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「ジャンプフェスタ2008」開幕。試遊台初出展となるタイトルも!!
人気タイトルは朝早くから来場者が殺到

12月22日、23日 開催

入場料:無料

会場:幕張メッセ

 株式会社集英社は、12月22日、23日の2日間、千葉・幕張メッセでゲームやアニメなどの展示会「ジャンプフェスタ2008」を開催している。開催時間は、9時から17時(最終入場は16時30分)までで、入場料は無料。

 「ジャンプフェスタ2008」は、幕張メッセの1ホールから8ホールまでをすべて使って実施。「週刊少年ジャンプ」、「Vジャンプ」、「ジャンプSQ.」のブースのみならず、ゲームメーカーブースも出展され、アニメやマンガのファンはもちろん、ゲームファンなど多くの人が会場を訪れている。

 ゲームメーカーの出展は、2ホールから7ホールまでとなっている。中でも4ホールから6ホールまでの展示ゾーンには、任天堂やソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEJ)、マイクロソフトといったプラットフォームホルダーをはじめ、スクウェア・エニックスやバンダイナムコゲームス、さらにはカプコンなどといった大手メーカーが名を連ね、ひときわ混雑していた。

 出展タイトルのほうは、さすがに「ジャンプフェスタ」というだけあり、ワンピースやナルト、ブリーチや家庭教師リボーンなどのマンガを題材としたものが数多く展示されていた。機種別に見てみると、やはりニンテンドーDS向けのソフトが圧倒的に多く、次いでWii、PSPといったところ。

 今年から、ゲーム情報を取り扱うメディアの取材が解禁されたということで会場に足を運んでみたが、ゲームショウなどと比較すると女性の姿が圧倒的に多い。おそらく5、6割の来場者が女性だったように思える。

■ 任天堂 Wii「大乱闘スマッシュブラザーズX」を大々的にアピール

 任天堂は、Wii用の新作ソフト「大乱闘スマッシュブラザーズX」の試遊コーナーを、ブースのほとんどのスペースを割いて設置。ブースのほぼ正面にあたる位置に、「大乱闘スマッシュブラザーズX」の体験希望者に整理券を配布する場所が設けられ、事前に時間の明記されている整理券を配布することで、混雑の緩和を図っていた。

 それでも整理券が配布されるエリアの周囲には、整理券待ちの来場者が長蛇の列を形成。13時頃には整理券の配布が終了するという大盛況振りを見せ、「スマッシュブラザーズ」シリーズ最新作の注目度の高さをしらしめた。

 「大乱闘スマッシュブラザーズX」の体験コーナーには、勝ち抜き対戦台が18台、フリー体験台が12台の合計で30台にも及ぶ試遊台が設置されている。勝ち抜き対戦台では、4人で対戦を行ない、最初に2勝した人が勝ち抜きとなり、続けてプレイすることができる。3回連続で勝ち抜いた人には、Wiiオリジナルバッグがプレゼントされる。

 Wii「大乱闘スマッシュブラザーズX」は、マリオ、ピカチュウ、カービィ、リンクといった任天堂の人気キャラクタたちが集結し、互いに相手をふっとばしあうアクションゲーム。ゲストキャラクタとして、KONAMIの「メタルギア」シリーズから伝説の傭兵「スネーク」が、セガの「ソニック」シリーズから音速の青いハリネズミ「ソニック」の参戦が明らかとなっている。2008年1月24日発売予定で、価格は6,800円。

ブースの8割程度のスペースを「大乱闘スマッシュブラザーズX」の試遊コーナーに割り当てていた。任天堂の同作に賭ける意気込みが伝わってくる

■ スクウェア・エニックス 「ディシディア FF」と「キングダム ハーツ358/2 Days」に注力

 スクウェア・エニックスブースに出展されている発売前のタイトルは、携帯電話向けのゲームアプリも含めて合計で9本。このうち、試遊台が設置されていたのはPSP「ディシディア ファイナルファンタジー」、DS「キングダム ハーツ 358/2 Days」、携帯電話用「ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還-」の3タイトル。残りのタイトルはすべて、オープンメガシアターやクローズドメガシアターでの映像出展のみ。

