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「東京国際アニメフェア2006」開幕
バンダイがXbox 360「ゼーガペイン」などを出展
コナミは「ときメモ」アニメ化を発表

3月23日~26日 開催(一般公開日は25日と26日)

当日入場料:1,000円(大人)、500円(中高生)

会場:東京ビッグサイト 東1~3ホール他

 東京都とアニメ関連企業、団体が中心となり、アニメ産業を国内外にアピールする場として開催される展示会「東京国際アニメフェア2006」が3月23日に開幕した。会期は3月26日までだが、23日と24日はビジネスデーで関係者しか入場できない。一般公開は25日と26日の2日間で、各種ステージイベントなどが多数予定されている。当日入場券の大人は1,000円、中高生は500円、小学生以下および65歳以上は無料。

 5回目を迎える「東京国際アニメフェア」は、入場者の増加と共に年々、規模を拡大しており、昨年は東1・2ホールだったものが、今年は東3ホールも追加されている。また、グッズ販売専門のコーナー「アニメバザール」や、アニメソングのライブイベント「東京アニソンフェスティバル」とのタイアップなど、新しい試みもされている。

 会場にはアニメ制作スタジオのほか、テレビ局やパブリッシャー、関連グッズメーカーなどが出展しており、ビジネスデーの今日は国内だけではなく、海外からのバイヤーが直接交渉する姿が多く見られた。

 ゲーム関連では、バンダイナムコグループ(サンライズ、ナムコ、バンダイ、バンダイネットワークス、バンダイビジュアル、バンプレスト)として大規模な出展をしているのが目立つが、ほかにも新世紀エヴァンゲリオン10thブース(ガイナックスやブロッコリー、キッズステーションなどが、新作の試遊台を設置していた。コナミはゲームソフトは出展していないものの、「ときめきメモリアルONLINE」のアニメ化を発表された。


■ 多数のゲーム関連タイトルが出展されたバンダイナムコグループ

 バンダイグループは従来からゲームとアニメのメディアミックスを積極的に展開しており、ゲーム関係の出展が多いのが特徴だが、今年からはナムコも加わったことでより一層ゲーム色の強いブースとなった印象。

 メイン入口から入ってすぐのところにあるため、まず目に入ってくるのが4月から放送開始されるアニメ「ゼーガペイン」。主人公の少年が異世界での巨大ロボットの戦いに巻き込まれるというロボットアニメ。この作品はXbox 360でのゲーム化が決定しており、タイトルは「ゼーガペイン XOR」。2006年夏発売予定で、価格は6,800円。

 会場には試遊台が3台設置されており、最初の戦闘シーンが体験できる。ゲームシステムは、自機を後方から見る視点のアクション・シューティングで、近接攻撃、遠距離攻撃(ボタン長押しでホーミング)、スキル攻撃のほかに防御もある。試遊台では序盤のみだったものの、Xbox 360の性能を生かし、かなりのスピード感を感じられただけに、完成が楽しみな作品だ。

 ナムコブースでは、昨日発表されたばかりのアニメ版「ドルアーガの塔」に合わせて、アニメ制作を担当する株式会社GDHの代表取締役社長の石川真一郎氏と、スーパーバイザーの遠藤雅伸氏による対談の模様を上映していた。

 バンダイブースでは、5月11日発売予定のPS2「エウレカ7 NEW VISION」をはじめ、3月30日発売予定のPS2「IGPX」、6月発売予定のニンテンドーDS「デジモンストーリー」など、アニメからゲーム化された作品、または、アニメ化されたタイトルの試遊台が設置されている。

