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スクウェア・エニックス、「FF XI プロマシアの呪縛」の最新情報を公開 |
PS2版:3,980円
Windows版:オープンプライス
株式会社スクウェア・エニックスは、9月16日に発売を予定している「ファイナルファンタジー XI」の拡張データディスク第2弾「プロマシアの呪縛」(英題:Chains of Promathia)に関する新しい情報を公開した。
いよいよ発売まで2カ月を切った「プロマシアの呪縛」。これまでの新情報公開は、ストーリー上、重要な役割を果たす、新エリアや新キャラクタの紹介が中心となっていたが、今回は冒険者にとって切っても切れない関係にある新モンスターがメインとなっている。
敵か味方か定かではないモブリン、そもそもの概念自体が謎に包まれている「虚ろ(Emptiness)」に侵されたエリア「プロミヴォン(Promyvion)」に蠢くものなども含めるとその数は10種類にも及ぶ。もちろん、10種類で打ち止めではなく、ほかにも無数の新モンスターが登場するようだ。
これらモンスターを一体ずつ眺めていくと、冒険の過程がリアルに想像できる一方、いよいよ開発も大詰めにさしかかってきたという印象を受ける。それではさっそくモンスターたちを紹介していこう。
「ムバルポロス(Movalpolos)」は、「プロマシアの呪縛」の発表時点で、ゴブリンの一氏族モブリンが構築した地下都市として紹介された新エリアのひとつ。ようやく主役であるモブリンたちが姿を見せてくれた。
「プロマシアの呪縛」の発表時点で公開されたスクリーンショットを見る限りでは、ムバルポロス(Movalpolos)は、モブリンたちが築き上げた街であり、プレーヤーはモブリンたちと交流ができるというイメージを持っていたが、モブリンの紹介文を読む限りでは、一転して彼らは一般フィールドのゴブリンたちと同様のアクティブモンスターのような印象を受ける。
モブリンたちが生体改造により生み出した作業・運搬・警備用の奴隷バグベアは、見るからにモンスターそのものだし、接触の増えた外敵を排除する目的でゴブリン フリーランス(Goblin Freelance)を雇い入れたとある。そもそも彼らが携えているものも工具ではなく、殺傷力のある武器に見える。
話の通じるモブリンもいるにはいるが、過半のモブリンはモンスター扱いという、既存エリアでいえば無数のサハギンが生息する「海蛇の洞窟」のようなエリアなのかもしれない。
【モブリン ロードマン(Moblin Roadman)】 | ||
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常に変化し続ける都市ムバルポロスの維持には欠かせない存在である補修要員のモブリン。点検具や工具から、食料、飲料、生活用具まであらゆる必需品をすべて携帯している。都市に仇なす侵入者を発見した際には、彼らは即席の警備員に変身するという |
【モブリン グラウンドマン(Moblin Groundman)】 | ||
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ムバルポロス拡張工事の最前線で働く作業員。現場で有毒ガスが発生したり、ボムを掘り当ててしまったりした時の対策として、現場で3日は生存できる大型の酸素供給装置を背負っている。ヘルムに組み込まれた暗視眼鏡は、彼らモブリンの暗視能力をさらに高める優れものである。 |
【バグベア(Bugbear)】 | |
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品種改良によって大型化された作業・運搬・警備用のモブリン奴隷。腕、脚、心臓には生体改造まで施されており、その結果途方もない怪力を出すことができる。言語能力は低く、単語を少々覚えられる程度だが、死体から追加移植された眼と脳によって、右手と左手でまったく異なる作業も器用にこなす。 |
広大なムバルポロスの現場を数人で巡り、そこで働く作業員たちに食料はもちろん、嗜好品から情報まで何でも売りつける行商人。現場に数年張り付くことも珍しくない作業員にとって、彼らの訪問は大変歓迎されるが、市場の最後に開催されるミニ賭博上ですっからかんにされ、泣き寝入りする者も多い。
・ゴブリンフリーランス(Goblin Freelance)
ムバルポロスは接触の増えた外敵を排除するため、昨今ゴブリン傭兵を雇い始めた。中でも地上の諸勢力の戦術や武器に精通していることから、破格の待遇で小隊指揮官として雇われているのがこの「雇われ騎士」と呼ばれるゴブリンである。おっとりしているモブリンを焚きつけるのに日々忙しいようだ。
■ 新エリアに出没する新種モンスター
今回公開された新モンスターは、アンデッド系のコース、ビースト系のバッファロー、昆虫系のハンターアントリオンとダイアマイトの4種類。中でもアントリオンはFFシリーズの4、5、9あたりでも登場したお馴染みのアリ地獄モンスター。「ジラートの幻影」で登場した獣人アンティカですら忌み嫌う砂漠の巨虫という扱いになっている。
今回公開されたアントリオンは、地上に出没する狩人タイプのハンターアントリオン。これ以外に、地中に潜んで近づいた獲物をしとめる伏兵タイプもいるということで、冒険者とどのような接触の仕方をするのか今から楽しみだ。
【バッファロー(Buffalo)】 | |
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ウルガラン山脈に生息する巨大な水牛。数百年前、オークが食用に持ち込んだ家畜が逃げ出し、野生化したものと云われている。原産地の寒冷な気候に適応しており、体温を逃さない分厚い皮下脂肪と凍土をもうがつ巨大な角を有している。凶暴だが、肉質は良好で臭みもなく美味。 |