 映像出展のみとなったタイトルは、Wiiウェアサービス開始と同時に提供予定のWii「小さな王様と約束の国 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル」、発売日未定のPSP「キングダム ハーツ バース バイ スリープ」、配信開始日未定の携帯電話用「キングダム ハーツ コーデッド」、発売日未定のPS3/携帯電話用「ファブラ ノヴァ クリスタス ファイナルファンタジーXIII」、12月27日発売予定のPSP「スターオーシャン1 First Departure」、発売日未定のDS「フロントミッション 2089 ボーダー・オブ・マッドネス」の6タイトル。

 「ディシディア ファイナルファンタジー」と「キングダム ハーツ 358/2 Days」の2タイトルは、それぞれ大量の試遊台を設置。「ディシディア ファイナルファンタジー」が合計で46台、「キングダム ハーツ 358/2 Days」が47台の試遊台を投入したにも関わらず、いずれも9時過ぎの段階で入場規制がかかるほどの大盛況となった。

 PSP「ディシディア ファイナルファンタジー」は、「ファイナルファンタジー」の生誕20周年を記念して発売されるアクションゲーム。「FF」シリーズのキャラクタたちによる対決が繰り広げられるほか、調和の神「コスモス」と混沌の神「カオス」に導かれた戦士たちの物語が展開される。発売日、価格共に未定。

 DS「キングダム ハーツ 358/2 Days」は、「キングダム ハーツ」シリーズの最新作として発売される3タイトルのうちの1つ。各ディズニーワールドを巡るシングルプレイモードのほか、DSの通信機能を利用したマルチプレイモードも搭載している。発売日、価格共に未定。

 またブース内に設置されたステージ上で、AC「ドラゴンクエスト モンスター バトルロード」の王者決定戦が開催された。王者決定戦には、全国8カ所で行なわれた「代表勇者決定戦」を勝ち抜いた小学生8名が参戦。初戦から、手に汗握る攻防が展開されるハイレベルな戦いが繰り広げられた。そんな中見事、初代王者に輝いたのは関東甲信越(東京)代表のさくまたくひろ選手となった。なお初代王者のパーティ構成は、ミミック、きめんどうし、ドラキーマ。

「ディシディア ファイナルファンタジー」コーナー。シングルプレイ台を38台、対戦台を8台設置。一応、体験版のエンディングは用意されているが、15分程度経過するまでは繰り返しプレイできるという 「キングダム ハーツ 358/2 Days」コーナーには、シングルプレイ台を35台、マルチプレイ台を4台×3組の計12台設置。ミッションをクリアするか、15分経過すると交代 初代王者となったさくまたくひろ選手。スペシャルカードの使い方が上手かったとは司会者の弁

バンダイナムコゲームス/バンダイ 「テイルズ」シリーズと「ドラゴンボール」シリーズが大人気

 バンダイナムコゲームスとバンダイは、合同でブースを展開。「ジャンプフェスタ2008」に出展したゲームメーカーの中では、スクウェア・エニックスと並ぶ規模のブースとなった。出展されたゲームも合計で13タイトルと豊富で、PS2とWii、そしてDSの作品が半数以上を占めている。その中で発売前のタイトルは7本。うち、4タイトルの試遊台が設置されている。

 このほかにも、「テイルズ」シリーズの原画・関連商品が展示されているスペースがあり、ステージ上では出展タイトルに関するイベントが声優さんなどをゲストに迎えて実施されている。12月22日に行なわれた「テイルズ オブ イノセンス」のステージイベントでは、通路を塞ぐほどの来場者が集まり、声優さんによる生アフレコなどを楽しんでいた。

 試遊台が設置されているのは、PS3/Xbox 360「ドラゴンボールZ バーストリミット」、DS「デジモン チャンピオンシップ」、PS2「テイルズ オブ デスティニー ディレクターズカット」、Wii「テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-」の4本。試遊台の数は、「ドラゴンボールZ バーストリミット」が4台、「デジモン チャンピオンシップ」が3台、「テイルズ オブ デスティニー ディレクターズカット」が8台、「テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-」が6台となっている。

 映像出展のみのタイトルは、2008年夏発売予定のWii「ワンピース アンリミテッドクルーズ ep.1/ep.2」、2008年春発売予定のDS「Dr.スランプ アラレちゃん」、2008年初頭発売予定のPSP「テイルズ オブ リバース」の3本。

