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東京ゲームショウ2006レポート

ガマニアブースレポート
オリジナルタイトルを強くアピール
日台のスタッフの協力により新しいゲームを生み出す

9月22日~24日 開催(22日はビジネスデイ)

会場:幕張メッセ

入場料:当日1,200円、前売1,000円
    小学生以下無料



 ガマニアデジタルエンターテイメントは、同社のイメージカラーであるオレンジと白のはっきりしたコントラストでブースを構成、強く存在感をアピールしていた。ブースでは、「仙魔道」、「Bright Shadow」、「ネット de すごろく すーぱあ★リッチ」そして「飛天Online」、「ホリービースト」の5タイトルを、多数の試遊台でユーザーにアピールしていた。

 各タイトルの出展方法や、ブースの構成は、「デベロッパーとしてのガマニア」という今後の方向性を大きくアピールしていた。さらに、日本でのガマニアのグループとしての役割といった部分も見えてきた。ブース、各タイトルの紹介と共に、ガマニアならではのユーザーへのアプローチを紹介したい。


■ 日本のユーザーへアピールするために行なうガマニアのアプローチ

各タイトルをアピール。「Bright Shadow」は低年齢層のユーザーの人気が高かった
Gamania CEO Albert Liu氏は会場での台湾メディア向け発表会に登壇。日本や韓国に台湾のコンテンツをアピールしたいと語った
 ガマニアは、これから展開する「ホリービースト」、そして正式サービス中である 「飛天Online」は1台ずつの試遊台のみを設置、「仙魔道」、「Bright Shadow」、「ネット de すごろく すーぱあ★リッチ」を注力していた。前の2つのタイトルがパブリッシングタイトルであるのに対し、後ろの3つは台湾Gamaniaが制作するタイトルなのである。今回の出展方法は、「デベロッパーとしてのガマニア」をアピールするためだという。

 Gamaniaはオンラインゲームパブリッシャーとして台湾で大きな存在であるが、「オリジナルタイトルを作り出したい」というのは、会社設立当初からの目標だった。現在まだ「ネット de すごろく すーぱあ★リッチ」以外のタイトルは稼働していないが、いよいよ具体的な展開を見せてくれそうである。今回の試遊台は全タイトル日本語化がされていたが、「仙魔道」、「Bright Shadow」はゲームそのものがまだこれからのため、日本でのサービスももう少しかかるようだ。

 日本のガマニアもまたユニークなアプローチをしているメーカーだ。「ホリービースト」、「飛天Online」といったパブリッシングタイトルはどちらも「1から作り直すような気持ち」で日本側から積極的に意見をして、台湾でサービスされている作品とはまったく違う、独自の方向性を生み出そうとしている。

 ガマニアは日本でのゲーム開発に関わった経歴を持つスタッフを起用し、「日本のゲーム開発者」の視点で、デベロッパーにゲームの目指す方向性やバランス、そして日本のユーザーの要望に応えるゲームのクオリティを作り出すため、意見を出している。そうすることでコンテンツ自体の力を更に増すことができる。いわば日・台合作ともいえるコンテンツ開発を目指している。

 台湾Gamaniaのオリジナルタイトルは、パブリッシングタイトル以上に日本のガマニアの意見が活用されている。企画の段階から日本がマニアの意見が開発スタッフに取り入れられ、日本が積み重ね、追求してきた「ゲームの方法論」を追求している。新タイトルは日本のユーザー獲得も最初から大きな目標として設定されているという。

 現在の所、「ホリービースト」と「飛天Online」は日本ガマニアの提示する「日本向けゲームとしてのあり方」という部分が見えていない、と感じる部分もある。1つのコンテンツを新しい価値観と共に見直し、再構築をするということは、長い時間が掛かるのもわかる。しかし、結果として、方向性の定まっていないコンテンツをサービスしてしまっているという状況があるようにも感じる。日本ガマニアの働きかけがどのようなゲームを生み出していくのか、結果が見えてくるのはこれからであろう。新しいコラボレーション作品に期待したい。

会場には多数の試遊台が設置され、さらにお笑い芸人のねこひろし氏が登場するなどさまざまなイベントが催されていた


■ 台湾Gamaniaが開発する、3つのオリジナルコンテンツ

●「仙魔道」

 善(仙)と魔が争う、大規模なRvRをテーマにしたMMORPG。サービス開始時期、課金形態は未定。プレーヤーはいくつものクエストを経ることで、善か悪どちらかの軍勢に所属することになる。それぞれの勢力に所属したキャラクタは大きな光を背負う。禍々しいオーラや、仏像のような光が背中に現われ、プレーヤーがどちらに所属しているかすぐにわかるようになっている。

