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スクエニ、「FINAL FANTASY XI Fan Festival 2008」を開催
コミュニティ育成と試遊に特化したユーザー参加型のオフイベント

12月5日〜6日開催(現地時間)

会場:Renaissance Hollywood

入場料:40ドル(前売り)


 スクウェア・エニックスは、現地時間の12月6日、「ファイナルファンタジー XI」のユーザーを対象にした大規模オフラインイベント「FINAL FANTASY XI Fan Festival 2008」を、米国カリフォルニア州ハリウッドにて開催した。

 「FINAL FANTASY XI Fan Festival 2008」は、先の11月23日に東京後楽園で開催された「ヴァナフェス2008 in 後楽園」と対となるイベントで、北米ユーザーに向けて同作の最新情報が公開されたほか、12月の大規模アップデートで実装が予定されている新コンテンツ「モブリンメイズモンガー」の試遊などが行なわれた。

 今回発表されたゲームの最新情報に関しては別稿で詳しくお伝えすることにして、本稿では取り急ぎイベント全体の模様をお伝えしたい。また、「ファイナルファンタジー XI」開発チームやスペシャルタスクフォース(STF)へのインタビューも行なったので、そちらもぜひお楽しみに。

【レセプションパーティー】
12月5日の夜に開催されたアーリーレジストレーションとレセプションパーティーの模様

【Renaissance Hollywood】
今年の会場となったのはRenaissance Hollywood Hotel。ハリウッドの観光名所Hollywood & Highland Centerに直結したホテルである


■ コミュニティの育成と試遊に重きが置かれたオフラインイベント

オープニングを待つ来場者たち
今年も闇王のテーマで登場した「ファイナルファンタジー XI」プロデューサーの田中弘道氏
参加者に配布されたGobbie Bag。ノマドモグシールドのシリアルコードやオリジナルロゴ入りのメモ帳、特製タルットカードなどが入っている。「ヴァナフェス」より若干リッチである
 「FINAL FANTASY XI Fan Festival」は、スクウェア・エニックスの北米子会社のあるカリフォルニア州にて2006年から毎年開催されているオフラインイベント。一昨年はサンタモニカ、昨年はアナハイム、今年はついにハリウッドとなった。今回会場となったのは、ハリウッドを代表するランドマークであるHollywood & Highland Centerに隣接したRenaissance Hollywood Hotel。昨年同様、2、3階のボールルームやミーティングスペースをすべて借り切る形で、イベントが実施された。

 会期は昨年の2日間から1日に短縮され、メイン会場のキャパシティも1,000人弱となっていたが、イベントの責任者であるSage Sundi氏によれば、これは内容的な問題ではなく、単純に会場が取れなかったためだという。12月はクリスマスイベントで大規模な会場が軒並み押さえられてしまっており、「12月に大規模オフをやっちゃダメってことだよね」と苦笑しながら反省の弁を述べてくれた。結果として日本以上のプレミアムチケットになってしまったようだ。

 ショウ前日の12月5日は泊まりがけで訪れた参加者を対象にしたアーリーレジストレーションとレセプションパーティーが開催され、さながらオフ会の様相を呈した。参加者を見る限りでは、学生らしき20代から、子連れの30代、夫婦同伴で来ている40〜50代までと実に幅広く、日本のヴァナフェスに比べると幾分アダルトな印象だ。

 6日は、朝の10時から夜の20時までたっぷり10時間、大小8つの会場で各種イベントが行なわれた。メイン会場では、昨年にも増して高い注目を集めたデベロッパーズパネルのほか、オープニングセレモニー、コスチュームコンテスト、アワードセレモニー、ライブコンサートなどが開催された。

 そのほかの会場では、今回のイベントの目玉として扱われた「モブリンメイズモンガー」の試遊コーナー、「ヴァナフェス2008」で初披露された新規バトルコンテンツ「The Swarm」の体験コーナー、そしてオリジナルグッズを扱ったショップ、アートコンテスト作品のギャラリー、パートナー/プレミアサイトのブースコーナーなどが用意されていた。

 日本で開催されている「ヴァナフェス」は、純粋なライブイベントとして、キッチリ3時間鑑賞を楽しんでもらうという趣旨であるのに対し、「FINAL FANTASY XI Fan Festival」は、主催者側の仕切りは最小限にとどめ、積極的にユーザーの参加を促していくイベントとなっている。時間帯を問わず通路でコスプレーヤーの即席の撮影会が開催されたり、何も行なわれていないメイン会場でユーザー同士でおしゃべりが楽しまれていたりなど、のんびりとしたマイペースの雰囲気が漂う。試遊コーナーでも即席のパーティーであるにも関わらず、しっかり声を掛け合い、終了後は談笑が繰り広げられる。文化の違いを感じる風景である。

