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バンダイナムコ、戦闘システムと登場キャラを公開
Wii「テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-」

2008年春 発売予定

価格:未定

 株式会社バンダイナムコゲームスは、2008年春に発売を予定しているWii用RPG「テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-」の最新情報を公開した。

 「テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-」は、2003年8月に発売されたニンテンドーゲームキューブ用RPG「テイルズ オブ シンフォニア」の続編となるタイトル。前作の主人公ロイドたちの活躍によって守られた世界から、2年後の世界を描いた作品となっている。

 「テイルズ オブ」シリーズと言えば、他のRPGタイトルでは見られない独自の戦闘システムが話題となるが、本作の戦闘システムは「テイルズ オブ ジ アビス」で採用された、FR-LMBS(フレックスレンジ-リニアモーションバトルシステム)を更に進化させたものになるという。戦闘は1人から最大4人までが参加することができる。

 また、新しい要素のひとつとして、エレメント(属性)の存在がある。エレメントは、画面左下にある円形のゲージで確認することができる。各色は8つのエレメントを表している(地、水、火、風、氷、雷、光、闇)。中央の大きなエレメントは、その「場」が持っている属性で、周りにある小さなエレメントは、パーティキャラクタや敵キャラクタが使った属性攻撃に応じて、どんどん入れ替わっていく。小さなエレメントは、中央にある大きなエレメントを変化させることができ、場の属性を変化させることができる。場の属性はバトル中に様々な影響を与えることができるという。

 気になる操作方法であるが、Wiiリモコンとヌンチャクを使ってプレイすることになる。基本的な操作は従来の「テイルズ オブ」シリーズと変らず、コントロールスティックでキャラクタを操作し、Aボタンで攻撃、Bボタンで術技などを使うために使用する。オーソドックスな操作方法に加え、Wii独自のシステムとして、おなじみの「術技ショートカット」(ボタンにパーティキャラクタ(自分含む)の術技を割り当て、メニューを開かなくても仲間にすぐ術技を使わせることができるシステム)をモーション操作で行なうことができる。ただし、ショートカット発動は十字キーでも行なうことができるので、無理にモーション操作でプレイすることはない。

【戦闘シーン】
広いバトルフィールド内を自由に走り回って戦うことができる。フリーラン状態のまま、攻撃を繰り出すこともできるので、テンポのよいバトルを楽しむことができる


 戦闘終了後、倒したモンスターを仲間にすることができる。仲間にできるモンスターは、仲間になるための素質を持ったタイプに限られ、その素質はモンスターごとに異なる。ただし、この素質は戦闘中、エミル達がとった行動や特殊な装備品等によって変化するという。素質を持ったモンスターを倒すと、「契約する」というコマンドが現われるので、これを選択すれば仲間になるが、「契約する」を選択しても失敗することもある。「契約」は、その時パーティが連れているモンスターの力を借りて強化することができ、強化を行なうと契約の成功率が高くなるようだ。逆に相性のよくないモンスターで契約強化を行なってしまうと、契約に失敗しやすくなる場合もある。

【モンスターとの契約】
「契約」が成功すれば、そのモンスターは仲間の一員として戦闘に参加させることができる。モンスターはそれぞれ独自の思考で行動するため、プレーヤーが操作することはできない(装備品・特技の設定、作戦の指示はできる)



【キャラクタ紹介】

■ リヒター・アーベント(Richter Abend)

『俺の足を引っ張るなよ。自分の身は自分で守れ。――フォローぐらいはしてやる』

 年齢:20歳
 性別:男性
 身長:180cm
 体重:75kg
 CV:浜田賢二

 ある目的のため、ラタトスク・コアを探して旅をしている青年。自らが虐げられて育ったため、他人を虐げるものを酷く憎む反面、虐げられておとなしくしている者も憎んでいる。度を超した皮肉屋で、目的のためには手段を選ばぬ苛烈な性格。

 コアを探す旅の中でエミルと出会い、その臆病な性格や受身な姿勢に苛立ちながらも、何かと世話を焼いてしまう。それには何か訳があるようだが……。



【メインキャラクタの関係性】

【エミルとマルタ】

マルタ・ルアルディ
 ある日、遠くで聞こえる謎の「魔物の声」に呼ばれている様な気がして、1人で街の外へ出たエミルは、不思議な少女マルタと出会う。マルタはエミルのことをなぜか知っているようだったが、エミル自身はマルタのことは少しも記憶になかった。

 内向的で臆病なエミルだったが、マルタが何者かに襲われているのを見て、何とか助けたいと願う。そして、エミルを呼んでいた声の主、「テネブラエ」の導きによって、「ラタトスクの騎士」として契約を結ぶことになる。

 「ラタトスクの騎士」となったエミルは、戦いの時だけ、それまでの臆病な性格から一変、残酷で苛烈な強さを持つ戦士として活躍することになる。それは、契約により「ラタトスク」の力がエミルに憑依するためである。

 マルタは、エミルが「ラタトスクの騎士」となったことをとても喜んだ。実は彼女の額には、ラタトスクのコア……すなわち、眠っている状態のラタトスクが埋まっており、エミルが「ラタトスクの騎士」となったということは、彼女を守る騎士となったも同然なのだった(正確には、マルタの額のラタトスク・コアを守る騎士、であるが)。

