【東京ゲームショウ2001秋】PS2用ソフトを軸に大物タイトルが多数出展
会場:幕張メッセ
■新作を大量投入! ハード、ソフトともに多数のプレイアブルタイトルが並ぶSCEI 「カラオケ芝居」と銘打った新機軸の「夜明けのマリコ」、少女を助ける角の生えたいけにえの少年脱出劇を描いたアクションゲーム「ICO」、初プレイアブル出展の「ポポロクロイス はじまりの冒険」、おなじみトロと会話を楽しみながら休日を楽しむ「トロと休日」、E3で発表になったアクションゲーム「ジャック×ダクスター」など、とにかくプレイアブルで楽しんでもらおうという意図が感じられたソニー・コンピュータエンタテインメントブース。 やはりインパクトのあったのは「夜明けのマリコ」。画面に表示されたセリフを、同時発売のヘッドセットマイク(USB接続)でなりきって演技する。無事演技が終了すると、めでたく試写が行われる。その段階で初めてB.G.M.が入り、俄然盛り上がる。ブース内に設けられたステージでも派手にデモンストレーションが行われていた。12月6日発売、ヘッドセット同梱の「パフォーマンスパック」は7,980円、通常版は5,800円。 セルシェーディングによるグラフィックが温かみのある絵柄を作り出していた「ポポロクロイス はじまりの冒険」。前作から15年後の席亜で、幼い王子ピノンがつたないながらも冒険の旅に出る、というストーリー。「かわいい」と女性プレーヤーから声が挙がっていた。 「ICO」は、城に囚われた少女の手を引きながら、霧に包まれた城の中を出口を目指して走る。途中で少女を手招きと声で呼び寄せ、はぐれてしまわないようにするアクションが新鮮。これも12月6日発売、5,800円。 日本では初プレイアブル出展となる「ジャック×ダクスター(今冬発売予定)」は、非常にキャラクタのレスポンスがよく、アクションも多彩。操作もシンプルで誰でもストレスなく楽しめる作品だと感じた。同じく今冬発売予定の「ワイルドアームズ アドバンスドサード」は、戦闘シーンのどハデな演出が印象に残った。 ほかにも、発売の近い「FOMULA ONE 2001」、「げんしのことば」、「正義の味方」、「レガイア デュエルサーガ」などが展示されていた。
■プレイアブルタイトルとイベントステージで圧倒のセガ セガブースには巨大なステージが設置され、展示ブースはまさに隙間があったら展示が行われているといった具合。ステージではユナイテッド・ゲーム・アーティスツの水口代表自らが「スペースチャンネル5 Part2」を解説。従来の踊り、戦う“うらら”が、なんと今回は歌まで歌ってしまう。PS2、ドリームキャストでの発売が予定されているが、元祖「スペースチャンネル5」はPS2でも来年春予定で発売される。 来年発売が予定され話題を呼んだ「サクラ大戦4」も、映像出展ながら、帝都、巴里両華劇団のメンバーの姿、そして光武の姿もお目見え。ファンの熱い視線を集めていた。 また、ドリームキャストのRPGとしては最後発となるであろう「不思議のダンジョン」シリーズ最新作となる「風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参!」もプレイアブルで数台が出展されており、熱心なファンがプレイを繰り返していた。主人公はタイトルの通り、「風来のシレン2」で登場した女剣士・アスカ。残念ながら体験版のため、ネットワークに対応した機能は体験できないが、グラフィックはこれまでのどのシリーズよりも細かく描き込まれていたのが印象に残った。このソフトはチュンソフトの監修のもとセガブランドで発売される。 さらに「サカつく」シリーズのPS2版となる「サカつく2002」も出展。試合シーンはよりダイナミックな演出、派手なグラフィックを実現しており、インパクトは大きかった。 Xboxタイトルでは「ガンヴァルキリー」、「ジェットセットラジオフューチャー」が実際にプレイできる形で展示されている。どちらもかなり出来上がっている感じで、共通しているのはグラフィックのすばらしさと動きの滑らかさ。「ジェットセット~」は、DCの前作の操作感覚は変わらず継承しながらも、規定コースの周回を競うなど複数のルールによる画面分割対戦プレイなども体験できた。「ガンヴァルキリー」はユーザーの前に初めてプレイアブルの形で出展されたことになる。
□関連情報 【10月12日】「東京ゲームショウ2001秋」開幕 新作目白押しで配布物も多く盛況な出足 http://game.watch.impress.co.jp/docs/20011012/tgs_1.htm (2001年10月12日) [Reported by 佐伯憲司] |
I |
|
GAME Watchホームページ |