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スクウェア・エニックス、「FF XI プロマシアの呪縛」の最新情報を公開 |
価格:未定
株式会社スクウェア・エニックスは、今秋に発売を予定しているMMORPG「ファイナルファンタジー XI」の拡張データディスク第2弾「プロマシアの呪縛」(英題:Chains of Promathia)に関する新しい情報を公開した。
「ファイナルファンタジー XI プロマシアの呪縛」に関する情報公開は、E3での発表から数えると今回で4度目となる。「プロマシアの呪縛」にて追加が予定されているエリア数は合計40以上とのことで、全体像がおぼろげながら見えてきた。それでは、まずは今回存在が明らかになった新たな冒険の舞台を紹介していこう。
ウルガラン山脈が既存リージョン「バルドニア」内の1エリアか、それとも別リージョン扱いなのかは現時点ではわからない。しかしウルガラン山脈の北はオークの本拠地へと続いており、この勢力をはじめとする獣人がクリスタル大戦においてタブナジア候国を滅亡させたという歴史的事実がある。今まで不明瞭な存在だったこの2勢力と、先の大戦の歴史を辿ってゆくことが、「プロマシアの呪縛」におけるメインテーマのひとつとなるかもしれない。
【ウルガラン山脈(Uleguerand Range)】 | ||
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流れる滝がそのまま凍てついてしまうほどの厳寒地である。数の面でオークに劣るサンドリア軍は、この地勢を利用した待ち伏せ戦術でオークを翻弄し続けた。他のプロマシアエリアと同様に、立体的な構造になっている所にも注目 |
【ビビキー湾(Bibiki Bay)】 | ||
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ビビキー湾の周囲には渦潮があり、魔行漁船を用いた漁業も一筋縄ではいかなさそうだ。それにしてもプルゴノルゴ島の夕焼けの景色は圧巻である。ぜひとも冒険者にも開放していただきたい |
タブナジア候国の地上の都市部分は今もなお獣人の残党勢力が支配しており、候国民は地下での生活を強いられている。そのため、地下壕にはかつての都の華々しさがまったく感じられない。質素ではあるが、長期に渡る潜伏生活を営むために極めて実用的な構造となっている。地下壕にいる候国民から、宿敵の獣人を討伐するクエストやミッションを依頼されるといった展開があるかもしれない。
【タブナジア地下壕(Tavnazian Safehold)】 | ||
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地下壕の要所にはタブナジア候国の垂れ幕が架かっている。たとえ首都は陥落しても、国民は誇りを失っていないようだ。地上には獣人の残党もいるはずだが、この地下壕を隠蔽するための特殊な仕掛けはあるのだろうか? |
フォミュナ水道の奥にはかつて大聖堂が建てられていたが、現在は大半が倒壊している。大聖堂の地下にある礼拝堂は倒壊を免れているものの、さる枢機卿によって強力な結界が張られており、一般人は立ち入ることができない。もしかするとダボイの修道窟に近い雰囲気なのだろうか。大聖堂が奉る神の名は現時点では不明だが、可能性としては拡張パックの名前でもある「プロマシア」の線も捨てきれない。仮にその場合、フォミュナ水道はプロマシアミッションの核心に触れるエリアとなってきそうだ。
【フォミュナ水道(Phomiuna Aqueducts)】 | ||
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大聖堂の地下礼拝堂には、かつて重要な聖遺物が祀られていたらしい。現在この場所を取り仕切る枢機卿と、まず何らかの関係があると見て間違いない。写真には梯子も見えるが、キャラクタが実際に上り下りできるのだろうか |
ウルミアの外見がエルヴァーンと似ている点について念のため補足しておこう。「FF XI」に熱心な読者は既に知っているかもしれないが、タブナジアの起源は、過去にサンドリア王国が建国された際、重鎮の1人であったタブナジア候が拝領した土地である。両国には婚姻関係を始めとした密接な繋がりがあり、一例を挙げると現サンドリア王の妻であるローテ妃(故人)もタブナジア出身である。
「FF XI」にはこういった世界設定にまつわる伏線が至るところに張り巡らされており、拡張データディスクやバージョンアップ等によって世界観が次第に紐解かれてゆく様は、実にたまらないものがある。ウルミアとプリッシュにしても、普通に考えたら行き先はサンドリアでよさそうなものだ。しかし実際には2人はジュノに来ているように見える。盟国であったはずのサンドリアとタブナジアは、現在どのような関係になっているのだろうか? 「プロマシアの呪縛」が発売されるまでの間、こういった世界観へ思い巡らせてみるのもおすすめである。
【ウルミア(Ulmia)】 | ||
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エルヴァーンのプレーヤーは親近感が沸くだろう。それにしても、男勝りの威勢を張るプリッシュにも何か裏事情がありそうなのは意外だ |
「プロマシアの呪縛」は、1つ前の拡張データディスク「ジラートの幻影」がなくてもプレイできる。ジラートミッションを後半まで進めた読者ならば、「プロマシアの呪縛」とジュノ大公国を、ストーリー上の矛盾を生じさせずに関係を持たせることが極めて困難であることがわかるだろう。今回明らかになったエシャンタールの立場は、なかなか上手い方法だなと思ったのは筆者だけではないはずだ。
【エシャンタール(Esha'ntarl)】 | ||
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カムラナートに代わり冒険者に接するエシャンタール。高圧的なカムラナートや子供らしさを残すエルドナーシュとはまた違う、紳士的な物腰のキャラクタだ |
□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.co.jp
□「ファイナルファンタジーXI」のページ
http://www.playonline.com/ff11/
□「プロマシアの呪縛」のページ
http://www.playonline.com/ff11/promathia/
□関連情報
【5月28日】スクウェア・エニックス「FF XI プロマシアの呪縛」の最新情報を公開
新エリア2カ所と「虚ろ」なるものの存在を明らかに
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040528/proma3.htm
【5月11日】スクウェア・エニックス、「FF XI プロマシアの呪縛」の最新情報を公開
映像初公開、謎の少年少女や暗黒の新世界!? などを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040511/proma2.htm
【5月3日】スクウェア・エニックス「FF XI プロマシアの呪縛」の最新情報を公開
新ストーリーと40以上の新エリア、対象レベルは20以上
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040503/promathi.htm
【4月28日】スクウェア・エニックス、「FF XI」拡張データ第2弾
「プロマシアの呪縛」を2004年秋に発売
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040428/ff11.htm
(2004年6月28日)
[Reported by 川崎政一郎]
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