 この光はプレーヤーの傾向が強まることで更に大きく、派手になる。さらにこの光は、戦闘を繰り返すと溜まる活力ゲージを消費することで一定時間強まり、キャラクタの力を何倍にも引き上げる。PvPや狩りでどう使っていくかが鍵となるシステムだ。

 この他にも、嫌疑や魔法のエフェクトが非常に派手で、ビジュアル面でのスタッフのこだわりが見て取れる。全体的には非常に硬派だが、カエルの着ぐるみなどのユニークなアイテムも登場する。システム面では数百人のプレーヤーが入り乱れるような大規模戦闘を目指して試行錯誤を行なっているという。

【仙魔道】
ハードな雰囲気と、派手なエフェクトが特徴のMMORPG。大規模戦闘に対して強い意欲を見せているタイトルだ。また、巨大なモンスターとの戦いも目玉の1つである

●「Bright Shadow」

 さまざまな文明を持った人々が時には対立し、時には協力するという世界を持つMMORPGである。サービス開始時期、課金形態は未定。デザイン的には東洋と西洋の文化が混じり合う、騎士の甲冑姿のキャラクタと優美な着物をまとったキャラクタが並び立つような世界観だ。融合しているのではなく、異なる文明がせめぎ合っているような「違和感」が独特のテイストを与えている。

 ゲームでは「霊気(Bright Shadow)」が重要な役割を持つ。モンスターを倒すとしたいから光が立ち上り、プレーヤーの体に吸収されていく。これが「霊気」である。ビジュアル的には「鬼武者」シリーズの魂を思わせる描写だ。この霊気はスキルのレベルアップやスキルの消費ポイントにも使われる。

 ユニークな霊気の使い方としては「変身」が挙げられる。本作にはさまざまな変身スキルがあり、移動速度が上がる変わりに攻撃ができなくなる「九尾の狐」や強力な攻撃ができる悪魔の姿や、飛躍的に防御力の上がる石の巨人などに変身できる。これらの変身は更に増えるという。全体的にモンスターが非常にかわいらしく、デザイン面でも話題を集めそうな作品である。

【Bright Shadow】
西洋と東洋、科学文明とファンタジーが混在するユニークな世界観を持った作品。かわいらしいキャラクタデザインは台湾では特に人気が高いという。日本のユーザーからも注目を集めそうだ

●「ネット de すごろく すーぱあ★リッチ」

 「ネット de すごろく すーぱあ★リッチ」は「モノポリー」を思わせるマップの中の土地を購入し、建物を建てて通行料を徴収するというオンラインボードゲームだ。台湾ではサービス中であり、日本でも年内サービスを予定している。課金方式は未定だ。

 最大4人で対戦可能で、マップは比較的狭く、短時間でプレイできる。相手との駆け引きや、どの土地に注力するかなど戦略性が要求される作品である。また、ゲーム内では相手の順番をとばしたり、直接資産を奪うといったカードがあり、更に深い戦略性をもたらしている。

 ガマニアが提示するのは、「2vs2」のプレイである。チームを組んで協力、連携することでさらなる駆け引きが生まれる。仲間の足を引っ張らないように気をつけて、敵チームと戦う感触は、個人戦とはまったく違うものになるという。

【ネット de すごろく すーぱあ★リッチ】
年末にはサービスを予定しているオンラインボードゲーム。プレーヤー達がどんな対戦を行なっていくか楽しみだ。会場では、年齢の高いユーザーもゲームを楽しんでいた

【飛天オンライン】
「飛天オンライン」のイベントでは、ルービックキューブを特訓したというディレクターの大久保 岐信氏に挑戦するイベントが開催され、更にアップデート計画が発表された。より高レベルプレーヤー向けのフィールド、「迷霧の森」がオープンし、更にペットの種類も追加されるという

□CESAのホームページ
http://www.cesa.or.jp/
□「東京ゲームショウ2006」のページ
http://tgs.cesa.or.jp/
□ガマニアのホームページ
http://www.gamania.co.jp/

(2006年9月24日)

[Reported by 勝田哲也]



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