【東京ゲームショウ2001秋】

そのほか気になったタイトルをチェック
ハドソン、アトラス、元気、バンダイ、サクセス、タイトー編

10月12日~14日 開催

会場:幕張メッセ

 出展各社のブースを軸に、GAME Watch的注目タイトルを紹介するレポートその4は、そのほか注目タイトルを展示していたブースを紹介する。意外な展示もあって、ゲームショウの奥深さが垣間見える。


  • ハドソンブース

     ハドソンにはPS2の新作カーレースゲーム「ドリフトチャンプ」、そしてニンテンドーゲームキューブ用3D対戦格闘ゲーム「ブラッディロア エクストリーム」、さらにPS2用「桃太郎電鉄×(ばってん) ~九州編もあるばい~」など多数のタイトルを出展。PCエンジン時代のユーザーには懐かしい「ゼロヨンチャンプ」の名が頭をかすめる「ドリフトチャンプ」、早くも続編が登場した「ブラッディロア」ともにまったりとプレイできる。

     ブラッディロアはキャラクタモデルが前作「3」よりもさらに緻密になっており、獣化のエフェクトもハデになっていた。「桃電×」は、3Dマップ、ウィンドウデザインなどあらゆるところに手が入れられており、ブラッシュアップは順調の様子。13日には「桃電」シリーズにはなくてはならないキャラ「キングボンビー」のぬいぐるみもブース付近に出没していた。

    ドリフトチャンプ ブラッディロア エクストリーム 桃太郎電鉄×(ばってん) ~九州編もあるばい~

  • アトラスブース


     「暴れん坊 プリンセス」や「BUSIN」(いずれもプラットフォームはPS2)など、角川書店と協力して魅力的なタイトルを揃えていたアトラスブース。メインステージ上では発売直後の「峠3」などを紹介していた。

     12月6日発売の「ひっぱリンダ」は、絵本のようなテイストを持つ二頭身キャラがかわいいアクションゲーム。攻撃方法である「ひっぱり」は、ロックオンした敵に掌状のマフラー(生命体?)をひっつけ、ひっぱることでダメージとなるシステム。敵を「つねる」のが楽しくて、何度も引っ張り回したくなるとは同行のライター氏の弁。

  • 元気ブース

     「斬・歌舞伎」、そして「ファントム・クラッシュ」とXboxタイトル2本を擁する元気ブースのステージ横にはチューニングカーが2台展示され人目を引いていた。PS2「剣豪2」は成長型剣術アクションという、歴史に名を残す剣豪たちが30人以上登場というなかなか渋いセレクト。キャラクタの監修は寺田克也氏ということで、なかなか濃いテイストのグラフィックが印象的だった。

     ステージではニンテンドーゲームキューブ用「峠バトル」と、プラットフォームは未定だが「首都高バトルオンライン」の名前も明らかにされていた。チューニングカーの展示はこのためかと思われる。

     そしてブース裏にまわると、映像、音声ケーブル「モンスターケーブル」のPS2用がなぜか展示されていた。「モンスターケーブル」といえば、オーディオビジュアルの世界では名の通った製品で、今回は「GameLink200(コンポジット映像+ステレオ)」、「GameLink300(S映像+ステレオ)」、「GameLink400(色差映像ケーブル)」を展示。価格はGameLink200が4,980円、300が6,920円、400が8,800円となっていた。他にも、音声用光ケーブル「LightWave100(価格4,980円)」、そして「GameLink350(S映像と光音声ケーブルの組み合わせで価格8,800円)」、「GameLink400CVAA(色差ケーブル+ステレオで価格9,900円)」という製品の発売が予告されていた。ケーブル長はいずれの製品も3mで、発売開始は2002年1月となっている。

    インパクトのある実車展示 モンスターケーブル

  • バンダイブース

     「機動戦士ガンダム 連邦vs.ジオンDX」、「宇宙戦艦ヤマト イスカンダルへの追憶」、「実名実況競馬ドリームクラシック2001 Autumn」など、強力なPS2タイトルを展示していた。やはり「機動戦士ガンダム 連邦vs.ジオンDX」はかなりの試遊台数にも関わらず順番待ちの列が絶えず、順番待ちの人々が「宇宙戦艦ヤマト イスカンダルへの追憶」の映像を眺めている、といった状態。

     また「AKIRA PSYCHO BALL(AKIRAをモチーフにしたピンボールゲーム)」や、RPGにアレンジされた「犬夜叉」、子供の目を引きつけてやまなかった「百獣戦隊ガオレンジャー(アクション)」などのPSタイトルも豊作。なかでも「仮面ライダーアギト」は、2D対戦格闘ゲームながら背景から登場怪人までが実写取り込みで制作されているようで、「実に自然でスムーズなアクションを見せていたのが印象的だった」とは同行ライター氏の弁。対戦モードのほか、2人が協力して敵と闘うモードもあった。

     また、「.hack」という謎のタイトルのマウスパッドが配られていた。

    「機動戦士ガンダム 連邦vs.ジオンDX」、「宇宙戦艦ヤマト イスカンダルへの追憶」にファンの眼はくぎづけ

  • サクセスブース

    PSYVARIAR Complete edition

     業務用縦画面、縦スクロールタイプのシューティングゲーム「PSYVARIAR」シリーズが1作め「MEDIUM UNIT」、2作め「REVISION」の2作を同時収録したPS2版「PSYVARIAR Complete edition」がプレイアブルで登場。会場では2作目の「PSYVARIAR REVISION」のステージ1がプレイできるのだが、縦画面ゲームを横画面に納めているため、全体的に縮小表示になっており、せっかくの映像が液晶モニタでの展示でもったいない気がした。敵弾にかすって武器レベルを上げる、独自の「BUZZ」システムを思う存分体感するにはまだ多少の時間が必要か。ブースでは背中に「弾幕命~さいばりや」と入ったTシャツを着ているスタッフの姿があり、気合の入り方もうかがえただけに重ね重ね残念。

     また、「箱庭鉄道」は同行ライター氏お気に入りの作品。曰く、「鉄道模型をシミュレートした作品で、線路や建物、地形までも自由自在にコンストラクションでき、自分だけの鉄道風景が作りだせる。視点も車窓モード、俯瞰モードなどがあり模型には無い旅情気分を体感できた」とのこと。「ショーバージョンでは列車の振動音など、リアルなパートの調整が間に合わなかったのが悔しいです。本や、酒を片手に列車の進行を眺めてほしい」と開発者もこだわりを語っていた。ゆったりと眺める、といった楽しみ方のできる作品だと感じられた。

  • タイトーブース

    ガラクタ名作劇場 ラクガキ王国

     なんといっても、実際にラクガキができて動かせる「ガラクタ名作劇場 ラクガキ王国」の試遊ブースが圧巻の広さだったタイトーブース。一般ユーザーが多数訪れた13日は、とくに小さな子供がラクガキを楽しむ姿が印象的だった。体験版も配られたので、発売に向けて想像を広げるプレーヤーも多いことだろう。




□関連情報
【10月13日】TGSレポートその3
会場で初お目見えのタイトルなどが登場
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20011013/tgsr3.htm
【10月12日】TGSレポートその2
やはりPS2を主体に強力タイトル目白押し
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20011012/tgsr2.htm
【10月12日】TGSレポートその1
PS2タイトルを軸に大物タイトルが多数出展
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20011012/tgsr1.htm
【10月12日】「東京ゲームショウ2001秋」開幕
新作目白押しで配布物も多く盛況な出足
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20011012/tgs_1.htm

(2001年10月13日)

[Reported by 佐伯憲司]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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