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スクウェア・エニックス「FF XI プロマシアの呪縛」の最新情報を公開
新エリア2カ所と「虚ろ」なるものの存在を明らかに

今秋発売予定

価格:未定

 株式会社スクウェア・エニックスは、今秋に発売を予定しているMMORPG「ファイナルファンタジー XI」の拡張データディスク第2弾「プロマシアの呪縛」に関する新しい情報を公開した。

新エリアのひとつ「ソ・ジヤ」。かつて天晶堂の私有地で、「プロマシア」を機に一般公開されるというが、彼らはここで何を行なってきたのだろうか
「プロマシアの呪縛」で重要な意味を持つ現象「虚ろ」。物理的な空間とは思えない幻想的な光景が広がる
ストーリーの鍵を握る重要なNPC「謎の少年」と「プリッシュ」
 「ファイナルファンタジー XI プロマシアの呪縛」の情報公開は、E3での発表を含めて今回で3度目。「プロマシアの呪縛」は、拡張データディスク第1弾「ジラートの幻影」における新規ジョブや召喚獣といった、シリーズのファンなら周知の新要素を全面に押し出しているわけではないため、全体像はまだぼんやりとしている。

 今回新たに公開された新エリアは「アットワ地溝」、「ソ・ジヤ」の2カ所。そしてE3でEmptinessという表現で紹介された「虚ろなるもの」についてのアップデート情報と、プロモーションムービー内で一瞬登場した飛空艇集団の新映像。「プロマシア」のストーリーに絡んでくる新しいNPC「プリッシュ」と「謎の少年」の日本語クライアントでの様子も公開されている。それでは以下、ひとつずつ見ていきたい。

 「アットワ地溝」は、アラゴーニュ東部にある地溝帯ということで、既存リージョンの新エリアという扱いになるようだ。場所についてはまず、アラゴーニュの東部に存在するリージョン“リ・テロア”は「ジラートの幻影」エリアなので自動的に除外される(「プロマシアの呪縛」は、「ジラートの幻影」なしでもプレイできる)。ということは、メリファト山地にある無数の渓谷そのもの、つまりメリファトの地下エリアか、渓谷を通じてたどり着けるフロンティアということなのだろう。

 ちなみにアットワは、ミスラ族の古語で「渇き」を意味する単語。フィールドには乾燥による地割れだけでなく、有毒ガスが噴出することもあるという。フィールドを歩いているだけで、ダメージを受けたり、毒をもらったりすることもあるのかもしれない。

 モンスターについては、「ファイナルファンタジー V」に登場した地中潜伏型のモンスター“アントリオン”や、ガスを吸って美しい毒花を咲かせるという植物型モンスター“ガスポニア”など、この過酷な環境に対応した完全新規のモンスターがお目見えするようだ。対象レベルもそれなりに高いと見て良さそうだ。

 個人的に、既存エリアに新フィールドが追加されるというのは意外な盲点だった。今回、公開された新フィールドは1つだけだが、過去に森林地帯や、雪原地帯、ステップ地帯などが公開されている。今回そうした視点で改めて見返してみると、いずれも類似した既存エリアが存在することがわかる。すべてについて同じ法則が適用できるかどうかはわからないが、「プロマシアの呪縛」の全体像がおぼろげながら見えてきた気がする。

 もうひとつの新エリア「ソ・ジヤ」は、「FF XI」において冒険者たちにさまざまな働きかけを行なってくる謎の組織“天晶堂”の私有地という一風変わった地下遺跡。「プロマシアの呪縛」では、これを一般冒険者に開放。しかし、この特例措置の裏には何か事情があるという。遺跡の中には何が待ち受けているのか楽しみだ。

 さて、「虚ろ(Emptiness)」については、スクリーンショットの公開のほかは新しい情報はない。現時点で判明しているのは、「プロマシアの呪縛」のストーリー上避けて通れない重要な現象ということだけ。現象という曖昧な表現に「虚ろ」の特異性が示されている感じで、これが新エリアに相当するかどうかは追加情報を待たなければならないようだ。

【アットワ地溝(Attohwa Chasm)】
アラゴーニュの東部を縦断する地溝帯。今まで、この地溝に行くためには、いくつもの 険しい断崖を越えねばならなかったが、先頃、ある登山家が比較的安全な地下ルートを発見したため、冒険者でも行けるようになったという。なお、その登山家はミスラの口伝で知られる「パラダモの丘」を探索中、当地で消息を絶ったらしい

【ソ・ジヤ(Pso'Xja)】
長年、天晶堂によって私有地として管理され、一部の研究者以外に立ち入りが禁じられていた広大な地下遺跡。広い通路や無数の個室より構成されており、考古学者の間では古人の都市として機能していたと考えられている。ただし、遺跡内には数々のトラップが施されているため、この説には異論もある。今になって、急に天晶堂が冒険者に遺跡を開 放したのには、何か裏があるようだが……。

【虚ろ(Emptiness)】
最近、ヴァナ・ディールを密かに蝕み始めた謎の現象「虚ろ」。はるか遠国のことと思われていたこの災いが、三国の冒険者を新たなる探索へと誘う。「虚ろ」。それはこの世の綻びか、それとも新たなる世の誕生なのか?

【飛空艇集団】
雲の上を編隊飛行する飛空艇集団。ジュノで就航している飛空艇と同型のようだが、船側には2本の白い砲門が顔を覗かせている。どうやら武装集団のようだ

【新NPCプリッシュ】
E3で先行公開された新NPCプリッシュ。枢機卿によって育てられ神学を修めているというが、天晶堂の主アルドと対等に渡り合い、自分のことを「俺様」という男勝りかつ豪傑肌の性格。この会話の前後を推測すると、プレーヤーはこの少女の許しを得て、何かを行なうことになるようだ

【新NPC謎の少年】
こちらもE3に続いて2度目の登場となる謎の少年。「ジラートの幻影」のストーリーで重要な役割を果たしたアークエンジェル風の容姿が特徴。セリフがないので、「プロマシア」のストーリーにどう絡んでくるのかは未知数だが、気になる人物だ

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□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.co.jp
□「ファイナルファンタジーXI」のページ
http://www.playonline.com/ff11/
□「プロマシアの呪縛」のページ
http://www.playonline.com/ff11/promathia/
□関連情報
【5月11日】スクウェア・エニックス、「FF XI プロマシアの呪縛」の最新情報を公開
映像初公開、謎の少年少女や暗黒の新世界!? などを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040511/proma2.htm
【5月3日】スクウェア・エニックス「FF XI プロマシアの呪縛」の最新情報を公開
新ストーリーと40以上の新エリア、対象レベルは20以上
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040503/promathi.htm
【4月28日】スクウェア・エニックス、「FF XI」拡張データ第2弾
「プロマシアの呪縛」を2004年秋に発売
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040428/ff11.htm

(2004年5月28日)

[Reported by 中村聖司]


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