 Wii「テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-」は、前作の主人公「ロイド」たちの活躍した2年後の世界を描写。「テイルズ オブ シンフォニア」と同じ舞台で、マルタを守るために“ラタトスクの騎士”となった「エミル」と、大樹が暴走したことにより母親を失った少女「マルタ」が冒険を繰り広げる。2008年春発売予定で、価格は未定。

「ドラゴンボールZ バーストリミット」の試遊台では、CPUとの対戦を楽しめる。1プレイ交代。2008年発売予定 「デジモンチャンピオンシップ」は、10分交代制で試遊が進められる。2008年2月14日発売予定。
「テイルズ オブ デスティニー ディレクターズカット」は1プレイで交代。比較的空いているようで、待ち時間は20分程度だった 「テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-」コーナー。収録されているクエストをクリアしたら交代。1プレイ約15分

■ カプコン 「ロザリオとバンパイア 七夕のミス陽海学園」を展示会初披露

「ロザリオとバンパイア 七夕のミス陽海学園」の試遊台では、体験版の最後にいるボスを倒すとプレイ終了
 カプコンは、コンシューマハード向けのゲームとしてDS「ロザリオとバンパイア 七夕のミス陽海学園」とPS3/Xbox 360「デビル メイ クライ 4」を出展。また、TCGで「モンスターハンター・トレーディングカードゲーム」が展示されている。さらにブース内のステージでは、出展タイトル関連のイベントに加え、PSP「モンスターハンターポータブル 2nd G」の最新情報が公開されるスペシャルステージも実施されている。

 試遊台の数は、「ロザリオとバンパイア 七夕のミス陽海学園」が10台で、「デビル メイ クライ 4」が6台。10時頃の段階で、「ロザリオとバンパイア 七夕のミス陽海学園」は1時間弱程度、「デビル メイ クライ 4」のほうは100分前後の待ち時間となっていた。

 DS「ロザリオとバンパイア 七夕のミス陽海学園」は、11月に集英社より新創刊された雑誌「ジャンプSQ.(スクエア)」で連載中の学園ラブコメディ「ロザリオとバンパイア」を題材とした作品。主人公、青野月音(あおのつくね)と、見た目は可愛いけど正体は「妖(あやし)」というヒロインたちがラブコメを展開する。2008年3月20日発売予定で、価格は5,040円。


■ SCEJ 「ブリーチ」シリーズメインのブース展開

 SCEJのブースは、ゲームショウと比べるとはるかに小さい規模で展開。発売前のタイトルとしては、発売日未定のPSP「BLEACH ~ヒート・ザ・ソウル5~」が出展されていたが、残念ながら映像のみだった。

 SCEJブースでスペースを割かれていたのは、発売中の「ブリーチ」シリーズの試遊台のほか、原作「ブリーチ」関連のイベントが行なわれるステージ。いずれも多くの人でごった返していたが、特にすごかったのはステージイベントで、やや広めにとられている通路を埋め尽くすほどのファンたちが集まっていた。

■ セガ 「ファンタシースターポータブル」の試遊台を初展示

 セガの出展している発売前のタイトルは、DS「BLEACH The 3rd Phantom」とPSP「ファンタシースターポータブル」の2本。それぞれ「BLEACH The 3rd Phantom」が10台、「ファンタシースターポータブル」が8台の試遊台が設置されている。

 PSP「ファンタシースターポータブル」は、ファンから根強い人気を誇る「ファンタシースターユニバース」の移植作。新たな要素として、ストーリーやゲームシステム、さらにキャラクタなどが追加される。PSPの通信機能を利用して、最大4人まで同時にプレイを楽しめる。2008年発売予定で、価格は未定。

「BLEACH The 3rd Phantom」の体験版は、ジャンプフェスタ用の特別バージョン。収録されているミッションをクリアすると交代となる。2008年春発売予定 「ファンタシースターポータブル」の試遊台では、4人でのマルチプレイを楽しめる。4人のうちには、操作説明などを行なうスタッフが1名含まれる。ミッションをクリアすると交代