【参加者達】
「FINAL FANTASY XI Fan Festival」では、ステージイベントの合間に30分単位の比較的長い待ち時間が設定されている。この間に、ユーザー達は思い思いのアプローチでコミュニティ活動を繰り広げる。日本でも配布されたタルットカードの交換は北米でも人気だった

【マーチャンダイズストア】
特設のマーチャンダイズストアでは、新発売の闇王フィギュアに高い注目が集まっていた。売れ筋はサンドリアリングやサンドリアキーチェーンだった

【アート&クラフトディスプレイ】
ディスプレイされたファンアート&クラフトを見て、お気に入りのものに投票するという恒例イベント。表彰式では個人的にお気に入りだった「チョコボファミリー」のほか、弁当にマンドラゴラをあしらった「Mandy Bento」、写実性が印象的なイラスト「ラテーヌ」などが入賞した

【スポンサーブース】
スポンサーブースでは、協賛メーカーの1社であるCOOLERMASTERがブースを構えていたが、驚いたのはスクウェア・エニックスの「ラストレムナント」の試遊台が設置されていたことだ。その隣には、スクウェア・エニックスメンバーズへの入会募集も行なっているなど、スクウェア・エニックスとしての活動も行なっていた

 さて、試遊コーナーについては、昨年に比べるとバリエーション自体は減ったが、台数そのものは増しており、試遊コーナーは絶えず多くの参加者で賑わっていた。今回は「モブリンメイズモンガー」用に66台、「The Swarm」用に36台、計102台のPCを参加者向けに用意し、多少の待ち時間で参加者全員がプレイできる環境が整えられていた。

 「モブリンメイズモンガー」は、メイズの作成にこだわっているパーティーはあまり見られず、いわゆるスカに相当するエレメンタルとバトルするパーティーの姿が目立った。戦いに勝利すると宝箱が出現し、開けると一定量の経験値とモブリンマーブルを獲得できる。「モブリンメイズモンガー」では、このモブリンマーブルという独自のポイントをためて、報酬と交換するというスタイルになるようだ。

 「The Swarm」は、「ヴァナフェス」とまったく同じ、ミシックウェポンを装備したキャラクタ6人によるチャレンジ。ただ、わずか5分というバトルタイムの短さが災いして、コツを掴む前に終わるというパーティーが目立っていたように感じられた。パーティーと個人、それぞれに対して成績が表示される機能がありながら、それを活かしていないのも惜しかった。ハイエンド装備による最高率のプレイとはいかなるものなのか見てみたいと思うのは私だけではないだろう。次回に期待したい。

【モブリンメイズモンガー】
イベント参加者のほぼ全員がプレイしたと思われる「モブリンメイズモンガー」の試遊コーナー。メイズにはほとんどカスタマイズを加えず、その結果、エレメンタルと戦うパーティーが多かった。ちなみにサウンドは、バトルサウンドだけでなく、3国のテーマといった非戦闘系のサウンドも含まれている

【The Swarm】
「ヴァナフェス」でも大いに盛り上がった「The Swarm」。多くのパーティーがチャレンジしたが、記録を計測していないのが残念だった


■ 発表内容は日本とほとんど同一。北米でもシャントット博士が人気

追加コンテンツについて概要を説明する田中氏。内容は日本で発表されたものとまったく同一だった
英語タイトルで告知されるとまた違った雰囲気。もっとも反応が良かったのはやはり「シャントット帝国の陰謀」だった
 今回のオープニングセレモニーは、今年もプロデューサー田中弘道氏の登場からスタートした。昨年はWindows版のウィンドウ表示対応というサプライズがあったが、今年は「ヴァナフェス2008」で発表された3本の追加シナリオを、北米ユーザー向けに改めて紹介するというものだった。

 内容的には「ヴァナフェス」とまったく同じで、残念ながら特に新情報と言えるようなものは提示されなかった。日本のユーザーからするとやや肩透かし感はぬぐえなかったが、客席の反応はオープニングでの発表と言うこともあり上々だった。ちなみにもっとも反応が大きかったのが「A Shantotto Ascension - The Legend Torn, Her Empire Born(邦題『シャントット帝国の陰謀』)」。追加シナリオのタイトルに“シャントット”の冠が付いているだけで、会場から大歓声がわき起こった。日米共に反応するツボは同じようである。