サイバーな雰囲気を漂わせる「ゼーガペイン」 Xbox 360の試遊台を3台設置。戦闘シーンが体験できる その反対側には「太鼓の達人 わいわいハッピー! 六代目」
細長いナムコブースの中には同社ゲームタイトルを原作とするアニメのムービーなどが上映されている 「ドルアーガの塔」アニメ化とオンラインゲーム化決定の告知 GDHの石川氏とスーパーバイザーの遠藤氏によるスペシャル対談の映像も流された
DS「デジモンストーリー」は6月発売予定 カードダス「デジタルモンスター」は参考出品のみでプレイは不可 PS2「エウレカ7 NEW VISION」の試遊台



■ そのほかのブース

 ガイナックスでは、「新世紀エヴァンゲリオン」の10周年を記念して、同作に絞ったブースを出展。このブースでは同作をモチーフにしたゲーム作品も出展されており、4月27日にバンダイから発売予定のPSP「新世紀エヴァンゲリオン2 造られしセカイ~another cases~」の試遊台をはじめ、3月30日発売予定のPS2「鋼鉄のガールフレンド 特別編」などの試遊台が設置されていた。

 ブロッコリーブースでは、PS2「ギャラクシーエンジェルII ~絶対領域の扉~」の試遊台を設置。戦闘シーンのみのバージョンだが、前作から戦闘シーンがいかに進化したかを体感できる。

 キッズステーションブースでは、6月22日発売予定のPS2「学園アリス ~きらきら★メモリーキッス~」が設置されている。

「新世紀エヴァンゲリオン 10th」ブースには新旧ゲーム作品の試遊台を設置
PS2「ギャラクシーエンジェルII」の試遊台が設置されたブロッコリーブース PS2「学園アリス ~きらきら★メモリーキッス~」はストーリーの一部またはミニゲームがプレイ可能



■ 「ときめきメモリアル」アニメ化決定

コナミは4タイトルのアニメ作品の発表をステージで行なった
アニメ版「ときめきメモリアル」の監督を務める高本氏
 コナミは初日のステージイベントで、「ときめきメモリアル」、「セイントオクトーバー」、「スカイガールズ」、おとぎ銃士 赤ずきん」の4タイトルのアニメ化を発表した。

 このうち、アニメ版「ときめきメモリアル」は、「ときめきメモリアルONLINE」の世界観をベースにしたオリジナル作品で、天宮小百合、春日つかさ、弥生水奈の3人のヒロインを中心にストーリーが展開する。監督は高本宣弘氏、脚本は渡辺陽氏、キャラクタデザイン・作画監督に中原清隆氏、監修にメタルユーキ氏、制作はAIC ASTAが担当する。

 発表会に出席した監督の高本氏はアニメ版について、「『ときめきメモリアルONLINE』と連動したものになっています。普通の学園ものに見えますが、実際にはコミカルで楽しい内容になっているので、楽しみにしていてください」と意気込みを語った。

 また、同作をプロデュースするコナミの熊坂省吾氏は、「『ときめきメモリアルONLINE』をプレイしている人にはアニメを見て楽しんでもらえるように、ゲームをしていない人はアニメを見てゲームをプレイしたくなるような作品を目指して企画・制作をしています」とゲームとの相乗効果への期待をうかがわせた。

 放送開始時期は2006年度内の予定。

天宮小百合 春日つかさ 弥生水奈


□東京国際アニメフェア2006のホームページ
http://www.taf.metro.tokyo.jp/
□関連情報
【2005年3月31日】「東京国際アニメフェア2005」開幕
バンプレストがAC「機動戦士ガンダム0079カードビルダー」などを出展!!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050331/tiaf.htm
【2004年3月26日】「東京国際アニメフェア2004」開催。コナミ、ナムコなどゲーム関連企業も出展
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040326/taf.htm
【2003年3月21日】古今東西のアニメを満喫「東京国際アニメフェア2003」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030321/ani.htm
【2002年2月15日】「新世紀東京国際アニメフェア21」開幕。DC「機動戦士ガンダム 連邦 VS. ジオン&DX」がプレイアブルで出展
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020215/taf.htm

(2006年3月23日)

[Reported by 滝沢修]



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