 色々と思い込みの激しいマルタに対し、マルタとの出会いを全く覚えていないエミルは戸惑い気味だったが成り行き上、ラタトスクの騎士としてマルタとマルタの額にあるコアを守ることになってしまったのだった。

【エミルとリヒター】

エミル・キャスタニエ
 ロイドを英雄として尊敬しているルインの人々とは対照的に、血の粛清のことでロイドを恨んでいるエミル。当然、叔父夫婦を含め、ルインの人々のエミルに対する態度は冷たいものだった。

 友達もできず、いつもひとりぼっちのエミルは、街のいじわるな子どもたちに何かと因縁をつけられ、いじめられていた。そんなある時、通りがかりにエミルを助けてくれたのが、リヒターである。

 いじめっ子を追い払ってくれたリヒターだったが、『いじめられてやり返しもせず、おとなしくしている』エミルに対しても厳しい言葉を残して立ち去るのだった。

 その後偶然から、二人は行動を共にすることになる。

 リヒターは、エミルのおどおどした態度に苛立ちながらも放っておけず、無知な彼に戦いの初歩を教えたり、何かと手助けをすることになる。

 とはいえ、いつも高圧的で、口を開けば辛辣な言葉ばかりのリヒター。そんなリヒターに、初めは縮こまるだけのエミルだったがその言葉の裏にある優しさに気付き、少しずつ感化されて、自らを変える努力をし始めるのだった。



【「テイルズ オブ シンフォニア」のキャラクタ達】
ロイド・アーヴィング コレット・ブルーネル ジーニアス・セイジ リフィル・セイジ
藤林しいな ゼロス・ワイルダー プレセア・コンバティール リーガル・ブライアン



【ストーリー概要】

 シルヴァラントとテセアラ。かつて天の意向により、二つに引き裂かれていた世界は、ロイドたちの活躍によって、あるべき姿を取り戻した。そして、遥か昔に滅んでしまった大樹カーラーンに代わり、新たな世界樹が誕生した。

 これが、神子コレットによる世界再生である。

 一つとなった世界は、新たな時代へ進みだそうとしていた。だが、世界が一つになったことで、新たな混乱ももたらされた。

 大陸の大移動によって、今までの世界地図は機能を失い、自然環境は大きく変化した。砂漠化した街に突然降る雪。枯れた湖。それは世界地図の変化による、自然環境変化の一環であると考えられた。しかし実は、それらは世界の統合とは別の要因によるものだったのである。

 その鍵を握るのは、かつての大樹カーラーンの精霊であった「ラタトスク」である。 ラタトスクは世界に大きな影響をもたらす存在なのだが、現在はなぜか眠りについた状態にあり、そのために自然界のバランスが乱れているのであった。

 また、自然環境だけでなく、そこに住む人々の間にも変化は訪れていた。かつて「繁栄世界」であったテセアラと、「衰退世界」であったシルヴァラント。明らかに文明レベルの違う二つの世界が、突然一つに混じり合ったため、衝突することも少なくない。テセアラの人々はシルヴァラントの人々を見下すようになり、シルヴァラントの人々は、そのような世界を生み出した「再生の神子」と、彼女を擁立するマーテル教会、そしてテセアラ人に対して反感を覚えるようになっていた。


 世界再生から二年。異常気象は未だ収まらず、人々の心に不安を植え付けていた。そんな世界で、とあるレジスタンス組織が勢力をのばし始めていた。その名は、シルヴァラント解放戦線「ヴァンガード」。反テセアラ、反マーテル教会を掲げ、虐げられたシルヴァラント人を守るために組織された団体である。

 当然のことながら、ヴァンガードとマーテル教会の対立は避けられなかった。そしてついに、大規模な衝突が起こってしまう。マーテル教会が「神子への反逆罪」の名目により、パルマコスタで集会を開いていたヴァンガードを、武力制圧したのだった。罪も無い人々が多くまきこまれ、パルマコスタは炎に包まれた。

 これが「血の粛清」であり、その首謀者は、マーテル教会のロイドとされている。



 また、2007年12月に行なわれたイベント「ジャンプフェスタ2008」にて、本作のテーマソングが「misono」さんが歌う「二人三脚」であることが明らかにされた。

(C) 藤島康介 (C) 2003-2008 NBGI
※画面は開発中のものです。

□バンダイナムコゲームスのホームページ
http://www.bandainamcogames.co.jp/
□バンダイナムコゲームスの家庭用製品公式サイト
http://www.bngi-channel.jp/
□テイルズチャンネルのページ
http://namco-ch.net/taleschannel/
□関連情報
【2007年12月22日】「ジャンプフェスタ2008」開幕。試遊台初出展となるタイトルも!!
人気タイトルは朝早くから来場者が殺到
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071222/jf.htm
【2007年8月6日】バンダイナムコゲームス、前作から2年後の世界を描いた
Wii「テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-(仮称)」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070806/tos.htm
【2007年7月20日】バンダイナムコゲームス、「テイルズ オブ」シリーズ
2007年度ラインナップ発表会を開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070720/tales.htm

(2008年1月7日)

[Reported by 志賀康紀]



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