パラダモの墓所に埋葬されていた、古の王族の遺骸が不死化したもの。数千年の時を経て目覚めた彼らは、普通のアンデッドと異なり明確な意志を有している。失われた古代魔法を使って他のアンデッドを指揮し、亡者の王国を築こうと目論んでいるのだ。
非情の獣人アンティカですら忌み避ける砂漠の巨虫。その堅強なアゴで捕らえた獲物は、骨と皮になるまで体液を吸い尽くされてしまう。アンティカの執拗な掃討によりクゾッツで姿を見ることはなくなったが、秘境アットワ地溝には、まだ大量に生息している。どこまでも獲物を追跡して仕留める狩人タイプと、地中に潜んで近づいた獲物を仕留める伏兵タイプの2種が知られている。
8本足の巨大なダニ。特に人間を好み、音もなく近づき、長い足で抑えつけ、あるいは糸を吐いて自由を奪ってから吸血する。彼らと接触して運良く助かった場合も油断はできない。もし、卵を産み付けられていたら、孵った幼虫にやがては脳を支配されてしまうからだ。
■ 虚ろなる闇「プロミヴォン(Promyvion)」に蠢くものたち
「虚ろ」なる現象に支配されている虚ろなる闇「プロミヴォン(Promyvion)」。「プロマシアの呪縛」で重要な役割を果たすと見られるこのエリアに蠢くモンスターらしきものも公開された。
今回は、ウィーパーとワンダラーの2種類が公開された。「虚ろなるもの(The Empty)」がその総称で、共通しているのはくすんだ表皮に覆われた空っぽの身体と、他の「虚ろなるもの」や冒険者を含めた「生あるもの」から何かを貪ろうとする行為である。基本的にはアクティブモンスターと捉えていいようだ。
【ウィーパー(Weeper)】 | |
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プロミヴォンをうろつく生物の残滓の一種。「く」の字に折れ曲がった身体の前部には頭らしきものがあるが、そこには目も鼻も口も耳もない。ただ、何かを感じ取る力は残されているらしく、吸い寄せられるように生あるものに近づいては鋭い鎌手で絶命させる。 |
プロミヴォンの虚空を漂う生物の残滓の一種。巨大な脳髄のような姿をしているが、外見とは裏腹に、その行動からは一切知性が感じられない。比較的小柄で個体数が多いため、記憶を求めるほかの「虚ろなるもの」に捕食されているようである。
最後に2人の新しいNPCを紹介しておく。ひとりはジュノ大公国の外交官にして、アルマター機関の一員ナグモラーダ。アルマター機関は、前回の情報公開で、ジュノ大公代理として紹介されたエシャンタールも所属している謎の組織。「プロマシアの呪縛」では、カムラナートとエルドナーシュに代わって、彼らふたりがジュノ大公を背負う存在になりそうだ。
もうひとりはタブナジア候国の生き残りを束ねる長老デスパシエール。こちらもまた前回の情報公開でタブナジアの歌姫として紹介されたウルミアの祖父に当たる。まだまだ現役で活躍しており、実質的にタブナジア勢力の長といっていいようだ。
いずれもストーリーのカギを握ることは間違いない重要人物ばかり。画面内に散見されるヒントをカギにあれこれ想像を膨らませてみてはいかがだろうか。
【ナグモラーダ(Nag'molada)】 | ||
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ジュノ大公国の外交官にして、アルマター機関の一員。クリスタル戦争のおり、大公の特使として三国をまわり、アルタナ連合の成立に尽力した。優れた戦略眼と巧みな交渉術を併せ持つ才人。 |
【デスパシエール(Despachiaire)】 | ||
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地下壕に潜むタブナジアの生き残りを束ねる長老。敬虔なアルタナ信徒であり、かつて教会の出入り商人を務めていた。戦争で息子を亡くしたためか、孫のウルミアを溺愛している。 |
□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.co.jp
□「ファイナルファンタジーXI」のページ
http://www.playonline.com/ff11/
□「プロマシアの呪縛」のページ
http://www.playonline.com/ff11/promathia/
□関連情報
【6月28日】スクウェア・エニックス、「FF XI プロマシアの呪縛」の最新情報を公開
新エリア4カ所と重要NPC2名の存在が明らかに
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040628/proma4.htm
【5月28日】スクウェア・エニックス「FF XI プロマシアの呪縛」の最新情報を公開
新エリア2カ所と「虚ろ」なるものの存在を明らかに
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040528/proma3.htm
【5月11日】スクウェア・エニックス、「FF XI プロマシアの呪縛」の最新情報を公開
映像初公開、謎の少年少女や暗黒の新世界!? などを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040511/proma2.htm
(2004年7月23日)
[Reported by 中村聖司]
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