Bison Jacket)】
遥か西方の大陸に住まうと云う幻の民の戦装束。丈夫な革で動き易く作られており、高いサバイバビリティを誇る。モデルはミスラだが、かなりお似合い。頸もとを広く開けたデザインからして女性用の装備なのかもしれない


【イギラ装束(Igqira Weskit)】
ミスラ種族の治める南方の国より伝来した装束。全身に呪術的紋様が施されており、装着者を霊的に保護すると云われている。紋様は素肌に直接描かれているかのように見え新鮮である


【新しい武器】
新しい防具に加えて、新しい武器も追加される。左は両手斧と両手槍の中間的なデザインをした両手武器。右のタルタルが背中に構えているのは薙刀のような両手装備。これはどのカテゴリになるのだろうか


(C)2002-2004 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.

□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.co.jp/
□「ファイナルファンタジーXI」のページ
http://www.playonline.com/ff11/
□「プロマシアの呪縛」のページ
http://www.playonline.com/ff11/promathia/
□関連情報
【7月23日】スクウェア・エニックス、「FF XI プロマシアの呪縛」の最新情報を公開
モブリン、アントリオンなど10種類の新モンスターを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040723/proma5.htm
【6月28日】スクウェア・エニックス、「FF XI プロマシアの呪縛」の最新情報を公開
新エリア4カ所と重要NPC2名の存在が明らかに
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040628/proma4.htm
【5月28日】スクウェア・エニックス「FF XI プロマシアの呪縛」の最新情報を公開
新エリア2カ所と「虚ろ」なるものの存在を明らかに
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040528/proma3.htm
【5月11日】スクウェア・エニックス、「FF XI プロマシアの呪縛」の最新情報を公開
映像初公開、謎の少年少女や暗黒の新世界!? などを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040511/proma2.htm

(2004年8月27日)

[Reported by 川崎政一郎]

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