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3月オープンβテスト開始予定
■ 日本オリジナルのビジネスモデルで展開を果たすオンラインボードゲーム
同作は台湾ではすでに正式サービスがはじまっているが、ビジネスモデルは1プレイごとにあらかじめ購入したゲーム内通貨を支払う従量課金制を採用している。台湾らしいのは、ゲーム内通貨を現金で購入するところ。しかも、プレイ料金として支払うわけではなくそのゲームの掛け金として使われ、勝てば総取りという荒っぽいビジネスモデルを採用している。 これは言うまでもなく日本では刑法第23条賭博罪の適用を受ける賭博行為に該当するため、日本サービスではゲーム内通貨と現金は完全に切り離され、基本プレイ無料のアイテム課金でサービスが行なわれる見込みだ。台湾ではその特異なレギュレーションからどちらかというとアダルト向けの賭博ゲームになってしまっているが、日本ではクリーンなカジュアルゲームとしてスタートすることになる。 「ネットdeすごろく す~ぱぁ★リッチ」の基本的なゲーム展開は、順番にサイコロを振り、止まったマスの土地を獲得し、建物を建てたりして資産を増やし、相手の破産あるいは一定の資産を得ることで勝利となる。1プレイは20分前後を想定。短い時間でプレイできるカジュアルゲームだ。 ゲームモードは、相手の破産を目的としたベーシックモード、ターン数限定で資産を競うスピードモード、クライマックスを迎えた状態からスタートするエキサイティングモード、2対2のチームバトルが楽しめるチームバトルモードの4種類。2人から最大5人で対戦することができる。 基本的なゲーム展開は、サイコロによるランダム要素の強いバトルになるが、それにプレーヤーが直接介入する要素がカードだ。カードは6枚まで所持でき、特定のマスで拾ったり、カード屋で購入することで手に入れることができる。また、特定の条件で絶大な効果をもたらす一部のカードについては、課金アイテムとして販売される予定となっている。 戦いの場となるステージは、東京、台北、上海、バリ島など実際の風景を模したコミカルな舞台が複数用意されている。主人公は、女の子、社長、秘書の3名。そのほかにもDJ、ナース、アイドルといった追加キャラクタを順次課金アイテムとして販売することを予定しているという。 キャラクタは、幼児用ブロックのようなビジュアルのコマで表現され、跳びはねながら各マスを移動していく。アバターとしては非常にシンプルなビジュアルだが、アバター販売的な要素も現在検討中だという。
今回17日より実施されるクローズドβテストは、ゲームバランスの調整や負荷テストを目的に実施される。プレイのモチベーションとなる勝利の報酬や、継続性の部分、アイテム課金の商品など、まだ不透明な部分についてはユーザーの反応を見ながら調整していく方針としている。オンラインボードゲームはまだまだ少ないだけに、ボードゲームファンは一度試してみてはいかがだろうか。
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□ガマニアのホームページ (2007年1月12日) [Reported by 中村聖司]
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