【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

古今東西のアニメを満喫「東京国際アニメフェア2003」

3月21日~22日 一般公開

場所:東京ビッグサイト

開場と同時にたくさんの人が目的のブースへと急ぐ
 3月19日から関係者に開催されていた「東京国際アニメフェア2003」が21日より一般公開となった。9:30の開場と同時に各物販ブースには限定グッズを求めて瞬く間に行列ができ、会場は高揚した雰囲気。さらに親の手を引いた子供がお気に入りのキャラクタを求めて探し回るという感じで、大盛況となった。

 テレビで現在放送されている「明日のナージャ」や「ガンダムSEED」といった最新作のアニメから、これから放映される作品、さらにOVAや過去の名作が各ブースのモニターから流れ、そこかしこに人だかりができた。「明日のジョー」の一場面に、思わず立ち止まってしまい、子供に手を引かれ我に返るお父さんなど、世代を越えた楽しさを感じさせられた。

 ゲーム関連では、コナミが物販ブースの他に「ときめきメモリアル3」、「アヌビス ZONE OF THE ENDERS」といったプレイステーション 2タイトルの試遊台を設置、また恒例のときメモキャラのフィギュアのほかに、「メタルギアソリッド」の主人公スネークのフィギュアや、メタルギアのフィギュア、設定資料などが来場者をたのしまさせてくれた。

 「やるドラ」シリーズや、「サクラ大戦」のアニメーション部分などの制作を担当しているプロダクションI.Gでは、映像出展のほかに設定資料も公開。さらにアーティストの浜田省吾が音と色彩を失った異世界を、コンサートツアーで救っていくというPS2「OVER THE MONOCHROME RAINBOW featuring SHOGO HAMADA」の試遊台を設置している。

 スタジオぴえろのブースには、バンダイのPS2「NARUTO -ナルト-(仮称)」、ワンダースワンカラー「NARUTO-ナルト-~木ノ葉忍法帖~」、トミーのGC「NARUTO-ナルト-激闘忍者大戦!」、GBA「NARUTO-ナルト- のアクション(仮)」といったゲームが楽しめる試遊台が設置されている。グッズの販売では「幽々白書」など、最新の作品以外のグッズも出展されていた。

 タカラは2003年に発売予定の「トランスフォーマー」のPS2のゲームを映像出展、アルケミストはDC「Princess Holiday ~転がるりんご亭千夜一夜~」、アイデアファクトリーはPS2「ジェネレーションカオス3」を映像出展している。

 また東映アニメーションのブースでは「東風荘」のシステムを使ったWindows版「勝負師伝説 哲也@東風荘」を参考出展、オフラインながら四人打ち麻雀が楽しめる。

 ナムコは「テイルズ」シリーズOVAやグッズを紹介。またWOWOWブースではアーケードゲーム「魔斬」を出展している。

    当初「ナムコのアーケード『獣兵衛忍法帖 龍宝玉編』としておりましたが、「魔斬」の誤りでした。ご迷惑をおかけしました関係者の皆様にお詫びして訂正いたします

 バンダイはワンダースワンカラー「ガンダムSEED」の試遊台を設置、その他にまもなく発売となるホバー走行をしているように動き回る (実はタイヤ走行だが) 「R/C TECH ROID MS-09ドム」や、人気の「クラッシュギア」などさわって楽しめるものを多く出展していた。

 他にもさまざまなキャラクタのグッズを購入でき、多くの資料を見ることができる。また海外のアニメや制作のための画材、クレイアニメの実演というようにアニメーションそのものを学ぶこともできる。特に「アニメテクニックの世界展」では、アニメーションの……特に日本における“歴史”を見ることができ、懐かしさや先人たちの知恵、技術の進歩に感嘆させられることとなるだろう。

 
おなじみとなったキャラクタたちがファンを出迎えるコナミブース コナミの試遊台。「幻想水滸伝III」など、アニメファンを意識したタイトルが多かった プロダクションI.G。ブース。普段は見ることのできない詳細な設定資料が並ぶ
スタジオぴえろブースには、4種類の「NARUTO」のゲームが トランスフォーマー一色のタカラブース。ファンが熱い視線を注いでいた 東風荘のシステムを使った「勝負師伝説 哲也@東風荘」。今回はオフラインで
ナムコの「魔斬」。剣型コントローラで敵と斬り合う 地上を滑走するドム。3台でフォーメーションを組む強者はいるだろうか? 参考出展の1/400アークエンジェル。非常に大きいアイテムだ
人気の高いガイナックス。数々のアニメの設定資料、イラストを展示 出版系のブースでは、日本の漫画のローカライズ状況を示した地図も ファンが列を作るセルの販売。アニメのイベントならではのブースだ
一般公開日ということもあって多くのぬいぐるみが観客をもてなしていた 中国のアニメーション。他にも台湾や韓国の制作会社のブースも 「まんがはじめてものがたり」のもぐたん。アニメの歴史にはかかせないキャラクタ


 この「東京国際アニメフェア2003」の一般開催とともに、隣のホールで開催されるのが「デ・ジ・キャラットまつり in 東京ビッグサイト 2003」。ブロッコリーはPS2「ギャラクシーエンジェル」、PS2「ちょびっつ~ちぃだけのヒト~」他、5本以上のタイトルが楽しめる試遊台を設置、ほかにも「ぴたテンコーナー」、「アクエリアンエイジ」などのタイトルが楽しめるカードゲームコーナー、縁日気分満喫の出店など、さまざまなコーナーがある。4月より放映される「デジキャラットにょ」も注目だ。

 ここでも物販ブースは大行列、特にアイドルユニットの手渡しイベントには多くのファンが駆けつけた。また、キッドやプリンセスソフトは最新タイトルを映像出展していた。
 
非常に多くの試遊台を出展していたブロッコリー。既存のものから新作までさまざまなタイトルが並ぶ 物販ブースにはたくさんの人が列を作る。手渡しイベントなど、ファンとの交流も 熱戦が繰り広げられていたカードゲームコーナー。仲間内で鍛えた腕の見せ所
ステージではアニメの放映のほか、特別ゲストによるステージなどが行なわれていた 出店の中で特に人気を集めていた射的。射撃ポーズも実にさまざま キッドやプリンセスソフトは最新タイトルを映像出展していた


□東京国際アニメフェア2003のホームページ
http://www.taf.metro.tokyo.jp/index_ok.html
□ブロッコリーのホームページ
http://www.broccoli.co.jp/

(2003年3月21日)

[Reported by 勝田哲也]


Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の無許諾での転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2003 Impress Corporation All rights reserved.