 田中氏に続いて壇上に上がったのは、プランナーの藤戸洋司氏。「ヴァナフェス」で「モブリンメイズモンガー」の担当者として概要を紹介してくれたが、今回も実機を使ってデモを行なってくれた。

 「モブリンメイズモンガー」は、メイズバウチャーとメイズルーンの組み合わせによるダンジョン作成と、冒険者が作成した“ダンジョン設計書”を元にモブリンが構築してくれたダンジョンにチャレンジするという大別して2つのフェイズに分かれている。

 今回はモンスターを撃破するという内容の「メイズバウチャー07」をベースに、デモや試遊が行なわれたが、はめ込むルーンの数や種類を変えることで、出現するモンスターが変わったり、敵の強さが変化したりなど、プレーヤー側が自由にダンジョンの難易度をチューニングできるところが決定的に新しい。サプライズとしては、バトルサウンドを自由に設定できることが発表された。

 一通り見た感じでは、「ナイズル島アサルト」を含む「アサルト」の発展系のバトルコンテンツという印象を持った。アサルトは一度クリアしてしまえば後はルーティンワークの繰り返しとなり、プロセスそのものは単調になってしまう。このため、冒険者の興味を引きつけるため、力業で膨大な数のバリエーションを用意することになっていた。「モブリンメイズモンガー」はその二の舞を防ぐために、プロシージャル的な発想を元に、一定のスケーラビリティを持たせ、ユーザー側で自由にダンジョンの中身をいじれるようにすることで、繰り返し楽しく遊べる仕様へと昇華させている。

 「ファイナルファンタジー XI」には、すでに「ナイズル島アサルト」を筆頭に優秀な大規模バトルコンテンツが多数実装されているが、「モブリンメイズモンガー」がそれらに変わる存在になりうるのかどうか、実装後のユーザーの反応が楽しみである。

 午後に行なわれたデベロッパーズパネルでは、「ヴァナフェス」で発表された内容のおさらいを中心に、踊り子のメリットポイントグループ2とAF2、そしてQ&Aコーナーではいくつかの新情報も披露された。詳しい内容については、別稿をお待ちいただきたい。

【コスチュームコンテスト】
今年も大盛り上がりだったコスチュームコンテスト。田中氏やSundi氏を審査員に迎えた由緒正しきオフィシャルイベントだが、入賞者はオーディエンスの声援の大きさで決まるというユニークなシステムを採用。セミファイナルあたりで、会場は怒号と歓声に包まれる。コスプレは女性有利といわれるが、今年は男性で12番の黒魔道士が優勝した。個人的にはウェディングドレス姿のコンパニオンのお姉さんが綺麗でした

【谷岡久美氏単独コンサート】
イベントのトリを飾ったのは谷岡久美氏の単独コンサートだった。残念ながら都合が付かずスターオニオンズでの演奏とはならなかったが、リーダーの水田氏はビデオメッセージで挨拶し、来年はコンサートを行なうことを北米ユーザーに約束した。谷岡氏は「ロンフォール」、ジ・タのテーマ、過去ロンフォールのテーマなど6曲を演奏。アンコールは自身の作品である「Awakening」、いわゆる闇王のテーマで締め、2年連続のスタンディングオベーションとなった

□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.com/jp/
□「ファイナルファンタジー XI」のホームページ
http://www.playonline.com/ff11/
□「FINAL FANTASY XI Fan Festival 2008」のホームページ
http://www.ffxifestival.com/
□関連情報
【2008年11月23日】スクエニ、「FF XI」のオフイベント「ヴァナフェス2008 in 後楽園」を開催
「戦慄! モグ祭りの夜」、「シャントット帝国の陰謀」など3本の追加コンテンツを発表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20081123/vanafes08.htm
【2008年11月23日】「ヴァナ★フェス2008」トークセッションレポート
「モブリンメイズモンガー」など新要素を多数発表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20081123/vanat.htm
【2007年11月17日】「FINAL FANTASY XI Fan Festival 2007」初日が開幕
既存ジョブの調整発表に大フィーバー、第3の盾は獣使いか!?
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071117/fanfes02.htm
【2007年11月17日】「ファイナルファンタジー XI」開発チーム特別インタビュー
「アルタナの神兵」開発構想からアップデートプラン、ジョブ調整まで全部聞いてみた
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071121/ff11dev.htm

(2008年12月7日)

[Reported by 中村聖司]



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