■ マーベラスエンターテイメント、ミュージカル「テニスの王子様」スペシャルステージにファンが殺到

 マーベラスエンターテイメントは、ブースの大半をイベントを行なうステージに費やし、「家庭教師ヒットマンリボーン」や「テニスの王子様」のイベントを開催していた。中でもミュージカル「テニスの王子様」スペシャルステージにファンが殺到。多くのファンが詰めかけた。発売前のゲームは、ブースの一角でWii「家庭教師ヒットマン REBORN! ドリームハイパーバトル! Wii」とDS「ルミナスアーク2 ウィル」の2本が出展されている。

 DS「ルミナスアーク2 ウィル」は、今年2月に発売されたDS用「ルミナスアーク」の続編。前作からの主な変更点は、シナリオ分岐の増加や戦闘時に複数の勝利条件が用意されるところ。声優陣による声やアニメーションによる演出にも要注目。2008年春発売予定で、価格は未定。

「家庭教師ヒットマン REBORN! ドリームハイパーバトル! Wii」1バトル終了もしくは、15分ほど経過すると交代。バトルがあまりにも早く終了した場合は、もう一度プレイできる。2008年1月10日発売予定 「ルミナスアーク2 ウィル」コーナー。ステージの最後にいる敵を倒したら交代

■ タカラトミー、隠し玉としてDS用ソフト2本をお披露目

 タカラトミーは、同社の「ジャンプフェスタ2008」特設サイトで公開していないタイトルを2本出展。気になるタイトルは、DS「家庭教師ヒットマンREBORN! ボンゴレ式 対戦バトルすごろく」と、DS「家庭教師ヒットマンREBORN! フェイトオブヒート 炎の運命(さだめ)」で、「家庭教師ヒットマンREBORN! フェイトオブヒート 炎の運命(さだめ)」のほうは、試遊台も3台設置されていた。

 上記以外にも、Wii「チョロQ Wii」とDS「NARUTO -ナルト- 疾風伝 大乱戦! 影分身絵巻」の試遊台を、それぞれ「チョロQ Wii」は1台、「NARUTO -ナルト- 疾風伝 大乱戦! 影分身絵巻」は8台展示している。

 DS「家庭教師ヒットマンREBORN! ボンゴレ式 対戦バトルすごろく」は、原作でお馴染みの並盛町をはじめとしたさまざまな舞台で、ツナたちがすごろくバトルを繰り広げる作品。対戦中には、トラップを仕掛けたり、必殺技を使うことができる。2008年春発売予定で、価格は未定。

 DS「家庭教師ヒットマンREBORN! フェイトオブヒート 炎の運命(さだめ)」は、「家庭教師ヒットマンREBORN!」シリーズ初のRPG。原作で語られているストーリーを追体験できるほか、本作だけのオリジナルストーリーも収録されている。2008年春発売予定で、価格は未定。

「家庭教師ヒットマンREBORN! フェイトオブヒート 炎の運命(さだめ)」の試遊台は1プレイ交代 「チョロQ Wii」コーナー。2P対戦でコースを1周したら交代。相手が居ない場合は、スタッフが相手をしてくれる。今冬発売予定 「NARUTO -ナルト- 疾風伝 大乱戦! 影分身絵巻」コーナー。シングルプレイ台(4台)は5分交代の総入れ替え制。通信対戦台(4台)では1回対戦したら交代。2008年2月14日発売予定

■ そのほかの出展メーカー

【マイクロソフト】【ハドソン】
「ブルードラゴン」、「PGR 4 -プロジェクト ゴッサム レーシング 4-」、「あつまれ! ピニャータ ~レッツ☆パーティー~」の3タイトルの試遊台を出展。発売前のタイトルは展示されていなかったが、それでも終始40分待ちの列ができるほど人気を集めていた。試遊台の数は、「ブルードラゴン」が8台、「PGR 4 -プロジェクト ゴッサム レーシング 4-」と「あつまれ! ピニャータ ~レッツ☆パーティー~」が各6台ずつ 発売前のタイトルとしてWii「DECA SPORTA」の試遊台を6台設置。製品版に収録される10種目のうち、「ビーチバレー」、「フィギュアスケート」、「スノーボードクロス」、「バドミントン」、「アーチェリー」の5種目の中から、好きな種目を選んでプレイできる。約10分で交代


□集英社のホームページ
http://www.shueisha.co.jp/
□「ジャンプフェスタ2008」のページ
http://www.jumpfesta.com/

(2007年12月22日)

[Reported by 中野信二]



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